2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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のぶみ氏(以下、のぶみ):でも、人と会う必要がなくなっている世の中だから、小谷さんとかは、人に会って、逆に信用を勝ち取っているのは、すごい納得だよね。
山口トンボ氏(以下、トンボ):納得。
のぶみ:時代に合ってるっちゃ、合ってるんだよね。
西野亮廣氏(以下、西野):ほんとに、あいつはむっちゃおもしろいです。芸人ですね、芸人でそういうの出てきてほしいですけど。
トンボ:たしかにね。
西野:おもしれーやつ。「ギャラとか、いらねー」って言っちゃうやつ。
トンボ:それこそ信用で客が集まるので、食ってく、芸人さんは。
西野:僕は完全にそっちでふるんですけどね。
トンボ:今、ほんとに人こないっすよ。
西野:ホントに? ライブ?
トンボ:お笑い芸人のライブイベント。入る人ももちろんいるんですけど。やっぱりしんどいと思いますね、集客という意味では。
西野:ずっとライブやってる?
トンボ:僕は、定期的にはやってますね。
西野:やっぱり、そう。
トンボ:いろんな、すべての芸人さん見てるんじゃないんで。
西野:全体的に減ってる?
トンボ:僕はそう思いますけどね。
西野:なんなの? 考えうる原因は。
トンボ:だから、おんなじことずっとやってるっていう、もう。
のぶみ:同じこと、ずっとやってる?
トンボ:同じこと、ずっとやっちゃているっていうこと。
のぶみ:それは内容がってことじゃなくて?
西野:それは細かくは内容、違うんですけど。たしかに、わかるわかる。
トンボ:僕はそう感じますけどね。これを見にくる理由が、あまりにも少ない。
西野:うん。たしかに。
トンボ:まあ、もちろん企画によって、客がバンとくるとかあるとは思うんですけど。全体的にみると、そうなんじゃないかなとは思いますけど。
西野:なってるよね。もう、こんなこと言ったらアカンのかなー。芸人全員、コーナーライブやめたほうがいいわ。
のぶみ:コーナーライブってなんですか?
西野:コーナーライブって、わかんないですけど。コーナーをつくって、自分たちで。それがよかった時代もあった気もするんですよね。機能していた時代もあった気もするんですよ。
今、ライバルがYouTuberとかだったりするし、いろんな人が出てきたときに……。コーナーライブって、わかんないですけど。芸人がゲームやっているところを見てもらうんですけど、でもそのコーナーライブと、じゃあ、世界をまわって「殴られ屋をやります!」ってYouTuberと、どっち見たいかと思って。もう、負けちゃう気がするんだよね。こねくり回したコーナーと、完全に生き様でいってるやつと。
トンボ:そうなんですよ。
西野:お笑いの量、笑ってる量でいったら、こっち(コーナーライブ)のほうが多いかもしれないけど。
のぶみ:技術的にはね。
西野:最終的には、どっちのほうがおもしろかったっていったら、こっち(殴られ屋)の気がするんですよ。そこって、芸人はなかなか、その洗脳が解けないんですよ。
のぶみ:リアルだからでしょうね。けっこう覚悟決めてやってるから、YouTuberの人たちは。それで、わざわざ(会場に)行かないといけないという。コーナーライブっていうのは、ゲームやるとか、コントも入るんですか?
西野:あったりもするんじゃないですか? うち1回はネタ入れたりは、するかもしれないですけど。つまるところ、ボケてないってところ、コーナーライブは。
トンボ:なるほど。
西野:ボケてないから、そりゃボケてる人にくらべると、集客は負けちゃうよな。ボケたほうがいい。
僕、最近、1つ境地に達しましたよ。自撮りをするか、しないか問題。自分の顔をこうやって(スマホで)とる。
トンボ:やっぱ、抵抗がある。
西野:ありますよね。結論、俺は「自撮りしたほうがいい」ってなりました。
トンボ:そのこころは、どういうこと?
西野:最近、僕インスタに自撮りあげてるんです。
トンボ:たしかに。
西野:で、逆に、これまでなんで自撮りをあげなかったかっていうと、「どうなの?」って。
トンボ:もちろん、そう。
西野:自分のいい顔を、何枚も撮りなおして。で、あげるのって、どうなの?
のぶみ:(笑)。
西野:って、あるじゃないですか。
トンボ:ありますね。
西野:でも、自我に耳、傾けてみてくださいよ。僕ら、鏡の前にいったときって、たぶんいい顔してない?
のぶみ:(笑)。するよ、するする!
西野:一番いい顔してますよね。一番いい角度で。風呂あがりで鏡いったときって、誰も見ていないのに。
のぶみ:自分しか見ていない。
西野:お腹、ひっこめたりしてないですか?
のぶみ:してる、してる。
トンボ:してます。
西野:してますよね!
