2024.10.10
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第3回:日本人は本当に英語ができないのか?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> - YouTube(全1記事)
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上村潤氏(以下、上村):このコーナーは、納得英語学習カウンセラー西澤ロイが、リスナーのみなさまからの英語に関するお悩みや疑問、質問などにお答えしたり、西澤ロイならではの頑張らない英語学習法を紹介していくというコーナーです。ロイさん、おはようございます。
西澤ロイ氏(以下、ロイ):おはようございます。
上村:本番始まる前に何かおっしゃってましたけど(笑)。あれは何だったんですか?
ロイ:いや、外は寒いですね、と。雪ですべるので気を付けてくださいと、言ってみました。
上村:なるほど……。今日、たっての希望で。
ロイ:はい。
上村:香蓮さんが、コーナーに参加したいということで。
ロイ:ありがとうございます。
上村:目の前に来ていらっしゃいます。
香蓮氏(以下、香蓮):ずっと、いない前提でいこうかと思って……いいんですか?(笑)。すいません、ありがとうございます。
上村:あれだもんね、香蓮は英語ペラペラだからさっきのロイさんの英語も……。
香蓮:いや、やめてください(笑)。
上村:見事にヒヤリングしたことと思いますけれども。
香蓮:はい……素晴らしいですね、本当英語話せるのかっこいいですね。本当、心から思います。
上村:(笑)。そんな香蓮も交えて、今日はやっていきたいと思いますので。ロイさんもどうぞよろしくお願いします。
ロイ:よろしくお願いします。
上村:はい。さっそくなんですが、本日のテーマ。
ロイ:はい。
上村:これがですね、なぜ日本人は英語ができないのか?
ロイ:よく言われますもんね。
上村:ということなんですけどね。はい、僕もそう思ってしまう1人なんですけど。香蓮はね、ネイティブでいける……。
香蓮:やめてください(笑)。本当にもう、そんなことないんで、はい。
上村:それで、日本人は英語ができない、とよく言われるんですが、これはどうなんですか?
ロイ:僕、海外行ってて思うのは、例えばタイとか行ったときに、「タイ人って英語下手だな」と思ったことがあるんですよ。
上村:ほー。
ロイ:結局、英語をちゃんと学んだことない人は、やっぱり誰だって下手くそだと思うんですよ。
上村:まあそうですよね。
ロイ:なので、みんなけっこう一緒なのかなと思うところがあって。
上村:僕は、英語のリスニングもそんなに強くないんで、向こうの方が英語をしゃべってると、こういう言語なんだなって、素直に思っちゃうですけど。やっぱりしゃべれる人からすると、英語をしゃべってるんだけど上手い下手っていうのは、やっぱりわかるんですよね?
ロイ:そうですね、それもあるし、やっぱり通じる、通じないとか。「あ、こんな単語も知らないんだ」みたいなこともあったりしますし。
上村:なるほどね。
ロイ:タイ行ったとき、もともと行き先はブータンだったんですね。
上村:幸せな国。
ロイ:世界一幸せな国。それ行くのに、バンコク経由になるんです。バンコク寄ったときに、レストランみたいなところでちょっと、晩飯食べようかな、と。行って、店に入ったときに、こう言われたんですよ。「ドリン?」(笑)。
上村:(笑)。ドリン? ドリン? と。
ロイ:飲み物を……ってことだと思うんですよ。それで、「ビア、プリーズ」って言ってビールを頼んだら、そしたら「アイ?」って聞かれたんですよね。わかります? 潤さん。
上村:「アイ?」って言われたら、アイ? って(笑)。
(一同笑)
上村:答えますよね(笑)。
香蓮:なりますよね(笑)。
ロイ:タイ語って、ドリンもそうなんですけど、語尾までちゃんと発音しないんですよ。
香蓮:へえー。
上村:あー、そういうことか。
ロイ:それ踏まえるとたぶん、アイ? っていうのはアイスだろうなと思って。だからビールはぬるく出てきて、氷入れるか? っていうことだと思ったんですよ。それで、「いらないよ」って言って。そしたらぬるいビールが出てきて。それはそれで良いんですけど。
