資金繰りに行き詰まったときに目先の資金を調達することは重要ですが、それだけでは根本的な経営課題の解決にはなりません。
日本中小企業金融サポート機構は国が認定する「経営革新等支援機関」として、ファクタリングによる資金提供と経営改善に向けたコンサルティングサービスを提供しています。
そこでこの記事では、他社と比較した同機構の特徴や、実際に利用したユーザーの口コミを詳しく解説。
申し込みから入金までの手順や注意点なども取り上げていますので、ファクタリングやコンサルティングの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
![]() | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ||||||
| 法人 | 個人 | 手数料 | ノンリコース有無 | 審査時間 | 入金スピード | 対応エリア |
| ◯ | ◯ | 1.5%~ | あり | 最短30分 | 最短3時間 | 全国 |
| 2社間 | 3社間 | 最低取引額 | 上限取引額 | オンライン | 土日対応 | 24時間対応 |
| なし | なし | ◯ | △ | × | ||
| 特徴 | ||||||
| ・買取金額の上限下限はなし ・過去には3万円~2億円の実績あり ・援総額は201億円、取引社数は8,130社、対応業種は27業種の実績あり(2023年時点) ・手数料は1.5%、業界では低水準※ ・審査最短30分、最短3時間入金を非対面で完了できる ・必要書類は2点のみ!通帳のコピーと売掛金に関する資料 ※参考:日本中小企業金融サポート機構 | ||||||
日本中小企業金融サポート機構とは?10個の特徴を解説

ここでは、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングについて10個の特徴を解説します。
- 豊富なサポート実績あり!資金繰り対応業種は27種
- 経営革新等支援機関として経営改善を徹底サポート
- 審査結果は最短30分、入金は最短3時間のスピード対応が可能
- 基本的に必要書類は2種類でOK
- 独自のAIファクタリング「FACTOR⁺U」なら最短40分で入金可能
- 赤字決算・税金滞納企業や個人事業主でも利用可能
- 買取金額の下限・上限設定なし
- 2社間・3社間ファクタリングの両方に対応している
- 売掛先が個人事業主の債権も買取できる可能性がある
- 償還請求権がない「ノンリコース契約」を結べる
ひとつずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。
豊富なサポート実績あり!資金繰り対応業種は27種
日本中小企業金融サポート機構は2017年の設立以来、資金繰りに関して豊富なサポート実績があります。
- 支援総額:318億円
- 取引社数:13,190社
- 対応業種:27種
そのため、同機構はこれまでの実績や信頼性を重視してファクタリング会社を選びたい人におすすめです。
また、日本中小企業金融サポート機構は対応できる業種も27種類と多い点もメリット。
建設業や運送業、製造業などでの実績があります。
もちろん、個人事業主の利用にも対応しており、規模を問わずサポートの依頼が可能です。
経営革新等支援機関として経営改善を徹底サポート
日本中小企業金融サポート機構は国が認定する「経営革新等支援機関」に登録されています。
経営革新等支援機関とは、企業の財務状況を分析し、経営や財務状況の改善、事業計画の策定などに関するコンサルティングを行う専門的なサポート機関です。
そのため、同機構では一時的なファクタリングだけではなく、根本的な課題解決に向けた長期的なサポートを得られる点が大きなメリットです。
同機構には厳しい認定基準をクリアしたスタッフが在籍しているため、信頼できる相談先と言えるでしょう。
審査結果は最短30分、入金は最短3時間のスピード対応が可能
日本中小企業金融サポート機構では、書類提出後、最短30分で審査結果がわかります。
入金には最短3時間で対応できるため、急いで資金調達が必要な人におすすめです。
また、同機構では債権譲渡登記(※)が不要なため、手続きの手間を省くことも可能です。
突発的に資金が不足した場合でも、書類を用意できれば即日で対応してもらえるため大きな安心材料となるでしょう。
ただし、混雑している場合や書類に不備があった場合には時間がかかる点に注意が必要です。
また、同機構は営業時間外は対応してもらえないため、平日の早い時間帯に審査を申し込むことをおすすめします。

基本的に必要書類は2種類でOK
日本中小企業金融サポート機構では、ファクタリング審査に必要な書類が少ない点が大きなメリットです。
基本的に、下記の2種類があれば審査の申し込みが可能です。
- 口座の入出金履歴(直近3ヶ月分)
