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会議を見せるテレビ 第33回(全7記事)

キンコン西野「生活費はもはや要らない、僕が欲しいのは…」クラウドファンディングで得たお金の使い道を考える

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第33回」。2ヶ月ぶりの配信となった今回は、キンコン西野氏が山にこもって執筆に集中している間にブチ切れたエピソードを振り返りました。

のぶみ氏の子どもに反抗期が訪れる

のぶみ氏(以下、のぶみ):僕は2ヶ月の間に『世界一受けたい授業』に出て。

山口トンボ氏(以下、トンボ):そうですね。メディアに出演されてた。

のぶみ:それで、中学にウチの子が入ったんです。カンタロウ。

西野亮廣氏(以下、西野):おめでとうございます。

のぶみ:それでカンタロウが反抗期になったんです。

西野:へー、ちゃんとくるんですね。

のぶみ:(笑)。「反抗期きた!」と思って。それで、先日担任の先生から電話あって、「カンタロウ君が水筒で友達のことを殴った」って。

西野:わー。

トンボ:むちゃくちゃ悪いじゃないですか。

西野:悪い。

のぶみ:それでカンタロウに「おまえ、それ本当にやったのか?」って言ったら、「俺、謝んねーよ」みたいなことで。「あいつは、20発イェイ、イェイってやってきて、しつこくて」「だから、俺、やってやった」って。

それで、「どのレベルで殴ったの?」って聞いて。たんこぶがちょっとできるくらいらしくて。「じゃあ、謝る必要ねーか」って(笑)。

西野:そうなんですか。

のぶみ:担任に言って。それでカンタロウが今、バドミントン部に入ったの。それで、けっこうでかい水筒だったから、「あれでやったのか? あれでやるのは、ホントによくないぞ」「2リットルもあるんだぞ」と。

西野:でかいですね。

のぶみ:「アレをバンってやったら、死ぬぞ」って。「いや、違う。俺は500ミリリットルので殴った」って。

西野:はい。

のぶみ:「じゃあ、しょうがねーか」って(笑)。

西野:そうなの? 500ミリリットルならセーフで、2リットルならアウト?

トンボ:ダメです。水筒でなぐるのは。

西野:水筒で殴るのはね。鈍器はアウトです! リットルじゃないね。

のぶみ:(笑)。

西野:容量ではないですよね。

のぶみ:謝るのは、しょうがないじゃない。でも水筒で殴るのは、これからよそうって。「とりあえず、水筒で殴るのはやめろよ」って言って。素手でいけ、ってことにして。

西野:でも来るんですね。ちゃんと反抗期って。

トンボ:ホントですね。

のぶみ:でもカンタロウが反抗すると、うちの奥さんはその倍くらいの速さで、「おめーがいけないんだろ!」って言って、たたきつけるように怒るので。うちの奥さんも早いからキレるのが。

トンボ:母ちゃんが強いのは、いいですよね。

のぶみ:俺、存在を消してる感じですね。

西野氏は2冊目の自己啓発本執筆中

のぶみ:それでまた来るんですよ、夏に。8月3日に二子玉川ライズていう、けっこうでかいところで個展をやらないといけなくて。それはもう修行ですね。(西野氏に)夏はなんかあるんですよね?

西野:夏、何してるんだっけな。

のぶみ:なんかチケットを販売してる的なことが(コメントに書いてある)。

西野:あ、それはふざけたライブなので、全然いいんです。

のぶみ:ふざけた?

西野:それはたいしたライブじゃないんですよ。僕の制作発表をするライブなんで。ファンしかこないような。ひどい、ひどいライブです。(笑)。

トンボ:ひどいライブではない。ひどいライブって。

のぶみ:(笑)。

西野:みなさんみたいな立派なやつじゃなくて、製作途中のものを見せるっていうだけの。「今こんなことやってますよ」っていうだけの。そんな大きいやつじゃない。

のぶみ:でも、自己啓発のやつも出される、2冊目?

西野:あ。そうです、そうです。本を。

のぶみ:2冊目。あれはいつ出るんですか?

