2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
What's the Deal with Warts?(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
マイケル・アランダ氏:イボとは、指や手の肉がぼこっと膨れた症状のことです。見たことがある人なら、どうしてこんなものができたんだろうと考えると思います。
ヒキガエルに触るとイボができる、という話を聞いたこともあるかもしれません。ヒキガエルの肌にはイボがあるので、そういった迷信が生まれたのだと思います。
ですが、イボは伝染性を持つ皮膚の感染症なので、ヒキガエルのイボから感染したという話も真っ赤な嘘というわけではありません。
イボの原因ははヒトパピローマウイルス(HPV)です。子宮頸ガンなども同じウイルスが原因で、発現した場所が異なります。
イボの場合は、上皮と呼ばれる皮膚の一番表面にできた小さな傷からウイルスが侵入することが原因です。ウイルスが侵入すると、上皮の細胞は皮膚を修復するために増殖を繰り返し、その結果イボになるのです。
あまり気が進まないとは思いますが、イボを近くでよく観察してみると小さな点々がイボの表面にあることがわかります。この点々の正体はイボに栄養と酸素を供給している血管です。
ウイルスによって引き起こされる感染症なので、イボは感染性を持っています。HPVは、イボがある人との肌の接触、イボと接触したタオルや爪やすりを通して感染します。
1ヵ所にウイルスが侵入すれば、体の別の部位にも広がっていきます。そういった別のイボを作り出す元のイボを「母イボ」と呼んだりします。
免疫システムは人によって異なるため、HPVに感染してもイボが発生しない人もいます。
なぜ人によってはイボが発生しやすいのかははっきりわかっていませんが、免疫システムが発達途上の子供はとくにできやすいようです。
イボは自然と治るものもありますが、時には1年以上かかる場合もあります。早く治したかったり、別の箇所にうつるのが心配な場合は、上皮のウイルスを殺すサリチル酸が処方箋なしで買えるので試してみるのもいいでしょう。
民間療法の域を出ませんが、ダクトテープがイボに効くという話もあります。なぜ効果があるのかはっきりとわかっていませんが、細胞への空気を遮断しているとか、死んだ細胞を直接剥がし取るからなどと言われています。
病院ではさらにいろいろな治療法があります。イボを凍らせたり、塗り薬やクリームを塗布したり、手術で取り除く方法もあります。
どんな方法をするにしてもイボの責任を誰かになすりつけるのはやめましょう。
ましてヒキガエルはそっとしてあげてください。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略