2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
第52回『モテる男はだめんずなのか!?〜初登場!倉田真由美の恋愛ウォーカースペシャル!!』(全11記事)
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山田玲司氏(以下、山田):俺、本当に亀オタクだったので。
倉田真由美氏(以下、倉田):亀かー。
山田:(笑)。生物オタクで、恐竜とか好きで、みたいな。その話をしたら引かれるし、「あー、どうしよう。なにをしゃべったらいいんだろう」みたいな。
倉田:それで、かっこつけて、どんな話してたの?
山田:かっこつけてどんな話……。結局、だから、「こういう漫画家になりたいんだよね」みたいな話してたんだと思う。
倉田:あー、そうなんだ。
山田:そう。俺、中原中也の話とかしてたと思う。
倉田:あーー!
(一同笑)
山田:だから(笑)、「汚れちまった悲しみに」の話してたと思う。
(一同笑)
山田:そう。そんなイタい、イターい感じの先輩だった。
倉田:ちょっと今聞くとイタいけど。
山田:かなりイタいよね。
倉田:でも、それがすてきって思う人はいるかな。ちょっとはいるよね。
山田:ちょっとはいるかなあ。ちょっとはいるけど、俺、小林秀雄のこととか、だんだんくわしくなっていって、みたいな。
倉田:小林秀雄って……。
山田:中原中也は小林秀雄に彼女取られてるじゃん。
乙君氏(以下、乙君):そう。
倉田:あ、そうなの?
乙君:小林秀雄って、日本の……。
山田:この人、小林秀雄と親友だったんでしょ?
乙君:まあまあ。
山田:けっこう長い付き合いだったんだよね?
乙君:かなり長い付き合いですよ、小林先生とは。
山田:秀雄とね。
乙君:評論家ですね、日本の。もう、だいぶ前ですけど。
倉田:へえ。ぜんぜん知らないけど。
乙君:超ダンディーですよ。
倉田:あー、そう。
乙君:超かっこいい。白洲次郎か小林秀雄か、みたいな。
倉田:ほう……。
乙君:ね? ……あれ?(笑)。
(一同笑)
倉田:知らないから、なんとも言えないや(笑)。
山田:やべーなぁ。こんな話になったのはじめてだわ。
倉田:あ、そうなの?
乙君:もう永遠にできるわ、これ。
山田:俺、ちょっとTwitterで……。
乙君:さすが地上波の人。
山田:いや、そうなんだよ。だから、この感じで飲んでると止まらなくなるわけ。
乙君:あー。
倉田:そうそう。
山田:ついつい、いろんなことしゃべってしまう。うまいよね、聞き上手だよね、やっぱり。
倉田:いや、知りたいからね。
山田:あ、そうなんだ。
倉田:知りたい気持ちが大事だよね。
山田:それはすっげー大事。どうでもよくって質問してくるのって、バレるもんね。
倉田:バレる。
山田:「この人、今、適当に聞いてんな」っていうのって、バレちゃうもんね。
倉田:バレる。昔、ホストクラブに毎週行く、って取材をしてたことがあるんですよ。
乙君:はい。
倉田:中村うさぎと、深澤真紀ってコラムニストと、3人で。
山田:うん。すごいおもしろそうな企画。
倉田:夜中の3時に歌舞伎町集合とかして。
山田:すっごいね。
倉田:当時は、夜中の1時とか2時とかにスタートして、朝までやるというのが、ホストクラブのスタイルだったから。
山田:あー。
倉田:石原慎太郎になって、ちょっと変わったんだけど。
山田:あー、そうなの。
倉田:うん。それで、3時に集合して、行くじゃないですか、ホストクラブに。
山田:うん。
倉田:そうすると、ホストたちって、誰に付いても絶対に相手を楽しませなきゃいけないんだけど、ホストが夢中になる女って、特別若くてかわいいか。なんて言うのかな、お店に通ってくれそうな、お金になりそうな、太客になりそうな客か、はなからお金持ってるおばちゃんとか、そういう女の人か、どっちかなわけね。
山田:うんうん。
倉田:だから、持ち物とかにすごく敏感で、エルメスとか高いやつを持って、高いバッグとかを持ってる人とかに、ガンガン食いつくんだけど。私はほら、どっちかというと、しまむらじゃん?
山田:しまむら派ね。
(一同笑)
倉田:そう(笑)。
山田:どっちかというと、しまむら派じゃん。
倉田:そう。それで、バッグなんかも安いバッグだから、まったく向こうも興味ないわけ、私に。
乙君:あー。
倉田:それで、私もあまり興味がないわけですよ。
乙君:はいはい。もう住む世界も違いすぎる、っていうね。
倉田:ホストとかジャニ系って、私、あまり好きじゃないんですよ。若い、少年っぽい子ってあんまり好きじゃなくて。
乙君:へえ。
倉田:それで、ぜんぜんお互いに興味がない状態で、でも、向こうは仕事だから、なんか質問しなきゃいけないじゃん。そうすると、死ぬほどどうでもいいと思ってるくせに、「出身地、どこなんですか?」とか聞いてきたりするわけ。
乙君:あー!
倉田:こっちもどうでもいいから、「福岡だよ」とか言って。「福岡か。あ、福岡といえば、明太子っすよね」。
山田:うわ、最悪なパターンだね、それ(笑)。
倉田:そう。「あと、豚骨ラーメン。俺、好きっすよ」みたいな。
山田:殴りたいね(笑)。
倉田:もう、死ぬほどどうでもいい!
(一同笑)
山田:どうでもいいね(笑)。
倉田:「あっそう」みたいな。
山田:『秘密のケンミンSHOW』のほうがもっとマシなこと言うね!
倉田:もう、なんかね。それで、最後には「犬と猫、どっちが好きっすか?」とか、そんな話になってくるわけ。
(一同笑)
倉田:もうどっちでもいい。答えるほうもおもしろくもなんともないし、聞いてるほうも、ぜんぜん私に興味ないくせに、そんな無理矢理な質問してるから、もう会話が、Q&A、Q&A、っていう繰り返しになっちゃって、それはつまんないね。
山田:地獄だね。
倉田:地獄です。
乙君:そういう場合、どういう質問をされると食いつくんですか? くらたまさん。
倉田:質問というよりも、ホストクラブの場合は、一番おもしろかったのは、女に刺された話とか、そういう話。
(一同笑)
乙君:それ(笑)。
倉田:そういう話はおもしろかった。
乙君:それ、取材じゃないですか(笑)。
倉田:うん(笑)。でも、そういう話だけがおもしろかった。
乙君:へー。
倉田:あと、なんかもう、ホストとしてはぜんぜんイケてないのに、めっちゃくちゃ「俺はホスト王になる」ぐらいに思ってるような。
(一同笑)
倉田:そういうのは、それはそれでおもしろかった。
乙君:あー。かわいいですね、それはそれで。
倉田:うーん。なんか、自己評価がすごく高いから、とんでもない要求をしたりしてくるわけ。
山田:うん。
倉田:ぜんぜんイケてないのに、初対面の客に向かって、「ちょっと俺、ロマネとか入れてもらったらうれしいな」とか。
(一同笑)
倉田:すごい高いワインをいきなりおねだりしたりして、「おまえ、なんだよ」みたいな。ぜんぜんイケてなくて、ほとんど会ったばかりなのによく言うなー、みたいな。そういうトンチンカンな人のことは、よく覚えてるな。
乙君:あー、それは。
倉田:刺された話と……、そういう感じ。
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