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おさとエクセル【#018】HOUR関数の使い方(基本)(全1記事)

エクセルの基本 時刻のデータから“時”だけを抜き出す「HOUR関数」を解説

エクセルの操作をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル「おさとエクセル」。今回のテーマは、日付の中から日にちだけを抽出する「HOUR関数」です。

エクセルで時刻を扱うには

おさ氏:どうもみなさん、こんにちは。「おさとエクセル」のおさです。今日は、よく使う日付・時刻の関数のなかから、「HOUR関数」というものを勉強していきます。

HOUR関数は、何時何分という表記のうち何時にあたるところだけを引っ張ってくる関数です。では、具体的に見ていきましょう。よろしくお願いします。

では、HOUR関数を具体的に見ていく前に、現在の時刻を「B4」のセル、こちらのほうに入力していきましょう。

Windowsの方は「Ctrl+Shift+;」。Macの方は「Command+;」を押して、現在の時刻をショートカットで入力してください。現在は午後の5時38分という値が返ってきました。

このうち「17」時という値だけを、HOUR関数を用いることで抽出していきます。こちらに「=」から始めて、「hour」と打ってあげます。

「B4」のセルを設定したあとにEnterを押して、このようなかたちで返しました。

HOUR関数の引数を見てみると、ここに「シリアル値」と書いていますね。

シリアル値、前回の動画で勉強したんですけれども、こちらは1900年あるいは1904年の1月1日を基準日として、シリアル値1が増えるたびに日付が1日ずつずれていくというふうに、エクセルの内部では処理されてるんですよというお話をしました。

これですね、時刻を計算するときにどういうふうになってるのかといいますと、1日は24時間ですので、そちらを小数点で表現しています。

こちらのほう、「17:38」と書かれていますが、エクセルの内部では、このような表記ではなくて、シリアル値として扱われています。

実際にそれを見ていきましょう。Windowsの方は「Ctrl+1」、Macの方は「Command+1」を押して、いつもどおり「セルの書式設定」のダイヤルボックスを出しましょう。

このうち、今、分類を設定して、OKを押してあげると……。

「0.7347……」と。やたら長い小数点が出てきました。

これが、実際にエクセルのなかで、先ほどの時刻を表現ために使われているシリアル値です。これどういうことかというと、1日は24時間ですので……。

こういう感じで、シリアル値が「0.042」増えるたびに1時間エクセルのなかでは表記がずれていくということになります。

シリアル値が0.042増えると

それでは、0.042増えるたびに本当に1時間ずつずれていくのかを確認してみましょう。こちら、今「B4」のセルになっていますが、ここに「0.5」と打ってあげましょう。

そうすると、1日の半分ですので、12時間、「12」時という値が返ってきました。

ここに、今0.042増えるたびに1時間増えていくんですよ、というふうなお話を先ほどしたんですが、例えば、ここに0.042プラスしてあげます。「0.542」と。

そうすると、「13」という値が返ってきました。

同様に今ここにまた+4にして、「0.584」ですね。

すると「14」という数字が返ってきますね。

このように、シリアル値という概念がエクセルの内部での処理の仕方なんだなということを意識しておいてください。

以上、日付・時刻の関数、HOUR関数についてご説明いたしました。ぜひみなさんマスターしてください。どうもありがとうございました。

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