2024.10.10
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それは愛か勇気かまごころか、それともただの自己中か!??〜AKB総選挙の結婚宣言から考えた、やっぱり女が理解できない理由 山田玲司のニコ論壇時評(全5記事)
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二次元のアイドルオタクの男性は、押しキャラのような女性がタイプなのかというのがある投稿サイトに出まして、この投稿した女性は20歳で見た目も中身もオタク丸出しな男性がとにかく好きで、そんなオタクたちに好かれたいと。
山田玲司(以下、山田):オタク丸出しな格好が好きなの? ビジュアルで好きなの?
乙君:うん、書いてる、書いてる。今、好きな人も二次元アイドルゲームのオタクだと。
山田:へえ、そうなんだ。
乙君:その男性は私がゴミを捨てようとしたときに、先輩がわざわざ捨てやすいようにゴミ箱を近づけてくれたり、気が付くとたまに私と近い席に先輩が座っていたりするんですが、これって脈ありでしょうか? というような関係です(笑)。
どういう格好とかどういうあれをすればいいんでしょうか? っていう疑問なんですけども。
山田:オタクを落とす方法はオタクが好きなアニメに全部出てますって。
(会場笑)
そのニュースそのまんまじゃない。「あんたバカ~?」って言いながらワンピースで現れてキスしようかって言ったら落ちます。
乙君:それ本当?
山田:落ちるに決まってるべ。だってそうしてくれって言ってんだもん、ヒデが。オタク代表のヒデが。でしょう?
乙君:まあ。
山田:だからそんな当たり前じゃんって話で。
乙君:だからこれは論客として何も話すことはないと。
山田:いや、『エロマンガ先生』見たらいいんじゃないの?
(会場笑)
乙君:ありがとうございました。
山田:いや、これ冗談ですけど。
乙君:冗談なんだ。
山田:はいはい。この間マクガイヤーさんっていう人の番組見てたのよ。そしたらオタクが一番デートしたい場所が中古ゲーム屋なんですよって話ししてて。何でって言ったらオタクが一番輝く場所だからですよって言ってて(笑)。
中古ゲーム屋行ってこのゲームこの値段かっていう目利きですよ。
(会場笑)
山田:「いい仕事してますねー」だから中古ゲーム屋に誘って輝く姿を見つけて、「すごーい!」って言ったら落ちます。
乙君:なるほど。
山田:少なくともマクガイヤーは落ちます。そのころは奥さんも一緒に来てくれたんだって。ゲーム屋に。あの人、放送でそのことしゃべってて。かわいいなと思って。
ただし、基本的に原則この話ってオタクの人を好きです、オタクじゃない人を好きですでもいいんだけど、好きになったときにその人が好きなような格好をして待っているだけっていうのはやめたほうがいい戦略ですね。
乙君:ああ、あんた好みの女になりますっていう格好だけやっても意味がないと。
山田:いいなと思ってるだけだから、男たちは。
乙君:どうすればいいんですか?
山田:だから「あんたバカ~?」でしょう。
(会場笑)
乙君:アプローチは自分から行けと。狩られるほうじゃなくて狩るほうに回れってことね。
山田:そうなんですよ。男たちって僕もモテたいって書いてますけど、女に対してどう思ってるか、なぜ来ないか、なぜ女のことを口説かないのかといった話ですよ。もう2つしかないですよ。面倒くさいのとリスクが高いからですよ。
つまり傷つくんですよ。振られるから。って思ってんですよ。それでオタクがいいなんていう人は昨今増えたかもしれないけど、基本的に人類史であまりなかったんですよ。
乙君:まあそうでしょうね。
山田:でも振り返れば学者、みんなオタクっぽいですよね。だからオタクっていうカテゴリーは何かに対して非常に執着的に知識が貪欲で頭がよくて、それにこだわりがある人たちだけど。
同時にコミュニケーションが下手くそですっていう一群のことをオタクって言ったんで、俺はそれは趣味人って名前を変えるべきだと思ったわけだよ。このステージを見て。
その中森明夫がそれを設定した段階では、要するにオタクっていうもののコミュ障が侮蔑的に扱われていた時代だね。
あいつら気持ち悪いよっていうあれで、それで宅八郎みたいな人が現れて、それをカリカチュアしたせいでオタクイメージができて。
