2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
澤円アワー「やめちゃっていいとも!」ー澤さん会社員卒業記念!120分間オンラインショッキングー(全10記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
辻貴之氏(以下、辻):ということで、改めましてゲストはここから、河原あずさん、そして藤田祐司さんでーす。
(一同拍手)
河原あず氏(以下、河原):どうもー。
藤田祐司氏(以下、藤田):お疲れさまでーす。いやぁ、ご卒業おめでとうございます。
河原:おめでとうございます。どうも。
澤円氏(以下、澤):いやぁ、パイセンがいる。パイセンが。
西村創一朗氏(以下、西村):卒業したパイセンが。
河原:ああ、確かにね。なんか大昔すぎてもう、ぜんぜん。あずこす(笑)。
藤田:一説によると、あずこすさんの影響を受けて、卒業を決められたなんていう都市伝説も(笑)。
河原:おー、なるほど。
藤田:聞いたことないですけど。
辻:聞いたことない(笑)。
澤:うん。じゃあ食うに困ったら、あずさんのせいだって言えばいいのかな?
藤田:そうですね。いやぁ「あの人がコロナなのに辞めてったもんだから」というのが(笑)。
(一同笑)
河原:いや、でもコロナは後からついてきたからね。僕の場合。
藤田:そうですね。
辻:いや、大丈夫です。そんな澤さんに、教科書を書いていただいているから。
澤:『コミュニティづくりの教科書』ね。
辻:ということで、あずさん、祐司さん。澤さんのこの話を聞かれて、まずどんなふうに思われました?
藤田:いや「まじか」って思いました、正直(笑)。今までいろんなお話を伺っていて「社畜だよ」とか「属していることも1つのアイデンティティ」的な感じで動かれているなという印象が、けっこうあったので。そこを1回離すんだなというのは、わりと驚きではありました。
でも解放することによって、ぜんぜん違う姿がまた見られるんだろうなという、ワクワクも湧いたんですけど。驚きが最初に来ましたね。そういう意味では。
澤:そうなんだ。うーん。
藤田:まぁ、でも言われてみると「そうだな」としか思わないんですけどね。とはいえ「おお!」って思いました。
河原:そうなんですよ。(画面を指して)心の声出ちゃってますけど「辞める前から自由だったんじゃないか?」という疑惑が。
西村:本当そうです。本当そう思います。
澤:まあね(笑)。相当好き勝手やっていたのは間違いないですね。
藤田:もしかすると、どんな変化があるのかもわからないぐらい自由な感じはしてましたけれどね。
辻:そうですよねぇ。
澤:そうね。さっきも言ったんだけど「1番違うのが、競合のイベントとかそういったところにも行ける」という話をして。
藤田:あー、なるほど。やっぱり、その縛りは大きかったんですか?
澤:これは絶大でしたね。
西村:絶大!
澤:これはもう、絶対だめなんですよ。
藤田:はー。
澤:とにかくAmazonさんとかGoogleさんとかは、ちょっとでも名前が出るとトラブルになるぐらい。
藤田:そうなんですね。
澤:これ、ある時。Slackってあるじゃない? あ、あの時はSlackじゃない。Zoomだ。
ZoomもSlackもなんだけど……「とりあえずオンラインミーティングに慣れていない人は、無料で使えるからとりあえず気軽にZoomを使ってみればいいんじゃない?」って。「カメラだってけっこう、映したらクオリティよくできるし」っていうのを、Newspicksでつぶやいたの。
藤田:ほうほう。
澤:コメントでね。Picksで。Newspicksはマイクロソフトの名前が入ってないのよ。でもすげぇうっかりしてたのが、リンクトインと連携してたの。
西村:あー!
河原:よりによって、MSグループに。
澤:社名も載せてるし、マイクロソフトの業務執行役員というタイトルも入っているし。まぁ気づいてなかったのね、僕。連携させてたことを。そしたら、回り回ってずっと後になって、別の業務執行役員から「あれ、騒ぎになってる」って言われて。
西村:けっこうタイムラグがあったんですか? えー!
