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「イケてる女子と地方を売り込め!」ゲスト:ワンストップイノベーション(全4記事)

女性の隙間時間をフル活用 日本が本気で「観光立国」を目指すために必要なこと 

自民党が放送するトーク番組CafeSta(カフェスタ)。火曜日の17時は、「イケてる女子と地方を売り込め!」をテーマに、司会のネットメディア局次長・ふくだ峰之氏(本日欠席)とナビゲーターの伊藤ようすけ氏が、ゲストと一緒に地方創生や社会問題について語り合います。今回のゲストは、ワンストップイノベーションのみなさんです。インバウンド事業をトータルに手掛ける同社。観光立国、日本を作るためにはキャリアが途切れてしまった女性の活用が必要だと話します。

トータルにインバウンド事業を展開

伊藤ようすけ氏(以下、伊藤):なるほど。事業が3つあるというお話でしたけど、1つは海外にどんどん日本の正しい情報を伝えることで、日本にもっと興味を持っていただいて、機会があれば日本に来ていただくということ。

それから日本に海外の方が来られた場合に、また来ていただくために、お店、飲食だったり、物販のお店の方の教育をやってらっしゃる、と。あともう一つ、人材の派遣をやられてるんですよね?

大内卓氏(以下、大内):そうですね。

伊藤:これは教えるのも、もちろん大事なんだけど、教えてるだけだとなかなか回らなくなっちゃってるから、いっそのこと、人を派遣しちゃうってことなんですか?

大内:そうですね(笑)。ちょっと、禁じ手に近いんですけど。せっかくのチャンス、日本の事業者からすれば、チャンスなのでそこで外国語ができる人がほしいという要望があれば出して、できる限りお手伝いをしたいということです。

日本人の方がそこに行くこともありますし、外国人の方に行っていただくこともあります。

今抱えている問題点は?

伊藤:なるほど。大体、会社のこととか、いろいろわかってきたと思うんですけど、今、抱えてらっしゃる一番の問題とかって、ありますか?

大内:今、抱えてるのはですね……。2つぐらい問題があるんですけど、1つは、今の話から続けて話すと、やはり外国人の方を雇用したいという日本の企業さんが、どんどん増えてきてるんです。

外国からの観光客が増えてきていますので。

伊藤:やはり一番は言語の問題ですか?

大内:言語です。言語、文化って、2つあると思うんですけれど。特に言語ができれば、もっとお勧めをしたり、よくコミュニケーションをとったりして、満足してもらって。満足したら基本的に売り上げが上がるっていうのが事業の特性なので。

そのチャンスを逃したくないっていうニーズもあります。あとは私ども、お2人もそうですけども、女性のスタッフが社内にある程度いるとなると、どうしても女性っていうのは結婚したり、子供を産んだりすると、キャリアが途絶えてしまうというか、それが実際に起こってしまうわけですね。飲食業界でも、接客業会でもそういう問題が多々あって。

伊藤:へー、そうなんですか。

大内:販売なり、ホテルの方なり、もしくはレストランの方っていうのは、女性が多い職場になるわけです。

伊藤:そうか、確かにそうですね。

女性のセカンドキャリアを支援したい

大内:そのときに、そういう事情があって、働きたくても働けないとか、キャリアが断絶してしまうと。そういうところは我々からしてもロスになるわけです、事業者の方からしても。

っていうところで、じゃあ、何でそのロスがあるのかというと、やはり私の妻も実際に、今、子供を産んで1才なんですけども、働けなくなってしまっていて。なかなか預けるにも預けられないとか、いろんな難しい問題があるわけですけど。

我々としてはなんとか時間を限定したかたちでも。飲職業というのはピーク時間帯が決まっているわけですから、ランチか、夕食どきか、決まってるわけですから。

そういうところにうまく女性のセカンドキャリアといいますか、子育てしながらも社会と繋がっていたいという場合には、時間を限定したかたちで、定期的にお仕事を紹介できれば。

日本人のホスピタリティって、やはり世界で誇れるものだと思うので、そういう仕事を作っていきたいという思いがあります。

女性が輝ける社会はどう作る

伊藤:この番組のなかでも、「女性が輝ける社会」というのを今、自民党が掲げていますから。そういうことも含めて、どうやったら女性が働きやすい環境になるんだろうとかってことを、議論をしているんですけど。

何に一番気を使うことが大事なんですかね? 何かすごく抽象的な質問になっちゃうかもしれないですけど。女性が働きやすい環境って、何なんですかね? 

一方で、男性からすると、僕、ちょくちょくそれに異論を挟んでるんですけど。あんまり「女性に働きやすく」って言われても、「いや、俺らにも気を使って」って思いが、多分、男性からするとあるんですよ(笑)。

一同:(笑)。

伊藤:わかりますか?

