2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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ローランド・マーティン氏(以下、マーティン):あなたたちは、ここにこうして座って卒業することに胸を躍らせているでしょうが、自分が持っている力の無限の可能性にも胸を躍らせてください。私がこの国にい続けるのは未知の可能性があるからです。みな全てがすごい人になれる力を秘めています。問題は、自分をより高みに持って行くための努力をするかどうかです。
もう一度言います。皆全てがすごい人になれる力を秘めています。問題は、なりたい自分になるために必要なことをするかどうかです。OK、ちょっとわかりにくかったですかね。みな全てがすごい人になれる力を秘めているんです。問題は、早く頭角を表すか、そうでないか。そのための努力をするか、資格を取るか、熱心に働くか、賢く働くか、すごい人になるために挑戦を惜しまないか、それだけなのです。
偉人になりたくてしょうがない人がいます。偉人であることについて話す人がいます。彼らは危険は犯さないでしょう。ここにこうして座っているあなたたち。私は、誰が誰だか知りませんが、バージニア州立大学で目立った存在であった人でしょう。みなあなたの名前を知っているでしょう。
しかし、10年後、20年後に戻って来て「こういうことをしている」という話をした時に、「あれ、なにか違うな」となるでしょう。一番成功するだろうと思われている人は、得てして成功しないものなのです。井の中の蛙になってしまうからです。自分は高校でも、大学でも優秀だったから、このまま社会出ても優秀に違いないと勘違いをしてしまうのです。そう思い通りにはいきません。常により困難な試合へと自ら望まなければいけないのです。
どのような準備をするのか考えたら、自ら進んで困難な試合に望み、未知の領域に自分を追い込んで下さい。
私は千年祭が好きです。聖ヨハネに感謝しています。私には24~5、6歳のスタッフがいます。産まれたときから先端技術に囲まれてきたので彼らはなんでも知っています。「48歳だって? 頼むよ、48歳になにがわかるんだ」といつも言っています。
ここに来るための待機部屋に兄弟たちを連れて来ているのですが、1人のスタッフの弟にインタビューを録画しないのかと聞くと「しない」と言うのです。音だけを拾っておくのだ、と。「ビデオを撮ったほうがいいんじゃないかな、そしたら音声だけじゃなくてビデオも残るのだから、そこから必要なものを拾えばいいのだし、選択肢は多いほうがいい」と私は言ったのです。
音声だけを拾ったら、誰かがビデオを貸してほしいと言った時に私にビデオは無いかと打診することになってしまいます。48歳が24歳に向かって言ったのですよ。
また別のスタッフもいます。いい子です。彼らはカメラをそこに設置しました。そこにあるカメラです。録音機材をそこに置いて、スピーカーをそこに置いて、「dlsがいるね」「ああ、オーディオはそこにあるね」「オーディオを接続できるXLRが付いているCanonのXA25がいいんだ」と。「AVCHD対応のSDカード、もしくはmp4SDカードをすぐに取り出せてすぐにインターネットにアップロードされるような時はmp4は暗号化されるだろうし」と。
(会場拍手)
知ったかぶりをしていたわけじゃなくて、いろんなことをもっと簡単にする方法というものがあることを知らせたかったのです。彼らが機材の準備をしている間に私はバッグを開けて、X825、私のイチオシを取り出したのです。6HDカメラ搭載の、予期せぬことが起こった時に私が記録するための。
(会場笑)
私が今まで言ってきたことは、私は私がいるべき所にいるけれども、自分の番組を持っているけれども、ラジオ番組を持っているけれども、とても自由ではあるけれども、不自由はしていないけれども、学ぶことを止めたことはないということです。自分自身をより高みに近づけるために邁進し続けているのです。
あなたたちは、今まさに、自分が理想とする姿をどれほどの所に持って来るのか、自分が新たなステージに立つためにはどれくらい奮起しなければいけないのかを決める時に来ているのです。真の名門卒業生となるために。
そうです、あなたが自分自身を試すことができるなら、将来人生の勝者となれるのです。あなたの上司があなたを試すのではありません。お母さんが試すのでもありません。お父さんが試すのでもありません。同僚が試すのでもありません。神はあなたの力を最大限に引き出すための力を目一杯お与えになっているのですから。
ここに座っている人のなかには、あなたが神について語るのは2回目か4回目だ、なんて言う人もいるでしょう。それははっきりしていることがあるからです。
