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Pepper元開発リーダー林要氏初著作 『ゼロイチ』出版記念イベント(全4記事)

“馬鹿をリーダーに変える”重要性「やりたいことが見つかるのは宝くじみたいなもの」

トヨタ自動車でスーパーカーやF1マシンの開発に関わり、ソフトバンクでPepperの開発リーダーを務めた後、ロボット・ベンチャー「GROOVE X」を立ち上げた林要氏。0から1を生み出すための考え方をまとめた林氏の初著作『ゼロイチ』(ダイヤモンド社)の出版記念イベントがDMM.make AKIBAで開催されました。「やりたいことが見つからない」ことを科学的に説明し、そのうえでなにを大切にすべきかについて語りました。

やりたいことが見つからないのはダメじゃない

林要氏:無意識部分を鍛えたとして、その後で「自分はなにをやりたいんですか?」というところにいくと思います。

けっこう「やりたいことが見つからない」という問題もあるんじゃないかなと思っています。とくに若い人、「最近の若い人というのは、本当にやりたいことがなにかわからないんだよね」、「子供に聞いても、やりたいことあるって言わないんだよね」という話を多く聞く気がします。

どうしてやりたいこと見つからないんでしょうか? 正直、私もたいしてやりたいこと見つからなかったんです。まるで「やりたいことが見つからない最近の若い人って、ダメだよね」的な論調もあるんですけれども、僕はそうじゃないんじゃないかな、と思っています。

動物には意識というのがほとんどないので、無意識の部分で行動します。補足しますと、ここでの「意識がない」と言うのは、先ほどの受動意識仮説における意識の定義によるものですね。もし動物に意識があると言われている人がいたらそれは違う定義をしているだけといえます。

意識がないので、経験に対して無意識で判断して行動をする、それが動物のパターンです。人というのは、ここにもう1層、大脳皮質がドカーンと増えたおかげで意識ができちゃった生き物なわけですね。

で、この最後に急ごしらえで一気に増築した意識と昔からある無意識の間に、かなり大きなギャップがあるわけです。この2つがすごく連携して、融合しながら進化したんだったらいいんですけど、そんなふうにはなっていない。先ほど、ちょっと申し上げた通り、古い大脳辺縁系の形なんて実は動物の進化の過程とほとんど変わっていない。

ここに急遽、新皮質がドカッと乗ってしまったので、この2つの脳の間の調整とかほとんどされていないようなんです。そうなると、意識と無意識では考えていることがだいぶ違うわけですね。その齟齬は、意識側が調整している、というのが受動意識仮説の捉え方です。

受動意識仮説での意識というのは、僕らが今、自分と認識している、この自分ですね。「我思う、ゆえに我あり」というデカルトの言葉がありますね。

彼はなにを考えたかというと、自分はここにいるということを意識する、その意識だけは真実だから、自分というものを基準に考えればいいじゃないかと言ったわけですね。

なので、この「意識」の存在が絶対だと考えられてきたんですけど、実は「デカルトさん違っていたよね」というのが最近の神経科学的な見方の1つです。

現代社会では「やりたいことが見つかったらラッキー」

この意識、ぜんぜん絶対的な存在ではなくて、単に進化の最後のステップでおまけでボコッとついただけともいえます。ここの無意識の上に急ごしらえで増設された増築物みたいなものです。ここの増築物の私たち意識というのは、社会的要請とかすごい気になるわけですね。自分がやっていることが社会に対して合っているのか間違っているのか。

あと、先ほどの、経験もしないのに、わかった気になれるような能力。これはエピソード記憶のない動物にはない現象です。人間にしか起こらない。

あと、未来を予測をして、「失敗したくないね」って考えること。これは体で覚える無意識がびびるんではなく、意識が先読みしすぎて起こる現象です。

意識君のシミュレーションをうけて、無意識君が怖くなるんですね。無意識には情動と呼ばれる部分を含んでいます。恐怖だったり、快感だったり、孤独だったり、承認欲求だったり。こういった部分は意識的な思考とはかなり性質が違うわけです。