上村:おもしろいですね。
香蓮:すごいですね、ぜったいわからないですね。
ロイ:(笑)。慣れがいるというか。
香蓮:そうですね。向こうの文化とかもわかんないと、その語尾をなくすとか。ぬるいものにアイスを入れるのとかってのまでわかんないと、それがアイスだとはぜったいわかんないですよね。
上村:うん。
香蓮:おもしろいですね。
上村:ねえ。そして、そのタイ経由でバンコク行ったあとにブータンに。
ロイ:ブータン、そうですね。ブータンも、教育を英語でやってるんですよ。
上村:そうなんですか。
ロイ:今、ブータンの学校教育って、国語の時間以外ぜんぶ英語でやってるんですよね。
香蓮:すごーい。
ロイ:逆に、現地の言葉でそういうのを教えられないのもあるんですけど、そういう事情もあって。ってやってるんですけど、でもやっぱり、あんまり英語が上手いわけじゃないなって思ったことがあって。
上村:はい。
ロイ:向こう行くとガイドがつくんですけど、ガイドさんがいろいろしゃべってたんですね。そのガイドは日本と、英語両方しゃべれるんですよ。そしてあるとき、「彼女、俺に気があるんだぜ」みたいなことをその人は言いたかったんですね。その人が言った英語は「She like to me」なんですよ。どうですか、She like to meって、なんか……なんか変な感じしないですか?
上村:んーどうなんでしょう。シー、ライク、トゥー、ミー。そうなんだろうな、って思うぐらいですかね(笑)。
ロイ:ちゃんと文法につっこむなら、ライクはライクスだろうとか、to meじゃなくてShe likes meでしょう、みたいな。でもShe like to meって言われると、なんか……。
上村:なんだろう、教科書英語って感じがしますね。
ロイ:いえ、でも文法はぜんぜん違う(笑)。
上村:ああ、そっか(笑)。
(一同笑)
上村:やばい、英語ができないことがばれた(笑)。そう、単語、単語だけこう、切り取ったっていう感じですかね。
ロイ:そう、だから通じるんですけど。上手いかって言われると、決して、お世辞にもちょっと上手いとは言えないかな、と。
上村:なるほど。
ロイ:でも、彼らはそれで堂々とコミュニケーションしてらっしゃるので、それは立派だと思います。
上村:なるほどね。でもそうですよね。きれいにしゃべれなきゃしゃべっちゃいけないっていうわけじゃないですからね。
ロイ:あと例えば発音とかもそうなんですけど。
上村:はい。
ロイ:「日本人は発音が下手だって」けっこう言われるじゃないですか。RとLの区別がつかないだとか。でもそれも、結局トレーニングとか、発音を練習したことがなければみんなできないんですよ。例えば、米。riceってありますよね。あれを、日本人はL、ライスって言っちゃうと、「lice」Lみたいに聞こえて。そうするとシラミっていう意味になるよ、みたいな。
そうやってちょっと笑い話にされたりするんですけど。でもじゃあ、例えばイタリアとかロシアとか、だったら巻き舌になるわけですよ。(巻き舌で)「ライス」なわけですよ。とか、フランス語だったら喉つかって「ハイス」とか言うわけですよ。それこそ訳わかんないじゃないですか。だから何が下手とかもよくわかんないので。
香蓮:確かに。
ロイ:でも日本人って素直なんで、「日本人は下手だ」って言われると、ああそうなのかなって思っちゃうんですよね、受け入れちゃうというか。でもみんな下手なんだな、って。
香蓮:それが知れるだけで、なんか力が出ますよね。
ロイ:本当ですか?
香蓮:うん。やっぱり、自分も下手だと思って生きてきてるんで。そういう周りの環境のことを知れると、日本人だけじゃないんだっていうのはすごく感じますよね。
上村:日本っていう国にずっといるから、なんだろう、英語をしゃべれないっていうのが当たり前というか。ってなってるから、余計に英語をしゃべれないっていうことに対してコンプレックスがあるのかな?
ロイ:やっぱり6年とか10年やって、しゃべれないとだめな気してきちゃいますからね。
上村:そうなんですよね。それで、だめだなと思っちゃうとどんどん言葉が出てこなくなっちゃうんですよね。
香蓮:そうですよね。
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