- 売掛金に関する書類(請求書・契約書など)
必要書類が少ないため、準備から入金までの時間を短縮できる点が大きなメリットです。
決算書や確定申告書など準備に時間がかかるような書類もないため、なるべく手間をかけたくない人におすすめです。
ただし、契約内容によっては追加書類が必要になるケースもある点には注意しましょう。
独自のAIファクタリング「FACTOR⁺U」なら最短40分で入金可能
日本中小企業金融サポート機構では、AIを活用したファクタリングサービス「FACTOR⁺U(ファクトル)」も提供しています。
すべての手続きがインターネット上で完結するため、入金までは最短40分と従来のサービスよりもスピーディーな資金調達が可能です。
買取可能金額は1万円〜なので、個人事業主やフリーランスでも利用しやすいでしょう。
使い分けとしては、ファクタリングと経営相談をしたい場合は従来のファクタリングサービス、入金スピードを重視したい場合は「FACTOR⁺U(ファクトル)」がおすすめです。
| FACTOR⁺U(ファクトル)の概要 | |
|---|---|
| 利用可能 | 法人、個人事業主、フリーランス |
| 入金までの時間 | 最短40分(審査結果は最短10分で判明) |
| 手数料 | 買取手数料:1.5%〜 ※サービス登録やシステム利用に関する手数料は不要 |
| 買取可能金額 | 1万円~上限なし |
| 必要書類 | 口座の入出金履歴(直近3ヶ月分) 売掛金に関する書類(請求書・契約書など) ※追加書類が必要になるケースもある |
| 営業時間 | 9:30~18:00(平日) ※審査へ申し込みは24時間受け付け可能 |
赤字決算・税金滞納企業や個人事業主でもファクタリングを利用可能
銀行の融資では赤字決算や税金滞納があると資金調達が難しくなりますが、日本中小企業金融サポート機構ではファクタリングの申し込みが可能です。
これは、ファクタリングの審査では利用者ではなく売掛先の信用力をより重視しているためです。
そのため、売掛先の信用力が高ければ、下記のようなケースでも資金調達が可能です。
- 赤字決算がある
- 税金滞納がある
- 創業から間もない
- 融資審査を断られた
- 経営規模が小さい個人事業主 など
同機構では経営改善のアドバイスも受けられるため、まずは相談してみることをおすすめします。
買取金額の下限・上限設定なし
日本中小企業金融サポート機構でのファクタリングでは、買取可能金額に制限が設けられていない点が大きな特徴です。
これまでの買取実績は3万円~2億円なので、規模を問わず幅広い企業が利用できることがわかります。
とくに、小規模事業者や個人事業主にとって、小口の債権を現金化できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
2社間・3社間ファクタリングの両方に対応している
日本中小企業金融サポート機構では「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の両方に対応しています。
2社間ファクタリングはファクタリング会社と利用者のみで行う契約方式で、売掛先へ知られることなく最短即日で資金を調達できるのが大きなメリット。
一方、3社間ファクタリングは売掛先への通知が必要なため現金化まで時間がかかりますが、2社間よりも手数料を安く抑えられる点が魅力です。
両者の主な違いは下記のとおりです。
| 2社間・3社間ファクタリングの違い | ||
|---|---|---|
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
| 概要 | ファクタリング会社と利用者のみで行う契約方式 | ファクタリング会社、利用者、売掛先で行う契約方式 |
| メリット | 最短即日で現金化が可能 売掛先への通知が不要 | 2社間よりも手数料が安め 2社間より審査に通りやすい |
| デメリット | 3社間よりも手数料が高め 債権譲渡登記が必要な場合は時間 コストがかかる(法人) | 現金化までに時間がかかる 売掛先にファクタリングの利用を知られる |
| おすすめの人 | 早く資金を調達したい 売掛先に知られたくない | 手数料を安く抑えたい 審査通過率を上げたい |
それぞれメリットとデメリットがあるため、自社のニーズに合わせて選択することが重要です。
どちらが良いか迷う場合には担当スタッフに相談するのもひとつの方法です。
なお、2社間・3社間ファクタリングのより詳しい違いや注意点について知りたい場合は、下記の記事もチェックしてください。

売掛先が個人事業主の債権も買取できる可能性がある
日本中小企業金融サポート機構では、売掛先が個人事業主になっている債権でも買取できる可能性があります。
Q.個人事業主ですが、ファクタリングを利用できますか?
