2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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野村尚義氏:プレゼンアドバイザーの野村尚義です。デリバリー、話し方、しゃべり方に関する8つのスキル。3つ目は強調、強弱、変化をつけるということですね。
ポイント1は、話のボリューム。そしてポイント2、話のスピード。これは、1つのプレゼンテーションをずーっと一定でやるべきなのか、一定でやらないといけないのか。
そんなわけはありません。むしろ一定でやってしまったら、モノトーンであると感じさせがちです。
だからこそ変化をつけていく。これがプレゼンテーションでより重要なことです。
まず1つ言うならば、強調とは「大事なことを大事そうに話す」ということなんです。大事なことを言うときと、そんなに優先順位の高くないものを言うときと、同じような話し方をしたらダメだという事ですね。
もし、大事な情報も、大事じゃない情報も同じように一定の感じで話してしまうと、どう聞こえるか。
まずモノトーンでつまらなさそうに聞こえます。そしてもう1つは、大事なポイントが際立たないので、どこが大事だったかがわからないということです。プレゼンテーションの指導をしていく中で、私がフィードバックをする機会がものすごく多いのが、この強調についてです。
大事なことをちゃんと伝えるのがプレゼンテーションなんですよ。伝えるべきことをキチンと伝えるのが、プレゼンテーションなんです。
それは言葉として口に出した、ということを指すのではありません。相手に届いたときに初めて伝わったということです。
言ってるけど相手の印象に残らなかったなら、それは言っていないのと一緒だと。言うのであれば、大事なことはよりいっそう伝わるように話さなければいけない。
逆に言うなら、どうせ全部覚えられないから、大事じゃないこと、優先順位の低いことは、それっぽく伝えなければいけない。これが変化をつけることの一番大事なポイントです。
そのために必要な考え方は、イメージでいうと参考書にマーカーをひくようなもんなんですよ。例えばあなたが中学校とか高校のとき、参考書、テキストに蛍光ペンでマーカーをひいたんじゃないでしょうか。そのマーカーをひく場所が本当に重要な場所だけにひかれていたのであれば、そのテキスト、参考書はとても読みやすくなったはずです。大事な部分が際立ってくる。
賢くないやり方は3つあります。1つはひきすぎ。もうマーカーだらけ。結果的にマーカーをひいてるところがわからないと意味ないですね。
2つ目、ひかなさすぎ。ほとんどひいてないと一緒。新品と一緒。それは強調してないってことです。そして3つ目。マーカーをひく場所をまちがってる。それ意味ないですよね? よりいっそう意味がない。
そうならないようにする。重要なことを大事そうに大きな声でゆっくり話し、そして重要じゃないことはサラッと話していく。これが強調、強弱のつけ方だ、ということです。
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