2024.10.01
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第25回:英語ができなくても輸入ビジネスはできる(大須賀祐さんインタビュー)<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)
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西澤ロイ氏(以下、ロイ):じゃあ、英語のほうのお話ですね。多くの人って、「私、英語ができないから、○○できません」みたいな感じで、思う人って多いじゃないですか。
上村潤氏(以下、上村):はい。
ロイ:でも、実際はそうじゃなくて、やるかどうかが大事だったりして、実際はそんなにハードルは高くないんですよね。「輸入ビジネスをやるためには、どのぐらい英語力って必要なんですか?」というのを、大須賀さんにぜひお聞きしたくて。
大須賀祐氏(以下、大須賀):私のポリシーとして「英語はできなくても輸入ビジネスはできる」っていうのが、私がいつもセミナーで話していることなんですけど。
上村:えー!
ロイ:じゅんじゅん、聞きました? ちゃんと今。
大須賀:(笑)。
上村:いや、なんか……、ね、ある程度やっぱり英語力がないと、絶対できないものだと思ってました。
大須賀:ですよね。私は「最低3ワードでできる輸入ビジネス」っていうのを提唱してるんですけど(笑)。
ロイ:3つ?
大須賀:はい、3つです(笑)。
ロイ:1つ目は何ですか?
大須賀:1つ目はまずあいさつですよ。「Hi」とか、「Hello」とかね、これが重要なんですね。意外に日本人はできないんですよね。
ロイ:え、そうなんですか?
大須賀:最初のあいさつって、意外とできないじゃないですか、日本人って。例えば、お店に入る時とかね。
ロイ:あー、確かに。無言で入っちゃいますね。
大須賀:無言でサーッと入っていくわけですよ。あれがダメなんですよね。
ロイ:確かに。
大須賀:これができれば、例えば「Hi !」とか「Hello !」とか明るく入れば、「お! 福の神が来たな」という感じになるわけですよね(笑)。
ロイ:(笑)。相手としては、売りたい人たちだから。
大須賀:そうです。輸入ビジネスの輸入者というのは基本的にお客なので。
ロイ:なるほど。そして、2つ目が?
大須賀:2つ目は……。商品を見ますよね。展示会でもいいんですけど。メーカーの工場に行った、でもいいんですけどね。商品を見させていただく。いいものがあったら、値段を知りたいですよね。ですから、「How much ?」ですよ。
ロイ:なるほど。
上村:なるほど。
大須賀:それで、値段は数字ですから、だいたいわかりますよね。
ロイ:うん、確かに確かに。
大須賀:わかんない場合でも、紙に書いてもらえばいいんですね。
ロイ:うんうんうん。
大須賀:そこまでわかれば、あとはもう、向こうはこっちの情報を求めてくるんですけど、それ以上は必要ない。だから、「E-mail you later」と(笑)。
上村:おー。
ロイ:(笑)。後でメールします。
大須賀:そうそう(笑)。
ロイ:そっか。確かに、そしたら、3語ですみますね。
大須賀:すむんですよ。
ロイ:(笑)。
大須賀:我々、お客でしょ? 商品も選んでる。向こうは売りたい。だから、アプローチしてくるわけですよね。
ロイ:なるほど。
大須賀:うん、もうこれでOKです。
上村:なんか今の話を聞いただけで、「輸入ビジネスができるんじゃないか」って、こう、思っちゃいますね(笑)。
大須賀:できますって! 簡単ですから。
ロイ:え、でも、そんなことを言いながら、大須賀さん、「実はTOEIC900点です」とか、(笑)。
大須賀:(笑)。いや、だからね、こういう立場にありながら言うのはイヤなんですけど、番組の趣旨もあるでしょうから、ざっくばらんに本当のことを言うと。私、10年ぐらい前にTOEICを受けたんですよ。
上村:はい。
大須賀:そしたら、525点とかで(笑)。
ロイ:(笑)。
大須賀:中学生並みなんですよね(笑)。それで1年間訓練をして、翌年また受けたんですよ。そしたら620点とかってほとんど変わらなかったので、「もうこれはやめよう」と(笑)。
(一同笑)
大須賀:こういう日常会話とか、そういうのは一切やめようと。そして、貿易をやるうえのっていいますかね、仕事で使うことだけに集中しようって考えたんですね。
ロイ:でも、ほらじゅんじゅん、よく「海外駐在のためには730点」とか言うわけですよ。それをぶち壊すすごくいい情報ですね。
大須賀:(笑)。
上村:なるほどねー。でも、その……「それがないとできない」みたいな概念をくつがえす、そんな考えですよね。
大須賀:そうですね。やっぱり、先ほど言いましたように、輸入ビジネスの場合は我々がお客になるっていうことなんですね。
ロイ:うんうん。
大須賀:あともう1つなんですけど、やっぱりね、日本人は世界中から求められてるんですよね。やっぱり取引したい国のベスト3に日本は入ってきますからね。
上村:はー、なるほど。やっぱり求められてると。
大須賀:求められてる。
上村:のに、日本人が出ていかない。
大須賀:わからないんですね。あと、自信がないっていうのもあるし。
上村:確かに、ロイさんとこの番組をやっていて「日本人は完璧を求めすぎる」とか、そういった話、そういったところにもやっぱり通じる部分なんですかね。
大須賀:そうですね。そんな完璧な人いませんから、そもそもがね。
ロイ:だから、完璧求めちゃうと「映画を字幕なしで全部聞き取りたい」とか。
大須賀:「無理ですから」と思う、絶対に(笑)。
上村:(笑)。
ロイ:でも、じゅんじゅん、なりたいでしょ?
上村:なりたいですね!
ロイ:(笑)。そう。完璧主義なんですよ。
大須賀:(笑)。
上村:そこを崩さなきゃいけないんですね、やっぱり。
ロイ:やっぱり目的があって手段があるべきなので。
大須賀:そうですね。
ロイ:輸入するなら輸入するための英語力、みたいな感じでやるのが、たぶん一番早いですよね。
大須賀:そうですね。だから、そこの自分の得意な分野だけまず絞り込んで、そこだけ狭くやってけば、そこでできるとね、なんか他もできそうな気持ちになってくるんですよね(笑)。
上村:あー、やっぱり1つの成功体験が、次につながっていく。
大須賀:そういうことですね。
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