引用:即日振込なら日本中小企業金融サポート機構
A.売掛先が法人でしたら、ご利用いただけます。売掛先が個人事業主様でも買取可能な場合もありますので、まずは一度ご相談ください。
個人事業主は法人に比べて信用調査が難しく、貸倒れリスクが高いとみなされるため、買取に対応しているファクタリング会社は少ないのが現状です。
日本中小企業金融サポート機構も必ず買い取ってもらえるとは限りませんが、まずは相談してみましょう。
一般的に、長期にわたる取引実績がある場合や、個人事業主の知名度が高い場合には審査に通る可能性が高くなります。
売掛先が個人のファクタリングで審査通過率を高めるポイントや注意点などについては下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

償還請求権がない「ノンリコース契約」を結べる
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング契約は、償還請求権がない「ノンリコース契約」です。
「ノンリコース契約」とは、売掛先が支払い不能になっても売掛債権を譲渡した側(ファクタリング利用者)が支払い義務を追わないという契約方式です。
万が一売掛先が支払い不能になった場合のリスクは、ファクタリング会社が負います。
同機構との契約については問題ありませんが、なかには償還請求権付きの「リコース契約」を結ばせようとする悪質業者も存在しているため、十分に注意してください。
念のため、金融庁や日本貸金業協会から発表されている注意喚起も確認しておきましょう。
日本中小企業金融サポート機構の口コミ・評判を調べてみた
支援体制が充実している日本中小企業金融サポート機構ですが、実際に利用した人の評価はどうなのか気になりますよね。
ここでは、同機構の良い口コミ・悪い口コミを集めてみました。
利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
日本中小企業金融サポート機構の良い口コミ・評判
日本中小企業金融サポート機構の良い口コミ・評判としては、下記の内容が多く見られました。
- 迅速に対応してもらえた
- 説明や対応が親切・丁寧だった
- 必要書類が少なく手間がかからなかった
ひとつずつ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
迅速に対応してもらえた
実際のユーザーからは「急な相談に対応してもらった」「審査がスピーディーだった」という口コミが見られました。
弊社アパレル商品制作をしている会社ですが 急遽困っていたところ即対応をしていただき希望日程に間に合わせていただきまして
本当に助かりました。
引用:https://maps.app.goo.gl/8HNdLmSZciKKrzpCA
急な相談にもかかわらず早急に対応いただきました。連絡や打ち合わせも本当にすぐに設定いただけました。必要なポイントを素早く丁寧に説明いただき感謝しております
引用:https://maps.app.goo.gl/9pVh4RGg2VxcG7rL7
初めて利用した際、書類を送付してからのスピーディな審査と担当の方も丁寧に対応頂き希望金額のほぼ満額での回答で利用させて頂き大変感謝しております。その後2〜3度利用させて頂いた際も同様の対応で大変助かっております。
引用:https://maps.app.goo.gl/BNnwr6nc8owQ1QAQ7
急いで資金が必要な場合にファクタリングを利用する人も多いため、迅速に対応してもらえるのは安心感がありますね。
複数回にわたり同機構を利用している人の口コミもあり、安定したサービス品質が期待できます。
説明や対応が親切・丁寧だった
日本中小企業金融サポート機構の対応に関しては、「説明や対応が親切・丁寧だった」という口コミが多く見られました。
初めて利用させて頂いてからわかり易く丁寧な説明と、いつも親切な対応をして頂いて担当者の方や電話で対応して頂いた方には感謝しかありません。いつもありがとうございます。
引用:https://maps.app.goo.gl/9z5yvwSW4gocLhjy7
担当者の方には本当に親切にしていただき有難うございました。対応も真摯に聞いてくださって、審査も迅速な対応いただけるように勧めてくださいます。またご相談の際にはよろしくお願いします
引用:https://maps.app.goo.gl/kZccm5dpMASCLEWUA
ファクタリング会社の中でも一番良い会社だと思います!
