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2015 Jリーグプレスカンファレンス 生中継(全2記事)

アジアの壁・井原正巳氏、ついに監督就任も"クールさ"は変わらず

Jリーグ開幕を3月7日に控え、「蹴春」の到来を告げるイベント・Jリーグプレスカンファレンスが2月19日に開催。秋田豊氏が待つイベント場内の特設インタビュールームに、今季からアビスパ福岡の監督を務める井原正巳氏が登場。監督として初めて迎えるシーズンを前に、昇格へ思いをクールに語りました。(2015年2月19日 2015・Jリーグプレスカンファレンスより)

ついに監督に就任した井原正巳氏

秋田:アジアの壁! 井原さんです! やっとですねー監督。

西岡:監督業がスタートしました。アビスパ、井原監督でございます。

井原:こんにちは。

西岡:アビスパのキャンプにちょっとお邪魔したら、けっこうクールな感じで。あんまり(厳しく)言わないんですか? 選手に。

井原:そうですね。まだ見極めているような段階でもありましたし、実際にリーグ戦が始まったらどうなのかなっていうのはありますけど、あんな感じかもしれないですよ。

西岡:キャンプとしては手応えいかがでしょうか?

井原:2週間で5試合くらいやりましたし、選手の組み合わせとか、あとシステムとかもいろいろ試せたので、その辺の収穫があったキャンプだと思います。

秋田:見ましたよ、見ましたよ。

井原:(秋田氏の)古巣とやりましたからね、鹿島と。

秋田:はい、見てました。けっこういいメンバーがまた戻ってきたりしてますもんね。

井原:そうですね。1回福岡から離れた選手もまた戻ってきてくれたりして。

西岡:(MF)鈴木惇とかね。

井原:そうですね。(DF)中村北斗とかもそうですし……。

西岡:右サイドの。

井原:はい。そういう意味ではチームも今まとまっていると思うので、今シーズンはしっかりいいところを見せたいなと思います。

タフなJ2の戦い方

秋田:今シーズンは、3バックと4バック、両方やってるじゃないですか。併用しながらっていう考えですか?

井原:どっちも出来るようにしておきたいというのがあって、キャンプの時からその辺を、まあ相手チームにもよりますけど、2つのシステムを試したりしましたけれども、長いJ2のシーズンの中で、3バックにしたり4バックにしたりということが必ずあると思うので、一度もやっていないというよりは、選手も経験値というのが必要だと思うので、そういう意味ではしっかりとテスト的には両方やりました。

秋田:(J2リーグは)42試合ですからね。どうですか? J1とまた違うじゃないですか。J1だったら34試合、J2は42試合で全然違うじゃないですか。もう寝れないんじゃないですか?(笑)

井原:でもスケジュール的には中断はないですけど1週間おきの試合とかあるので、まあ連戦の時はキツいとは思いますけど。あと、戦い方が難しいなというのは、J1とは違ってメンバーもシステムも急に変えたり、っていうチームがあるというふうにも聞いてますし、リーグをやりながらその辺を慣れていなかければいかないのかなと思います。

やっぱり今、J2って甘くないので。

秋田:甘くないですよね。

西岡:厳しいですよね。

秋田:だってJ1を経験した事のあるチームが8チームか9チームくらいありますからね。

井原:そうですね。

秋田:例えば今年でいうと大宮とかセレッソが降りてきてるじゃないですか。そうすると大変ですよね、あそこ(自動昇格)の2枠を狙うっていうのは。

井原:本当に簡単なことじゃないと思います。でもやっぱり狙わないと絶対チームとしてもいけないと思うし、選手にもそこは目標に持ってもらって今はやっているので、そこは変えないでいきます。

秋田:目標はやっぱり優勝ですか? 2位ですか?

井原:昇格ですね。

秋田:昇格。ということは、6位以内にまず入って、っていうことですよね?

井原:もちろん、まずは自動昇格っていうのが一番の目標だし、それに越したことはないです。ただ、6位までは可能性があるという意味では、そこも最後まで捨てないで戦っていかなくてはと思うし、シーズンどうなるかっていうのは、やっていきながらその辺の順位とか流れは変わってくるので、そこでしっかりと見極めて、また目標とかも変わってくるのかなと思います。

フォルラン対策は?

西岡:井原さん、ユーザの方からけっこう質問がきてまして、(C大阪の)フォルランと今度あたるじゃないですか。フォルラン対策っていうのは、キャリアの中でもそうですし、チームとしてあれをどう止めようかっていうお考えはございますか?

井原:まあセレッソとあたるのはリーグ戦の少し後なので、セレッソの戦い方って監督も新しく変わりましたし、その辺を見てから対策を決めようかなと思っています。

西岡:じゃあまず、開幕から最初にあたるほうのチームをある程度スカウティングして、準備をしていくと。

井原:そうですね、そうなると思います。セレッソさんなんかはやっぱりあれだけのタレントがたくさんいますから、自分たちのサッカーっていうのを通してやってくるんだろうなとは思いますけれども、まだまだ先なので、まずは目の前の1試合1試合を、っというふうに思っています。

西岡:なるほど。

秋田:楽しみですね。なんかJ1に上がって「わーっ!」って喜んでる井原さんの姿が見たい!

西岡:今まで通りクールでいくのか、それとも突然ベンチから飛び出して……? やって欲しいですよね。

井原:やりますよ。

秋田:ゴールの時に、走って行ってヒザでガシーって滑るパフォーマンスとかやりますから。約束してもらいましょうよ。

西岡:危ないですよ、スーツ破れちゃいますよ。

秋田:いやいや破れてもいいんですよ、買えばいいんです。お金持ってるんですから。

井原:!? いやいや……。

(一同笑)

西岡:良いパフォーマンスをね。楽しみにしております!

秋田:頑張ってください!

井原:ありがとうございました。

西岡:アビスパの井原監督でございました、ありがとうございました。

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