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“成人式で暴れる若者”を減らすには? キンコン西野「あいさつを子供にやらせたらいい」

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第26回」。エンターテインメントが参加型にシフトしている時代に、どんな演出が求められるのか。西野氏とのぶみ氏がさまざまな事例をもとにアイデアを語りました。

成人式のあいさつを子供にやらせたらいい

西野亮廣氏(以下、西野):ちょっと話がそれるんですけど、成人式で荒れる奴いるじゃないですか。

山口トンボ氏(以下、トンボ):はいはい。

西野:暴れる奴。毎年出てくるじゃないですか。

のぶみ氏(以下、のぶみ):捕まりましたよ、今年も。

トンボ:荒れる成人式。

西野:あれ、いつも暴れてる時って、市長のあいさつの時とかなんですよ。

トンボ:そうですね。

西野:あと、区議会議員のあいさつとか。わかんないけど、そういうえらい人があいさつする時に、ヤンキーがワーッて行くんですけど。やっぱり、それって、体制にかみついてるっていう感じがカッコいいから、あいつらの中では。ダサいんだよ、まあ。

のぶみ:(笑)。

西野:ダサいんだけれど、あいつらからの正義としては、「体制にかみついてる俺ってかっこいい」。

トンボ:わかるわかる。

西野:あれ、成人式のあいさつ、子供とかにやらしたら。

トンボ:なるほどね。

西野:おじいちゃんとか、おばあちゃんとかにやらしたら、かみつけばかみつくほど、自分がダサくなる。

トンボ:確かに。

西野:あれ、やっぱり、弱い人のほうがいいですよね。

トンボ:なるほどね。

のぶみ:そうですね。

西野:荒れようがないんだもん。なんか、こんな4、5歳の子に、「オラー!」とか言ってたら、一番ダサい奴ってなっちゃうから。

のぶみ:ダサいよね(笑)。

西野:ヤンキーは、こう(盛り上げて)しますよね。あんなん、邪魔したら一番ダサいっていう。

トンボ:確かに(笑)。でも4、5歳の子があいさつって、なにをしゃべるんだろう(笑)。

西野:なにをしゃべるのか(笑)。

のぶみ:「がんばってください」とか言って、「おまえががんばれよ」っていう(笑)。

西野:でも、こうだと思うんですよ。「あなた方は今日から大人なんだから、僕たちの見本になってください」「かっこいいとこ見せてくださいね」っていうのを、子供に言わしたらいいのに。

トンボ:そういうことか。なるほど。

のぶみ:市長のあいさつがきっとつまんねーんだろうな。聞いてないからわかんないけど、ちょっと「なんだろうな」って思っちゃうんだろうな。

みんな主役になりたい

西野:なるほど。でも、力が弱い人とかの支配力って、やっぱりすごいなって。

トンボ:確かに。

西野:力強い人は押さえつけちゃうけど、弱い人はみんなを参加させて、成功のほうに持っていくから。

トンボ:一体感出ますよね。そうですよね、「がんばれ」って。

のぶみ:なっちゃんのやつも泣いたもんなあ。

西野:なっちゃんのやつね。

のぶみ:うん、なっちゃんが指揮したんですよ。それで、まあ、耳が聞こえない。それで、そのなかでみんなの前で堂々と指揮をしてね。ちっちゃい子ですよね、あの子。

西野:あいつは最高ですよ。

のぶみ:みんな、すごい泣いたもんなあ。

西野:それで一丸となれたらいいですよね。なんか、もうエンタメがそういうふうになってきましたね、どんどん。

のぶみ:参加かあ、やっぱり。

西野:そっちのクオリティを求める、っていう。つまり、プレイヤーのクオリティではなくて、どうすれば自然に参加できるかっていう、その仕組みづくりのクオリティが、求められるようになってきましたよね。

トンボ:そうすると、やっぱ、演者のパフォーマンスもグッと上がりますもんね。

西野:そう! ノせたらね!

のぶみ:みんな、「主役になりたい」っていうのが、やっぱり基本にあるんですね。だから、ゲーム業界とかって、やっぱり主役だもんね。『ドラクエ』にしても、みんな主役になれるもんね。

西野:あー、確かに。

絵本で客を主役にさせるには

のぶみ:あれ、ゲーム業界でしかできないのかな、って思ってましたよね。絵本はどうなのか、ちょっとわかんないですけどね。

西野:お客さんを主役にさせる方法ですか?

のぶみ:うーん。なんか、いろいろ西武系列のやつとかで、自分の子供が印刷された絵本とか、出てるは出てるんですけど。名前変えたり、オーダーメイドで。なんかちょっと……、つまんないですよね。

西野:だから、絵本でやるのではなくて、たぶん、絵本を真ん中に置いたイベントとかになってくるんじゃないですか?

トンボ:そうですね。派生したものになりますよね。

のぶみ:たぶんそうでしょうね。

西野:『ママがおばけになっちゃった!』フェスだとか。

のぶみ:そうですよね。そういうことなんだよね。

西野:その絵本に興味がある人が集まって、そういうふうになってくる。

トンボ:(コメントにて)「最終的に、舞台とか観客席って概念がなくなりそう」みたいな。

西野:そうそう。まあ、そんなもん何年も前から僕言ってるから、まあ、たぶんどっかで耳に入れたんやろうけど。

トンボ:やめとけよ、もう。

西野:「思いついた」というか、「思い出した」なんですけど。

トンボ:もう、やめとけー!

(一同笑)

トンボ:いいじゃないか、「そうですね」で。

西野:おつかれさまでした。

のぶみ:(笑)。

トンボ:「おつかれさまでした」じゃないよ!

西野:おやすみなさい。

(一同笑)

トンボ:寝かしつけるんじゃないよ、見てくれてる人を(笑)。

のぶみ:すげーよなあ(笑)。

トンボ:寝かしつけるって、どういうことなんすか。

西野:寝かしつけるんじゃない(笑)。

のぶみ:おやすみ、寝かしつけ。

トンボ:ダメですよ、見てんだから。

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