2024.10.10
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Jack Dorsey Speech(全1記事)
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今日はすごくたくさんの方に来て頂きました。ありがとうございます。
今日はいつもとは違うこと、今までに一度もやったことがないことをします。これまで私の人生の岐路で役に立った本をいくつか朗読したいと思います。
私からはこれらのポイントをご紹介しますが、これらの本からたくさんの教訓を学ぶことができます。皆さんもお時間があればご自身で読んでみてください。
初めに画家のロバート·ヘンリー著「アートスピリット」をご紹介します。画家を含むアーティストと私たちにはたくさんの類似点があります。
この本は芸術科の学生の視点から語られる創造性について書かれています。本屋ではペーパーバックの取り扱いがなかったので、スマートフォンで読み上げます。こう始まります。
「芸術が真の意味で理解されるとき、それは一人ひとりの人間の摂理である。シンプルに、“何かをすることの意味”を問う。芸術は外にあるわけでもなければ、無駄なものでもない。アーティスティックな心が内にあれば、どんな仕事に就いていようとその人は独創的で、探求的、大胆で型破りな自己表現者となる。彼は人々の興味を掻き立てるようになる。彼のやることは人々の心をかき乱し、動転させ、啓発し、物事を理解する新しい方法を提示する。普通の人が終わろうとする時アーティストは、まだ終わりではない、まだその先に何かがある可能性があると言う。」
これはまさに、皆さんが直面している状況と同じだと思います。皆さんが「まだ終わっていない」と言う人々となるのです。
「自分自身と他人の為に自分を興味深く持ち続けることが出来る人々がいなければ、世界は沈滞してしまう。彼らによって世界はとても美しくなる。画家や彫刻家である必要はない。人はどんな仕事を通じてもアーティストになれる。外に答えを求めるのではなく、自身の仕事の中にアートを見出すことができるか否か、それが大切だ。」
私が今までのキャリアの中で学んだ一番大切な教訓は、仕事はとても大切だ、ということです。仕事が大切といっても、それは製品に限らず、仕事をする中で生まれる新しい技術、新しい仕事のやり方です。
「芸術科学生が成しえることは、小さなことなんかではない。未来を見据えた努力と忍耐を持つ学生だけがやり抜くことが出来る。孤独を受け入れる覚悟をしなければならない。人は他人との関わりを重視する。一人より皆と一緒にやった方が楽に物事が進むだろう。しかし孤独であると、たった一人で自分自身と向き合うことができる。誰にも邪魔されずに自分自身を成長させること、これには大きな代償が必要である。成功には人生を通した喜びもあるが、代償がつきものなのだ」
価値のあることをやる、それを自分に約束したらそれに全力で取り組まなければなりません。大変なことです。ただし、その人は生涯を通じて喜びを感じ続けるでしょう。
「私たちは過去に成されたことを繰り返すために存在しているのではない。」
皆さんもそう思っていることと思います。私たちは既に成されたことを繰り返す為にここにいるのではないのです。
「過去の偉人が何を成し遂げたか知ることはとても大切だ。どのように絵画を構成したか知ることもとても大切だ。しかし、彼らの成し遂げたやり方とは違う技法でやらなければならない。彼らのやり方は彼らにとって相応しかった。それは素晴らしいことだ。しかし、彼らは自身で彼らのやり方を見つけた。私達は自分だけのやり方を見つけなければならない。過去の偉人が私達を助けてくれる。彼らから学べ。」
特にテクノロジーの分野では、他人のやり方をマネをしたくなるでしょう。成功した彼らがしたことをやれば自分も成功できると思い込む。しかし、皆さんだけの道、自分だけのやり方を見つけなければなりません。
「芸術科の生徒は初めから熟練者でなくてはならない。つまり、自身が持っているものを最大限に生かすことについて熟練者でなければならないということだ。これを初期に成し得ているということは、将来彼が偉業を成し遂げることが約束されているようなものだ。」
ここで彼が言いたかったことはこうです。皆さんが自身の持っているツールを使いこなさなければならない。マスターするということはゴールではありません。マスターするということはプロセスです。繰り返しのプロセスが皆さんを自分自身で未来を切り開く人にします。
「取らぬ狸の皮算用」