愛甲香織氏(以下、愛甲):でもやはりこれからは、日本の国がもっと成長していくためにも、女性が働いていかない限り……。

伊藤:いや、もちろんそれはわかってますよ。

愛甲:そうですよね。GDPは上がっていかないので。

伊藤:いや、もちろんわかってますよ、それは。

愛甲:ただ、私が思うのは、さっき大内が申し上げたみたいに、時間を選べたりする仕事が非常にいいかと思うんですね。その自分が空いている時間に、得意なことができるとか。

例えば、語学ができるんであれば、外国人対応の仕事をするとか。これから観光立国を、日本は目指してるわけですから、観光立国に貢献できるような、そういう仕事は非常に女性に合ったりとか、あとシニアの方。

お年を召してらっしゃるけれども、語学の技術だとか、接客のスキルだとか、そのほかのこともある。観光立国に関しては様々な周辺業務がたくさんあるので、そこにたくさんの雇用とか、チャンスはあるんじゃないかなと思います。女性だけに限らず。

自分が貢献しているという思い

伊藤:いや、もちろん! もちろん、そうなんですけど、何に一番気をつけなきゃいけないんですかね。

愛甲:そうですね、女性が働きやすいために。

伊藤:そうそう、経営者側からすると。

愛甲:やっぱりそこはモチベーションじゃないかなと思います。

伊藤:モチベーション?

愛甲:はい。社会と、社会に貢献しているとか、自分が。

伊藤:それを女性の社員の方々に感じてもらうこと?

愛甲:それも必要だと思うし、女性自身が、私もそうなんですけれども、やはり自分が社会の役に立っている、働かない限りは人の役に立つってことは、なかなか難しいとは思いますので、社会の役に立つっていうのは。

だから、常に役に立っていたいと、自分自身も思う。それから会社とか、企業とか、組織も、これから役立ってもらいたいというか、そういうモチベーション持たせることが、非常に大事だと思います。

だから互いのことかなと思いますね。

女性のキャリアが抱える問題点

伊藤:なるほど、若月さんどうですか? もうずっと学校卒業されてから働かれてらっしゃるわけですよね。個人的な話でも全然かまわないんですけど。

何か働きにくいなとか、何かもうやだなって思われたようなこと、経験って今まであります?

若月里美氏(以下、若月):はい。私は1度会社を退職しまして。

伊藤:何年働いてたんですか?

若月:15年間、働いてはいたんですけども。

伊藤:15年間! それかなりあれですよね、15年間働いてた会社を辞めるって。

若月:すごく勇気の……。

伊藤:結構、勇気のいることですよね?

若月:だと思うんですけれども、辞める決心をして、で、辞めて、転職をしまして、中国に住んでいた経験があるんですが。ただ、日本のなかで女性はいろんなイベントがあるじゃないですか? 結婚したり、妊娠して、出産して、いろいろなイベントがあるなかで、やはり、そこまで積み上げてきたキャリアが1度そこで完全に切られてしまう。

伊藤:そのイベントの度にってことですね。

若月:イベントの度に。大きな会社でお勤めになって、ちゃんと産休制度が整っていて、休める環境があって、戻ってこれる環境がある。そういう整った環境になかにいらっしゃる方だったらまだいいんですけど。

やはりいろいろな事情があって、会社を辞めざるを得ない方がたくさんいると思うんです。いざ、出産をして戻ろうと思っても、もう年齢的に大分上がってきて、「こんなキャリアがあります」と転職しようと思っても、まず年齢でばっさり切られてしまったりとか。

「うちは小さい会社だから、お子さんがいる方はちょっと……」って言われてしまったりとか。その方が本当に持っている能力を確認する前に、もうそこで条件でばっさり切られてしまう。

そういうことが結構あると感じてますので。やはり、女性が1度、何らかのかたちで仕事から離れても、戻って来られるような環境の整備がまだまだ必要なのかなと思います。

さまざまな働き方を提供

伊藤:なるほど、大内さん、ここ、どうなんですか? そういう特に、先ほどの話じゃないですけど、大内さんの会社がクライアントされてる会社というのは、比較的女性がたくさん働いてらっしゃる業種に。

大内:必然的に多くなりがちですね。

伊藤:ですよね。何か、そういうときの人材の育成ってのを、もちろん基本的にはインバウンドこと考えられてらっしゃるので、外国人が来られたときの例えば、対応の話だとか、すごく具体的な実務に携わるところだと思うんですけども。

今、おっしゃってたような例えば、女性が働きやすいんだっていうようなことを考えたときの教育の仕方って、やっぱりちょっと違ってくるんですか?