「我らがオタキング」もそこに乗っかってんだよね。だからアイコンとしてそれを演じてるんだよ。それはみんなのパブリックイメージとしてはオタク。でも実際のオタクっつうのは小説家のほとんどがオタクに近かったりしないの、学者とかも。
養老先生なんて完全にオタクだし。だからそれをまとめてイコールコミュニケーションの下手くそな気持ち悪いやつだってまとめるのがそもそも古いんだと。だからその時代はもう終わったんじゃないかなとは思うよね。
なので、横に行って太ももに手を置いてください。
乙君:あ、男のね。狙ってるオタクの太ももに手を置く。
山田:「何飲んでんの?」って言ってください。そう。落ちます。簡単に落ちます。たとえ茶髪のヤンキー風でも大丈夫です。なぜならばオタクの人たち、大好物です。
(会場笑)
すげー怖そうな高めの感じでも大丈夫ですよ。白いワンピースとか最高ですけどね。白いワンピースにポニーテールでしょう? 落ちるしょ、それで。だよね? しみちゃん。
しみちゃん氏:落ちますね。
山田:ただし基本的に待ってるだけなんで。男たちはディフェンダーなんで。
(会場笑)
フォワードにドリブルを切り裂いてシュート決めに来てくれれば問題ないじゃないですかって話ですね。
だからもうひたすら思うのが、付き合うって何ですか? みたいな話から私のことを一生世話してくださいっていうセットになっている感覚っていうのがあって、そんなふうにして一生うまくいくわけがないってもう証明されてんのに。
だって5分に1組が離婚とかの話でしょう? だからそういう国なのにまだその幻想あるじゃん。だからその幻想がでかいから女が「私、あなたのことが大好き。だから私全てを受け入れてください」ってどーんと行くからモテませんって話なんですね(笑)。
それでそこから逃げたいから先に進まないんだけど。でも恋愛ってそういったいろんなしがらみの中で両方が被害者でいたいんだよね。加害者であったら責任取らなきゃいけないみたいな。
乙君:はいはいはい。
山田:そうそうそう。男も女も。
乙君:罪悪感がありますもんね。
山田:そう。「だって向こうから言ってきたんだもん」みたいな。
乙君:言い訳できなくなっちゃうのが嫌なんですか?
山田:そうそう。だから決定的な一言があります。
乙君:はい。
山田:「ダメだよ」って言いたいんです、男は。
乙君:あー、シンジ!
(会場笑)
乙君:ダメだよ、ミサトさん。
山田:「ダメだよ、ミサトさん」って言いたいんだよ。だからダメだよと言わせてください。
乙君:もう何か違うね。
山田:違わないでしょう。
乙君:こういうのは30年ぐらい前は女のせりふだったわけじゃない。
山田:「やめてよ!」って言いたいんだよ、女の人も。それは変わってないよ。だけど男が「ダメだよ、やめろよ」これ今のアニメキャラクター見てください。全員これ言いますから。
乙君:マジ?
山田:『エロマンガ先生』見ろよ。こればっかり言ってっから。「ダメだよ」って言ってんのにもう大量の女たちがやってきてダメなことをさせようとしますから。
乙君:へえー。
山田:それがドリームですから。ジャパニーズドリーム。
乙君:なるほどね。
山田:そうなんですよ。しょうがないですね。5分オーバーしましたけどこんな感じですね。
乙君:じゃあこれ山田玲司流に言う逆バージョンも聞いてみたいけど、これ後半にやりましょう。
山田:ああ、そうね。
乙君:女のオタクの落とし方。
山田:あと1個、大人問題、もうちょっと踏み込んだやつ書いてきたけど、ちょっとだけ後半やる。
乙君:はい、わかりました。ということでございます。ちょっとだけオーバーしたんですけども。
山田:ああ、今日は疲れた。
(会場笑)
山田:今日、内容が。
乙君:ねえ。
山田:いや、ちゃんとしようと思って。
乙君:ねえ、ぎゅっとしてておもしろかったです。
山田:せっかく公式やらせてくれてるのにふざけている場合じゃないじゃん。
(会場笑)
乙君:そんなグラサンかけて。
山田:みんな台風気を付けてね。
乙君:もう去った、去った。
山田:楽しかった? ありがとう。
乙君:公式アンケート、お願いします。
山田:うん、ちゃんとしよう。
乙君:じゃ告知から行きますね。次回は先ほども言いましたけども7月12日、2週連続山田玲司のヤングサンデー、公式生放送ですね。漫画界の未来を考えるということで。
山田:『CICADA』2巻出るんだけど、俺が10年後も漫画家をやっていくためにはどうしたらいいかっていう話を公式でやっちゃいます。
乙君:あくまでもまず自分中心に。いや、そのほうがいいですよ、もう血が通わないから。
山田:だろー!?
