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iPhone を発表するスティーブ・ジョブズ(全1記事)

【保存版】スティーブ・ジョブズ氏による「初代iPhone」のプレゼンが今見ても鳥肌モノ

世界を変えた画期的デバイス「iPhone」が初めて世の中に登場した際の、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼン。「どんなケータイより賢く、超カンタンに使える」。iPhoneの性能はもとより、シンプルでユニークなプレゼンからも、ジョブズ氏のすごさがあらためて伝わってきます。お時間のある方はぜひ動画でご覧ください。

2年半、この日を待ち続けていた。数年に一度、すべてを変えてしまう新製品があらわれる。それを一度でも成し遂げることができれば幸運だが……。

アップルは幾度かの機会に恵まれた。1984年、Macを発表。PC業界全体を変えてしまった。2001年、初代iPod。音楽の聴き方だけでなく、音楽業界全体を変えた。本日、革命的な新製品を3つ発表します。

1つめ、ワイド画面タッチ操作の「iPod」。2つめ、「革命的携帯電話」。3つめ、「画期的ネット通信機器」。3つです。タッチ操作iPod、革命的携帯電話、画期的ネット通信機器。iPod、電話、ネット通信機器。 iPod、電話……おわかりですね? 独立した3つの機器ではなく、ひとつなのです。

名前は、iPhone。

本日、アップルが電話を再発明します。これです……。

冗談。一応ここに実物があるけど、スマートフォンとは何かについて、話しましょう。

一般的には、電話とメールとネット、そしてキーボード。しかしこれらはあまりスマートではない。そして使いにくい。縦が「賢さ軸」、横が「使いやすさ軸」とすると、普通のケータイはここ。

賢くないし、使いにくい。スマートフォンは賢いが、より使いにくい。基本操作を覚えるだけでも大変だ。そんなのはイヤだ。我々が望んでいるのは、どんなケータイより賢く、超カンタンに使える、これがiPhone。

電話を再発明します。はじめに、革命的インターフェース。長年の研究と開発の成果であり、ハードとソフトの相互作用。なぜ革命が必要か。ここに4種類のスマートフォンがあります。

これらが抱える問題は下半分にあります。まさにここ。

プラスチックで固定されたキーボードが付いていて、どのアプリでもそれを使う。アプリによって最適なボタン配置は異なるのに、すでに出荷された製品に、新しいボタンは追加できない。どうする?

これではダメだ。ボタンを変更できないから、よりよいアイデアが浮かんでも、変えることができない。どう解決する?

われわれは解決しました。20年前に、Macが解決していた。ビットマップ画面にすべてのインターフェースを表示、ポインティング・デバイスとしてマウス。これをモバイル機器に当てはめるなら、ボタンをすべて取っ払い、巨大な画面だけにする。巨大な画面。

どう操作する? マウスは無理だ。スタイラスか? ボツだ。誰が望む? すぐなくしそうだ。スタイラスはやめとこう。みんなが生まれながらに持つ世界最高のデバイス、指だ!

新技術を開発しました。名は「マルチタッチ」。魔法のように機能する。スタイラスいらず、極めて高い精度。ミスタッチには反応しない。複数の指を感知。特許も取得済み!

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