2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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佐々木裕子氏(以下、佐々木):ありがとうございます。(「これからのビジョン」について)では、最勝寺さん。
最勝寺綾氏(以下、最勝寺):そうですね(笑)。今私が関わっている仕事が、3年前から想いを持ってやっているものです。ITだからこそできているeラーニングっていう仕組みを通じて、経済格差だったり、地域的な格差でいい教育を受けられない子どもたちが日本にもいますので、その子たちに向けてちゃんといい教育を提供していきたいというのは非常に思っています。
まだ立ち上げたばかりのサービスでもあるので、それをきちんと形にしていって、そして、いつかそれを自分の子どもにちゃんと還元できるとうれしいなと思っています。あとは日々の中では、やはり働いていると、私はずっと最勝寺綾という旧姓で働いていまして、生まれてから大学行って、就職してっていう、その人格の中で築き上げた最勝寺綾だなと思ってるんです。
でも、やはり家に帰ると何々ちゃんのママだし、主人の妻だし、嫁だし、という色んな顔があって、その顔があるからこそほっとできて、また仕事ができて、仕事でもママとしての意見が求められることもあって、何かそんな感じに、いいバランスというよりもシナジーを生みながら仕事していけたらいいなとは思っています。
佐々木:ありがとうございます。残り10分ぐらいあるので、私のほうからばかり質問してもなんなので、せっかくですから皆さんからも質問いただければと思いますが、何かこういうこと聞いてみたいなという方、お願いします。
質問者:ありがとうございました。私はまだ結婚もしていないんですが、ただ子供もやっぱり欲しいし、キャリアも積んでいきたいと思っているので、すごくバランスっていうのが大事だなと思っているんですね。
今、最勝寺さんの話の中で最後にバランスってお話があったんですけれども、皆様が考えるバランスのとり方、私生活とキャリアというところで、何か工夫されていることとかありますか?
最勝寺:難しいですね、バランス。頭は切り替えるようにしています。今、9時から17時まで仕事なので、その間はもう仕事モードの自分を楽しむ。17時になると慌てて帰り、子どもと会ってからは、携帯電話も仕事のメールとかちょっと見えちゃうのですけど、なるべく見ない。それで、そのまま寝てしまう。
また朝にちょっとバタバタしながら仕事して、仕事モードに切り替えるっていう形で。色んな顔がある中でも、全部一緒に過ごそうとすると、やはりちょっと苦しくなってしまうところがあるので、そんなふうにモードを切り替えながら私は生活をしています。
狩野真依子氏(以下、狩野):バランスをとるのってすごく難しいなと思っていまして、私の結論はバランスをとるということを無理に考えないということなんですけれども(笑)。お仕事ってすごく波があると思うので、すごく忙しい時期もあれば、ちょっと余裕のある時期もあったりすると思うんですね。なので、自分の中で忙しい時期は、仕事頑張るぞというふうに決めていて、仕事がちょっと落ち着いている時期は違うことをやろうというふうに決めています。
自分の気持ちの問題なだけかもしれませんが、そう決めるだけでも気持ちの整理ができて、また明日は明日でがんばろうと切り替えができる。なので、無理にバランスをとらず、その時々の判断で決めるというようにしています。
坂本千映子氏(以下、坂本):人それぞれ仕事と家庭のバランスを取り方があっていいと思います。私の場合は料理だけはやるっていうふうに決めています。メキシコに主人がいるときもメキシコの冷凍庫に20食ぐらい作って、「じゃあ、頑張ってね!」って言って帰ってくるというような生活をしてたので、料理っていうのはキーワードでしたね。
質問者:今日はお話ありがとうございます。坂本さんへの質問になってしまうんですけど、中途入社でいらしているということで、個人的にリクルートってとても大義を大事にしている人が残っている、という印象をもっているんですけれど。
大義のない仕事をやっちゃっているなと思っている時に、転職って私自身は考えるっていうのがあって、今はそうじゃないので転職を考えていないんですけれど、坂本さんが転職を考えられた契機とか、ちょっとお話をうかがえたら嬉しいなと思います。
坂本:そうですね。多分、人それぞれ転職のタイミングってあると思いますが、私のタイミングはシステム構築に一通り携わっていて、大義っておっしゃいましたが何のためにやっているんだろう、って思うことがあったんですよね。
お客さんのシステム開発をして、本当はこのほうがいいのにできないことがジレンマで、そのときにずっとリクルートっていう社風が好きだったこともありので、リクルートだけ受けて、奇跡的に受かって転職を決意しました。リクルートは目的意識を持った人の集団なので、その文化はすごく好きですし自分に合っていると思っています。
佐々木:他にありますか?
質問者:ありがとうございます。私は今ちょうど育休中だったりして、これから復帰するんですが、今までけっこう忙しく働いていて量をこなしていたんですけど、リクルートもすごく忙しいイメージがあるんですが、身近なワーキングマザーの方々が成果主義だったり、チームの中でどういった形で働いているのかっていうのと、あとは第一線で働いてらっしゃるのか、みたいなところを含めて教えていただけたら。
最勝寺:確かに今まで私も20代の頃はとにかくよく働いていました。量が質を生むっていうふうに思って働いていたタイプなんですけど、やはり復帰してからは、それはどうしても難しいなというふうに思ってまして。
そうしたときにいかに自分の存在が、関わる周りにいい影響を与えているかっていうところで、周りが価値を感じてくれているのかなと思ってまして、できる限りチームに対して働きかけることっていうのを自分としては考えながらやっています。
そうすることによって、どうしても今日はお休みしないといけないとか、これできないってことがやはり発生してしまって、どうしても迷惑をかけてしまうことっていうのがあるんですね。
ただそのときも、普段からやはりそういうふうに周りに接していると、メンバーの方とか周りも助けてくれるので、お互い様っていうことで、すごく私もいやすいなというふうに思っていますし、そんな感じで今は働いております。
今メンバーにも2人ほどワーキングマザーがいるんですけれども、皆さんそれぞれの悩みがあるとは思うものの、今はやはり自分の専門分野であったり、得意なところを活かして、楽しそうに働いてくれているのでよかったなとは思っております。
佐々木:それでは、リクルートライフスタイルはどうですか?