やりたいことをやるというのはどういうことかと言うと、この2つのパート間でコンセンサスがとれる部分を見つけること、と言えるわけです。本能的にもやりたいけど、意識的にもやりたい。これはなんと難しいことか。

例えば、小さい頃に野球選手になりたかった、みたいな話。これは実はシンプルで、無意識的にも「ヒーローになりたい」とか、「体動かして気持ちいい」とか「みんなよりも上手になるの気持ちいい」とか、そういった本能的欲求を満足させる部分と、「世間にも認められている仕事」という社会性を満足させる部分が一致するので、「野球選手になりたい」みたいなのは、極めてわかりやすい夢です。

現代社会に生きる僕らは不幸なことに、情報がすごく多い。そんななかでも野球選手になりたいという夢を追ったまま突っ走れた人は幸せなです。そういう意味では、イチローさんとかある意味幸せなわけです。だけど、多くの人はそこでいろんな情報が入って、「野球選手とか無理だよ」と言われちゃうわけです。

そうしてたくさんの情報が入ってきて、無意識君がやりたいと思ったことを意識君が止めに入るわけです。そうすると、意識のやりたいことと無意識のやりたいことが同じ状態にならなくなる。その結果、夢を追うのが難しくなるわけです。

こうして、情報が多ければ多いほど、この意識君は無意識君のやりたいことを止めるので、ヒトは自分のやりたいことがわからなくなっちゃうわけですね。わからなくなっちゃった上に、意識がよしとするのは社会的に正しいことだけになってしまって。社会的に正しいことが無意識君がやりたいことかというと、実はぜんぜん違ったりする。

ここの両者の調停作業というのが、どんどん困難になっていっています。それゆえに、やりたいことが見つからないというのは、実は当たり前の状況なんじゃないかなと思っています。

僕らがやりたいことを見つけるというのは、この調停作業をやらないといけないんだな、ということを意識することは大事かなと思います。そうでないと、なぜ自分にやりたいことがないのか、どれだけ考えたところでわからないわけです。そうして思考のきっかけもなくて、やりたいことなんて見つからないよね、となるわけです。

こうやって考えると、現代社会では「やりたいことが見つかったらラッキーだよね」ぐらいの考え方でもいいんじゃないかと思うのです。

やりたいことが見つかったら、宝くじ当たったようなものだよね。普通ないよね、やりたいことなんて。という前提に立ったほうが僕はいいんじゃないかと思っています。で、誰かの夢に乗っかる人というのはけっこう重要かな、と思っています。

ムーブメントはどのようにして起こる?

次にお見せするのは、TEDでデレク・シヴァーズさんが出されたかなり有名な動画なので見たことある方いらっしゃるかと思います。

これ、この人、この人が突然踊り出すんです。ここの動画でいうと、この人はリーダーとされてます。

「勇気を持って立ち上がり、嘲笑される馬鹿」、これがリーダーです。ここに2人目が来るわけです。2人目は、1人目に付いていく。みんなに、この馬鹿にどう従えばいいかを示す人なわけです。最初、単なる嘲笑される馬鹿だった人をリーダーに変えたのが、この2人目なわけです。

この時点ではまだ2人の馬鹿ですが、さっきの単なるシングルの馬鹿とはだいぶ違ってきます。ほかの人にどう従えばよいかを2人目が見せている。これは対外的には大きな変化です。

こうして、この2人目が出てきた時に、それなら俺も真似できると思って「ちょっとじゃあ乗ってやるかな」という人が出るきっかけができるわけです。で、その2人目が示した従い方を通じて、3人目が来るわけですね。

3人目が来ると集団になるので、ニュースになると言われています。あそこでなにか起きているぞと。ムーブメントになるわけです。ムーブメントになった瞬間に、入る垣根が一気に下がるわけです。

一気に下がったら、「俺も入ろうかな」と。1人目から2人目になるのは大変。2人目から3人目もまだちょっと大変。でも、3人になった以降は、もはや心理ハードルがないわけですね。