私たちはたくさんのアイディアを持っていますが、それを実行に移すことが大切なのです。アイディアは持っているだけではダメです。
「受け入れられないかもしれないと心配することはない。その心配は成功者皆が経験したものである。評価されなくても心配することはない。あなたらしさ、人間らしさを出せば、全ての人に受け入られることはないからだ。覚えておいてほしい。絵を描くことの目的は展覧会に出すことだけではないということを。作品を壁に飾ってもらうことは素晴らしい。しかしあなたは審査員の為に絵を描くのではない。あなた自身の為に描くのだ。」
この部分が私にとって意味を持つのは、私達は自分の仕事に対してポジティブな言葉をもらう為、他人から承認されるのに一生懸命だからです。
私達は他の人がどんどん先に進んでいくのを見ています。彼らの成功は一瞬で起きたことのように見えますが、彼らは何年も何年も辛抱強く待って、耐えて、そこにたどり着いたのです。
「すべてのものにはタイミングがある。難しいのは、そのタイミングを見極めること。目的意識によって何をどうすべきかを理解する鋭い洞察力が生まれる。目的意識によって、意のままに自身の持つツールを操ることができるようになる。そこに真意がなければ、何をどうすればいいかわからないままだ。」
これはチームを作る時、組織を作る時、そして会社を作る時にものすごく大切な教訓です。共通の目的意識がなければ何も成し得ることが出来ない。
皆と共有できる動機、目的がなければ途方に暮れ、価値あるものを生み出すことは出来ないでしょう。最後です。
「最近の芸術科の生徒はパイオニアである。」
皆さんもそうです。次に読み上げる箇所は最高です。
「近年の芸術科の生徒はどんな道も切り開いていかなくてはならない。将来の素晴らしいアーティストは言葉数少なく、真似をせず、短い文で多くの意味を伝えることができる。」
「他人に何を言われようが、自分にとって重要なものを描かなければならない。なぜなら、彼らは自分の言っていることを理解していない。更に、彼らは私達が何を生み出したいのか理解していないのだから。」
皆さんが欲しいものを世界に提供していく、それが一番大切なことだと思います。他の人も皆さんと同じものを欲しがっているか、というのは一種の賭けです。賭けに出れば、負けることもあれば勝つこともあります。
しかし、一番大切なことは自分自身のために何かをやる情熱を持つことです。なぜなら、それは他者へ伝染し広がっていく。そしてその情熱が協力者を引き寄せるからです。
二番目にご紹介する本はビル·ウォルシュ著。彼はサンフランシスコのフットボールチーム、49ersのコーチでした。チームの業績がとても悪い時に、コーチとして就任。そしてチームをトップへ導きました。どうやったか?
彼は徹底的に細部にこだわりました。ただ単に「俺たちは勝たなければいけないんだ!」と言った訳ではありません。
「シャツをきちんとパンツにいれて、ロッカーをきれいに、電話にはこう応答して。」
彼は新しい行動のルールを確立したのです。
ここにいる皆さんにとって最も困難な変化は、個人プレイからチームプレイへ、個人で仕事をすることからチームをリードしていく、という変化ではないでしょうか。私にとってもこの部分は大変で、手探りでこれまでやってきました。実はリーダシップやマネージメントについての本には興味がなく、これが私が読んだ最初のリーダーシップ、マネージメント関連の本となりました。
こんな風に始まります。
「フットボールチームの運営は他のどんなビジネス運営とも違う。まずは組織構成、組織のやり方、目的と使命を明確にする。そして、その条件に合う相応しい人々を探す。」
まずは目的と使命を明確にすること。そして、その後にそれに相応しい人々を探す。もしチームのリーダーでありたい、新しい会社を立ち上げたいと思っているのであればこの本の中を是非読んでください、特にこの本の中に出てくるリストがとても重要です。
「やること」と「やってはいけないこと」リストが載っています。パフォーマンスの基準を設定することから始まります。
「1、まず始めに、パフォーマンスの基準をチーム全員で設定する。その時に大切なのは、どんな態度や行動がチームのパフォーマンスを上げるか認識する。そしてなぜその態度や行動が重要なのかチームと共有する。」
「2、パフォーマンスの基準、何を求めているか、これをクリアに伝えていく。」
「3、チーム全員に、それぞれの専門性と責任感に最高のものを期待していると伝える。」
「4、基準や方法論よりも、自分の価値感と信念に従う。」
「5、ネットワークの広げ方を教える」
組織を拡大する時、多くの独立したコントラクターより、あなたが繋がりを感じ、共感できる人達と一緒にやるのが望ましいでしょう。