他社利用ありましたが、少額や個人事業主に対応してる所を探していて今回お世話になりました。
初回なので、他口コミにあるように時間がかかる事は承知でしたが最初の連絡から2日位で着金致しました。
担当していただいた、加藤さんが最初から最後まで、その都度丁寧に対応してくれたおかげです!
とても感謝しています。
加藤さん、本当にありがとうございました!
また利用する時はと言ったら、お恥ずかしいですが…またその時は宜しくお願いいたします。
引用:https://maps.app.goo.gl/1e7egNCJMc7sXS2L6
同機構ではわかりやすく丁寧に説明してくれる点や、真摯に相談に乗ってくれる姿勢が評価されていました。
初めてファクタリングを利用する場合は不安な点も多いものですが、同機構であれば初めてでも安心して利用できるでしょう。
必要書類が少なく手間がかからなかった
そのほか、「必要書類が少なくて良かった」「手間がかからなかった」という口コミも見られました。
対応がすごく早くこちらの気持ちになって担当者も素早く対応してくれました。非常に感謝してるのと銀行対応より早く書類も少なく良かったです
引用:https://maps.app.goo.gl/31HyhEMYnLa7ZtrE9
何度か利用しています。必要書類等も少なく手間なく取引させてもらってストレスフリーで契約まで時間を取られず使いやすいです。無理なご相談をした際も、担当の飯沼さんの手際がよく契約まで運べたのが素晴らしかったです。
引用:https://maps.app.goo.gl/nPTze9hkhJDDzvty5
基本的に、日本中小企業金融サポート機構の必要書類は「口座の入出金履歴」と「売掛金に関する書類」のみです。
銀行融資のように準備に手間がかかる書類がないため、負担を軽減できる点が大きなメリットです。
ただし、案件によっては追加書類が必要になるケースもあります。
正確に審査を実施するために求められるものなので、できる限り迅速に対応しましょう。
日本中小企業金融サポート機構の悪い口コミ・評判
一方、日本中小企業金融サポート機構の悪い口コミ・評判としては下記のコメントが見られました。
- 手数料が高かった
- 審査まで時間がかかった
悪い口コミもチェックしておくことで、予期せぬトラブルを避けることが可能です。
ここで紹介する内容がすべての利用者に当てはまるわけではありませんが、「こういうケースもある」と知っておくことが重要です。
ひとつずつ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
手数料が高かった
日本中小企業金融サポート機構の買取手数料が高かったという口コミが見られました。
紹介サイトや口コミサイトでは、手数料1.5%〜10%とあるが、実際に依頼したところ20%でした。。。
引用:https://maps.app.goo.gl/gU88shvo322TpShe7
筆者が調べたところ、同機構の公式ホームページでは手数料は「1.5%〜」と記載されていますが、同機構を紹介している外部記事のなかには「1.5%〜10%」と記載しているものも見られました。
外部記事は情報が古い場合もあるため、正確な情報は公式ホームページで確認することが重要です。
また、手数料の上限が設定されていない場合、売掛先の信用力や債権の金額などによって手数料が変動するケースもあります。
そのため、手数料が「高い」と評価されることもあれば、「安い」と評価されることもあります。
今まで利用したファクタリング会社の中で、一番手数料が安かったです。
担当の方が凄くいい人で、ファクタリングだけじゃなく助成金なども詳しくて頼りになりました。
引用:https://maps.app.goo.gl/5Dm9EmKMkJueU86Z9
他社と比べて手数料が高いわけでもなく、担当者がしっかりと対応をしてくれる為初めての利用でもしっかりサポートしてくれます。
最近ファクタリングは変な会社が多いのでここに辿り着くには少し時間がかかりましたがとてもおすすめです。
引用:https://maps.app.goo.gl/sAzgwTnj65EwKtav6
