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ダイエットの心理学~食心理学を応用して食欲をコントロールする方法(全3記事)

ダイエッター必見! 食べる量がみるみる減る“やせる食器”の選び方

リバウンドしないダイエットの方法はあるのでしょうか? ダイエットに成功するためには、まず脳の特性を知ることが必須。ニコニコ生放送の人気番組メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」。今回は、「ダイエットの心理学~食心理学を応用して食欲をコントロールする方法」をテーマに、ダイエットに適した食器の選び方について考えます。

ダイエットに適した「食器」とは?

DaiGo氏:まず、(ダイエットに適した)食器の選び方。みなさん、どういう食器を選んでますか?

食器の選び方について、「(食事が)57パーセント少なくなるって、ほんとかよ」と。「そんなに減らしても大丈夫なのか?」ってご意見もあると思うので、具体的な実験のお話をすると、アイスクリームを食べさせる実験があるんですね。

アイスクリームを食べる量を調べるんですけれど、アイスを食べる人たちにいろんなお皿とスプーンを配るんですよ。実際にその実験室というか、レストランを会場にして招いて、「どうぞ、好きなだけアイスを取ってください」みたいな話をするんですけれど。

ちなみに、答えは大きい食器か小さい食器か、どっちかなんです。どっちがいいのか。ダイエットに必要なのはどっちか。ダイエットに必要なのは大きな、いろんな食べ物を一気に盛れる大きな食器 or 小さな食器。どちらがいいでしょうか?

時間がないのにアンケートを取ってしまうというね。はい、結果を表示します。じゃん!

お! 半々に分かれたなあ、へぇ! じゃあ、これは意外とみんなにあまり知らないってことでいいんですね。なるほど、ダイエットに必要なのは大きな食器なのか、小さな食器なのか、どっちなのか。きれいに割れましたねえ。

やせるための食事の基本「小さくする」

実験結果を説明しましょう。答えは、小さな食器です。いろんなアイスクリームがビュッフェになっているところに人を入れて、その人たちに小さい食器と小さいスプーンを配った場合と、大きい食器と大きいスプーンを配った場合を、実験で比べました。

そうすると、大きい食器に大きいスプーンを持ってる人たちは、小さな食器を配られた人たちと比べて、アイスクリームを、なんと57パーセントも多く食べたんです。恐怖だと思いません? アイスクリーム、あの砂糖と牛乳の塊のアイスクリームを、57パーセントも多く食べたんですよ。1.5倍、……1.6倍か。

だから、なにが大事かというと、まず食事の基本としては、小さくしてください、1つ1つを。食器を小さくしたりとか。だから、大皿をやめて、ちっちゃい皿にするんですよ。そうすることによって、食べる量が減っていきます。

サイズの理論いうのはあらゆるところに活きてきて、もっと怖いのはコストコみたいな量販店で、ビッグサイズって売ってますよね。「ちっちゃい小分けサイズを買うよりも、この大きいサイズのほうがお得だわ」って思って買う人が、いるじゃないですか。あれって、実は残念な結果が待ってるんです。

ビッグサイズは損をする

実は、小さい小分けのパッケージのを買ったほうが、もちろん食べる量は少ないんですよ。「でも、大きいサイズを買ったら結果的に、単価とかグラム単価が安くて長持ちするから、そっちのほうがお得じゃないか」って言うんですけど、そうじゃないんですよ。なぜかというと、大きいサイズのパッケージのものを買っちゃうと、1回に食べる量が増えるから、結局さほど長持ちしないんですね。

つまり、大きいものを買ってしまうと、1回に食べる量が多くなって、結果的になくなるスピードが早くなるので、実は食事1回あたりの単価は上がっているわけです。だから、そういう大きいものを買ってはいけないんですね。

まず第一の基本としては、サイズを小さくしましょう。食器のサイズを小さくし、大皿は基本的に誰かにあげたりしてなくしてしまって、ちっちゃいお皿を使うようにしてください。こうするだけで、食べる量がガクッと減ります。

「外人だと大きいスプーンとかがあるけど、日本だとお箸だしな」っていう人いるじゃないですか。お箸はツルツルのすごくいいお箸を買ってください。どうなるかというと、すべって食べにくいんですよ。食べにくくなればなるほど、人間は物を食べなくなりますから、そういう方法とかもおすすめです。

というのが、1つのやり方です。漆塗りのお箸とか、すごくいいですよね。あとは、極端に短い箸とかね。すげー使いにくい箸も効果としては高いんじゃないかと思います。

人は盛られた量に比例してたくさん食べてしまう

ちなみに、さっきのサイズの話で言うと、いろんな実験が行われていて。例えば、スパゲッティの場合は、大箱のスパゲッティとかソースとか肉を与えられた人たちは、同じ製品のMサイズを受け取った人よりも、平均して23パーセント多く食べたって統計があります。

たくさん盛られると残すんじゃないかと思うんですけど、いくらたくさん盛っても、人は盛られた量に対して92パーセントぐらいはたいらげるそうです。だから、厳しいというお話でした。

小さくするってこと。まず、ダイエットを始めようと思ったら、食器を小さいものにしてください。小さいものだけ残して、人に預けるとか、あげちゃうとか、実家に送るとかして、小さい食器だけ残すのが、まず1つのポイントですね。

続いては、食べる量をどれぐらい減らせばいいのか。もっとクリティカルな言い方をすると、どこまでだったら減らしても大丈夫なのかという話をしたいと思います。

よくダイエットする人って、いきなり食事を半分減らしたり、3食食べてたんだけど、「私はもう1食しか食べない」みたいな減らし方をする人がいますよね。あれは残念な結果になるんですよ。

「じゃあ、どれぐらい減らせばいいのか」という話を、これから会員限定に切り替えてやっていきたいと思います。無料の方はぜひ入会してください。時間が許すかぎり、やりたいと思っています。

さまざまなテーマで心理学を紹介します

今月(12月)は、これ以外にも非常に楽しい放送がたくさんありまして、例えば「大掃除に役立つ選択の心理学」とか。

つまり、何を捨てれば……、どうやって捨てるかとか、整理する技術がいっぱいあるじゃないですか。じゃなくて、何を捨てれば、信念が充実するのか。幸せになれるのかというお話をしたいと思います。選択の心理学ですね。

あとは、「裏切りの心理学」。裏切られないための人間関係の作り方。裏切る可能性の高い人をどう見分けるか。裏切られないようにするためにどんな行動を取ればいいのか。そういう話を心理学的にしたいと思います。

あとは、直前対策ですね。(12月)21日、「クリスマスデートですべらないための外見心理学」ということで、外見をどういうふうに演出すればクリスマスデートですべらないのか。どういう外見の人を選べば、クリスマスデートですべらないのか。そういうお話をしたいと思います。

この放送を見てる人は、僕も含めてけっこうボッチだと思うんですけど、ボッチな人にこの外見心理学が必要なのかということは、当日の議論に持ち越したいなと思っています。

あとは、それ以外にもいろんな心理学をご紹介していこうと思いますので、よろしくお願いします。それでは、ここからはスパッと会員限定に切り替えて、続きをやっていきたいと思います。それでは、無料のみなさん、ありがとうございました。

入門者のみなさん、会員のみなさんはこのままもう少しお付き合いください。それでは、ありがとうございました。切り替えます。

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