西野:今からやって。

トンボ:絶賛執筆中。

西野:ほぼ書き終わってる。

のぶみ:山ごもりで書いたのかな?

西野:そうです、そうです。後半の5日くらい空いたんで、そこでバーッと書いちゃって。でも今から……今6月ですか?

のぶみ:そうです。

西野:だから、9月とか、10月とかだと思います。それが出るのが。

のぶみ:へー。9月とか10月とかですか。内容的にはどういう内容ですか?

西野:いや、えーとね。『魔法のコンパス』って本を出したんですけど、去年の8月に。

(書棚のほうを見て)あ、それですそれです。あれの、仕事の仕方とか書いたんですけど。

(のぶみ氏が書棚から本をとってくる)

西野:この半年とか1年で、ゴロっと状況が変わったので、この1年のことを書こうと。つまり、『えんとつ町』の売り方だとか、お金の扱い方だとか、広告戦略だとか。そういうことをちゃんと書こうと。

のぶみ:お金の扱い方? 広告戦略?

西野:「ここお金いる」「ここお金いらなくね?」とか。「お金かけたほうがよくね?」とか。そういうこと。あと、「こういう広告はいらない」「こういう広告多くしよう」とか。

トンボ:今までのやり方では通用しないぞ、的な。

西野:そうそう。

のぶみ:増えてきてるからなー。YouTubeのあのライブのやつもそうだけどね。増えてるから、知らないっていうのもあるんだよな。

西野:そうなんですよ。

のぶみ:それで、(西野氏が)詳しそうってイメージがあるんだよ。

西野:あー。

次のビジネス書をいかにして売るか

トンボ:(コメントより)まほコン(魔法のコンパス)、おもしろかった。

西野:まほコン(笑)。

のぶみ:タイトルは何にするんですか?

西野:まだ決めてないですよ。どうしましょうかね。そこだなと思ってるんです。

トンボ:次の表紙とかも楽しみだ。西野さんの本は表紙とかを楽しみにしている人が実は多い。

のぶみ:オシャレだからな。

西野:(コメントより)広告代理店のゴリ押し芸人、西野。

トンボ:ゴリ押し芸人だったんですか?

西野:いやー(笑)。

のぶみ:そうなんですか?

西野:押されているとは、あまり思わないですけど。でも、やっぱり友達多いですよ、広告代理店に。こんな活動しているから売れてきますよね。

トンボ:そうですよね。

西野:タイトル、どうしましょうかね。

のぶみ:そうだね。

西野:「タイトルどうしましょうか?」問題と、一番悩んでいるというか、考えているのは、次の本もビジネス書だから、売ったほうがいいなと。絶対に売ったほうがいい。

のぶみ:だって10万部売れたんですよ。

西野:そうなんです。

トンボ:『魔法のコンパス』。

西野:大きいですよ。

のぶみ:しかも、1回10万部売れたっていうことは、次はけっこう部数上がるよね。

トンボ:僕、絶対売れると思いますね。

のぶみ:部数のアレが初版からけっこう変わると思うな。

西野:あー、かもしれないですね。

のぶみ:だから、けっこう2作目って大変だからね、プレッシャーかかるから。実はね。

西野:うん。で、「当てたい」と。

のぶみ:そうだろうね。

西野:どうやって当てようかと、いろいろ考えて、1つは「自分が使える宣伝材料は何だろう」って考えたときに、講演会のオファーすごいんですよ。むちゃくちゃ、くるんですよ。

トンボ:いろんなところで。

のぶみ:くるだろうなー。

西野:講演会がいっぱいオファーいただいているっていうのと、あとビジネス書を掛け合わせたときに、どういう売り方があるかなって。一番ベターなのは、これまでやったみたいにお土産にするっていうやり方。