「6、能力審査の基準を作る。彼らは人事課に確固とした態度を要求する。これが新しい組織の現実である。」
ここで大切となってくるのは、期待値を設定する際どのように皆に仕事をしてほしいかを明確にすることです。どのように行動してほしいかを明確にする。これはとてもシンプルなことですが、これがなければ宛もなく彷徨うことになります。
外部にここを任せてしまうとはつまり、誰かのためにロードマップを作ることに等しいです。自分の夢ではなく誰かの夢を叶えることになるのです。ビルはリーダーであるための12の習慣、というリストを作りました。繰り返しになりますが、「すべきこと」「してはいけないこと」を書いています。
「1、常に自分でいること。」
「2、常に最高であるよう努力する。」
「3、ポジティブであれ。」
新しい会社の立ち上げ時やテクノロジー開発中、恐らくこれが一番困難であると思います。
「4、準備を怠らない」
成功は準備を怠らなかったときにやってきます。ただラッキーだった、なんてことはあり得ません。準備を怠らず、その時が来たらすぐさま行動できる人が成功するのです。
「5、細部にこだわる」
全てのシーズンで一度も勝ったことがない、スーパーボールに行くこともできないチームにビルはやってきました。ここで彼は、誰も気にしなかった小さなことに注目します。椅子をきちんと入れる、シャツをパンツに入れる、プロとして相応しい行動を取ること、これが大事だとビルはチームに教えました。
プロとしてきちんと行動できる人を育てることはすなわち、プロである皆で組織を大切に考えていこう、という意識に繋がるからです。チームの皆が常に最高でありたいと願い、チーム全体で行動し、良くなる事を期待する。ビルはそのハードルを常に上げています。
「6、整理整頓をする」
「7、信頼に値する人物であれ。」
「8、近くと遠くを見ることが出来るようであれ。」
近くを見ることは簡単ですが、遠くまで見通すことはなかなか大変です。
「9、公平であれ。」
「10、断固とした態度であれ。」
「11、柔軟性を持て。」
「12、自分を信じろ。」
「13、リーダーであれ。」
この言葉の意味は、口でモノを言うのではなく行動で示せ、ということです。次に彼の書いた「してはいけないことリスト」をご紹介します。
「1、辛抱強さを見せること。我慢の限界の感覚を麻痺させない。」
「2、人任せにしない。過剰な他人任せは、実際には無責任な人任せになる。」
「3、心配しすぎない。」
「4、ある一部の人とだけ親密にならない。えこひいきしない。」
「5、上司や部下との付き合いに必要以上に長い時間を費やさない。」
「6、長く勤めているスタッフの評価をすることを避けない。長くいるからこそ発生する惰性をきちんと見極める。」
これは私もよくスタートアップに見ます。会社が始まった早い段階ですでにいた人々が本来最もプレッシャーを感じるべきなのに、一番プレッシャーを感じていない。
「7、新しく迎えたスタッフの実績を認め、褒めることをやめない。そして、新しいスタッフを積極的に雇用する。 」
「8、自身の主要な仕事を任せきるほど他人を信じてはならない。」
「主要」な、自分がやるべき義務を人に任せない。
「9、自分の責任から逃げない。責任のなすりあいをしない。」
「10、職場は快適で楽しいもの、緊張感からは無縁のものだという間違った考えを推奨しない。」
楽しい雰囲気と緊張感、両方必要です。ビルは第一次世界大戦時のパットン将軍と将軍のリストについて触れています。将軍がどのように陸軍を率いたか。将軍の作った6つのリストです。
「1、責めるより褒めることが大切だ。」
「2、戦いの前後、部隊にこれから何をやるのか、これまで何をしてきたかを伝える。」
このポイントは先ほども出てきましたが、何を皆に期待しているのかクリアにする、というところです。皆が何をすればいいのか、何に対して準備をせねばならないのか予め理解することが大切です。
「3、規律とはプロフェッショナルとしてのプライド、軍人としてのプライド、細部まで行きわたった細かい配慮、そして互いの尊敬と自信から成るものである。」
「4、軍人は皆の手本である。 」
「5.将軍はいつでも最前線にいなければならない。」
繰り返しになりますが、口より行動です。
「6、色々なところから下級軍人への指示が行き、彼らに負担がかかりすぎる傾向がある。」
ビル·ウォルシュは成功し始めるとちょっとした病気が始まると言っています。本当に成功しはじめたらどうなるか? 成功し始めたら組織はどう変わるのか? 大きな成功に繋がっていくような小さな成功をし始めたらどうなるか? 成功病を防ぐにはどうしたらいいか?
