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第79回:英字新聞を英語学習に生かすコツ(ST高橋編集長)<西澤ロイの頑張らない英語>(全1記事)

楽しく英語を学びたいなら、海外ドラマを“要約”しなさい

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、The Japan Times STの編集長である高橋敏之氏をゲストに招き、英字新聞を使った学習法を解説します。

英語の勉強は興味から入るべし

西澤ロイ氏(以下、ロイ):面白いですね。やっぱり興味がすごく大事なんですね。

高橋敏之氏(以下、高橋):興味は大事ですね。勉強と思わずにその時間そのものが楽しくなるので。ロイさんは「頑張らない英語」ってやっていますけど、やっぱり勉強を苦行にしちゃだめですよ。大変なこともありますけど、それも楽しくやっていくということですよね。

ロイ:本当に英語って苦手な人が多いですけど、そこで自分の好きなものから興味を借りてこないとなかなか英語自体が大好きだっていう人はそんなに多くないじゃないですか。

高橋:そうですよね。

ロイ:だから、一般人の方は好きなものから入って、そこで興味を借りてきて。そこから伝えるように工夫していくのが大事だと思います。

高橋:それが一番です。とにかく続けることですから。続けるためには興味が無いと続かないですからね。好きという想いを出発点にしてやっていく。そのためにSTでは色んなジャンルの記事を取り揃えていますので、「これ、おもしろそう」って思ったものだけを読んでいただく。それがいいと思います。

海外ドラマは要約せよ!

ロイ:僕も海外ドラマとかをよく見ていたんですけど、楽しいだけで終わっちゃうともったいないですよね。「英語が嫌いだからとりあえず楽しいことをやろう」といって、楽しいで終わって上達しないというものまたありますよね。

高橋:海外ドラマだったら要約してみるといいと思います。例えば30分のエピソードを見たら、それを10分くらい自分の言葉で要約してみる。これ、難しそうですけど意外とそうでもなくて、結局要約するということはそこで出てきた表現をそのまま使えるじゃないですか。

ロイ:借りちゃえばいいんですね。

高橋:借りちゃえばいいんです。ゼロからやるよりもぜんぜん敷居は低いんですよね。しかも借りてくるということは、ただ見ているだけじゃなくて要約というかたちで自分でも使っているわけですから。

ロイ:要約はやったことがなかったですね。

高橋:これはおすすめです。私も『フレンズ』からなにからほとんど見ましたけど、全部要約していますから。

ロイ:へえ〜。僕がやったのは海外ドラマを聞きながらディクテーションとか。

高橋:いいですね。なかなか根性のいる作業ですよね。

ロイ:はい。字幕とか出なくて答えがなくてけっこうつらかったんですけど。

高橋:DVDじゃなかったんですか?

ロイ:昔はビデオテープでした。

高橋:ビデオの時代から。僕らは同世代ですけどね。クローズド・キャプションとかありましたよね。

ロイ:『Two of a Kind』というオルセン姉妹が出ていた伝説のコメディがあったんですけど、それの内容が知りたくて。本当にネイティブに聞いてもわからないくらいの内容があったりして。

高橋:結局それがモチベーションですよね。「わかりたい!」っていう。

『The Japan Times ST」のおすすめポイント

ロイ:というか時間があっという間であと2分くらいしか無いんですが、『The Japan Times ST」はどこがおすすめですか?

高橋:先ほど言ったとおり記事がいっぱい載っているんですけど、小ネタみたいなものを意識しているんです。例えば少し前に載せたのがはサイエンスの記事で「両親が離婚していない子供をAグループとする」と。そして、「両親は離婚したけれどまだ良好な関係を保っている子供をBグループ」。さらに、「両親が離婚して険悪な関係になって、まったく連絡も取っていない子供をCグループとする」と。

このA・B・Cグループの子供たち全員を風邪の菌に晒したらしいんですよ。もちろん本人たちの了解をとった上で風邪の菌に晒したところ、やっぱりCグループが一番風邪をひきやすかった。

ロイ:免疫が下がるということですか?

高橋:下がるという。そして、AグループとBグループの間に優位な差は見られなかった。あと、最近一番反響があったのは、歌舞伎町のクラブに82歳のおばあちゃんDJがいた、っていう。これ、少し前に載せたんですがすごく反響がありました。

ロイ:いま、反響があったということだったので僕のコーナーかなと期待したんですが。

高橋:いやいや! ロイさんの記事も反響が来てます! あれ、kろうとの方から「ロイさん、いいこと言ってるね」ってけっこう言われるんですよ。

ロイ:マジですか?

高橋:そうなんですよ。

ロイ:編集長からの直接のフィードバック、超嬉しいです。

高橋:けっこう読者の方からの直接のフィードバックでいい反応を頂いています。改めて、ありがとうございます。

ロイ:そして、この『The Japan Times ST」は、毎週金曜日に発行ということで。

高橋:そうですね。お手元に届くのは地域によって土曜だったり日曜だったりしますけど。

ロイ:基本的には購読していただく感じの英字新聞。

高橋:そうですね。大手の書店さんだったら洋書コーナーなんかで取扱がある場合もあります。

ロイ:だから、大きな都市に住んでいる方だったら、書店さんやキオスクでも。

高橋:キオスクでも置いてあるところはあります。

ロイ:渋谷駅には置いてありましたね。

高橋:割と大きな駅であれば。詳しくは弊社女性A:でお問い合わせいただければお答えいたしますので。

ロイ:はい。例えば裏を見てみると、エンターテイメントとか、セレブの発言とか。そして、ST編集長の教える動画講座「ボキャビル・カレッジ」。

高橋:こちらもぜひ見ていただきたいですね。YouTubeでやっている講座です。1つの単語を取り上げて、その使い方まで踏み込む。多くの方は意味しか気にしないですからね。

ロイ:ということで、興味が出てきた方は『The Japan Times ST」。こちらをぜひ読んでみていただけたらなと思います。

高橋:ありがたいです。

ロイ:僕は第2週に連載を。

高橋:そうですね。毎月2週目にロイさんのコラムがありますので。

ロイ:ということで、あっという間でしたが、高橋さん、今日は有難うございました。

高橋:いえ、こちらこそありがとうございました。

ロイ:本日のゲストは、英語学習者向けの週刊英字新聞『The Japan Times ST』の高橋敏之編集長でした。どうもありがとうございました!

高橋:ありがとうございました!

ロイ:以上、西澤ロイの頑張らない英語。お届けしたのはイングリッシュドクターの西澤ロイでした。bye-bye!

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