
2025.03.19
ドバイ不動産投資の最前線 専門家が語る、3つの投資モデルと市場の展望
第21回:映画音楽作曲家の戸田信子さんインタビュー<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> - YouTube(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
西澤ロイ氏(以下、ロイ):では、ちょっと映画音楽のお話ももうちょっとお聞きしたいんですけれども、戸田さんにとって映画音楽とか作曲って、どういうものなんですか?
戸田信子氏(以下、戸田):私がやっている映画音楽というのは、海外では「フィルムスコア」と呼ばれているんですけれども、フィルムスコアリングという手法がありまして、いわゆる、できあがった映像に対して音楽をつけていくという方法なんですね。
なので、音楽が先にあってそれに画をつけていくようなものとはちょっと違いまして、もうすでに与えられた、いわゆる映画の中のテーマ。例えば主人公が女性で、ちょっと泣いているシーンであれば、その女性が泣いている感情を表現していく。その後に、風景をパンをすれば、その風景に流れながら時間軸を作っていくとか。
非常に細かい心理描写もそうなんですが、心理学的に、見ている方を誘導するような部分を音楽で作ることもするんですね。
上村潤氏(以下、上村):へぇ~。
戸田:ですので、逆に泣いてる女性に、いわゆるすごくノスタルジックな曲をかける、もしくはすごく楽しい曲をかけるということによって、彼女が実は過去にそういう音楽を聴いていて、それを思い出しながら泣いているっていうふうに、作品のストーリーに裏付けをさせるとか、そういうこともやったりします。
まぁスコアリングなので、音楽の尺も映像によって決められてしまうんですね。映像が1分しかなければ1分の曲に仕上げなければいけないという。小節数も拍も時間も決まってますし、雰囲気も決まってますから、こちらが思う音楽を書くのとはちょっと違う作曲の方法なんですね。
でも、その方法が私にはすごく合っていて。普通に作曲するよりは、映像からの方がインスパイアされやすいと思っています。
上村:へぇ~。でも、だからこそ、曲を聴くだけでその時の映像というか、その時の場面が思い浮かぶっていうのがあると思うんですよね。すごく印象に残るじゃないですか。
戸田:そうですね。
上村:あのシーンでかかったあの曲。CD買って、聴いて、目を閉じればあのシーンが思い浮かぶ。けっこうあるんですよ、僕。
ロイ&戸田:(笑)。
上村:それで、最初にロイさんが言った『シャンティデイズ』が今、絶賛公開中と。
戸田:そうですね。『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』という映画なんですけども。ヨガを通してっていうかたちで物語は描かれていくんですが、内容は、女の人がいろいろなことを経験しながら生きていくなかで、2人がお互いぶ仲間に支えられて、いろんなかたちで自分と向き合うって気を取り戻していくという映画になっています。
そこにやはりテイストが……。永田琴監督という監督の作品なんですが、10年ぐらいお付き合いがありまして、永田監督はすごくセンスのいい、女性の描き方のうまい監督で。
やはり、都会の中に生きる2人の女性の生き方っていうのをセンス良く見せたい。そんな感じの音楽的なディレクションの中で、少しポップでキュートな感じを出していきたいということで、あんまり私もこういった曲を書かないんですが、洋楽的な、ちょっとインディーズ的な歌ものを中心にした、インストなども書いたりしています。
すごく元気の出る映画なので、みなさんに見に行ってほしいなと思います。
上村:動画サイトで予告編を見させていただいたんですけど、すごくオシャレな予告編で。それこそ洋画の、ニューヨークに単身乗り込んだ女性の奮闘記みたいな感じの、そんなイメージの映像なんですよね。すごくオシャレで。
戸田:2人ともすごくかわいらしくて、女性らしくて。とくに、(道端)ジェシカさんはモデルさんでもいらっしゃいますので、ジェシカさんのファンが見た時に、もうジェシカさんから出るオーラを(笑)、きれいなオーラを、映像の中で、音楽でも一緒に表現できたらという感じで作ってました。
上村:その『シャンティデイズ』のホームページに行くと、いろんなコラボイベントをやってるみたいで。
戸田:そうですね。
上村:ヨガをやったりとかというのもあるのでね。ぜひとも気になる方は、『シャンティデイズ』のホームページもそうですし、今絶賛公開中なのでね、ぜひとも足を運んでいただきたいです。
戸田:はい。
上村:そして、劇場の中でね、戸田さんが作曲したスコアが流れる印象的なシーンがね。みなさま、ぜひとも目に焼きつけていただきたいと思います。
ロイ:いつも以上に耳を意識して映画を見そうですよね。
戸田:ぜひお願いします。そして、男性にもおすすめなので、ぜひ。
上村:おぉ~。
戸田:劇場に足を運んでみてください。
上村:はい、ぜひとも。
上村:では、最後に告知でしたり、今後の活動などについてお教えください。
戸田:はい。ちょうど本日Yahoo!ニュースなどでもニュースになっているんですが、今音楽を担当させていただいた、映画の『太秦ライムライト』という、『5万回斬られた男』の福本清三さんが主演の。
上村:これ、見てみたいんですよね。
戸田:ものすごく好評いただいて、もう長い間、6月ぐらいからずっとロングランで国内でもまだ上映されているんですけれども、本日全米公開が決定しまして(注:動画投稿日は2014年11月3日)。
上村:おぉ~!