少しでも条件が良い取引をするためには、口コミだけを参考にするのではなく、実際に複数の会社に相見積もりを出すことをおすすめします。
審査まで時間がかかった
悪い口コミとしては、「審査まで時間がかかった」という内容が見られました。
HPには最短の審査時間を掲載していますが、資料を出した日にちから3日経ってから、6日目に審査に取りかかる連絡が来ました。資金調達に関しては、いざというときのために、軽度な資金繰りであれば、なるべく違うサービスを利用しようと心がけていますが、ここをあてにすると、結果的に資金繰りは厳しくなるのでは?と感じています。
引用:https://maps.app.goo.gl/oysFcJ779veGsKfE9
この口コミをみる人は多分現在困ってる人だと思うからしっかり書きます。ここは審査も遅くて追加資料多すぎて数日かかる、最初に全部言えばいいのにね、あと金利めちゃくちゃ高いから他検討しながら相見積もりしてから考えた方が良いよ。私は他で検討したら合計で15%の差がでて他のファクタリング業者に変更しました。
引用:https://maps.app.goo.gl/6Ez1foqwstQQcppD7
午前中から資料送ったり、電話のやりとりをして担当者から
通します!
どうにかします!
と言われそこから別の担当者に変わり最終的に19時手前まで待ち契約書がメールで届き期待したところ電話でダメでしたと連絡。
本日外注さんに支払いがあったのでホッとしていたのに19時まで待たせてそれはないでしょって感じです。
元請けとのラインのやり取り、請求書、通帳の写しなどかなりの数を提出して期待だけさせてこの仕打ちはあんまりです。
しかも最初の通すと言い切った担当者からは何の連絡もなし。
こちらに不備があったから通らなかったのも分かるけどやり方が酷すぎる。
引用:https://maps.app.goo.gl/FDTNcaGqu7dpDCeo6
急いで資金を調達したい人にとって、審査に何日も待たされるのは辛いですね。
ただ、公式ホームページなどで紹介している「最短〇時間で入金」というのは、あくまで条件がそろった場合の最短時間であるという点は理解しておく必要があります。
たとえば、審査が混雑している、必要書類に不備がある、追加で書類の提出が必要などのケースでは入金までの時間は変動するため注意しましょう。
そのため、時間に余裕を持たせて複数の会社に見積もりを依頼し、対応が早い会社を選ぶのもひとつの方法です。
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングで注意すべきポイント

日本中小企業金融サポート機構でファクタリングを利用する際は、下記のポイントに注意してください。
- 買取手数料の上限が公開されていない
- 土日・祝日はファクタリングを利用できない
- ファクタリングで買取できない売掛債権もある
- 継続的な資金調達には向かない
ひとつずつ解説するので、利用前に必ず目を通してください。
買取手数料の上限が設定されていない
日本中小企業金融サポート機構は業界最低水準の買取手数料(1.5%〜)をアピールしていますが、上限が設定されていない点には注意が必要です(※)。
ファクタリングの手数料は「売掛先の信用力」や「売掛債権の確実性」など、複数の要素によって決まります。
そのため、常に業界最低水準の手数料で買い取ってもらえるわけではないことは理解しておきましょう。
少しでも手数料を安く抑えたい場合は、複数の会社に相見積もりを出すことをおすすめします。
土日・祝日はファクタリングを利用できない
残念ながら、日本中小企業金融サポート機構では土日・祝日はファクタリングを利用できません。
営業時間は下記のとおりです。
- 平日:9:30〜18:00
- 土日・祝日:休業
なお、対応してもらえるのは平日の営業時間内のみですが、公式ホームページからの見積もり申し込みには24時間対応しています。
もし、土日・祝日に急いでファクタリングを利用したい場合は「labol(ラボル)」を検討してみましょう。
審査は24時間実施しているわけではありませんが、通過すれば最短30分で入金してもらえますよ。

