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祝 メンタリストDaiGo 初回生放送(全10記事)

交際経験があるほど結婚に踏み切れなくなるのはなぜ? メンタリストDaiGoの心理テクニック

結婚などの大きなものから、その日に着ていく服のような小さなものまで、人生は選択の連続です。メンタリストのDaiGo氏によると、選択肢が少ない方が人は幸せになれるとのこと。選択肢が多くなればなるほど、選ぶまでに迷い、思い悩んでいる時間が増えます。また、「あっちを選んだほうがよかったんじゃないか?」という風に、後悔する時間も長くなるのです。結婚についても同様のことが言えます。いろんな人と交際した人ほど、「もっといい人がいるんじゃないか」と思い込み、結婚に踏み切りづらくなってしまうのです。また、人が一日に選択に使えるエネルギーは限られています。スティーブ・ジョブズが毎日タートルネックとジーンズの格好をしていたのも、選択を減らすため。そうすることで、大事な決断にエネルギーを使うことができたのです。

人間は選択肢が多くなると不幸になる

(ニコニコ動画ユーザーからコメントで質問を受け付けているDaiGo氏)

DaiGo氏:(ニコニコ動画のコメントにて)「部屋をきれいな状態にキープしてますか?」。部屋をきれいにするために僕が最近やってることを1つ話すとですね、物を減らすことにすごいハマってるんですね。家の中から物を減らす。物を減らせば減らすほど、何が減るかって日常生活の選択が減るんですよ。

「選択のパラドックス」という理論があるんですけど、これはコロンビアのビジネススクール教授シーナ・アイエンガー博士の『選択の科学』というめちゃくちゃいい本にも書いてあるんですけど、人間てね、選択肢が多くなると不幸になるんですよ。

なんでかというと、選択肢が多くなればなるほど、選ぶまでに迷います。迷って思い悩んでいる時間が増えるんです。そして何か1つを選択しても、「選択しなかった答えを選んでいたらどうなったかな?」「あっちを選んだほうがよかったんじゃないかな?」という風に、後悔する時間が長くなるんです。

そうするとどうなるか。選択する時間が多くなればなるほど、選ぶまでに迷って悩む時間と、後悔して悩む時間が増えます。すると人生の中で、悩んでいる時間がどんどん増えていくんです。そうすると、結果的に幸福度が下がってしまう。ということがわかっています。

だからなるべく選ぶという作業を減らしたほうがいいんです。選択肢が減ると、実は人間って逆に幸せになったりするんです。選ばなくていいから。

毎日着る服を決めないほうがいい

だから僕がやってるのは、服を減らしたり、余計なものを友達にあげたりとかして、家にある物を減らしているんです。でも本だけは減らさないです。なので部屋の中に本かノートかペンしか手に入らないくらいの状態に、最近はしているんです。

そうすると、何かやろうと思っても迷わない。誘惑に負けてちょっとこれやっちゃおうかなとか、ゴロゴロしようかなーとか思わない。どこにでも本やノートがある状態にしていると、本を読んでノートをとる以外できることがなくなるんです。そうすると集中できる。

カフェとか行くと集中できる人とかいるじゃないですか。あれはまさにそれですよね。ノートと勉強道具だけ持ってカフェに行くと、他にやることないから勉強するんですね。

人間って暇には耐えられないので、何かやることがなくてずっと暇だと退屈して勉強し始めたりするので、やっぱり選択肢を減らしていくというのはすごい大事ですね。是非やってみてください。

服も毎日決めないほうがいいんですよね。インタビューされる時はこの服とか、決めておくとすごい楽になります。迷わなくなるので。さっきの意志力の話も絡んでくるんですけど、人間って物事を選ぶ時に、選ぶための脳のエネルギー量って決まってるんです。

だから、日常生活でつまらない選択をたくさんすると、大事な選択をしなくちゃいけない時に力が発揮できなくなっちゃうんですよ。

例えば、スティーブ・ジョブズなんかまさにそれで、ジーパンとタートルネックばっかりじゃないですか。あれは服をシンプルにすることによって選ぶ作業を減らしていったんです。そうすると大事な選択ができる。

選ぶという作業を日常生活から消してみてください。そうすると、けっこういいですよ。食事を作る時は、食事の献立をある程度決めて、1週間まとめて決めちゃうとか、服1週間分を決めてクローゼットに入れておくと、大事な時に大事な選択ができると思います。

