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東京パフェ学~パフェ評論家、斧屋とその姉、能町みね子のパフェトーク(全6記事)

パフェ評論家が教える東京のおすすめパフェ入門編 ロイヤルホストから果実園リーベルまで

パフェ評論のパイオニア・斧屋氏が初の著書『東京パフェ学』を出版。その発売を記念したイベントがお台場・東京カルチャーカルチャーで開催されました。トークのゲストは、自称漫画家の能町みね子氏。実は意外な繋がりのある両者が、まずは書籍の内容に添って東京近郊にあるおすすめパフェを紹介しました。という斧屋氏特有の「ノイズ問題」や「元気系」などのキーワードを散りばめつつアツく語られるパフェの数々。ロイヤルホストやタカノフルーツパーラーなど、意外と知らない身近な存在、パフェの魅力を語りつくします。果たしてパンケーキやかき氷ブームの次は、パフェブームが来るのでしょうか?

パンケーキ、かき氷の次はパフェが来る

横山シンスケ氏(以下、横山):まずは、ご挨拶だけしましょうか。じゃ、斧屋さんから。

斧屋氏(以下、斧屋):この度は、何故か知らないんですけど満席になっていただきまして、ありがとうございます。パフェ評論家を名乗っています、斧屋です。よろしくお願いします。

東京パフェ学

横山:お願いします。そして、何故か呼ばれてしまったというか、僕が「ぜひ、お姉さんも」ということで呼びました。

能町みね子氏(以下、能町):能町みね子です。変な感じですね。

横山:斧屋さんは楽屋でずっとサインの練習をしていましたね。

能町:そうなんですよ。サインはどうしたらいいのかっていう。

横山:っていうのを、お姉ちゃんがずっと「これでいいんじゃない?」っていう、微笑ましいのをずっとやっていました。

能町:「別にサインなんてどうでもいいじゃない?」っていう話をしていました。

横山:では始めようと思うんですが、実はここ(会場の東京カルチャーカルチャー)でパンケーキのイベントもやっているんですけど、すごいお客さん来ていて。かき氷もうちでやっていて、それもお客さんが殺到していて。次に来るのがパフェだと言われているっていう。

斧屋:これはもう、周知の事実、です。

横山:周知の事実……。

能町:これからその中心にいよう、と。

斧屋:よくわからないけど、そういう展開に巻き込まれた覚悟はしているという。

能町:斧屋さんはサラリーマンなんですけど、毎週月金で働いているの?

斧屋:あまり細かいことは言えないですけど。

能町:そうか。普通に働いているんだけど、休日は忙しくなってしょうがないって言っていますよね。

斧屋:基本的に去年、今年とパフェのことしか考えられない状態にあるので。

能町:オファーが殺到して。

横山:これ脱サラするパターンですね(笑)。

能町:危険ですよね。

斧屋:ちょっとどうなるかわからないですけどね。

パフェ評論家が作ったパフェのお味はいかに

横山:はい。じゃ、もうスライドいっちゃいましょうか。

能町:今日はどういう進行なんですか?

斧屋:あまり自分だけ喋るのもあれなので、画像はそんなにたくさんはないんですけど。書籍を買ってない人もいるかと思ったので、基本書籍の画像メインにはしているんですけど、それに適宜突っ込んでもらうと。

能町:一応、「パフェとはどう素晴らしいものか」を喋っていくわけですね?

斧屋:それはもちろん。ただちょっとあまりにもテンションが上がり過ぎる場合には、普通の世界の人からのツッコミをしてもらいたいという。

能町:今のところはそんなにテンションあがらなさそうに見えますけどね。

斧屋:本当に、すごい穏やかな気持ちです。

能町:それは良かった。

斧屋:まだパフェ食べてないし。

能町:そっか。

横山:今日は斧屋さんが考えたオリジナルパフェを出してるんですけど、ちょっと想定外な人数が集まったので。個数が足りないかもって言われていて、すみません。

斧屋:ただ、(パフェを食べて)もう嫌な気持ちでイベントが始まっている人たちがいると思うんですよね。アンケートを書いてもらってますけど、「何か途中で嫌な気持ちになった」みたいなのがちらほら。