大内:そうですね。教育の仕方なのかどうかわからないですけども。例えば、いろいろ接客の現場で、働いていた方々であれば、逆に我々の会社であれば講師として、働いていただくこともできるので。

そうすると、お店のほうに行って、先生として数時間、勤務をされるというかたちで、正社員ではないんですけど、本当に時間の空いてるとき、もしくは数時間空けて、社会との接点を持てると。

そうすると、今までのキャリア、接客業で頑張ってきたキャリアを、もちろん我々なりのトレーニングとか水準担保、質の担保とかってありますけれども。

伊藤:クライアントの方に出しちゃった方が、逆に、大内さんたちの会社で働くっていうようなケースってあるんですか?

大内:全然、ありだと思います。

伊藤:えー!

大内:それなりに、ずっとキャリアを積み上げてきて、接客レベルも高い方であれば。でも会社をやめざるをえないとか、仮にですけども、何かの事情でそこでは引き続きできない、もしくはほかでもなかなか今の世の中、うまく自分の希望が見つからないっていうときには、我々であれば1つ目のステップとして、講師として、ご活躍をいただいて。

その次に、もう少し時間が許すような環境ができるのであれば、時間を限定した派遣のスタッフとか、っていうかたちで少し働いていただいて、週3回とか、週2回とか。

パート的なかたちで働いていただいて、最終的には正社員として、ほかの会社に行っていただくっていうような。それぞれのステージとか状況において、選択肢が増やせれば一番いいなと考えています。

これからの意気込み

伊藤:お時間がもう残りわずかになってきたので、ワンストップイノベーション自体、まだまだ若い会社なので。最後にお一人ずつ、こういう会社にしていきたいんだっていうような意気込みを、どの順番で喋るのがいいですか?

大内:こちらから順番で。

伊藤:じゃあ、最初いきますか? 若月さん。無茶ぶりだなー。

一同:(笑)

伊藤:ちょっと無茶ぶりです。俺、意外と今日のナビゲート、よかったと思うんだけどな。はい、じゃあ、若月さんからお願いします。

若月:はい、そうですね、様々な外国人の方が旅行にいらっしゃって、やはり日本にいらっしゃったからには日本のいいところを知っていただきたいですし、日本のいいところ、おいしいもの、とても素敵な場所なども、紹介していきたいと思います。

それを少しでも手助けできることに貢献できればいいなと思っております。

伊藤:なるほど。じゃあ、大内さん、いきますか?

大内:はい。

伊藤:はい、じゃあ、この順番でいきます、ずっと。(コメントで)「伊藤ちゃん良かったよ」って、あざーすっ!

一同:(笑)。

大内:我々はインバウンド領域に特化して、集客と、教育と、人材のご紹介という3つの柱をワンストップで提供するというかたちでやってる会社なんですけど。

まだまだ若い会社なので、思いばかりが強くて、なかなか思うように進まないところもあります。けれども、少しずつでも1歩1歩でも、そういったことを広げていって、世のなかの役に立てればいいなと思っています。もっとやります。

伊藤:ぜひ、頑張ってください。最後は愛甲さん、お願いします。

愛甲:よろしくお願いします。私も日本のいいところをたくさんの方に知っていただいて、もっともっと日本に来ていただきたい、楽しんでいただきたい。同時に、いろんな方に可能性、チャンスを作ることができる、仕事ができればいいなと思っています。ありがとうございます。

伊藤:そうなんですよね。1,300万人とか、1,400万人とかって、観光客の方が増えているのは嬉しいんですけど、まだまだ全然、ほかの世界の各国に比べたら少ないですよね。

愛甲:そうですね。本当に少ないです。

伊藤:これ、愕然としますよね。だからまだまだ伸びしろが当然のことながらあるわけで、そういう意味じゃ、今回ワンストップイノベーションさんの宣伝になっちゃったじゃないの?(笑)。まー、いいのか。

これからどんどん、会社も伸びていくことと思いますので、これからのご活躍、期待しております。ぜひ、頑張ってください。

愛甲・大内・若月:どうもありがとうございます。

愛甲:どうぞよろしくお願いいたします。

伊藤:はい、ってわけでございまして「イケてる女子と地方を売り込め!」。来週はふくださん来るんですかね? どうですかね。わからないですよね?

おそらく多分、ふくださん来ると思いますけども、また僕とふくださんの2人でこの番組をお送りしていきたいと思いますんで。ぜひ、お楽しみにお待ちいただければと思います。

っていうことで、今日は、この辺りでお開きです。どうもありがとうございました!

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