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コミュニケーションのプロになる心理学をマインドマップにまとめてみた(全4記事)

誰でもメンタリストになれる!? 相手の心を読むコールドリーディングの理論

ニコニコ生放送の人気番組、メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」。今回は、「コミュニケーションのプロになる心理学をマインドマップにまとめてみた」と題して、観察、話術、暗示の3つを取り上げて実践に使える心理学をレクチャーします。本パートでは、「反則まがいの心理話術」をテーマにバックトラッキングやコールドリーディングの理論について解説を行います。

反則まがいの話術とは?

DaiGo氏(以下、DaiGo):次は「話術」。話術は、これだけで本を書いたこととかもあるぐらいなので、けっこう難しいんですけれど「反則まがいの話術」のお話をしたいと思います。

今、俺3つしか(マインドマップの)枝を残してなかったけど4つあるじゃん、これよく見たら。あかん。どこか伸ばそう。ここらへん伸ばせばいいか。

ほとんど話さなくても話上手になれます、「バックトラッキング+認知的不協和の解消理論」というのを説明します。これはすごい簡単です。

バックトラッキング、みんな知ってるよね? なにかというと、「あとを追う」という意味なんです。バックトラッキングなので、あとを追うという意味です。だから、相手が言ったことを繰り返して後ろに疑問をつけるだけですね。

例えば、「最近撮影の時にいただいた『手ごねメンチカツ 甘い誘惑』というのがあって、けっこうおいしかったんですよね」って言ったら、自分がその手ごねメンチカツに興味がなくても、「あ、手ごねメンチカツ、撮影で食べられたんですね。マイセンはけっこう食べたことあるんですけど、あまりそれは見たことないです。どんな味だったんですか?」みたいに、後ろに質問を軽く付けていくやり方ですね。

これはすごくいいです。引用して繰り返すということが、基本的な戦略になります。後ろに質問をつけていくことでどんどん深い部分に入っていける。相手が言ったことを繰り返して後ろに質問をつけていくと、どんどん話が深まっていきます。

(コメントにて)「まだ無料放送。いつでも有料」あ、まだ無料放送なんですね。そういえば、ここで切り替えるべきだったか。じゃあ、ここだけ解説したら会員限定にしよう。どうせ会員さんしかTシャツは買えないし。

無料のみなさんは、ぜひこの観察の部分だけでも試してみてください。相手の笑顔が見れるようになるだけでも、その人が本当に味方なのかそうじゃないのかがわかります。

あまり無料だから言わないほうがいいけど、テレビ業界とか、あとはいろんな業界でもそういう、なんていうんですか……。とくにタレントさんなんかはこの笑顔が読めるだけでもだいぶ変わりますね。

例えば、自分がうまくいってるときにはたくさん、こういう口角だけが上がってる笑いとか、軽蔑の笑いがいっぱい寄ってくるわけですよ。

こういう人とはお付き合いしないことがベストです。この笑いが出る人たちは、騙そうとしているか、本心を隠してるわけですから。

だから、目が笑ってる人とお付き合いするだけでも、だいぶ人間関係が綺麗にクリアになると思いますので、試してみてください。

そして、バックトラックキングとクエスチョンの話はしましたよね。じゃあ、ここから会員限定でやっていきましょうか。

5ファクトオブコールドリーディングのメソッド

はーい。これ別に着なくちゃいけないわけじゃないですからね。着たかったらどうぞというだけで。でも、これ、こうやって見てるとむちゃくちゃだけど、意外とTシャツにするといい感じなんだよ、たぶん。わからないけど、作ったことないから。

(コメントにて)「クリアファイルがいいです」って。なんかね、サイケデリックな感じになるんだよ。Tシャツにすると。

あとなんだっけ? 書きながらやると鈍い感じになっちゃうね。あとは、「5ファクトオブコールドリーディング」と「ホットリーディング」ですね。5ファクト描けるかな、ここに。描けねえな、たぶん。

みんなコールドリーディングをやるときになにを知りたい? コールドリーディングのなにを知りたいですか? どんなことを当てられるのか知りたいとか?

基本的にはコールドリーディングって……。ホットリーディングは温かい感じなので(ペンを)赤にしましょうか。

だいたいリーディングとかでやるときには5個ぐらいで十分です。5個ぐらいの要素を頭に入れておいて、それについて話せば、けっこう当たってる印象を与えられるので、5個あれば十分ですね。

5個のテーマがなにかというと、本当は厳密に言うと、ちゃんとこの5個なにをやるのがいいかというのがあるんですけど。

あとは、いわゆる5因子分析みたいな、ビッグファイブみたいなやつから持ってくるのが本当はセオリーなんです。

ただ、ビッグファイブって普通にやるにはけっこう使いづらいので、もうちょっとわかりやすいかたちで表現した方法を、今日は紹介しようかなと思ってます。

5個なんですけれど、基本的には、相手が外向的なのか・内向的なのかというのを見てほしいというのがあります。それで、これは見りゃわかるんです、だいたい。

見りゃわかるんですけど、見て、外向的な人に「外向的ですね」と言ってもぜんぜんおもしろくはないので。じゃあ、外向的ってどういう意味なのか、内向的ってどういう意味なのか、というところから掘り下げていくのがすごく大事なんですよ。