藤田:騒ぎなんですね。
澤:それで最後に、その人が嫌な役を買ってくれて。うっかりだから「あぁ、消しちゃおう消しちゃおう」みたいな感じで。「なんであなたがそういうふうに言うの?」って聞いたら「言うやつがいる」って。だから「その人が(澤氏に)直接言ってくればいいのに」って言ったら「もうあなたに何かを言える人は、社内にはいませんよ」って。
西村:へー。
澤:「そういうことがあったとしても、澤さんにもう直接ものを言える人はいないと思ったほうがいいですよ」って言われて。実はそれもちょっと、辞めるいいきっかけにもなってたんだよね。「あ、そういう扱いにもうなってるんだ、社内で」って。これ、わかんないから、自分じゃ。
西村:自分じゃ気づけないですよね。
澤:だから嫌になって辞めたとかではなくって、そういうのも1つのピースにはなっていますよね。
辻:伝説の4月17日の、オンラインで2回引っ越したイベントがあったじゃないですか。
澤:あー、ありましたね。
藤田:伝説のやつですね。伝説の。
辻:あれも思えばきっかけは「Zから始まる配信の仕組み」が、あの時はまだ社畜だから使えないということで、Teams(を使った)。
澤:そう。「宗教上の理由」ってやつだよね。
辻:「宗教上の理由」(笑)。
(一同笑)
河原:澤さんが宗教上って言うと、おもしろいね。
藤田:複雑になる(笑)。
澤:そしたらまさかのぜんぜん違う、技術的な問題で配信ができなかったというね。製品のクオリティじゃないところで、ひっかかっちゃった。
辻:セキュリティが高すぎたという。
澤:そうそう。あれはびっくりしたけどね。
藤田:じゃあ、そういう意味では今後はけっこう、活動の幅がいろんなツールも含めてめっちゃ広がるんですね。
澤:そう。だから僕にとっては、そこに関しては本当に好都合で。僕はなにしろ、テクノロジーが好きなのであって。会社も好きだけれども、テクノロジーはすべてに対して肯定的なんですよね。
「どこそこの会社だからあれはだめだ」なんていうのを言う気は、1ミリもないので。僕は競合対策の専門チームにもずっといたことがあって、そのリードもやっていたんで。そこは自分の中では課していたんですよ。
競合をおとしめる必要はないと。だから「『競合を選んだ顧客というのはすばらしい』という前提の基に、その話をする」というルールを決めていたんで、競合の扱いっていうのがそういうスタンスだったんだけど。社内では、やっぱりそれをよしとしない人もいるわけですよ。それはもう価値観だから。
そっちがだめだとか、そいつらと敵対するつもりも、ぜんぜんないんだけど。ただやっぱりそういった人たちがいるというのも、尊重しなければいけない。
西村:そうですよね。
澤:だからそれがなくなるというのは、でかい。
藤田:だからもしかしたら、みんなが当たり前に使っているツール。澤さんとしては「これ初めて触るんだよね」というのがあるかもしれない。
澤:ありえる。
河原:確かに、確かに。
澤:できるかぎり、いろんなものを扱うようにはしていたんだけれども。競合も含めてね。だけどやっぱり「あ、知らなかった」というのは、かなりあると思う。
西村:へー。
澤:自社製品でできていて、触ったことがないというのは。あと使い方に成熟してないとかね。
藤田:いや、そうなんだぁ。
澤:僕はKeynoteでプレゼンテーションをしたことがないし。
藤田:おー。
河原:あぁ、そっか。
澤:もちろん、知ってはいるし「使え」と言われれば使えるだろうけど“本ちゃん”はやったことがない。
藤田:なるほど。MacBookAirとかProとかは「触ってはいる」という感じなんですか?
澤:Macは常に持っています。
藤田:あ、持っているんですね。
澤:常にMacは持っていますけれども、Macを持った状態で人前に出ることは、ほとんどなかったです。
西村:そういうことですよね。
藤田:じゃあひっそりと使うもの、みたいな感じなんですよね。
澤:そう。だから今、自宅のダイニングテーブルの上には僕のMacBookと、かみさんのMacBookAirが乗っかっています。
藤田:あ、そうなんだ。じゃあ、これからは……。
澤:それをオープンにできるということですよね。
藤田:そういうことですね。じゃあ、スタバでMacBookを使ってる澤さんが見られるかもしれないということですね。
澤:かもしれない。
河原:見たい。
(一同笑)
澤:でも、これ多いのね。マイクロソフトを卒業した途端に、Macに乗り換える人ってめちゃくちゃ多い。
西村:(笑)。そうなんですね。
澤:これ、要するに「使ってみたかった」っていう。Windowsがだめだということではなくって、使ってみたかったというのもある。うらやましかったというのもある。
藤田:だから抑圧されたところから解放されて、もう飛びついちゃうみたいな感じなんですかね。
澤:そう、そう。というのはあるんじゃないかなと思うんですよね。
藤田:そっか。じゃあ、もうこれからは自由しかないわけですね。
澤:そう。ということで、お二人だから「コミュニティ」というキーワードはまさにそうなんだけど、今までは「属せないコミュニティ」があったんです。
藤田:はい。はい。
澤:「属性的にちょっと超えられないんだよね、ここのライン」みたいなコミュニティがいくつか存在していたんだけど。そこにも行けるってなると、これはすごく時間の使い方が変わってくるかなと思っているんですよね。
藤田:ちなみに今「せっかくこの機会だからちょっとのぞいてみたいな」と思っているコミュニティとかって、あったりするんですか?
澤:あぁ、これね。JAWS(-UG)。
藤田:あー!
西村:確かに今まで行ってなかったんですね!