横山:そうですね。見た目の写真撮って食べ始めて、途中からちょっと一瞬もやっとした感じになるんですよね。

能町:映画評論家の水野晴郎先生が映画を作ったみたいな感じがしてます。

(会場笑)

斧屋:すごいわかりやすい例ですね(笑)。ただ言いたいのは、そういう人たちはやっぱり、味っていうものに、あまりにも偏った見方をしているのかもしれないっていうね。そこを逆に、見方を変えるチャンスだと思ってほしいですね。

能町みね子と斧屋の関係性は?

横山:能町さん、弟はこういうふうになるっていうのは想定外でしたか?

能町:もちろん想定外ですね。しかもずっとアイドル好きだと思っていたのに、まさかこっちの方でイベント出るとは。アイドルマニアとかアイドル評論家っていうのは大学生ぐらいの時から知っていたんですけど、まさかここになって突然パフェにぐっと方向を変えて。アイドルもまだ好きなんでしょうけどね。

斧屋:アイドルはだんだん「ついで」みたいな感じになってきちゃいましたね。

能町:パフェがメインになってくると思わなかったですね。

横山:本に収録されてる2人の会話ですごくおもしろかったのは、昔の話になって、「私たちパフェとか行ったっけ?」「外食は墓参りのあとのそば屋ぐらいしかない」っていうところ。能町家の生々しい感じが出ていておもしろかったですね。

能町:日本で3〜4人しか通じないあるあるを書いちゃいましたね。

斧屋:外食をあまりしてなかったから、パフェもたぶん全然食べてなくて。

横山:ロイヤルホストを高級レストランだと思っていたっていう話。

能町:そうです。ロイヤルホストが、たぶん一番高いレストランだった町で育ったので、そんなもんですかね。

横山:はい。じゃ、どんどんいきましょうかね。

能町:ここの2人(斧屋氏と能町)の関係って、別にもういいですか? 何か私、当たり前のようにいますけど。

斧屋:説明した方がいいんじゃないですか?

能町:(斧屋氏は)弟です。

横山:偉いシンプルですね。

斧屋:ではいきましょう。

ロイヤルホストはパフェの入門に良い

横山:今日はアンケートを見てても、パフェクラスタの人が多いんですよ。

斧屋:僕、まだまだ素人なので。「本物」が多分この中にいると思うんですよ。だからお手柔らかにしてほしいなと。

横山:「カルカルあるある」ですけど、鉄道とか、客席の方が詳しいっていうのがよくあります。そうすると「あー、はいはい」ってずっとみんな言ってる。

斧屋:これはおなじみ、ロイヤルホスト「苺のブリュレパフェ」ですね。

能町:おなじみ。

斧屋:やっぱり入門としては、ここから入ってもらうのがいいんじゃないのかなっていう。

横山:これ、今テーマはどこにいっています?

斧屋:まずは導入ですね。パフェとは何かの話は、たぶん喋りながらいろいろ絡ませていきますけど、やっぱりパフェって、とにかく食べてない人が多いというか、昔のパフェのイメージが残っていて。昔は喫茶店とかファミレスのパフェがメインだったと思うんですけど。そこで「パフェってこんなもんだろう」っていうイメージで留まっている人は結構多いと思うんですよね。

ただ、いきなりフルーツパーラーの1,500円ぐらいのパフェを食べに行く勇気はないというときに、こちらかなっていうのがロイヤルホストの「苺のブリュレパフェ」なんですけど。

