2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):去年ゴーストバスターズやった人って、やっぱり西野さんのファンなんですよね?
西野亮廣氏(以下、西野):いやでも、全員が全員じゃないと思いますよ。「なんかおもしろそうだな」っていうか「それ、ナイスアイデアだな」で集まった人もけっこういました。
のぶみ:そうか、西野さんのファンというか、「ナイスアイデア」で集まった人もいるのか。
西野:だから今年は、「ナイスアイデアだな」っていう層はあんまり期待できないと思うんです。だけれども、ずっとしつこく刷り込んでいったら、それが当たり前になっていって……。
山口トンボ氏(以下、トンボ):「またあの時期がきたな」っていう。
西野:もともと言うと、(絵本のキャラクターの)プペルっていう名前は、ウジェーヌ・プベルっていう、フランスの知事をやってたやつがいるんですよ。
のぶみ:あ、そうなんですか?
西野:そうなんですよ。ウジェーヌ・プベル……最終的に、パリの知事かなんかやってたんですよ。そいつがなにをやったかと言ったら、町中にゴミ箱を設置することを義務づけた人なんですよ。
のぶみ:へぇーー!
西野:フランスの清掃革命って言われてる。
のぶみ:よく調べてるわ! マジで!
西野:ウジェーヌ・プベル。
西野:プベル。
のぶみ:あります? 見せてもらっていいですか?
トンボ:フランスの。まあWikipediaですけども。
のぶみ:わ、ほんとにいる。
西野:プペルのそもそものモチーフになったっていうか、名前はそっからきてるんですけど。
のぶみ:「セーヌ県の知事となって、ゴミ箱の導入をするなどを主とする」って書いてある。清掃革命をした人だって。
西野:そうですそうです。それで、むっちゃいいなと思って。
のぶみ:そうか、フランスってゴミ投げてもよかったんですね。
西野:汚いんですよ。
のぶみ:ハイヒールでうんことか投げるから。
トンボ:ハイヒールはそのためにできたっていうね。
のぶみ:汚いから。
西野:汚いんですよ。それで、この人が……。
のぶみ:この人がフランスをけっこうきれいにしたんだ。
トンボ:なるほどなるほど。
西野:でもこれは、本当に運がよくて。僕が『えんとつ町のプペル』を作ったのって4年半前なんですよ。
のぶみ:そんときは考えてないってことなんですね?
西野:ハロウィンのキャラクターを狙ってやれっていうのは考えました。そのシーズンは、ちょっといいなと思って。
ハロウィンはピンポイントでいきましたけど、そんときにゴミはぜんぜん問題になってなかったですから。
トンボ:確かにね。
のぶみ:まだ騒がれてないからか。
西野:4年前は、まずハロウィンが根づいてなかったから、「ハロウィンパーティーするやつはサムい」みたいな。
トンボ:そういえば、そうでしたね。
西野:あんとき、ゴミは別に。ゴミって2年前からなんですよ。すっごい(問題に)なったのって。
のぶみ:うん。
西野:Instagramがバッて普及したから、みんな仮装を見せ合いっこして。有名人、窪塚くんがジョジョの(仮装を)こうやったりして、それがバッと広がってみたいな。『えんとつ町のプペル』を最初に書いたときって、ゴミの話はなかったんですよ。
トンボ:確かにそうだね。
のぶみ:なるほどね。
西野:それで、そこから遅れてゴミがパンってきたから、「あ、これはなんかきたな!」って思って。
トンボ:確かにそうですね。
西野:そうなんすよ。
のぶみ:例えば、プペル以外のいろんなかっこうしてるやつ、スタッフの人たちがみんなその格好をしていったら、初めは「あれ、何なんだろう?」って思うけど、詳しい人が「あの格好は、西野さんの絵本から取ってて」みたいな。「そうなんだ? 絵本あるんだ!」って言って、広まる可能性も高いかもしんない。
トンボ:そうですね。
のぶみ:子供っていうのは、基本的に正しいことをしたがるんですよ。だからたぶん、子供も参加したんだと思うんですね。初めはとりあえず格好から見て、写真からいくかもしれないけどね。
西野:格好からね。
トンボ:本当に、それがゴミ拾いのコスチュームになっちゃうといいですよね。
西野:なっちゃうといいですね。「ゴミ拾いといえばこの格好」みたいな。
のぶみ:それで、「なんでこうなったんでしょうか? それを紐解いてみましょう」みたいなやつあるじゃないですか(笑)。
西野:そうそうそう。そっちの角度からいくっていう。
のぶみ:だから、「みんなこういう格好してください」ってお願いしてやっていったほうがいいのかもね。
西野:去年もだいぶやったんですけど、その前に「おとぎ町ビエンナーレ」っていう個展会場があって、その会場に来た人に一人ひとり「これ絶対根づかせるぞ。ゴーストバスターズの格好やろう」みたいなことをずっと言ってたんで。
たぶん、それ以上に大変だとは思うんですけども。あまりにもしっくりこないから。
のぶみ:西野さんらしい感じになると思う。なぜなら、たぶんボランティアをやってて、ちょっと西野さんの絵本の宣伝になってしまうじゃないですか。
西野:はいはいはい。
のぶみ:だから、去年よりものすごい言われると思うな(笑)。
トンボ:それはね。
のぶみ:だから、それをずっとやり続けたら、「でも、悪いことしてないもんな」っていうことになるもんね。
西野:そうっすね。あとは何日にするかですよ。今ちょっと悩んでるのが、去年は10月31日が土曜日だったんですよ。
トンボ:なるほど。
西野:それで11月1日が日曜日だから、すごく動きやすかったんですね。でも、今年は10月31日が月曜日なんですよ。
トンボ:月曜日、あーー!