彼は新たなリストを作りました。
「1、成功したら喜び、それを正式に祝う。皆がその成功に貢献した、と実感できるようにする。」
「2、慰めあうことも時には必要。」
「3、褒められたらそれに感謝する。」
「4、そもそもの成功のきっかけとなった動機を維持するプランを立てる。」
「5、具体的にどこに改善の余地があるか指摘する。失敗した部分にフォーカスし、まだ成功していないことを理解する。」
「6、気を抜くな、常に上を目指せ。」
「7、自信過剰にならない。」
これは、もっと変化していくためにまだまだ改善の余地があると感じるため。
「8、成功したらすぐさま困難な選択をしろ。」
これが一番印象に残りました。すべてが素晴らしく順調な時に、新しいこと、難しいことをするのは困難です。個人としても、チームとしても。
「9、成功してトップになればすべてが上手くいくと思わない。」
これは本当にそうです。トップにいくと大変なことのほうが多いです。
「10、成功は目的ではなくプロセスであると知る。」
ビル·ウォルシュの書いた本をご紹介しました。素晴らしいリストの数々、彼がフットボール選手のようなとても自我の強い人たちと仕事をした経験から学んだ教訓、弱小チームからスーパーボールで連続4回も勝ったチームへと導いた経験がこの本に書いてあります。タイトルは「The Score Takes Care of Itself:スコアですべてがわかる」です。
細部にこだわるチームをつくることで、彼は本当に素晴らしい変革をもたらしました。ビルに影響され、私は毎日使うリストを作り始めました。それを皆さんとシェアしたいと思います。
リスト作りは私の成長に本当に役立ちました。さあ、ちょっとやってみましょう。皆さん、今何か毎日チェック出来るもの、例えば携帯電話やコンピュータを出してください。 私の仕事場とiPhoneにメモがあります。毎日必ずメモをチェックします。
私は、会社で出会うすべての方について書いたノートを持っています。やることをすべてリストにしたノートも持っています。更に、話をするすべての人それぞれの為のスペースをノートパットに用意し、例えばSquareのCOOのサラと話すときなんかは、そこに彼女と話す必要があること等すべて書き込みます。そして、彼女に会うたびに私はリストをすべてチェックします。
とてもシンプルな記憶デバイスです。ただ、今日皆さんには「デイリー」と私が呼ぶメモをご紹介したいと思います。
メモは毎日必ずチェックするものの中に作ってください。そしてそのメモにこう名前を付けてください。「デイリー」と。これが一番大切なポイントとなります。そしてそこに「やること」「やらないこと」リストをつくります。
今日皆さんにここを出てから実践して頂きたいこと。それは、毎日起きたらリストをチェック、日中にチェック、寝る前にチェック。一日の「やることリスト」が全部完了したかチェックする。これを一週間続けてみてください。
なぜこれをやるかというと、毎日やりたいこととやりたくないことが明確になるからです。「やらないことリスト」に何を追加するか? 一番簡単な方法は二度とやりたくないことに気付くことです。そしてそれを追加する。とても簡単です。個人的で少し恥ずかしいですが、私自身の「やることリスト」を紹介します。
リストの一番は過去や未来にとらわれずに「今を生きる」です。
一番大事なのは「今を生きる」。これを読むだけで今、この瞬間に集中することができます。
二番目は、弱みを見せること。
人に自分の失敗や恐れを見せる。なぜなら、そうすることによって彼らが私をもっと近く感じ共感することが出来るからです。そして彼らもまた似たような失敗をした経験や恐れがあるからです。
三番目、レモン水と赤ワインしか飲まない。
これが私のやらないことリストの中のひとつなのですが、「ハードリカーやビールを平日に飲まない。」
スクワットと腕立て伏せをそれぞれ20回、6セットやる。
これを毎日やらなくては気が済まないのです。 30秒、6セットのプランクに加え、3マイル走って、瞑想することもリストに入っています。
真っ直ぐ立つ。
