CLOSE

「学習する組織」のコンセプトをベースに、新しい学校モデルの確立を目指す札幌新陽高校の軌跡(全4記事)

管理職に働きかけるなら「現場と管理職」という言葉は使わない 民間出身校長が説く「意識を変える気がない人」との向き合い方

学校の先生たちが社会とつながる場を提供し、新しい視点を届ける「先生の学校」が主催の、札幌新陽高校校長・赤司展子氏が登壇したイベントの模様を公開します。ピーター・センゲ氏が提唱する「学習する組織」のコンセプトをベースに、教育内容・組織・業務の3つの改革を同時に行う新陽高校の取り組みが語られた本イベント。最終回の本記事では、参加者からの質問に赤司校長や札幌新陽高校の先生たちが回答しました。

校則の見直しを先生が提案し、生徒が考える

三原菜央氏(以下、三原):視点を変えて、例えば「中つ火を囲む会」で先生たちとの関係がより密になったことによって生徒に良い影響があるとか、生徒への言葉掛けが変わって生徒が変容したとか、そいういことがあればぜひ(札幌新陽高校の先生方、)田渕さんとか三好さんとか山田さんに共有いただきたいんですけど。

田渕:山田先生と尻江先生が言っていたことでほとんどなんですけど。でも、僕が現場に立っている中で、先生方の授業に対するアプローチが「教える、教える、教える、教える」っていうところから、「生徒自身が学習者として主人公なんだよ」というアプローチをする場面が増えたので、それは先生が「中つ火」をやっているからこそ生まれたアプローチなのかなと思いました。

あとこれは赤司校長がさっき言った教務規定とか生徒指導規定も、もうほとんど先生方が全部マネジメントして手とり足取りするものから、学習者主体で自律的・主体的に行動していく仕掛けがいっぱいあるので。それが履行されれば、一気にこれが浸透していくんじゃないかなって僕は思いました。

赤司展子氏(以下、赤司):ありがとうございます。まさにルールの話で言うと、今ちょうど今週から動き出した1つが、うちは生活指導規定って言ってたんですけど、いわゆる校則ですね。その見直しをかけようとしていて。

そこを先生が変えるんじゃなくて、先生からも提案する。同時に評議委員会という生徒の会があるので、そこを中心に来週から放課後に「校則カフェ」というのをやるらしいんですけど、生徒のみんなで先生たちから出てきた提案について自分たちはどう考えるのかアイデアを出すんです。

同時に保護者の方にもパブリックコメントを聞こうとしていて、この3者がそれぞれまさに協働してルールを作って、その後使っていこうということをやろうとしています。そういうのは、まさに対話が文化になってきたり、「中つ火」から広がっているものがベースに、なんか浸透してきた感じはあるかなって思いますね。

多様性あふれる「カオス」を楽しめる理由

赤司:もう1つ。さっきの氷山モデルもそうなんですけど、いくつかリフレクションのためのフレームワークがある時に、先生たちもだいぶ体得してきたので、「授業でも使ってみてます」っておっしゃっている先生もいて。

生徒たちに「認知の4点セット」のフレームとか、今後はシステム思考とかも使っていけるといいなと思っていますけど、自分の学んだことをわりとすぐ使ってみる先生たちが多いのもいいことかなと思っています。

三原:ありがとうございます。じゃあ続いての質問で、「展さんへ。なぜカオスを楽しむことができるんですか?」。

赤司:これ、難しい質問ですね。なぜなんでしょうか。逆に私は、予定調和がただ苦手なんだと思います。あと、型にはまっていて「そこでじっとしてなさい」というのがもともと小さい頃から駄目で。椅子にじっとしてられなくて、がたがたしてたら椅子を取り上げられちゃったりする小学生だったので。どうなるかわからないもののほうがわくわくする。これはごめんなさい、生まれ持った性質だから(笑)。

嫌な人がいるということも重々わかってはいるんですけど、カオスが苦手っていう方もいて、カオスが好きっていう人もいて、それで多様性のある組織だといいかなって思っています。ごめんなさい、答えにならないですね。

