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洗車のプロに聞く、ロードバイクの洗車方法(全6記事)

洗車のプロに聞く、ロードバイクの洗車方法Part5 フレームの洗浄&ホイールの洗い方編

自転車の洗車、していますか? 普段から乗りっぱなしで、チェーンに注油をしていない人もいるのではないでしょうか? それはもったいない! 自転車はちゃんとメンテナンスしてあげないと、どんどん性能は落ちてしまいます。そこで今回は、車やバイク、自転車用のケミカル用品を数多く手がける和光ケミカルの山本さんにおこしいただき、プロの自転車の洗車方法をレクチャーしていただきました! プロ直伝のスーパーテクニックをどうぞごらんください!

フレームを洗浄しましょう

山本氏(以下、山本):ここからフレームも洗っていきます。

けんたさん:はい。

山本:フレームなんですけど、さっき使ったフォーミングマルチクリーナーを使って洗車します。

けんたさん:泡が立つやつですね。

山本:そうです。これは、ノンシリコン・ノーワックスで作られていて、出る成分とかツヤを出す成分はいっさい入ってないものです。かけ方も非常にざっくりで大丈夫なんです。

けんたさん:ファーッとやっていいんですね。

山本:このノズルに非常に特徴があるんですがフレームの幅に合って噴射できるんです。

けんたさん:すごい、確かにフレームの幅にバシッと合ってますね。

山本:そうなんです。もちろん泡なので周りにまったく飛び散らないということはないんですけど、あまり飛び散らないで噴射が可能になってます。先ほどお伝えしたとおりノンシリコン・ノーワックスで滑らないので、ブレーキ周りにも使って大丈夫です。

けんたさん:ものによっては。

山本:そうですね。ものによっては艶出し剤が入っていたりするので使えなかったりします。いろいろ商品がありますので、ものを見ていただいて使うものを決めていただければと思うんですけど、フォーミングマルチクリーナーの場合は大丈夫です。

けんたさん:全体的にバァーっとぶっかけてあげて。

山本:はい、ぶきかけてあげて、後はウエスで拭き上げるだけです。

けんたさん:水を使わないって便利ですね。

山本:そうなんですよ。もともとフォーミングマルチクリーナーは、ガラスクリーナーという商品から進化した商品だったんです。ボトルからこぼれた糖質の汚れだったり、汗とかも取れやすいように調整してありますので、かなり使いやすいと思います。

水をかけるときの水圧は?

けんたさん:よく水をかけたり、水の強さ、ジャーッと洗う人もいればチョロチョロと洗う人もいる。今回は水を使わない洗い方ですけど、水を使う場合はどっちが正しいということはあるのですか?

山本:すごく強い、例えば高圧洗浄機とかでなければそんなに大差ないと思います。

けんたさん:チョロチョロだろうがシャワーくらいであろうが。

山本:そうですね。シャワーくらいであれば、まったく問題なくパーツを壊すことなく使えると思います。

けんたさん:室内でも全然使えますね、下にマットさえ敷けば。

山本:はい。さっきお伝えしたとおり、一番最初に使ったチェーンクリーナーもフォーミングマルチクリーナーも、変な匂いとか、石油みたいな匂いもないので、そういった意味でも使いやすいと思います。

自転車にはいろいろな隙間がありますので、しっかり指を入れてあげてちゃんと拭いてきれいにしてあげると、全然見た目も変わります。

けんたさん:ギア周りからフレームも、あっと言う間ですね。

山本:あっと言う間ですね。拭くだけです。

ホイールを洗浄しましょう

けんたさん:ホイールですね。

山本:ホイール、スプロケットとリム周り。こちらもきれいにしていこうと思います。こんな感じでスプロケット、だいぶ汚れてます。

けんたさん:汚れてる、真っ黒。

山本:真っ黒ですね。チェーンクリーナーをギアの隙間に入れるようにスプレーしていきます。フワァ~と。

けんたさん:おお、シャーッとやっていいんですね。

山本:裏側からもちょっと入れてあげて。

けんたさん:あ、内側からも。なるほど。

山本:内側からも入れてあげて、このブラシを使ってあげて、また突っつくように、隙間に刺激を与えていきます。

先ほどのチェーンクリーナーのブラシも使っていただいて、ブラッシングをかけていきます。

けんたさん:さっきのブラシは汚れを出すみたいな感じですか?

山本:そうですね、中から掻き出すために使っているものですね。

けんたさん:このブラシはまたさらに細かいやつを取るような。

山本:そうですね。先ほどと同じように一度、油を拭き上げます。

先ほどと同じようにざっくりで大丈夫です。それでマルチクリーナーをギアの隙間に入れるようにスプレーしていきます。

けんたさん:白くなっている。

山本:そうすると、分かりますかね。汚れがすごく出てきます。

けんたさん:ポタポタ、わぁー、汚い。

山本:またここでスプロケットに1枚1枚ウエスを入れてあげて、このギアの隙間も洗っていきます。

ハブ側もけっこう汚れが溜まってますので、ここもしっかり拭いてあげて下さい。

けんたさん:わぁ、すごくきれいになってますね。

山本:はい。きれいにできるかなと。このリム面とかタイヤに関しては、マルチクリーナーがまた使えます。リム面にフワァ~とかけていきます。

けんたさん:なんかきれい。シューと。

山本:ハブにもかけてあげて、後はウエスでまた拭き上げるだけです。先ほどお伝えしたようにノンシリコン・ノーワックスなので、滑らないものになってます。でもやっぱり石鹸水みたいなものなので、ちょっと残っているとどうしても滑ってしまうので、しっかり拭き上げしていただければと思います。細かいところなんかが見た目に影響してきますので、ハブもしっかり拭いてあげて下さい。こんな感じでホイールも完成です。

けんたさん:完成ですね、きれいになりましたね。同じようにフロントもやっていくわけですね。

山本:はい、これでフロント部品も完成ですね。

けんたさん:わぁ、速い。

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