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太らないメンタルを作る「食心理学」(全8記事)

お腹いっぱい食べて自然にやせる 我慢知らずのダイエット法とは?

好きなものを我慢しないでダイエットを成功させるためにはどうすればいいのか? ニコニコ生放送の人気番組メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」。今回は「太らないメンタルを作る『食心理学』」をテーマに無理せずやせる方法について考えます。

ダイエットのマジックナンバー20とは?

DaiGo氏:次は「ダイエットのマジックナンバー20とは」ってお話です。この20、なにが大事かと言うと、前もちらっとお話したんですけど「お皿に盛る量を20パーセント減らしてください」ってことですね。

具体的に言うと、「家のお皿を20パーセント小さいものにしてください」って話を前にしたと思うんです。お皿を小さくしろって言ったんですけど、こういう意見がメルマガとかに来てたんですよ。「皿を買い換えるのがしんどい」とか「外食が多くて社食で食べる時に小さめのお皿があまりないんです」とか。どんぶりでご飯を食べる人とか、お皿のサイズが決まってるんですって人がいたんです。

こういう人たちに対して、どうすればいいのかってことを今日は説明したいと思います。

まず盛り付ける前に、無理やり今あるお皿の20パーセント分のところに野菜を突っ込んでください。そして、野菜を突っ込んだ状態で、残り80パーセントのところにいつものように盛ってください。

つまり野菜を20パーセント先に乗っけておくルールですね。そうするとよい面が2つあって、人間、今の現代人の野菜の摂取量って少ないんですね。だから、20パーセント増やすくらいが非常によろしい。さらに20パーセント先に盛って、占領してしまうことによって、食べる量が減ってくるんですね。

さらにもっと言うと、おかずは増えるんですけど、ご飯って増やしにくいんですよ。なにが言いたいかというと、野菜があると味のそこそこ強いものとか肉類とか、そういうタンパク質とかを置きたくなりますよね。レタスの上に白米乗っけて食べるわけにいかないじゃん。

それで、これなんで20パーセントが大事かというと、30パーセント、40パーセント盛ると人間ってやっぱり気付いてくるんですよ。「あー、ちょっと野菜が多すぎるな」みたいに。だから、20パーセントくらいで脳をごまかすのがポイントです。

人間の満腹感は見た目のボリュームに影響される

さらにもっと言うと、人間の満腹感というのはカロリーじゃないんですよ。カロリーとかに反映されているものじゃなくて、ボリュームに反映されてるんですね。ボリュームで人間って判断してるんです。お皿の上に乗ってる食べ物の量が大きく見えると、少ししか食べれないんですね。たくさん食べた気分になるので。逆に凝縮して少ないと、たくさん食べちゃうんです。

だから、バイキングとかで盛り付ける時も、なるべく食べ物をギュッと固めるんじゃなくて、隙間を空けて並べるようにしたり。あと、野菜がなんでいいかというと、レタスとか葉っぱ物とかがすごくいいんですよ。

なぜかというと、膨らみますよね? 葉っぱを一枚ずつ重ねて置くわけじゃないですから膨らむので、見た目のボリューム感が増えるんですね。

これ実際やってみると、満腹感は野菜を多めにして見た目のボリュームをかさ増しした状態でも実は変わらないんですよ。視覚効果として。だから、そういう意味でも、盛りつける時は、常に野菜を20パーセント分、先に盛ってください。

そして盛った状態で残りの80パーセント分に好きなだけ盛っていいですよという話ですね。(コメントにて)「野菜って満腹になるの?」というよりは、視覚のボリュームで満腹になるので。そうなんですよ。

朝ご飯は食べなくても問題ない

あとは、朝ごはんは、多分、食べなくても大丈夫ですよ、だいたいの人の場合。なぜかというと、もともと朝っていうのは、体外に排出するための時間という説があって。だから、朝はそんなに食べなくても実は問題がない。むしろ、その排出と吸収って人間は同時にできないんで、朝食べるのをやめて、昼間とかにした方がいいと。

さらに1日3食ってあるじゃないですか? あれはエジソンが勝手に自分のトースター売るために作っただけですから。普通に生物として考えて、狩りとか採取しないで、いきなり朝飯食えるかっていうと食えないじゃん。

もちろん、朝食べてもいいですよ? 朝食べるのが悪いと言ってるわけじゃないんですけど、なくても大丈夫ってことです。(コメントにて「だからブランチとディナーで十分なのだよ」)そう、ブランチとディナーね(笑)。そういうことですね。無理にとは言いませんが、やってみるとけっこう僕は慣れましたね。慣れてしまえば、ぜんぜん大丈夫です。

はい、というわけで、先に野菜を20パーセント盛るようにしてみてくださいって話ですね。それから、残った部分に好きなだけ盛ってみてください。バイキングとかビュッフェの時はお皿の隙間を多めにしてみてくださいというお話でした。

毎日食べる野菜の量を決める

続いては「好物を減らすより、野菜の量を決める我慢いらずのダイエット法」ということなんですけど、これはさっきもちょっと言ったんですけど、野菜の量を決めておくんですね。

「これを食べなくちゃいけない」とか、「あれを食べちゃいけない」とか決めるとけっこう難しいと思うんですけど。だから、基本的には野菜室、冷蔵庫のなかに、葉っぱとか、冬だったら白菜とか大根とかが保つと思うので、保ちのいい野菜を入れておいてください。

なにを食べてもいいんですよ? なにを食べてもいいんだけど、野菜は必ずこれだけ食べる、と。例えば、野菜用のどんぶりとかを用意しておいて、そのなかに、サラダでもなんでもいいんですけど、ぼふっと野菜を入れる。この量だけは野菜を食べるとだけ決めておいてください。食事の時に気をつけるのはそれだけ。

そして、先にその野菜を食べてから、残りのご飯を作ったり、あるいは食べるって決めるんですね。こうすると、野菜の量を決めておくと、さっき言ったみたいにボリュームの法則が働いてきて、満腹感はやっぱり高まってきます。

そういう意味でも、野菜を食べる量を自分で食べるときに決めておくことが非常に効果的な方法ですね。「先に野菜を食べた方が体にはいいんですよ」とか言われるんですけど、今回はあんまり難しいことや細かいことは考えなくて大丈夫です。なぜかというと、難しいことを考えるとできなくなっちゃうんで。

なので、野菜を食べる量を決めてください。野菜ボウルを作ってください、みなさん、ぜひ。(コメントにて「料理するの?」)DaiGoは自炊しますよ。

野菜ボウルを作る。それから好きなものを食べてもらっていいですよということですね。

最近はコンビニとかでも野菜のセットとかが売ってるので。「コンビニの野菜はどうなの?」って意見もあると思うんですけど、食べないよりはいいですからね。そう、温野菜とかでもいいです。

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