トンボ:少し斜めにこう。
西野:我々の、本来の姿ってそうじゃないですか。
のぶみ:かっこつけたい。
西野:それが自我ですよね。じゃあ次に、なんでインスタグラムに……、だってこれが一番いいと思っているのに、なんでインスタグラムにあげないかっていうと。こんなことをあげてしまうと、「お前なにしてんの?」って。「なんでお前、自分の一番いい顔を撮って、お腹へっこまして、なにしてんの?」っていう。
トンボ:「なに、かっこつけとんねん!」。
西野:っていうのが予測できるから。要は、自主規制で。絶対くるのわかってんだから。
トンボ:そういうことです。
西野:自主規制で、引きますよね。それで、そうなったとき、僕の人生の判断力を誰が握っているかっていうと、外側の人ですよね。
のぶみ:(笑)。
トンボ:そういうことです。
西野:ってなったとき、コイツ(自分を指して)の応援の仕方がよくわからなくない?
トンボ:なるほど。
西野:コイツ(自分)が、コイツ(自分)を応援したいのに、コイツ(自分)のハンドルは、全然違う人が握っていたら、応援の仕方がわからない。
トンボ:なるほど。
西野:それで、そこを明確にしたほうがいい。で、最近、絶対自撮りするんです。しかも、鏡の前の西野をちゃんと出してるんです。
トンボ:なるほど。
のぶみ:(笑)。
トンボ:いい顔をした。
西野:いい顔の西野を。そうしたときに。
のぶみ:大事だよ。
西野:あの、わかりやすいですよ。インスタグラムでいうと、「いいね!」とかが、これまで自我を解放せずに、他人様にあわせていた僕と、自我を解放した、クソナルシストの僕は、やっぱ、クソナルシストの僕のほうが応援してもらえるんですよ。
のぶみ:そうなんだ!
西野:応援してもらえるんです。っていうのは、ほとんどの人がもはや、わかってるんですよ。「そんなことをするのは恥ずかしいのに、あなたもそっち背負ったんですね」っていう。
トンボ:そこすらも。
西野:もはやわかっている。女の子とかも、みんなわかっている。「これ盛ったでしょ」とか。全部わかってる。
トンボ:そうですよね。わかった上で、ってことですよね。
西野:そうそう。で、「応援しましょう!」って。
トンボ:自我の解放か。
西野:自我の解放。もっというと、こんなことが最近、自分の脳みそのソロバンにはいっているのが、すごく悔しくてしかたないですけど、ナルシスト写真を撮っていたほうが、『ゴッドタン』に喜ばれるっていう。
(一同笑)
西野:そこなんです。
トンボ:そこの返りもある。
西野:ゴッドタン先生は、それを待っているんですよ。
トンボ:そりゃそうです。
西野:「なにやってんの? お前」みたいな。
のぶみ:(笑)。
西野:「でも、好きなんです、この僕」っていう。
トンボ:いや、すごいです。winwinな話になってる。
西野:ってなってくると、絶対自撮りしたほうがいいじゃないですか。
トンボ:それはすべての人に対して、言えることですか?
西野:あー。
のぶみ:そうだよね。
西野:僕だけじゃなくて?
トンボ:はいはい。みなさんに適用することなんですか。
西野:でも我々のような、応援してもらってそれで生きている人間は、もう、ここ背負わなきゃいけないんじゃないかな。
トンボ:なるほど。
のぶみ:そうかもね。
トンボ:とくにそうだよね。芸人なんて、本当そうですよね。
西野:ツッコまれることも、あげ足をとられることも、「ナルシストかよ!」って言われることも、すべて背負わなきゃいけないんじゃないかと。で、ガッリゴリの最近のインスタを見ていただきたい。
トンボ:そうですね。
西野:最近、ぜったい自撮りしか、せんとこうかと思ってる。
のぶみ:(笑)。
西野:インスタ始めた頃は、僕のインスタ、なんかアートっぽいんです。
トンボ:完全に僕は。
西野:絵しか。
のぶみ:見たものが、綺麗な建物とかね。
トンボ:アートグラムでしたもんね。
西野:アートグラムでした(笑)。1週間くらい前から、「ナルグラム」になりました。
(一同笑)
西野:昨日も新幹線の中で7~8枚、バシバシ撮りましたから。
のぶみ:それは、やっぱ選んで。
西野:選びました。
のぶみ:(笑)。
西野:これが僕の、本当だから。
のぶみ:そうだよな。
トンボ:NSCでしゃべるべきだ。
西野:「自撮りできるか?」って言うの。
トンボ:「あなたは、自撮りできるんですか? 自撮りできないのであれば、芸人なんてやめちまえ」。
西野:やめちまえ。それいいな。自撮りできないやつなんか、やめちまえ。
のぶみ:だって、前に出るんだからね。
西野:背負えないんだからね。
のぶみ:うん、そうだよな。
トンボ:それは確かに、境地ですね。
のぶみ:だって、誰を応援するかっていったときに、顔が浮かんだほうがいいもんな。
西野:たしかに。
のぶみ:「あの人を応援してるんだな」ってなるし。「あれ? 体調がちょっと悪いのかな?」とか「髪切ったんだ!」とか、「髭がはえたんだ」とか、そういうことでね。やっぱ、やったほうがいいんじゃないかな。
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