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『「この世界の片隅に」 業界激震!別格すぎる名作が起こした5つの革命とは!?』山田玲司ニコ論壇時評12月14日号(全8記事)

ボブ・ディランなんてどうでもいい! ノーベル賞で起こったもう1つの大事件に迫る

ニコニコ生放送の人気番組「山田玲司のヤングサンデー」。今回は12月14日放送の「『この世界の片隅に』 業界激震!別格すぎる名作が起こした5つの革命とは!?」の内容を書き起こしでお届けします。本パートでは、Appleが中国ではじめた発電事業や、ノーベル賞で起きていた事件について語ります。

Appleのエネルギー戦略

奥野:「Apple、中国風力タービン製造と提携。再生エネルギー拡大」ということなんですけども。これちょっと読みますか? 僕。

山田 はい。

奥野:「米Appleが中国の風力タービン製造大手の新彊金風科技と風力発電分野で提携したことが12日までに分かりました。Appleは中国での取り組みを通じて、電力をすべて再生可能エネルギーでまかなうとする目標の達成実現を目指してます。Appleは金風科技の複数の子会社について株式の30パーセントを取得する。金額については明らかになってません。」ということで。まあこれ全部読みますか? 別にいい?

山田:ううん。大丈夫、大丈夫。「俺は自家発電」ってなんだよお前。そういうことじゃないんだよ(笑)。

(会場笑)

山田:いいね。相変わらず上手いね(笑)。

奥野:そういうことですよ。とにかくAppleが中国企業買収して、ほぼすべてを再生可能エネルギーで賄ってやるんじゃいっていう大プロジェクトに着手した。中国で。

山田:これすごいことだよ。

奥野:まあね。

山田:何でこれ大騒ぎしてないの?

奥野:成宮君が(笑)。

山田:いや、何て言うかな。これ恐らくおもしろいなと思ったのがAppleって純正好きじゃん。

奥野:はい。

山田:だからこれAppleが作った電気でしか動きませんみたいなことになったりするんじゃない? (笑)

奥野:電気を!? そういうのできるの?(笑)

山田:Appleで作っちゃうんだよ。もう完全に逃げられないよ。たぶん蓄電池もやってると思うよ。蓄電池のやつはもしゴビ砂漠でできたものは、ゴビ砂漠産の電気が日本に上陸します。TPPでみたいな。どうすんのこれ。これって大騒ぎしなきゃいけないんじゃないの?

奥野:それポカーンですよ(笑)。

山田:俺は最高だなと思ってて。

奥野:実現すればすごいことですよ。スゲーなと思ってる。

法律の寿命は20年

山田:スゲーなと思ってて、ゴジラ対キングギドラってあるじゃん。キングギドラって言えば1本目の首はAppleじゃないですか? それで、2本目の首がMicrosoftじゃないですか(笑)。

奥野:じゃあ3本目は何ですか?(笑)

山田:Googleですね(笑)。これはキングギドラがゴジラと、おーい(笑)。

奥野:そんな話今まであった? ゴジラ回もやってないし(笑)

山田:ゴジラがさぁ、核の呪いとかいってさあ。どうせ核の呪いなんだよ。コジラって。

奥野:はいはい。

山田:今年は核の呪いを俺たちで何とかできる。電車とか使って。新幹線でなんとかなる、みたいな。そんな年だったんだけど、キングギドラ大暴れの準備しますっていう話じゃん。だから核の平和利用とか言ってる場合じゃないだろっていうさ。その延長上でやってるうちに、だからやっぱりこれ思うのはさあ、よくあの人が言ってたんだよな。

京都大学の森先生が言ってたんだけど、法律っていうものの賞味期限はせいぜい20年だと。だからやっぱりアトムの時代に作った原発立法。要するに原発作れば作るほど儲かるっていうシステム。1個の法律がどれだけ国を駄目にするか。やっぱり法律っていうのは賞味期限、消費期限があるんだなっていうさ、それで立ち行かなくなると憲法がなんだとか言ってるんだけど、ちょっと待てと。

その前に賞味期限が切れてるんだ。完全に。っていうことは法律って変えなきゃいけない。まあこれ無理でしょ、この国。ここまでくるとね。ということの深刻さの一方で、この環境系の話はよく知ってたんだけどさ、日本にいるとまったくわからないんだけど、海外ではとっくの昔にそっちにシフトしてる。技術も何も。日本は技術もあるのに、国の事情でまったく使えなくて。

