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第33回:留学アドバイスby「にがみ塾」丹上卓哉さん<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> (全1記事)

「形態模写」で言葉の壁を超えろ! 英語塾なのにボディーランゲージを教える理由

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を教える、にがみ塾の丹上卓哉氏をゲストに招き、ロイ氏と共に英語学習について語り合います。

留学したいなら「軽はずみ」に行動しよう

西澤ロイ氏(以下、ロイ):他に留学したいっていう人に、アドバイスなど話はありますでしょうか?

丹上卓哉氏(以下、丹上):そうですね。先ほど「軽はずみ」っていう言葉を言ったんですけど、やっぱり留学の時に大事なのは軽はずみなんですよね。

ロイ:行っちゃえと。

丹上:バッと行っちゃう、っていうことですよね。軽はずみに声をかける、っていう。

ロイ:ほうほう。

丹上:例えば不思議なことに、日本国内で英語で話しかけられちゃうとビックリしちゃうんですけど、海外に出ると、ロイさんもご存知のとおり、突然話しかけられることが道であったりしますよね。

ロイ:知らない人と「Hi」とか、やりますよね。

上村潤氏(以下、上村):へぇ。

丹上:目と目が合って、ニヤッとしたりとか、ありますよ。だから、けっこう軽はずみな文化なんだな、っていう気がしますよね。

ロイ:うんうん。

丹上:なので、例えば私も道とか歩いてて、いきなりタトゥー見せられて、「この漢字は何という意味だ?」とか聞いてきたりしますんで。

ロイ:何て書いてあったんですか?

丹上:前見たのが、バスの中ですごいかわいい女の子が、腕のところに奴隷の「隷」って書いてあって。

ロイ:(笑)。

丹上:それで「意味知ってるか?」っていって、奴隷って英語でslaveって言うんですけども、「Slave」って言ったら、「No!」って。

(一同笑)

丹上:わかってないんだな、っていう。

ロイ:それ、ショックですよね。

丹上:ショックですよ。

ロイ:そんなの入れちゃった、みたいな。

上村:もう片方の腕のほうに、「奴」って書いてあったり(笑)。

丹上:「奴」、「隷」みたいな。slave。

ロイ:(笑)。

ラップで日記を書くと、ラップ脳になる

上村:へぇ、すごいですね。(ミユキ氏を指して)さっきからすごいカンペが出てきますけど。

(一同笑)

上村:さっきタイムキーパーまでしてくれましたからね、「先生、折り返し地点です」みたいなね(笑)。

丹上:あ、見てました。はい。

ロイ:(ミユキ氏のカンペを見て)「先生、ラップで」ってあるんで、じゃあ、ラップでちょっと。

上村:ラップ得意なんですか?(笑)。

丹上:ラップ、ちょっと今……。

ロイ:(笑)。

丹上:ラップの授業もあるんです。

ロイ:へぇ!

丹上:ラップも辞書引いて、ワイルドカード検索っていうのがあって、語尾だけそろえるってできるんで。そこのところで、ラップで実は日記を書くと、だんだんラップ脳になってくるんで。

ロイ:ちょっと具体的に、どんなふうになるんですか? それって。語尾を合わせる。

丹上:例えば、ミユキちゃんがつくったのが、確か「ニュージーランド行きたい」って彼女言ってますんで、「I love sukiyaki, I have a key」みたいな、そんな感じで、kiで並べていくとかそういう感じですね。

ロイ:ふーん。

丹上:ええ。ちょっと今、ボケきれなかったんですけど。すいません。

(一同笑)

ロイ:I like sukiyaki, ……?

丹上:I like sukiyaki, I have a key.