西野:どっちも平日なんですよ。じゃあ、ハロウィンの日の一番のピークって、実は10月31日ではなくて、その前の土曜日。
トンボ:29、30。
西野:29日とか。そっちに盛り上がりがくるんじゃねーかなと思って。それで、ゴミ拾いを30日にしたほうが。なんか僕、子供が参加してるっていうのがすげー大事な気がするんですよね。
のぶみ:うん。
西野:要は、大人が捨てたゴミを子供が拾ってるっていう、あの絵がすごくパンチが効いた。
のぶみ:それはすごくいいですね。
トンボ:確かにね。
西野:30日かなあ。
トンボ:30日、日曜日で。
のぶみ:30日にやっちゃう。
西野:今日、吉本にも言ったんですよ。吉本、イメージ悪すぎるんだから。むっちゃ嫌われてるんですよ、吉本って。なんか僕が嫌われてるみたいなことなってますけど、一番嫌われてるのって吉本興業なんですよ。
のぶみ:いやいや、そんなことないでしょ(笑)。
西野:イメージが非常に悪い。
のぶみ:(笑)。
西野:嫌われてるし、ちょっとダサいみたいになってて。
のぶみ:そうなんだ。
トンボ:まあ、ハイセンスとはなってないと思いますけど。
のぶみ:(笑)。
西野:吉本ってダサいみたいな感じじゃないですか。
のぶみ:オシャレとは思われてないかもしれない。
西野:それで、「ここいらでちょっと乗っかってみないか?」みたいなのを、吉本にはもう言ったんですよ。
トンボ:なるほどなるほど。
西野:とりあえず集まる場所を確保しなきゃいけないから、渋谷∞ホールがせっかくあるんだから、「ここちょっと使わせて」っていう話は。
のぶみ:それはいいですね。
トンボ:なるほどなるほど。
西野:なんですよ。
のぶみ:プペルでもうちょっと衣装を推進させるんだったら、夏じゃないからTシャツは無理だけど、ちょっとなんか着やすいやつを売ったらいいかもしれないですね。
西野:確かにね。
のぶみ:それを事前に「これ着てきてください」って言ったら。
トンボ:確かに確かに。
のぶみ:ライブのTシャツ的なやつとかね。
西野:確かに確かに。
のぶみ:そのTシャツにサスペンダーついてるみたいなやつの、冬バージョンがあればいいけどなあ。
トンボ:そう考えたら、サンタクロースもやっぱすごいですねー。
西野:すごいよ! あれは今、赤以外に考えられないんだもん。
トンボ:いや、ほんとですね。
のぶみ:あれ、初めは牧師さんなんですよね。貧しい家の子に食糧を投げ込んでたらしいですね。
西野:じゃあ、赤なんか絶対ダメじゃないですか。
トンボ:そうですね。
西野:牧師さんだったら、赤なんか一番遠い色じゃないですか。
のぶみ:たぶん黒でしょうね。
西野:そうでしょうね、もともとはね。
トンボ:確かに。
西野:あれはやっぱコカ・コーラの腕力ですよね。
トンボ:コカ・コーラ、そうですね。
のぶみ:あと宣伝力、CMで繰り返しやってるからっていうのもあるんでしょうね。
トンボ:だから、やっぱちょっとファッションみたいな感じになればいいですよね。
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