藤田:もうストレートですね(笑)。
澤:行きたい。だってほら、小島(英揮)さん、僕大好きだし。だから彼が主催しているコミュニティって、おもしろくないわけがない。
辻:はい。おもしろいですよ。おもしろい。
澤:だし、もちろん一人ひとり、そこの中心人物の人たちも知り合いではあるわけ。なのに、行けないの。行ったら騒ぎになっちゃうし。
藤田:なんかコメント欄でも「一神教から多神教へ」っていう、すごくおもしろいコメントが入っていますよ。
(一同笑)
河原:わかりやすい。
藤田:かなりセンスのあるコメントが入っていますよね。JAWS、いいですね。確かに。
辻:宗教感がハンパないっていう。
(一同笑)
河原:知恵の実、かじっちゃうわけですね、これから。
辻:ちょっとお時間もいい感じになってまいりまして、ということで、あずこすさん、ゆじこすさん、引き続き澤さん、そしてみんなと盛り上がってくれるかな!?
河原&藤田:いいともー!
辻:ありがとうございました。
(一同拍手)
澤円
株式会社 圓窓 代表取締役
西村創一朗
複業研究家/HRマーケター株式会社/HARES代表取締役/NPO法人ファザーリングジャパン理事
辻貴之
コミュラボ主宰・幹事長 メディア企業 経営企画担当
伊藤羊一
ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト/Yahoo!アカデミア学長/株式会社ウェイウェイ代表取締役/グロービス経営大学院教員
島田由香
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役・人事総務本部長
横石崇
&Co.,Ltd.代表取締役/プロジェクトプロデューサー/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー
河原あず
Potage コミュニティ・アクセラレーター
藤田祐司
Peatix Japan株式会社 共同創業者 取締役・CMO (最高マーケティング責任者)
小柳津林太郎
株式会社GHOST 代表取締役
染谷昌利
株式会社MASH 代表取締役
染谷美々子
加藤あやか
株式会社Queendom 代表取締役 リサーチ&マーケティング
タムラカイ
富士通株式会社 デザイナー/グラフィックカタリスト・ビオトープ 発起人/Transformation Designer
伊藤羊一氏「澤さんは、3年後に何をしていたい?」 会社員卒業記念『澤円アワー やめちゃっていいとも!』
ユニリーバ・島田由香氏「なぜこのタイミングでの退職?」 澤円氏が語る、会社を辞めたことで出来るようになったこと
横石崇氏&澤円氏が語る「これからは“自己中の時代」の真意 ポンコツをもっと開示した方がいいという“学び”とは?
澤円氏の「退職の1つの契機」となった“ある事件”とは? 河原あず氏&藤田祐司氏と語る、会社員時代には属せなかったコミュニティについて
会社を辞めた澤円氏が実践する“究極の自己中戦略” これからの時代に必要な「コラボレートの意識」とは?
澤円氏の生き方は、40代・50代にとって「生きた辞書」 変化の時代の“コンパス”になる存在
澤円氏の退職の知らせに「びっくり」と「やっぱり」 リモートワーク時代の退職のかたち
澤円氏「僕らは『人をエンパワーするところ』が似ている」 加藤あやか氏と語る、Voicyの魅力
澤円氏「いい人にばかり出会えている」 類友を引き寄せる出会いの確率論
澤円氏「これからもギブファーストを続けていきたい」 『会社員卒業記念!120分間オンラインショッキング』大団円
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには
2024.10.29
5〜10万円の低単価案件の受注をやめたら労働生産性が劇的に向上 相見積もり案件には提案書を出さないことで見えた“意外な効果”
2024.10.24
パワポ資料の「手戻り」が多すぎる問題の解消法 資料作成のプロが語る、修正の無限ループから抜け出す4つのコツ
2024.10.28
スキル重視の採用を続けた結果、早期離職が増え社員が1人に… 下半期の退職者ゼロを達成した「関係の質」向上の取り組み
2024.10.22
気づかぬうちに評価を下げる「ダメな口癖」3選 デキる人はやっている、上司の指摘に対する上手な返し方
2024.10.24
リスクを取らない人が多い日本は、むしろ稼ぐチャンス? 日本のGDP4位転落の今、個人に必要なマインドとは
2024.10.23
「初任給40万円時代」が、比較的早いうちにやってくる? これから淘汰される会社・生き残る会社の分かれ目
2024.10.23
「どうしてもあなたから買いたい」と言われる営業になるには 『無敗営業』著者が教える、納得感を高める商談の進め方
2024.10.28
“力を抜くこと”がリーダーにとって重要な理由 「人間の達人」タモリさんから学んだ自然体の大切さ
2024.10.29
「テスラの何がすごいのか」がわからない学生たち 起業率2年連続日本一の大学で「Appleのフレームワーク」を教えるわけ
2024.10.30
職場にいる「困った部下」への対処法 上司・部下間で生まれる“常識のズレ”を解消するには