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卍LINE(全4記事)

卍LINE・窪塚洋介「すてきな仲間をつなげる門でありたい」アーティスト活動で目指す本当のゴール

俳優としてキャリアを確立し、同時にレゲエシンガー・卍LINEとしても活躍している窪塚洋介氏が、アップル 銀座で音楽への情熱に焦点を当てたトークイベントを開催しました。本パートでは、窪塚洋介、卍LINE、空水と活動ごとに名前を使い分けている理由、そしてこれから目指したい目標を語りました。

「いいアーティストをつなげる門を目指したい」

卍LINE(窪塚洋介)氏(以下、卍LINE):ありがとうございます。

(スライドを指して)ついでにですね。これが1枚目に参加してくれているアーティストなんですけれども。(質問者に向けて)逆に、ご存じの人はいます? 誰かわかる人っていますか?

……やっぱりそうですよね。レゲエ、ちょっと聴いてみてください、よかったら。Japanese Reggae。すごく熱い男たち、もちろん女の子もいますけれども。たくさんいいアーティストがいます。

俺はこういう人たちをつなげる一番大きい門でもあるんです。だけど、ただの門じゃなくて、そのサウンドがちゃんと一番深い奥のところまでつながっているという。そういうアーティストになることを1つの目標にして活動しています。なので、卍LINEだけ聴いてくれ、というよりは「こんなにすてきな仲間がいっぱいいるよ」と言いたいという。

そういう意味でも『福流縁』のタイトルをつけた意味としては、そういう部分もあって。みんなね、それぞれ喜怒哀楽の自分の人生で考えていること、感じていること、願っていること、起こっていること。いろんな瞬間、いろんな思いが音楽になっていきますけれども。

一生懸命に真摯に自分の人生を貫いている人たちが多いので、ぜひよかったらなにかの折に聴いてみてください。日本のレゲエミュージック。

そういう意味でも『福流縁』っていって、タイトルつけた意味がそういう部分にもあって。みんなね、それぞれの喜怒哀楽の自分の人生、考えてること、感じてること、願ってること、怒ってること、いろんな瞬間、いろんな思いが音楽になっていきますけれども、一生懸命に真摯に自分の人生を貫いている人たちが多いので、ぜひよかったらなにかの折に聞いてみてください。日本のレゲエミュージック。

次男は役者、三男は先輩レゲエDeeJay

次のスライドを写してください。(スライドを指して)これ、ラスボスですね。

(会場笑)

フリースタイルダンジョンとかね、今、ヒップホップがすごく盛り上がってますけれども。不思議とヒップホップとレゲエミュージックは絶対に同じ波じゃないんです。盛り上がりが、バブルが、こうなんですよ、お互いに。逆なんですね。

なんですけど、今回は般若くん、そしてSHINGO★西成という、この2人は唯一……。こういうのは唯一じゃないですね。なんて言うんですか。唯二? ラッパーです。ヒップホップのほうから参加してくれてますね。

右上の2番目の人の名前が出た人には、1万円プレゼントいたします。Apple 商品券を(笑)。

(会場笑)

ごめんなさい(笑)。彼はPEQUUといって、うちの近所に住んでるやるなんですけど。来ると部屋の温度がすごく上がるんでね。来る前に窓を開けて待っとくパターンですね。

一番右上はBIG BEARといって、俺の弟みたいな感じで。ちなみにここに映ってるのは、一番左のこの2人以外は全員関西人ですね。

ちなみにこの人は僕の弟です。三男です。RUEEDという名前でレゲエミュージック、レゲエDeeJayをやってますけれども。俺にとって先輩になります。歳は9つ下なんですけれども、業界でいうと先輩になってしまうんですね。今回2曲、一緒に参加してもらっていて。

映画の話でいうと、実は6月3日、……この三男なんですけど、RUEEDは。三男というと、(窪塚)俊介という次男がいてですね。俊介は役者をやってまして。この2人が主演の、横須賀が舞台の『スカブロ』という映画が、明日から横須賀の劇場1館のみで公開になるんですね。

もし興味のある方はぜひ。オール横須賀というかね、横須賀臭のもうハンパじゃない匂いが、色が出た映画ができあがりましたので、ぜひ見てあげてください。

さっき言った、個人事務所のアスマキナって自分の個人事務所なんですけど、にRUEEDは所属してまして。ゆくゆくは事務所がアーティストと役者、両方やっている人のマネジメントをやっていくような会社になるといいなと思って船を進めている次第でございます。

三木道三氏、鈴木紗理奈氏も参加

というわけで、ありがとうございました。8時になっちゃったんですが、こういう突然の別れはやっぱり嫌なので、僕は。帰れないです。帰りたくない。

(会場笑)

だってまだ始まったところですもんね。もう1時間しゃべってるんですか、これ。この3倍はいけます。でも、9時にはみなさんも撤収しないといけないんです。リンゴのかけた部分が埋まってきちゃうらしい。

(会場笑)

そうすると、大変なことが起こるという都市伝説も聞いたことありますので。くだらないこと言ってる間にね、先、進めましょう。

さっき言ったNG HEADは彼です。この人わかる人いますか? 左上、スーツの。宇宙人のような。メン・イン・ブラックような。「一生一緒にいてくれや」の人です。

参加者3:三木道三?