外しても軌道修正していくこと

だから5ファクトオブコールドの場合はなにかというと、普通はリーディングとかコールドリーディングをやる場合は、5個要素を出したら、全部違う内容をしゃべるんですよ。

そうするとなにが問題かというと、例えば「外向的ですよね」って言ったときに外れたとしますよね。実は相手は外向的ではなかったと。

僕なんかよくしゃべってるので外向的と思われますけど、本来は超内向的な人間なので。よく動く内向的な人間なんですよ。

そうすると、僕に「外向的ですよね」って言ったら、大外しなわけですよ。「いや、そうでもないですね」と言ったら、どうなるかというと、リーディングに慣れてない人はそこで止まるんですよ。「はあ。そうですか。内向的なんですか、意外と」って終わるんですよね。こうするとリーディングにならないんですよ、まったく。

だから、大事なのはなにかというと、ここから下げていくのが大事なんです。しゃべる内容は一致してて、ここから下げてくるんですよ。

じゃあ、外向的だったら次になにを言えばいいのか。内向的だったら次になにを言えばいいのか。外した場合は内向・外向のタイプを入れ替えていくんですよね。

こういうふうに考えていくと、リーディングはすごく簡単にできます。例えば、外向的な人だったら、犬が好きな人が多い。内向的な人だったら当然ですけど、猫が好きな人が多い。

だから、一番最初に「パッと見すごくよくしゃべるので外向的っぽく見えるんですけど、意外と内向的じゃないですか?」といううまい聞き方をする。

当たった場合は、「そうですよね。猫とか飼ってそうな感じがする」と言うと、これがどんどん当たっていくわけですよ。だから、下に降りていくことが大事なんですね、当たったほうに向かって。こうするとたくさん読めます。

わかるところからスタートする

じゃあ、猫が当たったらどうするかというと、これ簡単ですよ。同じことを言うんですよ。一番最初にパッと見てわかるところから始めるんですね。まずはわかるところからスタートするのが基本。

もう見てすぐわかるところから。誰でもわかるところからスタートして。それで、これを言い換えていくんですよ。「外向的ってことはたぶん犬が好き。犬が好きってことはたぶんこう。こうってことは、たぶんこう……」っていくんです。

どういうふうにしていくかというと、これは別に、今「5ファクト」って言ってるんですけど、これから紹介する5個にする必要はないんですよ。

みなさんのなかでやってみて……。例えば、外向的ってことは犬が好き。内向的だったら猫が好き。猫が好きな人はどういうタイプかというと、内向的な人を考えるとわかりますけど、「自分の時間を大切にする」とかね。1人の時間が好き。

犬が好きな人はどういうタイプかというと、「寂しがり」とかというふうに降ろしていくんですよ。ね、簡単でしょう?

じゃあ、1人の時間が好きな人ってどういうタイプですか。1人の時間が好きな人がどういうタイプかといったら……。

みんな1人の時間なにやります? 自分の趣味とか凝り性なことやりますよね。だからけっこう凝り性とか。(「こりしょう」と書いたら)こしょう(胡椒)みたいになっちゃった。1人の時間が好きってことは凝り性だと。

じゃあ、犬が好きな人、外向的で犬が好きで寂しがり。寂しがりな人はどうします? 寂しがりな人はどうするかというと、1人でなにかするのは苦手で、みんなでなにかしますよね。

だからみんなで集まってパーティしたり。まあ、リア充ってことですよ。パリピなわけですよ、例えばですけど(笑)。

パリピとまでは言わなくても、集まるのが好きとか、みんなでなにかするのが好きとか、団体競技が好きとか、そういうふうに持ってくるんです。

リーディングは誰でもできる

今、団体競技って出たんですけど、例えばスポーツ、内向的な人だったら、もしスポーツをやってたとしたら個人競技になりますよね。外向的でパリピな人だったら、個人じゃなくて団体競技になりますよね。

こういうふうに当てていけるんですよ。これは無限にできますよ。リーディングってすごい簡単なんですよ。だから、1個当たったら、それと関連性のあることを広げていけばいい。もし途中で変わったら、こっちに移せばいいんです。

最初、外向的・内向的って話で「外向的じゃないですか?」って話をして、「外向的なんです」ってなったときに「でも、猫が好きなんですよ」って言ったら、その人はどちらかというと外向的ななかでは内向側か、その場では「外向的」って言いたくて言ったんだけど、本当は内向的なタイプということなんだよね。

そうするとなにがわかるかというと、外向的に見られたい内向的なタイプだから「そうなんです。猫が好きなんですね」。

けっこうこういうみんながいるところでは外向的に振る舞えるんだけど、「でも、けっこう傷つくと引きずったり、急に1人になりたくなるとか、会社とかで飲み会とかに行ったときに急に孤独感を感じたりすることはないですか?」というふうにいくと当たるんですよ。だから1回外したら、次の下の段階では逆にすればいいんですね。

こういう2択をもっていて、行ったり来たりしながらやるのが一番簡単なリーディングの方法なんですね。これだけでもうできます。これでメンタリストです。超簡単ですよね。

対義語を知るのが大事なんですよ、相手の性格を当てるときには。だから、本をたくさん読んでる人のほうがリーディングは上手なんですね。便利そうでしょう?

ホットリーディングもこれと同じですよ。ホットリーディングをする場合は、どうするのかというと、ホットリーディングってなにかというと、事前に相手の情報を調べて読む。

このTシャツ売れないと思うんですけど(笑)。

(会場笑)

事前調査をするのがホットリーディング。事前調査してわかったら、あとはここに組み込んでいけばいいということです。

だから、相手と会う前に相手がゴルフが好きだとわかったとしますよね。じゃあ、ゴルフ好きということはどういうことかってもっていくとかってやり方ができます。

必ず対義語をセットにした思考で追っていくことが大事ですね。これが、5ファクトオブコールドリーディングのお話でした。

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