もうみんな先に進んでますよっていうのを1番わかりやすいのが「Apple」「風力発電」「中国」このセットだよね。やっぱこれ相当ヤバイやつなんだよね。人類全体、地球全体で見るとこれ素晴らしいことだし、実を言うと地球温暖化、気候変動の問題を解決する決定的なものがあるんだけど。

ボブディラン騒動の裏で起きた大事件

いよいよセットかなという中で、みなさんボブ・ディラン騒動あったじゃないですか、ボブ・ディランが云々と大騒ぎしてましたよね。ノーベル賞ね。そんなこと言ってる矢先、12月7日にノーベル財団にノーベル賞受賞した14人が公開レター出して。

奥野:14人が?

山田:14人。

奥野:受賞者の?

山田:受賞者の。

奥野:ボブ・ディラン以外の?

山田:ボブ・ディランの話しているけど、実はこういう動きがあって、ボブ・ディランじゃない受賞者が一杯いるわけじゃん。

奥野:うん。そうですね。

山田:そのうちの14人の選ばれし者たちが、ノーベル財団に向かって「物申す!」ですよ。

奥野:へぇ。

山田:その動きが何にも報道されてないじゃん。だけど実際そうで、何を言ってるかというと、「化石燃料への投資を終結させることによって、気候変動に対する行動をさらに求めます。」って、要するに「ノーベル財団よ。お前ら化石燃料、今使っているような連中に賞あげたり絶対にするなよな。」っていう一種の脅しですよ、これ。

奥野:へぇ。

山田:おもしろいのが今600以上の機関ね、総資産3兆4千億ドル以上が化石燃料からの投資引き上げを誓約してるの。だから「化石燃料で儲けるような会社からは資産を引き上げますよ」って言って、その中には企業だけじゃなくて、パリとかコペンハーゲンとかワシントンDCとかベルリンとか都市まで入ってるの。

奥野:へぇ。

山田:っていう動きがあって、これでおもしろいのが財団にどういう手紙を出したかというと、1番わかりやすいのが「石油、石炭、天然ガスから収益の5%以上を得ている企業へのいかなる新規投資も直ちに止めること。」って言ってるの。5パーセントでも関わってたらダメだからねっていうのを、14人の精鋭が立ち上がって物申してる。

奥野:学級委員長みたいですね。

山田:いや、本当にそうだね。学級委員長というかさ、要するにさ、ノーベルがやりたかったことっていうのはさ、爆弾作っちゃったんだから、申しわけないから人類をもうちょっと幸せにすることに使ってくれと。で、人類を幸せにする人を応援してくれというのが、そもそもの主旨なんだよ。だからそれをもらった人が、「ちょっとちゃんとしろよ。」と言ってきてるって言うのが、これボブ・ディラン好きだけど、ボブ・ディランの動きも超おもしろいけど、どうでもいいよそんなこと。「こっちだろうがよ!」って話し。

奥野:授賞式出るでないとか?

山田:そう。出る出ないとか勝手にしてくれと。

解決方法は後半に

山田でまあ、ここ3年間ずっと言われてた一発強烈な解決方法という話を後半します。

奥野:後半?

山田:後半しますよ。

奥野:ああ、わかりました。

山田:後はエヴァの話は、しみちゃんコーナーの後で。

奥野:ああ、いいですよ。ここで1回ニコ生公式はそろそろってかんじで。

山田:エヴァで跨ぐんじゃないの?

奥野:ああ、それはいいです。環境系の話を山田玲司さんの18番でやってるんですけど、続きの解決策までいつも通り。

山田:そうですね。たまにはやんなきゃだめでしょ。

奥野:まあね。『この世界の片隅に』見ちゃったらねある程度。

山田:広島の人がね、広島から目を背けちゃいけないなって言ったのがこうのさんでしょ。それはアンサーとして受けちゃった人間が、やっぱ逃げちゃいけないものは逃げちゃいけないよなっていうのは思いましたよ、本当に。おかげでクタクタですけど(笑)。

奥野:ということで後半はさっきの話の続き。環境問題とかいろんなものの解決策が生まれてるんじゃないかっていう話プラス「君は『エヴァンゲリオン』というアニメを知っているか?」という名物コーナー「君エヴァ」ですけども、今日は13話ということで折り返し地点かな。

山田:3人全裸。

奥野:あれ? 『エヴァンゲリオン』て何話あるの全部で?