卍LINE:はい。正解。じゃあApple Storeギフトカードが出る……かどうか、あとで確認します。たぶん出ません。

(会場笑)

そうなんですね。三木道三も力を貸してくれて。

彼女はご存じの鈴木紗理奈ちゃんですけれども、レゲエシーンにいるときはMUNEHIROという名前になります。もうほとんど同期で、なんか立場的にも同じような境遇なので、すごく気心が通じてて。

たまたまこの間、家族でグアムへ行ったら、たまたまいて。合流して一緒に回ったりとかしてました。僕は前の嫁も連れていっていたもので、俺と女性3人と子どもが2人という、謎のイスラム圏の人っぽい雰囲気の旅になってしまいまして。各地でハイタッチされました。

日本だとけっこう後ろ指を指されるかもしれないんですけれども、やっぱり海外はそのへんはゆるいんだなと。ゆるいというか、オープンハートだなと思いました。僕もそういうタイプなので。

楽屋のドアも閉めません、ふだん。舞台とかでもフルオープンです。「いつでも入ってきてください」という感じです。閉所恐怖症というわけじゃないんですけど、かといって高所恐怖症にもならなかったんですけれども。はい、じゃあ次いきましょう。

設立した個人事務所に続々とレゲエアーティストが参加

「これ、誰やねん?」というね。とくにこの人、超普通の人ですけど。

(会場笑)

3歳からの幼馴染なんですよ、僕の。彼がWebの担当なんです。今のアスマキナもAMATORECORDZも、彼がコンピュータやってくれてるんですけど。

中学校、小学校もずっと一緒だったので、あんなにlazyだったやつが、こんなにしっかりとして、まさか俺のサポートを未来でしてくれるとは思わなくて。やっぱり人生なにが起こるかわからないなと思うことの大きな1つなんですけれども。ミハラくん……なんだこの写真?

(会場笑)

でも、本当にすごく親友ですね。3歳から知っているので。彼は地元の後輩で、一緒にこうやって地元のお店を出しながら、AMATORECORDZをサポートしてくれてて。「あれ、この人、あの人じゃない?」ということでホットコージーもいたり。

そして、彼がAKIO BEATSです。よしよし。そしてこれが、うちの嫁であり、AMATORECORDZの社長のPINKYです。

そしてこの人が……ちょっといいボケが思い浮かばなかったので、ちょっと流していきますけれど(笑)。これでAMATORECORDZというクルーになっています。

所属してるアーティストが、DUPPIES BANDというレゲエのダブバンドが1組ですけれども。年末にもう1人、さっきのリストでいう、1枚目の参加してくれてるREILIさんという、僕のレゲエミュージック師匠がAMATORECORDZに所属する予定です。アルバムをすぐ発売していくかなという感じなんですけれども。

窪塚洋介、卍LINE、空水

ここまでで質問ある方いますか? はい、じゃあ、そのスーツの。あ、スーツじゃないですね。カーディガンの方。

質問者3:アーティスト名が本名じゃない理由と、この胸の文字の意味が……。

卍LINE:これですか?

質問者3:はい。

卍LINE:これは「420RECORDZ」って書いてあります。これは仲間のブランドです。

大阪なんですけど、TERRY THE AKI-06というラッパーがいまして。もう亡くなってしまったんですけど。彼との出会いが、俺の音楽の道をさらに推し進める、さらに研ぎ澄ますきっかけになったんです。その人が立ち上げたレーベルの名前が「420RECORDZ」というレーベルでした。

やっぱりこういうふうに彼も、1つ前だった仲間がいまして。彼はもういないから、その残された仲間たちが今もキープしてここまでやってきてて。2017年に再始動ということで、気合を入れてるので、俺も応援したいなと思って、今日はこれを着させてもらってます。

で、もう1つなんでしたっけ?

質問者3:アーティスト名が本名じゃない。

窪塚:ああ。それは……なんでだと思います? 

質問者3:わかんないです。

窪塚:だから質問したんですもんね(笑)。

なんでですかねえ。僕は名前が3つあって。本名の窪塚洋介というのと、卍LINEというのと、あと空水という名前があるんです。これはディレクター名で、ミュージックビデオを撮るときに使ってる名前なんですけど。

アイデンティティが違うというほどまでは言わないですけど、なにか表現の違いだったりとかするときに使い分けてるんです。今はデビューした頃よりも「どっちでもいいよ」という気分になっててます。

たまに雑誌とかで表紙やインタビューしてもらったあとに、「卍さん、これどっちで出しますか?」「窪塚さん、これどっちで出しますか?」と言われると、ある時期までは、「これはこうなので、卍です」「これはこうなので、窪塚のほうでお願いします」と言ってたんですけど。今は「どっちでもいいですよ」って言うんですよ。

それはやっぱり根っこが1つなので。その根っこから咲いてる花が違うだけであって、栄養だったり表現が出てくる場所だったりは、1つの根っこからなので。そういうふうに自分の腹に落とせたかな。

というところで、そろそろフォトセッションに入らせていただきたいと思います。いいですか、強引に? 強引ですけれども。

また大きな声を出してしまってすいません。最後だったので盛り上がってみました。というわけで、こんなところでいいでしょうか?

(会場拍手)

ありがとうございました。いろいろちょっと、こんなになっちゃいましたけど。みなさん本当にありがとうございます。こんなに楽しい時間を。またこういう機会があったら遊びに来てください。

司会者:それでは盛大な拍手でお送りください。卍LINEさんでした。

(会場拍手)

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