乙君:誰かのための漫画界なんて、俺が生きていくためなんだから。
山田:そうだよ。俺、届けたいんだよ。ギフトしたいんだよ、俺の漫画を。みんなに喜んでほしいんだよ。
乙君:そうですよ。ということで『CICADA』2巻、皆さんぜひお買い上げの上、お待ちくださいね。もうとっくに予約始まってますんでよろしくお願いします。
そしてその次がニコ論壇時報なんですけども、8月2日のこの時間、8時なんですけど。8月2日ですね、来月は。よろしくお願いします。
先に言っちゃうんですけども、7月12日の公式の次は7月19日の山田玲司のヤングサンデーは『ツイン・ピークス・ザ・リターン』放送直前企画、ツイン・ピークスとデヴィッド・リンチ特集をやりますんで。
みなさん、ツイン・ピークス旧作のほうを見た上で必ず19日、ここでネタバレとか言われても困るんでよろしくお願いします。
もう公式で言ってあるからもうみんな見てくれるはず。
山田:自信あるって。
乙君:自信ありますから。デヴィッド・リンチ。
山田:ツイン・ピークス、もう誰よりも絶対おもしろくなるね。何かあんまりにもふわっとしてるんで、みんないろんな人がしゃべってるのを見たけど、「よし、俺の出番だな」と思って。
乙君:デヴィッド・リンチよりも語れる人がここにいます。
(会場笑)
ということでツイン・ピークス、ぜひぜひ。ツイン・ピークスってどんなのっていうのはもう長くなるんでまた自分で見てください。1話見てダメだったらもう無理だよね、あれ。
山田:でも楽しみ方を伝えるだけじゃなくて、 要は今回みたいに背後にあることをちょっと掘り下げます。
乙君:そうですね。それが一番おもしろいんで。久しぶりの映画ですね。がっちりやりましょう。
山田:がっつりね。まあ当時やられたからね、ツイン・ピークスには。
乙君:やられましたね。
山田:うるせえ、お前。最近見ただろう。
乙君:僕は今年の春に。
山田:そのうち『ER』にやられるからな。
乙君:ということでアンケートお願いします。
山田:すいませんでした。
乙君:先行で見たんですよ。
山田:マジで?
乙君:リターン。めちゃくちゃわけわかんない。
山田:何かそうらしいね。でも、そもそもそれがツイン・ピークスでしょう? わけわかるツイン・ピークスになったらつまんないもん。「何だ、わかりやすーい」とか言いたくないじゃん。初めて見た。サンキュー、ありがとう。
一同:おおー!! ありがとう。ありがとうございます。
山田:こんなふざけた話で。ありがとう、ありがとう。我がことのように喜んでくれてありがとう。お前はセンスがいいなあ。
乙君:気にしてますよね、結構。
山田:せっかく見てくれてんだから楽しんでほしいじゃん。
乙君:なるほどね。
山田:だから全力でやりますよ。
乙君:わかりました。じゃちょっと後半は何話すかっていうと大人の話と女のオタクの口説き方をちょっと考えましょう。
山田:お、マジで?
乙君:男がどう落とされるかっていうよりも、オタク同士の恋愛でどういうふうにやればいいのかとかそこら辺も。あと恐竜ちょっとやりますか? せっかくなんで。
山田:俺はこの雑誌の中で。
乙君:あ、そうだ! これ。なんと玲司さんが女体化したっていうのがあって。
山田:ちょっとその話とかもしますか。後半。
乙君:はい。
山田:ありがとうございました!
乙君:じゃあチャンネル切り替えまーす。また来週。
山田:また来週。
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