ただし「labol(ラボル)」は、個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングサービスなので、法人の場合はPMGの検討がおすすめです。
PMGは入金対応は平日の営業時間内になりますが、ファクタリングや経営改善の相談は土日・祝日でも対応が可能です。
財務コンサルティングは無料なので、ぜひ検討してみてください。

ファクタリングで買取できない売掛債権もある
債権にはいくつか種類がありますが、ファクタリングの買取対象になるのは金額や支払期日がすでに決まっている未払いの「確定債権」が基本です。
下記のような債権は買取できない点に注意してください。
- すでに売掛金を回収済みである
- すでに支払期日が過ぎている
- 契約内容が変更される可能性のある債権
- 不良債権(売掛金の回収が難しい債権のこと)
- 給与債権(労働者が会社に対して給与を請求できる権利) など
なお、2021年の民法改正により、譲渡禁止特約付きの債権(※)も売却できるようになりました。
ですが、売却により売掛先との取引関係が悪化する可能性がある場合には慎重な判断が必要です。
どの債権を売却するべきかわからない場合は日本中小企業金融サポート機構に相談してみましょう。
- 売掛債権を第三者へ譲渡することが禁止されている債権のこと
ファクタリングは継続的な資金調達には向かない
日本中小企業金融サポート機構に限ったことではありませんが、ファクタリングは継続的な資金調達方法には向いていない点に注意が必要です。
というのも、ファクタリングは毎回手数料が発生し売掛金を満額現金化できないため、継続して利用すると逆に資金繰りが悪化するリスクがあるからです。
継続的に資金が必要な場合は融資などほかの方法を検討するか、根本的な経営課題を解決する必要があります。
同機構では経営改善に向けたコンサルティングも実施しているため、資金繰りに悩んだ場合は相談してみましょう。
日本中小企業金融サポート機構がおすすめな人・おすすめできない人の特徴

ここまで解説した内容を踏まえ、日本中小企業金融サポート機構の利用がおすすめな人とおすすめできない人の特徴をまとめました。
詳しく解説するので、自社に合うファクタリング会社かどうかの判断材料にしてください。
日本中小企業金融サポート機構がおすすめな人の特徴
日本中小企業金融サポート機構の利用がおすすめな人の特徴は下記のとおりです。
- これまでの支援実績を重視したい人
- 経営改善に向けたコンサルティングを受けたい人
- 最短即日で資金を調達したい人
- オンライン完結で資金を調達したい人
- 少額から高額までの売掛債権を現金化したい人
- 個人事業主やフリーランス
同機構は豊富な支援実績があり、経営革新等支援機関として経営改善サポートも受けられる点が大きなメリットです。
買取可能金額に制限がないため、大企業から個人事業主まで、規模を問わず幅広い企業が利用できる点も特徴的です。
急いで資金を調達したい人にはオンライン完結型のファクタリングサービス「FACTOR⁺U(ファクトル)」も提供されているので、ニーズに応じて使い分けたい人にもおすすめですよ。
日本中小企業金融サポート機構がおすすめできない人の特徴
一方、下記に当てはまる場合には日本中小企業金融サポート機構はおすすめできません。
- 土日・祝日にファクタリングを利用したい人
- 個人事業主あての売掛債権しかない人
日本中小企業金融サポート機構では申し込み自体は24時間対応していますが、実際に対応してもらえるのは平日の営業時間内です。
個人事業主・フリーランスの人が土日・祝日にファクタリングを利用したい場合は、「labol(ラボル)」を検討してみましょう。
また、個人事業主あての売掛債権しかない人も要注意です。
日本中小企業金融サポート機構では個人事業主あての売掛債権も買い取ってもらえる可能性はありますが、事前相談が必要です。
売掛先の信用力によっては買取が不可になるケースもあるため、個人事業主あての債権買取が可能と明言している「ペイトナーファクタリング」の利用も検討してみましょう。

日本中小企業金融サポート機構の審査通過率は?審査落ちを避けるコツは?