山田:26かな。

奥野:26? じゃあ半分ぐらいか。もう折り返し地点きたのか。

山田:「(コメントにて)払い方がわからん?」じゃあ出してあげて。

奥野:じゃあ半分くらいですよね。語ったのも。もっと深い所まで行きましょう。

山田:俺、世代が一緒なので気持ちもわかる所もあるのよ。

奥野:あと脱ファンタジー、最後に出してたやつ。のっぽさんの話しも含めて。

山田:ヤバイ話でしょ。

奥野:ヤバイっていうか、いや、そうですよね。

山田:ヤバイ話だよこれ。夢から覚めるっていう話しだから。でもボチボチですよ。

奥野:ただ山田:玲司さんが今書いてるのは、本当のような嘘じゃないですか。しかも。

山田:あっ、大丈夫です。

奥野:その辺も。

山田:お楽しみに(笑)。

奥野:山田玲司は「月刊スピリッツ」という雑誌で『CICADA』連載中ですね。「すべての漫画礼賛!」って感じのSFでございますので、こちらもぜひよろしくお願いします。そして来週の「山田玲司のヤングサンデー」は12月21日水曜日になりますね。こちらが本年度の総集編のようなかんじで「総決算。2016年はどんな年だったのか?」今日もちょっと話しましたけども、いろんな出来事、ニュースとかコンテンツ、ヤングサンデーで取り扱ってきたこととか全部含めて、山田玲司さんにまとめてもらいつつ我々は。

山田:次回の公式は1月18日?

奥野:そうです。次回の公式は1月18日。それで「ヤンサン流行語大賞」になってますんで、この1年ちょっとぐらいの間にヤンサンの中で盛り上がってたファミリーからいただいたいろんなコメントを総集編にしてトーナメント制で「ヤンサン流行語大賞」を決めたいなと思っております。それに先立ちましてアンケートを募集しております。締め切りは今日の日付変更線までです。

豪華賞品は山田玲司さんから描き下ろしページのイラストとか我々しみちゃんがカット無料で、俺からは先生が描いてくれた俺のイラストを年賀状でプレゼントしますということで、次回公式生放送のほうはですね、来月年明けまして1月18日となっておりますね。こちらも時事問題。何が起こるかわかりませんが。この1ヶ月。斬新な視点で切って行きたいと思います。

山田:今日はもうみんなコメントは俺が疲れたみたいになって、ありがとうございます。疲れてるんだよ。大変だったんだよ今回は。よかった終わった。

奥野:ということで1回ここで切らせていただきます。スピンオフが18日にあります。それもよろしかったらクラブワールドカップなので18日に。日曜日夜19時から私が。恐らくレアルマドリード対鹿島。どうなってるんだろう今。どっち勝ってるの?

しみちゃん:1対0で鹿島。

奥野:よっしゃあ! とりあえずここで。よろしくお願いします。アンケートがあるそうなので。やあ実は気が気じゃなくてね。鹿島。どうなってるか。

しみちゃん:10分ほど休憩の間に。

奥野:いつもの名物コーナー。

失敗を経験しないと成長しない

しみちゃん:10分ほど休憩の間に。ここから後半スタートまでほっこりとしたコーナーをお届けしたいと思います。よろしくお願いします。このコーナーですね前回放送からの胸熱コメントをご紹介するコーナーになっております。では、さっそく行きたいと思います。まずは、こちらになります。「スターティングメンバー編」ということで。まずは前回放送のスターティングメンバーをご紹介いたします。

奥野:前回「ミソジニー」の回ですね。

しみちゃん:はい「ミソジニー」の回です。こんな感じのラインナップとなっておりました。

奥野:いつものメンバーですね。

しみちゃん:この4人ですけども。行われてたんですけども、詩人の久世たかおみさんをお招きしまして、超攻撃的布陣で「ミソジニー」問題に挑みました。この攻撃的な布陣に対して、お褒めのコメントをいただきました。お褒めのコメントをノンちゃんは思い浮かぶでしょうか? 写真を見て。

奥野:わかんない。

しみちゃん:わからないですか? 「今日のカラーバランスいいね。」と。

(会場笑)

奥野:もうね、カラーバランスの定評の悪さに、本当にうちは。いいかこれ? 俺がやたら赤いっていうだけじゃん(笑)。

しみちゃん:先生はこの日は黒じゃなくて緑だったって言うかんじでした。

奥野:はい。

しみちゃん:ヤングサンデーとしてはこんな甘いコメントばかりではなくて、アメとムチのコメントの応酬でして、褒めの後の出演者に対する厳しいコメントを3つ、ご紹介させていただきます。まず、文字じゃないパターンですね。ご紹介いたします。まずはこちらですね。4人に対していただいたコメントは。こんな感じになっております。

奥野:それなんだっけ?