皆さんの前に立って講演する際も常に気を付けています。
皆に挨拶をする。
最近サンドバッグを買いました。なので、サンドバッグを使ったトレーニングも10分程度毎日やります。 ビデオジャーナルを毎日つけたい、そして毎日7時間は眠りたい。
「やらないことリスト」です。個人的なものなので全部は読みません。リストはこのような感じです。アイコンタクトを避けない、遅れない、守れない約束はしない、糖分を取らない、ダイエット中なので麦、豆類、乳製品も食べない。そしてもちろん、平日はハードリカーとビールは飲まない、です。
このリストはとてもシンプルですが、日々の基本的な習慣をつくるのに役立っています。
そしてこのリストを毎日チェックします。朝起きてから、日中、寝る前に目を通し、全部出来たかチェックします。リストを作成するというアイディアを私の会社に提供し、そして就活中のたくさんの学生達にもお話してきました。多くの方が私に、この方法が役に立った! と報告しにきます。
これによって私が学んだ最も大切なことは、フォーカスすること。 たくさんの雑音がある中で、それを無視し、最も大切なことにフォーカスする。 個人的な「やること」「やらないこと」リストを応用し、会社全体で「やること」「やらないこと」リストもつくりました。
これからやることリスト、中心核となるもののリスト、こっちは大胆な賭けに出る勝負リスト、そしてこちらは現状お断りするリスト……このような形でリストが私達が素早く動くのにとても役に立っています。
リストによって私達は、限界を超えながら革新を続け、新しいものを創造し、新しい考え方にリセットすることが出来ます。
いつもであれば、起業について、資金調達について、デザインや製品についてお話しますが、今日はどれについてもお話しませんでした。
私の元に留まっているだけではもったいない本を紹介したいと思ったのです。私はこれらに助けられ、これらから学び、これらを元にたくさんのものを書いてきました。フットボールのコーチからの10、12のリストを皆さんと共有しましたが、リストで今日のこの場を終わりたくありません。
すべてが上手くいったとき何が起きるか、個人の創造も含め創造力によって感動したとき何が起きるか。何か共鳴できるものを見つけた時に、一緒に何かを創るチームが生まれるのです。
最終製品とは何か? それは人々を喜ばせるものです。皆が何度でも聴きたいと思うもの、そしてそこに皆さん自身が思わずリズムに合わせて足踏みしてしまうようなものだと思います。
なので、私のお気に入りの曲を聴いて頂いてお別れしたいと思います。この曲を聴いたことがありますか? 誰も聴いたことがないですか? よかったです。これはとてもシンプルですが力強く、繰り返し何度も何度も聴いてしまう曲です。
創造とはシンプルかつ複雑であること。そして自分が強くなければ物事を掘り下げることは出来ない。創造とは必要不可欠なものを手に入れることであり、そして多くの人を感動させるもの。もしかしたらこの地球上の人全員を感動させる可能性もある。というようなことがこの曲を聴くと理解できます。
だからこそ、私たちは今この部屋に集まっているのです。私達は地球上の人全員を共鳴させるような何かを創りたいと思っています。
音楽を聴くのは簡単でも、実際に理解することは難しい。なので、この曲を皆さんに聴いて頂きたいと思います。ちょっと聴いてみてください。
(動画時間25:07より音楽再生)
この曲は赤ワインとよく合います。覚えておいて下さい、あなたが未来を作るのです。あなたの頭の中に様々アイディアがあり、それをあなたがご自身の為に世に生み出すのです。それがあなたの使命です。
自分が見たいものをこの世の中に生み出してください。賭けに出れば負けることもあるでしょう。その負けに囚われず、すぐにまた勝負に戻ってください。物事の解釈はあなた次第です。世の中を描いて下さい。今日はお時間をありがとうございました。皆さんのお仕事に幸運が訪れますように。
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