スポーツ選手がケガをしてしまうとポイントは30も下がるでしょう。神がサッカーの試合中に誰を勝たせるかを決め、勝利を与えているわけではありませんが、私は神は困っている人にとって必要な存在かどうかを知りたいのだと思うのです。
時計を見ながら、前半線だけでもうバテバテだなんて言うスポーツ選手がいたとします。そんな時、彼らは祈ります。時として、あなたは自分よりも大きな存在があるのだということを心に留めなければいけません。そして、自分が窮地に陥った時、その窮地を乗り越えるにはそこに救いを求めるのです。「いいね、そうしようじゃないか」なんていう人もいるんじゃないでしょうか。
卒業計画をはっきりさせておきましょう。お聞きのみなさんにも聞いていただきたい話です。この先、さまざまな局面において、あなたのためにお母さんが祈りを捧げることはできないのだと痛感する時があるでしょう。お父さんもできません。
あなたは、偉大なる母やその祖父、先祖代々から続く偉大なる人たちの祈りによって、幾度かの危機を乗り越えてきたことでしょう。しかし、あなたには自分自身の足で神の前に立ち、困難を乗り越えるためのお力をお貸しくださいと言わなければならない時が来るのです。
言うことはたやすいことです。しかし、あなたは健康が損なわれるかもしれないということを考えながら生きているでしょうか。失業や、機会の損失、そういった諸々のことをいつも考えているでしょうか。私たちが好んで話題にするのは誰かがなにかを成し遂げた、だとか言う話で、その人たちの功績が記されたものを読み、伝記を読みます。その裏側に隠されたものは知ろうとはしません。
毎週日曜に30,000人の中でT.D.ジェイクス牧師とポッターズ・ハウス教会、彼のアフリカに向けての説法を話題にすることはあるでしょう。しかし、誰も彼がウエストバージニアで溝を掘っていた頃の話はしません。彼が座って福音を広めている最中に、彼の妻が食品割引券で家族を養っていたという話をする人はいません。彼が自動車事故で死にそうな思いをしたことを話す人はいません。
今ここにあるあなたについて語られることはあっても、かつてのあなたについて語られることはないのです!
(会場拍手)
私についての書物を読んでいる人がいることを嬉しく思います。タイム誌の世界で影響力のある150人のアフリカ系アメリカ人に選ばれたことは嬉しく思っています。ちょうどその頃、私は2002年のプラハの全国党大会を追っていた最中で虫垂が破裂し、健康保険がない状態で5日間もロサンゼルスの病院にいました。病院で座っていると、私が持っていた車が空港で取り上げられていたことがわかったのです。なにがどうなっているのか理解するのに必死でした。それが起こったのは7ヶ月前です。
ダラスに戻り、離婚しました。神は、ダラスでなすべきことがあるから家を構え、仕事を持て、仕事をくれる人がいるから、とおっしゃいました。電話をかけ直すことはできませんけどね。私は一体どうなっているのか考えたのです。そして、神は私にアイデアを書けとおっしゃったのです。
私は書きました。そして完成しました。「これでいいですか」と神に尋ねました。彼はこう言いました。「まだダメだ」「人々を正しい道に導き、物事が正しく行われるようにしなければないらないのだ」と。
「わかりました、月曜? 火曜? 水曜? 次の週ですか?」「いやいや、まだまだ、待つのです」。本当なのか、と尋ねる人がいますが、本当です。私自身がそんなふうに神と話したのです。兄弟、これが神と話す方法なんだよ、君もできるよ、ジェームズ王版で、ね、愛らしいでしょ。神と話せるんですよ。
私は座りながら、なにがどうなっているのかを整理してみました。そして、突如としてプロデューサーのから連絡があったのです。しかし、私は具合が悪かったのです。なんとかしなければいけない、3年間関わっていたプロジェクト、まだやりとげていないプロジェクトをどうにかせて終わらせないといけない。「どうしました?」と神は言いました。「ちょっと待つのだ。今は第二章が始まったところなのだ。これから私があなたの前に示す道が見えてくるだろう」と。
待て、と言われるからじっと座って待ったのです。なにがどうなっているのかを知ろうと。5時になると声は聞こえなくなってしまいますけどね。
神は求めれば与えると言います。「いいね! それって最高!」って感じですよ。その日まではね。
妻がトラックで移動している時のことです。銀行へ200ドルの預金残高があるかどうかを調べるために運転を頼める人がいない状態に気付いたのです。破産した者にとっての200ドルは、20万ドルにも等しいのです。そのお金があれば光が消えることはないのですから。