で、一気に広がると。モメンタムができる。もうこうなってくると「乗り遅れたくない」と思う人が増えるわけです。集まらないほうがもったない、というモメンタムが付いている。

で、ブームになります。これが、ムーブメントを起こす大事な部分。例えば、新しいことをやろうとした時に、最初のリーダーはやることを見つけるという極めて難しいミッションを持った人です。たまたま宝くじのようにその人が夢を見つけたら、それにみんなが乗っかっていくというのは、僕は決して不健全ではないと思います。

日本人は神輿を“担ぐ”側の人が73パーセント

あと、「日本でそれができるのか?」というところです。人間というのは、遺伝的に、フォローしたい役割の人と意思決定をしたいという役割の人に分かれるそうなんです。これは脳科学者の中野信子先生との対談で教えていただきました。

日本人の場合は73パーセントぐらいの人がフォローしたい人。自分で意思決定をしたい人が27パーセントくらいだと言われています。これがアメリカなんかだと、半々くらいなわけですね。むしろ自分で意思決定をしたい人のほうがちょっと多い。

この理由はいくつか考えるようですが、仮説の1つは、日本というのは、鎖国して閉鎖的だった江戸時代が長かったので、あまり新しいことをやろうしない方が生き残りやすかったのでは、というものだそうです。場を乱さないほうが村八分になりにくいよねというので。400年くらい遺伝的にずっとその選択を続けていくと、5対5からこういう比率になると言われています。

そこから考えると、アメリカの特徴というのは、そもそもアメリカというのは自分の国を捨てて、新しい世界に飛び出そうとした移民が多いわけですね。ゆえに、比較的自分で意思決定をしたいと考えている人が多くてもそんなにおかしくない。ゆえに、彼の国ではリーダーシップを取りたい人が日本より多いというのは、違和感のないところかなと。

ただ、この比率が違うといっても、僕は日本を悲観する必要は決してないのかなと思います。意思決定をしたい人を御輿だとして、フォローしたい人を担ぎ手だとすると、日本は3人で神輿を担ぎ、米国では1人で神輿を担がなければならないわけですよね。

こう考えると、うまくマッチングできれば、日本の神輿のほうが勢いがあってもおかしくないわけです。そういう意味では、僕は日本というのは、決して悪い比率じゃないんじゃないかと思います。

ただ、1個難しいのが、この担ぎ手気質の人というのは、不安を感じやすくて、不安から攻撃的になりやすい性質を持つそうです。なので、この担ぎ手気質を持つ7割くらいの人というのは、自分でなにかを起こす3割の人に対して、上手くシンパシーを持てればいいんですけど、持てない時に不安を感じるわけですね。不安を感じた時に、必要以上に攻撃的になってしまう。

それがいわば、最近でいう日本のでバッシングがすごい1つの理由かもしれない、ということだそうです。

大事なのは、この27パーセントとか73パーセントの人がそれぞれ、「自分というのはどういう性質があって、どう考えがちなのか?」というのをメタ認知することなのかなと。

自分がなんか攻撃的になった時に、「それってなんでだっけ?」、「本当に正当な理由で攻撃的になっているんだっけ?」と自分の反応に懐疑的になってみる。すると「単に、自分は不安を感じやすくて、不安から攻撃的になりやすい性質を持っているから、必要以上に攻撃的になっている可能性があるよね」ということを認知できるかどうかだと思うんですね。

そういう意味では、僕は、教育というのは、このような「自分ってどういう人だっけ?」というのを知る機会を与えるのが一番大事な役割かと思うんです。受験のためにいろんなことを詰め込むことが一番大事な事では決してないんじゃないかな、と最近考え始めています。

専門性を活かした転職の罠

次に「そうなった時に、仕事選びで重視することってどうなるんでしょう?」ということを話したいと思います。ここでも先ほどの無意識を鍛えるという部分はやはりとても大事なんですね。