しみちゃん:これ「ホモォ」です。

奥野:これ手書きで描いたの? この余白、何? 日本画?

しみちゃん:各1列に並んで送られてきたっていうね。安心安全のホモネタと。そして続きまして我々が大学生だったら、と言う体で、この演者4人に対していただいたコメントがでこちらですね「新歓であぶれて隅で固まってる男4人の図」と。どうですかこれ? 「お前ら本当は隅でコソコソしてるやろ。」みたいなですね。

奥野:そうか? それは俺のとは違うな(笑)。

しみちゃん:僕らたぶんこのようにはならないのではないでしょうかと。そしてラストですね。ラストは僕が今回1番好きだったコメントですね。我々4人に対して恐らくゲーマーの方からのコメントかと思いますが、こんなのいただきました。こちらですね「FF(ファイナルファンタジー)15やった後にこの4人を見ると吹くw」と。

奥野:えっ、なんで? 1個言っていい? FF15?

しみちゃん:「このヤンサンパーティー笑われてますよ。」っていうね。

奥野:そうか。

しみちゃん:この4人がゲームの中にいたらって考えて書かれたんじゃないですかっていう。

奥野:そういうことなの?

しみちゃん:えっそうじゃないの?

奥野:知らないよ。俺このコメントに対して何も言えない(笑)。ただ、FF15って言うんだ。えっ? 15でいいのか?

しみちゃん:ほら、みなさん「うんうん。」って。

奥野:へぇ。フィフティーンかと思ったよ。

しみちゃん:なるほどね。

奥野:急にシャバ僧になったな。15って言われたな。

しみちゃん:フィフティーンね。僕としてはこのヤンサンパーティーで、もしもゲームの世界に入ったら、とにかく我々は戦闘を避けるのではないでしょうかと。例えば戦闘シーンで山田玲司先生がね、戦闘シーンなんだけど説得をし始めたと。

奥野:(笑)。

しみちゃん:効果はあまりないようだ。だったらおもしろいなと思ってそういうのもイメージできるいいコメントではないでしょうかと。はい、続きまして行きますよ。

奥野:男性4人のパーティーなんだ。

しみちゃん:次はこちらですね。「ミソジニー問題編」ですね。前回大きな波紋を起こした「ミソジニー問題」ですね。女性ゲストを含めてやって欲しいなんていうコメントもありました。そんな中男性の心の声をご紹介します。「オレにはガッキーいるもん♪」と。ガッキーですよ。ガッキー。

奥野:板垣恵介? 退助でもいいけど。

(会場笑)

しみちゃん:新垣さんですよ。新垣さん。今や世の男性がガッキーの虜でしょ。ドラマ知ってるでしょ?

奥野:見てないけどね(笑)。

しみちゃん:みんなキュンキュンしてるって言うね。

奥野:天敵、星野源の。

しみちゃん:あなたが天敵と認められるかどうかは知らないんだけど(笑)。

奥野:未だにわからないもんな。あの人ね。

しみちゃん:このガッキーで俺はいいよ。という心の叫びね。さらにこれが深刻になったコメントがですね。こんなかんじですね。「(コメントにて)女より テンガ買おうか 悩んでる。」

(会場笑)

奥野:リズム!

しみちゃん:どうですか? テンガ界の重鎮として(笑)。

奥野:俺テンガ使ったことないもん。

しみちゃん:僕もない?

奥野:どうなんだ? 悩んでるんだったら買えばいいと思う。

しみちゃん:迷えば行けよみたいな(笑)。

奥野:比べればいいんじゃない? どっちが。

しみちゃん:いいのか? テンガと女性を?

奥野:うん。ね?

しみちゃん:これ女性勧めるんじゃないですか? 番組としては。まあね。

(会場笑)

奥野:悩んでるならやった方がいい。大抵そう。好きな人がいて告白しようかどうか悩んでるなら告白したほうがいい。

しみちゃん:なるほどまずは経験しろと。

奥野:何でもそう。まずは経験して失敗して。「あぢゃ〜。」っていうのを繰り返して、成長しないって言う(笑)。

(会場笑)

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