三原:(笑)。大丈夫です。この中にもきっとカオスを楽しめる方はたくさんいると思うので、なぜみなさんがカオスを楽しめるかご教示いただけたらうれしいです。

赤司:教えてください。

職員室で「対話」が自発的に発生したときの喜び

三原:あと「学校の中で対話の機会を増やしていく上で大変だったことってありますか?」って。

赤司:最初はそれこそ「何の意味があるんだろう」って思われたと思うので、正直なかなか……。強制参加にはしていないです。でも、「これは業務です」って言って、半分校長命令でした。無理やり首根っこを捕まえて参加させるわけにもいかないし、別にそこまでして対話をしても心地よくないので。

「ここはすごく大事な場だよ」って言い続けるしかなかったんですけど、最初はするっと参加しない方もいました。あと、場をセッティングしてわざわざ対話したことがない方も多かったので、「どう話していいかわからない」みたいなのは最初の頃は本当にありましたね。

でも、うまくいくと信じてやり続けていたら、本当に夏過ぎぐらいにふっと変わった瞬間があったんですよね。ある月の「中つ火」をやった後、終わって「お疲れさまでした」って言ってみんなオンラインを出て。

職員室に人はいたんですが、2、3人ずつがぱっと何グループかできて、対話の続きが始まって。それは別に「中つ火」の対話の続きじゃないんですけど、業務に関することを話している人もいれば「中つ火」の続きだった人もいるんですけど。

みんなが対話を自発的に発生させた時があって、その時私は本当にガッツポーズでした。「ちょっと文化になってきたかも」っていうか、「みんなの中に染み込んできたのかな」って、空気が変わった時はありましたね。そこまではけっこう大変でした。

ほとんど校長室にいない校長先生

三原:ありがとうございます。あとは「展さんがファシリをしないように心掛ける理由も教えてもらいたいです」。

赤司:私は学校の中の人なので、校長としてふだんから言葉を出している。そうじゃない時に一応気を付けようとしているのが、「今これは個人の意見ね」って言う時と「校長として言うね」って言う時はなるべく分けるようにしています。じゃないと全部命令に通じちゃう場合があるんだなって。

私が思っている以上に先生たちの中で「校長」って大きい存在なんだなって、中に入ってみてわかったので。なのでファシリテーションをもし私がやってしまうと、校長として場をコントロールしようとしているのか、ファシリテーションしているのかがわからなくなっちゃうと思いましたし、私自身もわからなくなりかねないので、そこはしないように心掛けています。

三原:あと、最初に校長室をなくそうとされたって聞いて、「ほとんど校長室にはいない」っていうのも心掛けていることですよね。

赤司:そうですね。これは本当に全国の校長先生にお勧め……みなさんは嫌かもしれないんですけど(笑)、校長室に私はほとんどいないです。校長室はミーティングルームか来客時の応接室になっていて。テレワークしていたりもするんですけど、学校で仕事をしている時は基本的に職員室にいるようにしています。

うちの学校は職員室がフリーアドレスで席が自由なので、空いている席に行きます。私はだいたい、なんとなくみんなが見渡しやすい場所を勝手に陣取っちゃってるんですけど、そのあたりにいて自分の仕事をしている。そうすると、声を掛けてくれたり相談してくれたり、あと私が気になれば声を掛けたりっていうことをしていますね。

ビジョン作りのプロジェクトで本当はやりたかったこと

三原:ありがとうございます。ビジョンの作り方について聞かれている方がいて。これはおそらく札幌新陽のビジョンだと思うんですけど、先生たちと作っているのか、外部と作っているのか、管理職と作ったのか、先生たちが作ったのか。

赤司:これは先生たちと外部と両方がいるチームで作りました。先ほどから出ているお2人(熊平氏、福田氏)は入っていません。

新陽高校は札幌慈恵学園という学校法人の中の高校なんですけど、その学校法人の理事と評議員の方々がいます。その中から数名と、あとは新陽高校の教職員で、管理職じゃないミドルリーダーだった人を3人と、まったく外部の有識者みたいな方が数名。そして事務方のメンバー。