能町:ファミレスだから行きやすいね。

斧屋:行きやすいし、これでも高いっていう人いるんですけど、非常に安いお値段で。ロイホは地域によって若干値段が違うんじゃないかな。

能町:それ、知らなかったですね。

斧屋:税込700円台ですね。このパフェは構成が本当に素晴らしい。とにかくバナナの使い方がいいです。

パフェにおける「ノイズ問題」とは

横山:もう面倒臭い感じになり始めるんですね。

斧屋:ちょっと言いますけど、パフェでのバナナの使い方って、本当はすごい難しいはずなんです。

横山:バナナ問題ですね。

斧屋:だけど、バナナとコーンフレークを入れておけっていう、安直な世界観がまだ跋扈しているわけです。

横山:あとで「コーンフレーク問題」っていうのが出ます。

斧屋:コーンフレーク問題も、とても重要な問題なんですが。

能町:私今日はツッコミに回りたいんですけど、その辺けっこう賛成できちゃうんですよ。コーンフレークって、口に残るんですよ。あれ、すごい邪魔だなと思うことあるんです。

斧屋:いわゆる「ノイズ」ですね。パフェにおけるノイズ問題です。

能町:ノイズ……そこまではちょっと踏み込めないですけど(笑)。

斧屋:ちょっとバナナの話に戻しますけど。ここのバナナは、1カットだけ入っている。1カットだけ入って、かつ、その1カットが4等分に切ってある。そのおかげで、さっきから言うノイズにならない食べ方ができるわけです。バナナってちょっともそもそするじゃないですか。

能町:それも実は賛成できちゃうんですよ。安いチョコパフェみたいなのを食べた時に、結構大きなバナナが2つぐらい刺さっていると、バナナ自体ってみずみずしさがあまりないから、何か邪魔された感じがする。

斧屋:正しいですね。フルーツの水分量の問題っていうのは確かにあります。

能町:やばい。これ、2人で盛り上がっちゃったら、進行がおかしくなる。

斧屋:そんな感じで、ロイヤルホストの「苺のブリュレパフェ」は全てにおいて構成が素晴らしい。本当に1,500円でも、もしかしたら食べちゃうかもしれないぐらいおいしい。

パフェは万人に開かれているもの

横山:すごいおもしろいと思ったのは、その写真をアップして、リツイートで「盆栽に近い」って言っている人がいて。いいセンスだなと。横から見た時とか、「見た目が楽しいです、綺麗です」っていう。

斧屋:層も綺麗だし、細身だから最後まで飽きずにいけるかなと。下が膨らんでいる器とかあるんですけど、あれは結構しんどい気がします。パフェを残す人もけっこう多いんですよね。「はじめは良かったけど、最後残しちゃいました」みたいな。

横山:今日のオリジナルパフェのためのワイングラスも、斧屋さんとずっとLINEでやり取りして、上が狭まっていると取りづらいから、なるべく広がったやつをっていうことで。

斧屋:今日のパフェはもしかしたら残されるっていう屈辱はあるんでしょうか。

能町:それはあり得るでしょう。

斧屋:でも最後美味しくしてあるから、たぶん大丈夫。

横山:最後美味しいって、途中美味しくないって言っているじゃないですか(笑)。

斧屋:いや、途中にノイズがある可能性が。

能町:ノイズ(笑)。

斧屋:ま、大丈夫です。

横山:あと斧屋さんが気にしていたのは、男性問題ですね。男性がもっと食べないとおかしいって。

斧屋:でも最近、男1人のパフェっていうのは自分以外にも結構見ますね。本当にただ1人で黙々と食べて帰って行くっていうのも増えているので。

能町:それが好ましい?

斧屋:好ましいと思いますよ。パフェは万人に開かれていると思っているので。

タカノフルーツパーラーの質の高さ

横山:これも綺麗ですね。

斧屋:綺麗。これはタカノですね。タカノフルーツパーラーは、やっぱり行きましょう、みなさん。

これはフルーツパフェで、税込1,296円でございますけども、まずこれから入るのがいいかな。フルーツパフェの難しさって、みなさんたぶん一度は感じたことがあると思うんですよ。何が難しいかっていうと、1個でもはずれがあると…。

会場:あ〜。

能町:「あ〜」って声が出ている。

斧屋:出ましたね。パフェ派が非常に増えています。素晴らしいことです。例えばキウイが酸っぱかったとか、結構心に来るんですよ。

だから、こういう多彩なフルーツが入っているのは、見た目的にはいいんですが、1個でもはずれると、非常に思い出が良くなくなっちゃうんです。タカノさんは質が非常によろしいので、はずれがないなと思うんですけど。