残念ながら、日本中小企業金融サポート機構では審査通過率を公表していません。
ただ、豊富な支援実績があることや、中小企業から個人事業主まで事業規模を問わず利用できることから、柔軟な審査体制であることが推測できます。
とはいうものの、すべての案件が通るわけではなく、状況によっては審査に落ちる可能性もあります。
審査に落ちるのを避けたい場合は、下記のポイントを意識してみてください。
- 売掛先の信用力が高い債権を選ぶ
- 継続的に取引している売掛先を選ぶ
- 支払期日がほどよく短い売掛債権を選ぶ(長くても2ヶ月程度)
- 必要書類を不足なく用意する
- 3社間ファクタリングを利用する(2社間より審査に通りやすい) など
売掛債権を複数所有している場合は、どの債権が審査に通りやすいか担当スタッフに相談してみるのもひとつの方法です。
日本中小企業金融サポート機構でファクタリングを利用する手順

ここでは、日本中小企業金融サポート機構の申し込みから入金までの手順について解説します。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングでは流れが多少異なりますが、基本的な手順は下記の5ステップです。
- 必要書類を用意しておく
- 見積もりを申し込む
- 審査を受ける
- 契約後、買取金が入金される
- 回収した売掛金を返却する(2社間ファクタリング)
ひとつずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。
見積もりを申し込む前に必要書類を用意しておくと手続きがスムーズに進みます。
日本中小企業金融サポート機構の必要書類は原則として下記の2種類です。
- 口座の入出金履歴(直近3ヶ月分)
- 売掛金に関する書類(請求書・契約書など)
次に、電話または公式ホームページから見積もりを申し込みます。
- 電話:03-6435-7371(平日9時~18時)
- 公式ホームページ:申し込みフォーム
公式ホームページから申し込む場合は、会社名、担当者名、電話番号、メールアドレスを入力するだけなので、5分もかからず完了します。
その後、日本中小企業金融サポート機構から連絡が来るまで待機しましょう。
担当スタッフから連絡が来たら書類を提出し、審査に進みます。
もし、ファクタリングについて不明な点がある場合は、この段階で担当スタッフに相談しておくと良いでしょう。
書類は、オンライン・メール・FAX・LINEのいずれかで提出が可能です。
LINEを希望する場合は、下記のURLから友だちに追加するとスムーズです。
問題なく書類が受理されると、最短30分で審査結果がわかります。
審査結果や買取金額に問題がなければ契約に進みます。
2社間ファクタリングを利用する場合は、売掛金回収後の支払期日がいつかも確認しておきましょう。
日本中小企業金融サポート機構ではクラウドサインを導入しているので、オンラインでの契約手続きが可能です。
早ければ申し込みから最短3時間で指定の口座に入金されます。
なお、3社間ファクタリングを利用した場合はここで手続きは終了です。
2社間ファクタリングを利用した場合は、後日売掛先から回収した売掛金を日本中小企業金融サポート機構に返却する必要があります。
一般的に、支払期日は売掛金の入金日当日に設定されるケースが多い(※)ので、速やかに手続きを済ませましょう。
支払期日に遅れると遅延損害金などが発生する可能性もあるため、期日は必ず守ってください。
返却が遅れる見込みとなった場合は、速やかに日本中小企業金融サポート機構に連絡しましょう。
支払期日に遅れた場合のリスクなどについては下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- 自社調べ

日本中小企業金融サポート機構のファクタリングについてよくある質問
ここでは、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングについてよくある質問に回答します。
- 必要書類が少ないほうがファクタリングの審査に通りやすい?
- 日本中小企業金融サポート機構は地方企業でも利用できる?
- 日本中小企業金融サポート機構では売掛先に知られずにファクタリングできる?
ひとつずつ回答するので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
日本中小企業金融サポート機構は最短3時間で資金調達できるスピード感のあるファクタリングに加え、財務コンサルティングなどの経営改善サポートを行っています。
口コミでは迅速・丁寧な対応が高く評価されていたことから、資金調達はもちろん、経営相談をしたい中小企業や個人事業主にとって心強い存在と言えます。
ただし、同機構では手数料の上限が設定されていない点に注意しましょう。
契約前に複数の会社に相見積もりを依頼してから判断すると、より安心して取引ができるので参考にしてくださいね。