実はその中に私もいました。でも、その時点では次の校長としてではなくて、その頃私は高校の事業アドバイザーをしていたので事業アドバイザーという立場で入って。10名ぐらいのプロジェクトチームを作って、6ヶ月間、月に一回ミーティングをするかたちでビジョンを作りました。

ただ、その時に各先生とかいろんな人から、日頃の生徒との話とか新陽高校にある要素を持ち込んでもらって。まったく新しいものを勝手に作って勝手に持ち込んだというよりは、そこにあるものをどうにかして明文化しようとするというプロセスを入れました。卒業生とか生徒にも「2030年に新陽高校がどうだったらいいと思う?」っていうアンケートを採ったりして、そういう声も参考にしました。

もしできるなら、本当はやっぱり先生たちみんなと一緒に、このビジョンを作るプロセスを組めれば良かったなとは思っていて。これは正直本当に私の個人的な都合ですけど、自分が校長としてスタートする時までに、その準備ができてスタートできればいいなと、理事の方々と話していたのもあるので。

(前校長の)荒井優さんが校長であるうちにビジョンを作るところまでやりたかったというのがあったので、ちょっと急いでそういうかたちにしましたが。本当はビジョンを作るところから「中つ火」みたいなものを使ってやれれば、結果的にもっと早く浸透したんだろうとは思っています。

学校改革への意識がない校長にどう働きかければいいか?

三原:「校長先生の意識を変えるにはどのように働き掛けるといいですか?」。

赤司:校長先生の意識(笑)。そうですね。意識の何を変えてほしいかですよね。これを書いてくださった方の…...。

三原:もっと質問の意図を聞きたいですか。

赤司:そうですね。もうちょっと聞けるといいですね。「こういう校長がいて変わってほしい」っていう話なのか、なんとなくそうじゃなくてもっと違う話なのか……。お声を出していただいてもいいですし、チャットでも何か補足をいただければと思います。

質問者:いいですか。

三原:はい、どうぞ。

質問者:そういう意識がない校長にどう働き掛けたらいいかなと思います。要するに、私は学校を変えていきたいと思っているんですけども、なかなかそういう意識にならない校長先生が、たぶん公立の場合だとたくさんいると思うんですよね。そういう時にどう関わったり、考え方を変えていけるかなっていうところをちょっと聞きたいなと思いました。

赤司:なるほど。課題感がない校長に問題が何か……。「問題」って言うと何かすごく大きいので、私は最近「お題」って言い方がいいなと思っていて。問いを投げたりお題を積み立てる。

変わらない人を変えるより、自分の考え方を変える

赤司:それから、「校長と現場」と言うなと。私、一時期自分の中で「現場」がすごくツボのワードで、あえて新陽高校でもちょっと使ってたんですけど(笑)。「現場と校長」とか「現場と管理職」って言ってたんですが、「管理職も現場にいるのにな」って思って。

どうしても対立しかねない構図を作る言葉遣いとかあるので、そういうものを使わないで、同じ方向を向いているように問いの立て方を変えることが1つあると思うんですけど。

でも、もし校長がぜんぜん意識を変える気がなくて、どうやったら変わってもらえるかなと思っているとすれば、私だったら、その人を変えようとするのはやめますね。すごく無駄な努力だなと思っちゃうので。

それよりはその人に邪魔されないように(笑)、どうやって自分たちが「やりたい」とか「こうあったらいい」って思うことを行動できるようにするかを考えちゃうタイプかもしれないですね。もちろん変わってくれれば一番いいんですけど。

本当にやりたいのは「その人を変えること」じゃないので、「その人に一番目的を阻害されない方法はどういうふうに取ればいいか」って私だったら考え方を変えるかなと思います。人を変えるのはすごく大変なので。すみません、たぶんあんまり期待に添えた答えはできなかった気がします。