喫茶店とかで、フルーツパフェを美味しく作るのはなかなか難しいんですよ。全部のフルーツを質を高く保つっていうのが難しいので。そういう意味でフルーツパフェを敬遠されている方は、やっぱりフルーツパーラーのフルーツパフェを一度食べてみるといいかもしれないな、というところです。

横山:タカノはやっぱり行っておけと。

斧屋:タカノは結構お店が多いですからね。いろいろなところにあるので。

タカノはパフェの可能性を広げていっている

能町:パフェリオっていうのもあるね。

斧屋:そうだ。書籍に載せられなかったんですけど、パフェリオっていうパフェ専門店が新宿高野本店の地下2階にあります。カウンターの席だけの、パフェだけ出すお店。

そこはもう少しこじんまりして、ソフトクリーム主体のパフェを出していまして、そこもまたいいですね。最近スイカのパフェで「ひとりじめスイカ」っていうスイカの品種のパフェが出ていまして、本当にひとりじめしちゃったんですけど。すんごいおいしいですよ。

能町:パフェリオは私も好きなんですよ。弟に教えてもらって、結構行くようになっちゃったんです。あそこは1人で食べるのに全然緊張しないっていうか、周りを気にしないでいい。1人客ばかりですよ。

斧屋:あそこは1人、2人客ですね。休日は並んじゃうかもしれないですけど、平日とか夜は狙い目。タカノは夜限定の夜パフェとかもやっていて。

横山:クラスター向けにかなりカスタムしているというか、勉強してるんですね。

斧屋:タカノは本当に、そういういろいろな技を出してきますね。

斧屋:これは柿ですね。柿のグラニテって、なかなか食べないですよね。タカノは本当に、柿、スイカ、あとは枇杷とか、珍しいフルーツを上手く仕立ててくれますよね。

斧屋:これはタカノのHOTパフェっていうやつで、フルーツの温かいソースをかけたりして食べるんですけど、パフェって温かいモノってイメージないじゃないですか。

こういうふうに、パフェの可能性を広げていってくれるんですよ。そこは見逃せない。だからみなさん、タカノへ行きましょう。

能町:ちなみにリンゴの左側のパフェは、ホットパフェとは関係ない?

斧屋:これは、セットになってます。

渋谷駅近なのに意外と空いてる西村フルーツパーラー

斧屋:これは西村です。西村フルーツパーラーは渋谷と町田にあります。西村も、行ったことない人は1回行ったらいいと思いますよ。

横山:今回のイベントの打ち合わせは西村でやったんです。

斧屋:渋谷駅からアクセスがものすごくいいですしね。

横山:打ち合わせ場所としても意外に空いているっていうか、盲点だったっていう。昔からずっとあるっていうイメージがありますけど。

能町:ツタヤのすぐ隣の、本当に駅から直結みたいなところですよね。

斧屋:ここはメニューが多いんです。下が果物屋なので、その新鮮な果物で、季節ものも非常に多くて、「メニューに迷いましょう」っていう感じですね。どれにしようかな、みたいな。

横山:果物も全部安定感があるんですね? 「これだけちょっと残念」とかはなさそうですけど。

斧屋:そうですね。これは「フルーツパフェ」っていう名前ですけど、本当にいろいろな季節もののフルーツが入っていて、非常に美味しい。

斧屋:これも西村です。

横山:ちょっと絵面が変わりますね。

斧屋:下が金色のお皿になっているのは「特選」って言われている、ちょっと高級なパフェです。

能町:なにか違うの?

斧屋:特選っていう名前が付いた時だけ、金色のお皿になって出てきます。かなりお高めなパフェになります。

能町:いくらですか?

斧屋:これ、2,000円ぐらいするんじゃないかな。

能町:すごい。

斧屋:これは秋の栗のやつですね。メニューは本当に季節ごとにどんどん出ます。

果実園リーベルのパフェは「元気系」

能町:派手!

斧屋:これは果実園リーベルですね。果実園は東京駅と目黒の2店舗ありまして、自分の中では元気系パフェと呼んでいまして。

能町:何系?