例えば、転職、今後は流動化がすごく盛んになっていった時に、転職をする時にどういう仕事選びましょうか、と。一般的には年収とか役職とかで選んでしまいますね。

年収、役職を若い時に最大化しようとするとなにが起きるかというと、この赤いカーブになりがちです。

このままビューッと上がっていけばいいんですけれども、そうはならないことが多いように感じます。最初に無理矢理グイッと上げてしまうと、実は後半があんまり伸びなくなります。

それに対して、若いうちに経験とか会社のステージとか重要視すると、後半が伸びやすくなる。これなぜかと言うと、結局、一番お得に見える選択である「一番年収が高くて役職が高い」というのは、それなりの背反があることが多いからです。

例えば、専門性の罠。高い給料を払ってくれるというのは、なぜかって言うと、その人に専門性を期待するからですね。いわばその人がすでに得意としていることをやってねという仕事をするから、その時は給料が高くなるわけです。

ただ、そこの領域というのは、先ほどの無意識下を育てる経験という意味では、新しくないので大して役に立たないケースが多くなります。

期待されているのが専門性なので、失敗できない。多様な経験を積んで、トライアンドエラーができる環境をつくりにくい。いわば、無意識を鍛えるというよりも、今持っているものをより上手にやるという方向になっちゃうわけです。これは、専門性の罠だと僕は思っています。

外から見て人気の会社は下り坂であるケースが多い

それからもう1つ、高値づかみ。会社のステージと先ほど書きましたけど、人気のある職種などを選んだ場合。例えば、ハーバードビジネススクールに行った人たちは、大半の人が間違った選択を取っているというのが、追跡結果からわかっています。

これどういうことかというと、ハーバードのMBAをとった人たちというのは、自分の行きたいところに行ける人が多いわけですね。自分の行きたいところに行けるんだけれども、未来は予測できないので、その時ベストだと評判のもっとも人気の業界に入ります。

人気の業界といっても、実は、第三者にとって人気の業界なんていうのは、多くの場合にはピークを過ぎているわけですね。内部の人にとって今ピークだって思ってから、2年とか遅れて、外の人はそこの業界がピークだと思うわけです。

結果として、外の人が伸び盛りだと思った頃には、実はピークを迎え、場合によっては下り坂であることが多いようなんです。このように、就職直後にその会社が衰退を始めるということが大半で起きているそうなんです。

さらにそういう会社に入る場合は、道を切り開いてきた先輩がいて、自ら道を切り開きにくい。先ほどのゼロイチの経験はぜんぜん積めないわけですね。業績を意識するために、効率化に走るプロセスで入社してしまう。

まあ、グラフのここですよね。このビューンッて上がって、この伸びの最後あたりで入社して、実はここから先は効率化で伸びているわけです。

この効率化の時を経験して停滞期に入る。こういうパターンになりやすいよねと。

すると、高値づかみの傾向になります。なので、今一番お得に見える選択というのは、まあまあ落とし穴があるんじゃないかなと思います。

でも、やっぱり安定求めちゃいますよね。安全安心。人が安全安心を求めるメカニズムというのも、ちゃんと考えたほうがいいかなと思います。

この無意識君というのは、今感じる怖さしか感じないわけです。論理的に将来危ないかもしれない、みたいなことは意識くんが想像しないと感じられない。なので、今の安全を最大化しようとする。リスクを最小化しようとします。

ただ、実は大事なのは将来のリスクなわけですね。実は、今チャレンジしないことによってなにが起きるのかということをしっかり考えるというのは、とても大事なことで、それは意識君がやってあげないと、無意識君にはわからない。

この将来の部分は無意識にとっては潜在なので、なかなか恐怖を感じにくい。ゆえに、僕らというのは、今感じる怖さに合わせて行動してしまいます。でも、チャレンジをしないと、いわばゼロイチ脳が育たないわけで、ここは大きなリスクなわけです。