トンボ:講演会のお土産に。

西野:「個展のお土産に絵本を」っていうのを、講演会のお土産にビジネス書を売るっていうのをやればやるほど、出口でいっぱい買ってもらえるなと。

それで「講演会のお土産にしよう」っていうのが1つあったんですけど、もう1つ、もっと使えるなと思ったのが、講演会のオファーがたくさんきているっていうのを、僕とマネージャーしか共有してないんです。3、4人しか知らなくて。でも講演会のオファーがたくさんきているっていうのは、これは信用であると。

ビジネスマンからあれだけオファーがくるんだっていうのは、これは信用に値するし、それだけオファーきているやつの本って読みたいからって思ったときに、講演会のオファーがきたことは可視化したほうがいいなと。「いっぱいきてまっせ!」って。

トンボ:うたったほうがいい。

西野:見える化した方がいいな、っていうときに、もう講演会のオファーがきてることもオープンにしちゃおうと。クラウドファンディングをやって、クラウドファンディングのリターンで僕の講演会を主催できますよっていう。

リターンを1個作っちゃって、このリターンを買ってくださった方には、この本を100冊プレゼントする、そしたら10個買ってくれたら、その時点で1,000冊。20個買ってくれたら、その時点で2,000冊売れる。確実に1,000冊、2,000冊売れる。それよりなにより、「この人オファー、むっちゃきてるじゃん!」っていうっていうことを一般の方に見てもらえる。

トンボ:そうですね。

講演会のお金を何に使うか問題

西野:そこが一番宣伝になること。それで、それ用のクラウドファンディングをしようと思って。それ用のクラウドファンディングするのはいいんですけど、えーと、お金が集まるじゃないですか。講演会のお金が何十万か集まったのを何に使うか問題。

トンボ:なるほど、なるほど。

のぶみ:何に使うか問題。

西野:はい。

のぶみ:次につなげることにしたいですよね。

西野:これ、このビジネス書がより届くための装置を買えたら一番いいんです。例えば『えんとつ町のプペル』の場合だったら、クラウドファンディングで集めたお金で“光る絵”を買って、この光る絵を全国でまわして、そこで今なお、勝手にどっかで売れている状態。

のぶみ:あれはけっこう広まりましたね。

西野:あれは広まった。

のぶみ:あれは正解だろうね。

西野:ああいう、あれのビジネス版みたいなの。

トンボ:なるほど。

西野:何に使うか。厳密に言ったらですよ、本来は全部僕のギャラです。講演会のギャラだから。クラウドファンディングの売り上げみたいになってるけど、本来は出演料。

トンボ:出演料。

西野:本来は僕のギャラなんですけど、ここのギャラなんか、もはや1円もいらないです。

のぶみ:へー、すごい。

西野:僕ね、生活費ももはや要らない。僕が欲しいのは、製作費。

トンボ:製作費。

西野:つまり何か作るとき10億円かかるっていったときに、10億円集められるようになっていきたい。生活費に関しては、なんとかなるし。もう家買ったし。同じ服しか着ないし、別に生活費そんなに要らない。結婚もしてないし、僕の場合は。

だから、このギャラは一切いらなくて、ギャラっていうことにしなければ、吉本興業がもっていくこともしないでしょ。

トンボ:はい。

西野:だから全額、作品のために使えたらいいな、って思ったんだけど、はたして何を買えば一番いいのか。

トンボ:なるほど。

のぶみ:それはビジネスで発生したものは、ビジネス系のところへやりますって。

西野:それが一番気持ちいいです。そのお金を使って。

トンボ:より売れるっていう。

西野:本当はね。さっきも言いましたが、本当は僕のお金だから、このお金を何に使おうと、僕の勝手なんです。

のぶみ:そりゃそう。

西野:このお金で海外旅行をしたって、誰も何も文句言えない。

トンボ:そうですね。

西野:だけれども、クラウドファンディングをやる以上。

のぶみ:おもしろがりたい。

西野:このお金をこういうことに使うっていうことを、ちゃんと明言して、しかもそれを『えんとつ町のプペル』に使うでもなく、僕の舞台に使うのでもなく、今回のビジネス書のために使っていったら、お客さんは一番気持ちいいんじゃねえかな、と思って。

トンボ:たしかに。

西野:それが何なんだろうな。

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