狩野:ライフスタイルは、会社の話ですと女性の比率が結構高くて、半分ぐらいは女性なんです。そういった意味ではみなさん理解が高いですし、働きやすい組織というふうに言えるのかなと思います。
いろいろな支援もありまして、例えば、在宅で仕事ができるシステムや制度というのもあります。ママさんに限らず、いろいろな人が状況に応じて様々な働き方を選択できるべきだということで、試用期間で試しに男性のイクメンの方々にも在宅ワークを経験してもらったりと、制度を拡充していくような取り組みもやっています。
私の周りにも一緒にお仕事をさせていただいているワーママの方や妊娠中の方が数名いらっしゃるのですが、人それぞれだなっていうのをすごく思います。
ある人はすごく仕事に比重があって「リーダーをやりたい」と言っている。ある人は「今はバランスを取って負荷なく働きたい」と言っている、というふうに、すごくバラバラだなと思います。でも、傍から見ていて、とてもうまく動かれているように思う方の場合って、自分の「こうしたい」ということをはっきり言っているように思います。
例えば、「この1年間は、私はここまでお仕事頑張りたいと思う」とか、「こんなお仕事の取り組み方をしたいと思う」っていうことを、恐らくちゃんと周りに言っていて、そうすると周りも「この人はここぐらいまでできるんだな、やりたいんだな」ということがわかりやすくなるので、サポートがしやすくなるっていうのが、見ていて思うところではあります。
佐々木:坂本さんは、いかがでしょうか。
坂本:私の所属しているリクルートテクノロジーズが多分一番ITの会社だと思うんですけれど、ワーキングマザーの方も第一線で活躍しているのと、わりと長時間と思われがちなんですがそんなことはないです。私もいつも7時には帰るのですが、その時は周りもいないという状況です。
普段の生活でいかに知識をつけるかとか、そういうのも大事なので、特に長時間労働という形ではないのかなというふうに思っています。あと男性も結構イクメンが多くて、うちのエグゼクティブマネージャーとかも、お迎え帰宅っていう日が毎週あって、男性で役職につかれている方も育児に参加している社風は素敵だと思っています。
佐々木:何が秘訣なんですか?
坂本:私もわからなかったんですけれど、周りに言うこととか、私はこういうスタイルだからっていうふうに確立しているのが多分秘訣なんだなと、今、狩野さんの話を聞いて思いました。
佐々木:はい。ありがとうございます。では最後。2つありましたね。一言でお願いします。
質問者:皆さん結婚していらして、私はまだ結婚していないんですけれど、これから結婚の予定があって、私も仕事が好きなので仕事を続けていこうとしているんですが、夫となる人は東京の人なんですが、ちゃんと話しておくべきこととか。
佐々木:じゃあ、狩野さん。
狩野:期待値調整だと思います(笑)。
佐々木:職場と同じってことですね?
狩野:同じですかね(笑)。
最勝寺:私は、仕事をどうしていきたいかっていうところは彼と話しました。それで悩みましたけれども。
佐々木:坂本さんも一言。
坂本:そうですね。話すことですね(笑)。
佐々木:では、最後の1人。
質問者: 1点おうかがいしたいのが、壁にぶつかった時、どうしているのか、ということなんですけど、先ほど坂本さんにはうかがったので、狩野さんと最勝寺さんにうかがいたいと思うんですけど。
皆さん周りが優秀で、自分には自信が持てないというところで、そんな時に、例えばメンバーの方や部下の方にどういうふうなアドバイスされているか、ご自身はこれまでこういうことをしてやってきた、というのがあれば教えていただきたいと思います。
佐々木:じゃあ、最勝寺さんお願いします。
最勝寺:私は自分の強みをもう1回信じるという感じですね。20代の若いときはどんどん量をこなして、自分の弱いところも克服して強みに変えていくって動きが、もしかしたらできるかなって思うんですけど。
もう今30を過ぎていて、なかなか時間も作れないという中では、弱みを克服するのも難しいなと思っているので、自分の強みとするところをどんどん伸ばしてアピールしていこうと思って頑張っています。
質問者:自分の強みとは?
最勝寺:自分で言うの、ちょっと恥ずかしい(笑)。何か感じ取ってもらったらうれしいです!
佐々木:じゃあ、狩野さんから見た彼女の強みとは?
狩野:いっぱいあるよね(笑)。何だろう、整理するのが得意だよね。
最勝寺:それはちょっと自分の強みと思ってなかった(笑)。
狩野:あ、ごめん(笑)。
最勝寺:人の話をよく聞いて、調整したりというのは得意かもしれないですね。
佐々木:では、狩野さん、どうぞ。
狩野:悩んだときですよね。悩みの内容や観点によって対応策って違うと思うのですけれど、とにかくいろんな人に相談してみるというのは、ひとつやってみたらいいと思います。自分ひとりでは気づかなかった視点や解決方法なんていうのも貰えるかもしれません。私も困ったときは、いろんな方に相談させてもらいます。内容によって相談する相手も違っていたりもします。
質問者:ありがとうございました。
佐々木:では、パネルディスカッションはこれで終了したいと思います。ありがとうございました。
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