ロイ:I have a key. 鍵を持ってると。

丹上:そうですね。

ロイ:それで、kiで韻を踏んでると。

丹上:kiでまたつなげて。「Don't you like takoyaki?」みたいな感じですね。

ロイ:なんか日本語ばっかりですけどね、ちょっと(笑)。

丹上:ばっかりですね、ごめんなさい。

(一同笑)

丹上:(ミユキ氏のカンペを見て)あ、「ロイさん、ラップで」って。

ロイ:えー! ki……、ちょっとハードル高いな(笑)。

丹上:(ミユキ氏に向かって)ハードル高いよ。

ロイ:(ミユキ氏が新しいカンペを出したのを見て)「みんなでラップ」(笑)。

上村:(笑)。

丹上:すみません。

上村:すごいですね。総合演出みたいになってきましたけど(笑)。

丹上:彼女、徹夜してつくってますんで。

上村:あー、ありがとうございます、本当に。

ロイ:これが英語塾ですよ。

上村:ね。僕の思ってる英語塾と、まったく違いますね(笑)。

ロイ:そうそう。で、ちゃんと合格者出してるんですよ。それでいながら、ボディランゲージ。そして、ラップ。

丹上:そうですね。

ロイ:おもしろいですね。

形態模写をするとよく伝わる!?

丹上:あと、じゅんじゅんさん、英語はお好きですか?

上村:はい、好きです。

ロイ:超好きです。

丹上:超お好きですか?

上村:はい、ウルトラ好きです。

(一同笑)

丹上:俳優さんって、形態模写多い気しません?

上村:形態模写。

丹上:例えば、日本語だと「あの車、早いわー」っていうので終わりじゃないですか。でも英語だと、「Hey! Look at the car! The car is very fast, (車が早いスピードで通り過ぎるジェスチャーをしながら)swoosh!」みたいな感じでなんかやるじゃないですか。

上村:あー、はいはい。

丹上:あれってなんかすごい癖ある感じで、日本人が言われると、「あ、英語わかってないと思って、真似して言ってくれてんのかな」と思うんですけど。でも、映画の中でけっこうお互いに、英語圏同士の人間でやったりしてるんで、形態模写をできるようになると、かなりコミュニケーション能力がグッと上がるんですよね。

上村:あーー。

ロイ:ほうほう。

丹上:ぜひじゅんじゅんさんも、次回なにか英語で話す時に、形態模写をグイグイ入れていただくといいかなと。

上村:はい。

英語よくある形態模写

ロイ:なんかおすすめの形態模写あります?

丹上:形態模写でおすすめのやつですか?

上村:(笑)。

ロイ:なんか僕のイメージだと、例えば、バイクとかでboom!みたいなのをよくやる感じがするんですよ。

丹上:あ、それ、やりますね。あとは車系、やっぱ多いかなって。さっきのswoosh!はやっぱり一番多い気がします。

ロイ:Swoosh!(笑)。

丹上:「He was so fast, swoosh!」みたいな感じですよね。

ロイ:(笑)。

丹上:それはすごいあると思う。あと、目をチャカチャカってやったりすると思うんで、そんな感じですね。

ロイ:あ、その動きが?

丹上:目の動き。

ロイ:車の早さを追う、みたいな。

丹上:そうですね。

ロイ:あ、なるほど、なるほど。

丹上:あと、なんか、「なんだかよくわかんなくなっちゃった」な時、目わざと回したりとか、そういうのありますよね。星回ってるみたいな形態模写じゃないですかね、それ。

ロイ:あー、そういうこと。なるほど、なるほど。

丹上:ええ。これ、うまくボケきれないですね。すいません。

上村:いやいや。

ロイ:まあ、そういう時は、こう肩すくめて、こう。

上村:(笑)。

丹上:ロイさん、さすがですね。

ロイ:「Huumm」みたいな。

上村:(ミユキ氏のカンペを見て)すごい。ロイさん、大絶賛ですよ。

ロイ:お! 「ロイさん、サイコー!」いただきました。ありがとう!(笑)。

上村:はい。

ロイ:いや、なんか、まとめきれない感じですけど(笑)。

上村:いやいや。

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