三原:ご質問ありがとうございます。

赤司:ありがとうございます。

安心してチャレンジできる職場が作られる理由

三原:ちょっと時間も限られているんですが、行けるところまで行きたいと思います。「校長からのトップダウンで合意が取れずに改善が難しかったことはありますか? もし可能であれば『これは次にメスを入れたい』ということがあれば教えてほしい」。

これはたぶん展さんにはではなくて、新陽高校の参加されているメンバーですね。展さんの合意が取れずに改善が難しかったことはありますか? どうでしょうか。聞いちゃっていいですか。あと、「展さんが怖かったことがあれば」。

赤司:(笑)。聞いてみたいですね。

田渕:新陽高校は荒井校長の時からそうですが、赤司校長も、変革の6年間でトップダウンというトップダウンはなかったんじゃないですかね。

赤司校長はトップダウンって言ってますけど、ぜんぜんトップダウンじゃないんですよ、いい意味で。あらかじめいろんな先生にヒアリングしまくってくれて、ほとんど先生方が知っている状態の職員会議で「すみません、ここはもう半分トップダウンですけれど」って言ってくれるんです。もうぜんぜんトップダウンじゃなくて。

そこが僕らが安心して学び続けられる、安心してチャレンジできる職場になっている理由だと思います。荒井校長と赤司校長の唯一の共通点で、ほとんど「これをやりなさい」「あれをやりなさい」はなかったと思います。

だからうまくいかなかったことはないんじゃないでしょうか? 別に僕はお金をもらっているわけじゃないので持ち上げ過ぎですけど(笑)。それがいいところだと思います。

三原:田渕さん、ありがとうございます。田渕さんは2010年から札幌新陽で働かれていて、先ほどもあったように大学院に行かれて、また今年度戻ってこられたんです。

逆に田渕さんは教務副部長として教務規定のリニューアルをトップダウンでおろして大失敗したということを「中つ火を囲む会」でシェアしてくれて(笑)。ぜひ田渕さんのトップダウンで職場がざわついた話を、noteで公開されているので見ていただけると、よりご理解が深まるかなと思うので。そんな感じですよね、田渕さん。

田渕:いや、本当にありがとうございます(笑)。今画面の向こうで爆笑していました。僕はそれで失敗したっていう話です。

三原:みなさん失敗しながらやられているので、すごく参考になると思います

フリーアドレスの職員室を作る3つのゾーニング

三原:次の質問が「学校のフリーアドレスはあまり想像がつかないのですが、実際は学年やコース、教科別に集まっていることが多いですか?」ということなんですけど。

ちょうど先生の学校で撮影した写真もあるので、それも踏まえて展さんからちょっと解説を。先生の学校で撮ってきたのは「中つ火を囲む会」をしている時の写真なので、ちょっと参考にはなるかわからないですけど。

赤司:ありがとうございます。今ちょうど映してもらっていて、ゾーンが大きく3つに分かれていて、今これは2つのゾーンが映っています。

奥の天井が黒い部分はわりと執務を集中的にできるようなスペースとして席がしつらえてあって、ここはふだんから生徒等も絶対に入れないゾーンにしています。「個人情報とかを扱う時はなるべくこっちで」って言っています。

実はリノベーションを3年前にやっていて、私自身、これも少しお手伝いしてるんですけど。職員室って個人情報がいっぱいあるのに、普通に机の上に置いたまま、生徒とかが先生の隣でなんかいろいろ習ったりしているなと思って、その状態にすごくどきどきしていたんですよ。

セキュリティを守りながら、コラボレーションもできる

赤司:なので、生徒が自由に入れる場所と入れない場所をしっかり分けることで、そういったセキュリティも守ろうって提案しました。手前のみんなが座っている四角い正方形の机のところは、執務もしますけど、コラボレーションやミーティングができるような場所ですね。

ここにちょうど入ってないゾーンに、スノーピークさんのアウトドア用のデッキチェアが仕事のいすとして使われています。

さっきのご質問で言うと、わりと学年とかコースとかで固まって座り気味ではありますが、あんまりがちっと固まっているっていうよりは、なんとなくふわっと集まっている。でも、その日の仕事によって話したい相手とかグループが違うので、ゆるゆるとずれている感じですね。