そんなわけで歩いてダラスの銀行へと行きました。8月にです。冗談じゃないですよ。突如として、私はおよそ17キロもの道のりを往復することとなったのです。家に帰って来た時には足は文字通り痛みでがくがくし、熱を帯びていたのです。私は娘の所へ行き、暑いし、頭に来ている、君に頭に来ているわけではないけど、と。
神は、「なにか問題でも」と言うのです。「問題か、だって?」と私は言いました。足はなく、誰にも頼れず、歩くしかありませんでした。「それで、なにが問題なんだ」と彼は言いました。「足は痛いし、とても辛い。心身共にぐったりで、暑いし、汗まみれだし、脱水症状を起こしかけている」と私は言いました。
すると、彼はこう言ったのです。「足は動いたのか」と。私は「動きましたけど?」と少しイラついて言いました。「動きましたとも」。彼は言いました。「必要な力を与えただろう。足が動かなかったらどうなっていたことか」。
こういった葛藤に陥いる時、あなたは試されるのです。幾度も私はそんな葛藤に陥ってきました。そして、ふいに仕事を手にしたのです。次は破産していてもするべき支払いをする、という状況にでもなるのでしょう。全ての負債を払ってしまうのです。私は今分岐点に立っていて、そこには選択肢があります。別の道を進むか、とどまるかという。
神は言います。「とどまってはいけない」と。「今開いているドアを全部確かに閉めるまでは、まだ別のドアを開くつもりは無い」と。
それはそうだけど、どうやって支払いをしていけばいいのだろう? 私は結婚してシカゴに住んでいるし、テキサスには住んでいないのだし。すると、「あなたは私が次にどんなドアをあなたに用意しているかを知らないうちに既にドアを閉ざしてしまっている」と神は言うのです。私は、100と10,000ドルを捻出し、破産から逃れ、安堵している所です。そんな私に一体なにをしろと言うのですか?
次の日。文字通り、次の日、です。私はTV ONEの最高責任者と話をしました。そして、認められたのです。これこれこういうこと、と今まで話をしなかったことを話してです。こういうことだったのか、と気付いたのです。
それから2ヶ月後には、後に4年半続く自分の番組を持つことととなるのです。2ヶ月半後にニューヨークに戻り、3ヶ月後にはCNNと契約を結ぶのです。そしてさらにTV ONEで新たな契約を結ぶのです。さらに新たな契約を結び、モーニングショーの出演も決まるのです。
神は私が望むものを全てお与えになってくれました。しかし、それは2000年から始まっていたのです。したいことを書き、時期を待て、と言われたときから。然るべき所に然るべき人が来るように采配し、然るべき時に然るべきことが起こるようにするのですから。
知らなければいけません。そこに気付かないといけないのです。私も気付かないといけないのです。まだTV ONEが存在しなかった頃にジョナサン・ロジャーズはディスカバリー・ネットワークの社長でした。ジョナサン・ロジャーズは2002年に引退を決意し、少し経ってからTV ONEが表れたのです。
彼は「テレビは君の声を求めている、テレビに出させてみせる」と言ってくれ、1年後にそれが実現し、コメンテーターとして始まったのを皮切りに、2009年にはCNNの週末は休ませないよ、の声と共に日曜の番組を始め、2012年には週末番組ではなく、平日番組にしてもらえるようにかけ合い、今、平日番組を持っているのです。
最初にジョナサン・ロジャーズに会ったのは1989年のことでした。NABJ(全米黒人ジャーナリスト教会)の掲示板の前ででした。それから10年以上の歳月が足早に過ぎています。神は然るべき場所に然るべき人を置き、然るべきことが起こるようにすると言います。
まず最初に待つのです。そして、信じるのです。然るべきことが起るまで、全ての過程を真摯に受け止めるのです。いまこの場所で私の来た道のりの話を聞いたみなさんは、単にがむしゃらに突っ走って来ただけの道のりではないとおわかりでしょう。信仰の道のりでもあるのです。信頼の道のりでもあるのです。神を待つ道のりでもあるのです。
心に留めていただきたいのは、神を信じ、神を待ち、神に誠実であれば、自分自身に誠実であれば、人生のゲームに勝つことができると言うことなのです。
疑いが頭をもたげる時が来るでしょう。困難に直面する時があるでしょう。選り分けしなければならない時が来るでしょう。しかし、神を信じ、自分を信じれば、いつの日にかバージニア州に戻った時、人々はあなたのことを名誉ある卒業生だと湛えるでしょう。さあ、その時がきました。ここから始めるのです! ゲーム・タイムです!
(会場拍手)
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