選択肢と情報が多くなればなるほど、結婚できなくなる

(ニコニコ動画のコメントにて)「結婚相手を選ぶ時はどうすればいいですか?」。あと6分か。これ最後になっちゃうとやだな(笑)。選ぶのはエネルギー使いますよ。

最近NHKでも授業をしてるので知っている人もいるかもしれないんですけど、行動経済学の教授でデューク大学のダン・アリエリー博士という人がいるんですけど、その人が合同でやった研究でおもしろいのがあって、「結婚できない人の特徴がわかった」というのがあるんです。

これは何かというと、選択肢と情報が多くなればなるほど、結婚できなくなるということがわかっています。つまり、年齢を重ねて人生の酸いも甘いもいろんなことを知るようになると、果たして今自分の目の前にいる人がベストな人なのかどうかということに悩み始めるので、結婚するという選択ができなくなるわけですね。

そして、選択肢が多くなるとさっきも言ったとおり、人間って決められなくなるんです。例えば、パスタ5種類の中からどれかを選べと言われたら決められるんですけど、うちはパスタの専門店だからパスタが21種類あって、トッピングで更に10種類あってみたいな風に言われると、もう選べくなるんです。「麺の太さが9種類から選べます」とか言われたら、もう無理です。

選択肢が増えると人間って選ぶことを放棄するんです。だから、婚活パーティーとか出会い系のサイトとかでプロフィールがいっぱい並んでたり、広い会場でいろんな人に会うと、もう1回その人に会ってみたいという興味がわかなくなってしまうんですね。選ぶことがつらいから。

話を戻すと、情報と選択肢が多い人というのは、すごい結婚しづらくなるんです。なので、あえて情報と選択肢を減らす。特に出会いの選択肢を減らすのが、逆にいいやり方だと思います。

かといって、出会いの場に行くなということではなくて、出会いをするのであれば4対4の合コンとか、人数の少ないところに行ったほうが、もう1回会ってみたいという感覚になりやすいということがわかっていますね。

交際した人数が多い人ほど、結婚に踏み切りづらくなる

もちろん経験は必要です。でも実際に日本人で統計をとり、「結婚する前に何人と付き合いましたか?」と聞くと、1位は3人目で結婚したという人が圧倒的に多いんですよ。その次が1人、最初の人と結婚した。それ以降は5人、10人と上がっていくんですけど、結婚率が下がっていくんです。

だからいろんな人と付き合った経験がある人のほうが、結婚に踏み切りづらくなるらしいんですよ。だからダン・アリエリー博士の言うことはきっと間違ってないですよね。

あと3分くらいになってきたので、次回の予告とかね……。

(ニコニコ動画のコメントにて)「DaiGoさん(今までに付き合った人数が)27人とかだと結婚どうなの?」。あれはテレビで言わされてっていうのもあるんですよ。だからあんまり真に受けないように(笑)。

(ニコニコ動画のコメントにて)「明日?」。明日はちょっときついな~(笑)。外で、もしくはちょっと違う場所でやろうかなと思っています。

テーマは、今日話せなかったこともいろいろあるんですけど、コメントのやり取りもけっこう楽しいので、それも入れつつ。決まったコーナーも作ってみたいと思っているので、是非お便りを貰えれば、それを取り入れてみたいなと思います。

ゲスト、誰呼びたいか聞いてみたいですね。呼べるかわかんないけど。

(ニコニコ動画のコメントにて)「ねこにゃんとニコ生して欲しい」。多分登場すると思います。

(ニコニコ動画のコメントにて)「ガッキー」。ガッキー!? ガッキーは呼びたい! というかニコ生じゃないところで普通に会いたい(笑)。すいません、ちょっとテンションが上がってしまいました。

(ニコニコ動画のコメントにて)「小保方さん」。小保方さんやりたいわ(笑)。来てくれないかな?(笑)

(ニコニコ動画のコメントにて)「宮崎あおい」。宮崎あおいさんもね。来てくれるのなら呼びたいよ。最近、西内まりやちゃんがちょっと気になってますね。

ダレン・ブラウンは今後もしかしたら、まだ秘密ですけど、ある番組の企画で会いに行くかもしれないので、その時にね。

というわけでですね、初回だったんで、何をしたらいいのかてんやわんやだったんですけど、みなさん楽しいんでもらえました? ありがとうございます。久しぶりのニコ生の感想はですね、楽しかったけど大変ですね。1人でやるのはね。ちょっと誰か呼びたい(笑)。

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