私は一般企業のコンサルの時とかもフリーアドレスの会社にいましたけど、わりとプロジェクトベースのメンバーで固まりやすいっていうのは、どこの組織もあると思っていて。その人たちが集まる感じですね。

菜央さん、すてきな写真をありがとうございます。これはたった一回だけ、完全に対面のみで「中つ火」をやった時ですね。ファシリテーターだけがリモートで、先生たち側は全員対面でグループワークした時ですね。

三原:以上になります。参考になれば。

赤司:フリーアドレスで席が決まっていないのと、荷物は全部一人ひとりロッカーがあって、帰る時はいったんそこにしまって、机の上をクリーンアップしてからみんな帰ってくれるので、次の日はまた別の席にも座りやすい状態になっています。

凸凹を補い合いあう管理職の先生

三原:ありがとうございます。じゃあ最後の質問ということで。「新陽高校の校内組織の中で管理職は校長先生以外に誰がいますか? 副校長、主幹教諭など」。

赤司:校長と、教頭が2人います。あと事務長が1人。なので管理職で言うとその4人になると思います。

ちょうど教頭2人もインタビューを受けてくれていて、今日まさに公開された「NewsPicks Education」の記事で、教頭2人が今のこの状況を見ている中で感じたことを話しています。

これもなかなか貴重なインタビューだったなと思います。その2人がいなかったら新陽はないというか、私は校長をやってられないなと思う。でもキャラがみんな違うので、凸凹を補い合っている感じだと思います。

さっきのトップダウンの話も、私は「これをやれ」はないんですけど、例えば情報が足りないとかはあります。みんなに同じようにはいかないので、私たちが相談して決定したと思っていることも一部の先生たちが「なんか急に決まった」と感じることはもちろんあります。

さっき田渕さんが言ってくれたみたいに、その人に意見を聞いてる人が誰かはいるので、それこそ教頭とかいろんな部長・副部長みたいな人たちが後からフォローしてくれることによって成り立っているような気はしています。

三原:ありがとうございます。あっという間にお時間になってしまったんですが、ちょっと先生の学校でお試しで「放課後タイム」をやろうと思ってまして。展さん、この後20分間ぐらい、もし個別で相談したい方もいらっしゃるかもしれないので、残ってもらって話をしてもいいですか?

赤司:はい、もちろんです。

「失敗」は、やり続けている限り「未成功」である

三原:では、場としてはいったん閉めようと思いますので、展さんから最後に一言メッセージをいただけたらと思います。

赤司:みなさん、本当に土曜日の夜の貴重なお時間をありがとうございました。もっとみなさんと本当は対話的に進められれば良かったんですけど、ちょっと私の話も長くなってしまってすみません。ぜひ残れる方がいたら残ってください。

先ほども言った通り、今新陽高校がやっていることはまさに現在進行形の挑戦中の出来事です。なので、今日はなるべくまとめて話そうと思って、わりといいことを話しましたが、失敗しながらやり直していることもたくさんあります。それをすべて「失敗」というよりは、やり続けている限り「未成功」であると捉えて私自身はやっています。

ですので、何か参考になれればすごくうれしいんですけど、さっき言った「公立の学校だと難しいんじゃないか」とか「そもそも管理職が変わってくれないと」というのは、全国にあるのもよくよくわかっています。

だからこそ、こういうチャレンジで「こういうことならやれそうだ」「なんか真似してやってみよう」とか、そういう組織や人が増えて仲間が増えてくれたら、いつの間にかオセロが全部ひっくり返っているように、社会が変わることが起きるとも信じています。ぜひご一緒していただければと思います。

私たちもまだまだ挑戦中、学習中ですので、いろいろみなさんのそれこそベストプラクティスをぜひ教えていただきたいと思います。ぜひ一度、新陽高校にも遊びにきてください。今日はありがとうございました。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 「1日休んだら授業についていけなくなる」という思い込み 糸井重里氏が考える、後から学べる時代における「学ぶ足腰」の大切さ

人気の記事

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!