努力の中毒性に乗っかってしまうリスク

それからもう1つ。悪い努力の中毒の話です。これは、前述の中野信子先生が『努力不要論』という本で書かれていて、これもおもしろいなと思うので、ご紹介したいと思います。

努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

「努力というのは、中毒性があります」と。「だけれども、その中毒性に乗っかってしまうとまずいですよ」ということを中野先生は言われています。正確に言うと、努力が悪いわけではなくて、悪い努力の中毒になると、不毛ですよという話です。

達成感とか満足感とか承認というのは、努力の質によらず、単に身を磨り減らして努力をしているだけで得られちゃうそうなんですね。そういう場合、本人はがんばっているわけです。終点までがんばるわけです。自分のなかではすっごい真面目にやっている。

だけど、方向性が間違った努力だと、報われない。すると、「なんで俺だけこんな思いするんだ」「自分はこんなに頑張ってるのに、あいつはずるい」という、妬みの感情が出る。これも自然なメカニズムと言えます。

ゆえに、勤勉で誠実な人ほど、バッシングに走りやすいという構造になるそうです。なので、日本でバッシングがすごい理由は、みんな勤勉で誠実だからなんだそうです。

で、チャレンジしないと、ここの悪い努力の中毒になりがちです。この今感じる怖さによって、チャレンジをしない結果として、「なんで俺だけがこんな思いするんだ」となって、バッシングに走ってしまう。これはけっこう今、全般的に言えている話かなと思います。

重要な判断を下すときは公開を最小限にできるものを選ぶ

本当はそういう意味では未来志向が必要ではないかなと思っています。これは人間にしかできない選択。未来を想像できない動物にはできない選択です。

ジェフ・ベゾスが言っていて、私もまったく同じ判断方法をとってきたのでそんなに間違ってないんだろうなって思って、ご紹介します。

些細な判断はどう考えてもいいです。だけど、「重要な判断というのを下すときには、後悔を最小限にできるものを選びましょうね」と言う提案です。怖さとか、損得とか、そういう話ではなくて、「後悔を最小限にできるものを選びましょう」と。

ベゾスはAmazonを立ち上げる直前、高給取りだったそうです。年収数千万円の高給取りだった。それを辞めて、インターネットのサービスを立ち上げるのは大きなリスクを伴うわけです。

そのときに、自分はインターネットの立ち上がりという、またとないタイミングに出会えたにもかかわらず、今チャレンジしなかったら、一生後悔するだろうと考えたそうです。

その一生の後悔はどうやってもぬぐえないだろうと思って、彼は仕事を辞めてAmazonを立ち上げたと言っています。これは先ほどの脳の認知的にはどうかというと、意識的に将来の後悔を想像することで、無意識に対してリスクを実感させる唯一の方法なわけですね。

この絵でいくと、無意識君というのは、今ある恐怖はすぐ感じるわけです。だから、なにもしなければ僕らは動けないわけです。だけど、こっち(意識の側)からもインプットがあるわけですね。

この意識君が、どれだけそれをやらない場合のリスク、すなわち将来後悔するかも、というのを想像するかによって、初めて無意識君は今自分が感じている恐怖と将来味わうであろう後悔とを天秤にかけられるわけですね。それをやらない限り、僕らは動けないわけです。

将来のリスクをリーズナブルに実感させる唯一の方法として「重要な判断では、後悔を最小限にできるものを選ぶ」という方法は、まあまあいいフレームワークじゃないかなと思っています。

そういう意味でいくと、自分を長い目で育てるというのは、とても大事なことじゃないかなと思っています。人生の後半に従って右肩上がりを目指せるキャリアパスを選ぶと。

一打一打はとにかく集中してやりきる。それはその時に、この時間でプロフェッショナルになるというのはとても大事。

例えば、3年間だったら3年間。自分の今の仕事をやりきると、部署のなかでトップクラスにいける、と思えるくらい集中してみる。その後で、惜しげもなく次の段階にいけるかどうか、それがポイントかなと思います。

トヨタとソフトバンクで鍛えた「0」から「1」を生み出す思考法 ゼロイチ

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