斧屋:元気系。

横山:どのへんが元気なんですか?

斧屋:もう…、元気じゃないですか?

横山:何も言ってないですよ(笑)。

斧屋:はみ出しちゃって。

横山:はみ出しているのが元気系?

斧屋:これは別に盛り付けがそうだったんじゃなくて、フルーツたちが元気だから、もう、こうなっちゃった。

横山:擬人化している(笑)。

能町:フルーツたちが元気だと、勝手にこうなっちゃうんだ(笑)。西村とかより、全然フルーツが元気?

斧屋:元気です。あっちはまだおしとやかな感じじゃないですか。

横山:でも、斧屋さんはパイオニアなので、そう言ってたら、どんどんみんなこの言葉使いそうですよ。

斧屋:嫌ですね、そういうのもね。

横山:僕たちもこれからはパフェを見たら「あ、これ元気系だな」って思うんです。

斧屋:あとでもう1個元気系が出てきますので。

斧屋:これも元気ですね。

横山:どこが元気かちょっと教えて。

斧屋:もうなんか、元気としか言いようがない。

横山:あまりポリシーないんですね。

斧屋:これが元気じゃなかったら、何が元気なんすか? もう、俺が上に行くぞと。このいちごの葉っぱの部分とか…。

横山:これすごいですね。

能町:すごい。

斧屋:ちなみにフルーツパーラーとか、フルーツ系のパフェを出すお店は、皮をそのままにしたりするケースが結構多いと思うんです。パティスリーになると、それは一切なくなってきますけど。そういう、種が入っていたりとか、皮をどうする問題もあるんですけど。

ただ、元気なので許せる。

能町:元気なら、多少の雑さは。

斧屋:やっぱり勢い、荒々しさっていうのは、いいんじゃないですかね。

能町:元気系はわかったわ、なんか。

漫画「さぼリーマン」にも登場したパフェ

斧屋:これは今月のパルフェといって、果実園の月替わりのメニューは必ず平皿で出す。平皿で出すけど、パルフェと名乗るんです。この場合、食べ方が全然変わってきますね。どこから食べようかなって悩むことになります。

横山:斧屋先生としてはどこから?

斧屋:これは……普通に真ん中あたりからとっていきますね。

能町:普通だね。

横山:能町さんはどこからいきますか?

能町:私は手前のぶどうからいきますね。何かリンゴだと崩れそうじゃない? 下が潰れそうな気がする。

斧屋:これ、果物の下にはアイスが仕込まれていますね。で、最後に残ったスープを上手くスプーンで。

能町:スープ?(笑)

横山:いろいろな情報が増えてきたんでまとめながら…、アイスが溶けて果汁とかと混ざったやつをスープっていうんですか?

斧屋:これは果実園の目黒の方のお店で、ズコットがいろいろ置いてあります。

能町:ズコットって何ですか?

斧屋:ズコットって、こんもりした半球型の、フルーツのケーキみたいなやつですけど。ズコットをいつも売っているので、お土産に買うのもいい。果物も結構売っているお店です。

果実園は目黒の駅前にあったのが、ちょっと移転しまして、果実園リーベルって名前を変えて、今、目黒から徒歩5分ぐらいのところにあります。

ちなみに、最近「さぼリーマン」っていう漫画があって。営業の途中で仕事サボってスイーツを食うっていう漫画なんですけど、それに果実園リーベルの「あまおうパルフェ」が出てきて、あまおうに襲われる絵面が漫画で繰り広げられてるんです。フルーツを食べるっていうのは、ただでは済まないっていうことがよくわかる漫画ですね。

能町:あの世界観に似ているね。「さぼリーマン」はすごい大袈裟な漫画なんですよ。ちょっと前の「ミスター味っ子」のアニメ版のエフェクトとかを考えるとわかると思うんですけど、何か食べてる瞬間に嵐に襲われたりとか、そういう漫画なんです。

斧屋:確かに「さぼリーマン」もスーツはだいぶボロボロになっていましたけどね。

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