ロイ:すごいことですよね。
戸田:すごいことですね。ワールドプレミアがありまして、12月5日から各劇場で、この日本の侘び寂びを、海外の方に支持していただけるというのは本当に非常にうれしい限りで。日本の男性の、1人の男性の姿。長い時間をかけて仕事をしてきた方の人生を見ていただけるということで、ぜひみなさんにも見ていただきたいなと思います。
上村:はい。というわけで、話は尽きないんですが、ね。
ロイ:あっという間です。
上村:ねぇ。またぜひゲストにいらしていただければと思いますので。本日ゲストにお迎えしましたのは、映画音楽作曲家の戸田信子さんにいらしていただきました。どうもありがとうございました。
戸田:ありがとうございました。
ロイ:ありがとうございました。
上村:以上、『西澤ロイの頑張らない英語』。お送りしましたのは、ナビゲーター上村潤と。
ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on November 15. Bye-bye!
上村:バイバーイ!
関連タグ:
2025.03.21
マネージャーの「自分でやったほうが早い」という行動で失うもの 効率・スピード重視の職場に足りていない考え方
2025.03.17
不確実な時代だからこそ「知らないこと」を武器にする ハーバード主席卒業生の逆説的なメッセージ
2025.03.17
いくら読書をしても「成長しない人」が見落としていること 10分でできる「正しい学び方」
2025.03.17
ソフトバンクとOpenAIにとって「歴史的な日」になった 孫正義氏が語る、AI革命の全ぼう
2025.03.19
部下の「タスクの先延ばし」が少ない上司の特徴とは? 研究が示す、先延ばし行動を減らすリーダーの条件
2025.03.18
フェデラー氏が語る「努力しない成功は神話」という真実 ダートマス卒業生に贈る勝利の秘訣
2025.03.18
全知全能の最先端AI「Cristal」が企業の大脳となる ソフトバンク孫正義氏が語る、現代における「超知性」の可能性
2025.03.19
フェデラー氏が語る「ただの1ポイント」の哲学 ウィンブルドン敗北から学んだ失敗からの立ち直り方
2025.03.18
部下に「そうかなぁ?」と思われない1on1の問いかけ エンゲージメントを高めるマネジメントに欠かせない「聴く」技術
2025.03.19
組織をダメにする“害虫”の正体は間違った思い込み AIやDXなど手段のみにこだわるダメ上司の見極め方
【手放すTALK LIVE#046】 出版記念イベント 『大きなシステムと小さなファンタジー』 一つ一つのいのちが大切にされる社会へ
2025.02.03 - 2025.02.03
「聴く」から始まる組織変革 〜篠田真貴子さんと考える対話型マネジメント〜
2025.02.14 - 2025.02.14
「目の前の利益を優先する」心理とは:ビジネスに活かせる意思決定の科学
2025.02.12 - 2025.02.12
新刊『組織をダメにするのは誰か?職場の問題解決入門』出版記念セミナー
2025.02.04 - 2025.02.04
会社の体質、これまでどおりで大丈夫? 職場に新たな風を吹き込むための「ネガティブ・ケイパビリティ」入門
2025.02.10 - 2025.02.10