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<山本あきこ×MB>超人気スタイリスト2名による最強トークショー(全5記事)

男のすね毛、女性はどう見てる? 人気スタイリストにおしゃれの極意を聞く 

おしゃれな人と私のファッションはどこが違う? 著書『毎朝、服に迷わない』が大ヒット中、予約の“取れない”パーソナルスタイリスト山本あきこ氏と、メルマガ・雑誌・書籍・マンガ監修など幅広く活躍するファッションブロガーMB氏、2名の超人気スタイリストが登壇した豪華トークショー。本パートでは、参加者からの質問に答えます。夏のハーフパンツから見える男性のすね毛はアリかナシか、ネイビーを使ってすっきり見せるコツ、レディースファッションの黄金比など、気になる悩みにわかりやすくアドバイスを贈りました。

男性のすね毛問題、女性はどう思ってる?

司会者:「これからの季節、女性から見て、男性のすね毛って気になるんですか?」

MB氏(以下、MB):(笑)。

山本あきこ氏(以下、山本):おもしろいですね(笑)。男性のすね毛ですか。いや、気にならないです。気にならないですよね? 逆にツルっとしてたほうが「おぉ」みたいな(笑)。いいじゃないんですか。あれ、私だけ!?

MB:そう思う。本当に。

山本:脱毛とかしなくていいです。

MB:でもね、けっこう気にしてる人多いんですよ。

山本:そうなんですか。私、立ち上がっちゃってますよ(笑)。ぜんぜんすね毛はあったほうがいいですよね。どういう会だ(笑)。

ジャングルでもぜんぜんあり

MB:この時期の定番の質問なんですよ。

山本:そうなんですか!

Mb:毎週来る、「すね毛どうしたらいいですか?」と。

山本:すね毛問題! 本当ですか。男性の象徴じゃないですか。

MB:めっちゃ濃かったらどうします? ジャングルみたいな。

山本:だって、ゴリさんとかいいじゃないですか。

MB:ゴリさんがいい!? ぜんぜんアリなんですね。もっと聞きたい(笑)。それは、全女性的な意見ですか?

山本:全女性……ツルっとしてるよりは……。どうですか、女性?

MB:(会場の女性が)拍手してる。いいんだ、やっぱり。

山本:ですよね。むしろガンガン生えてたほうが、「お!」みたいな(笑)。

MB:みなさん、だそうですよ! インターネットの向こうのみなさん、そうだそうです(笑)。

山本:そんな感じだと思います。変にこう……。

MB:ツルツルにするのもよくないですよね。

女性よりツルツルになっちゃダメ

山本:女子はツルツルにしたいんですよ。そこにお金かけてますし、いかにツルツルにするか頑張ってるんですね。だから男性が女子よりツルツルになっちゃったら、もう女子はどうしようみたいな。

クリーム塗りたくらなきゃってなっちゃうので(笑)。男性はジョリジョリでいいです。男性らしくいてもらう感じで。

MB:なるほど。わかりました。それはすごく勇気付けられる。僕そんなに濃くないけど、濃い人はすごく悩むんですよ。「大丈夫なのかな」「俺こんなに濃くてショーツ履いていいのかな」とか、けっこうみんな真剣に悩んでいて。

僕もどっちかっていうと、いいんじゃないのと思うんですけど、どうしても気になるんだったら、梳くやつあるじゃないですか。100円ショップとかで「ムダ毛ジョリー」みたいなのがあるんですけど。

山本:「ムダ毛ジョリー」。名前がいいですね(笑)。

MB:梳けるやつがあるんですけど、気になるんだったら梳いてあげればいいと思ってるんですけど。女性から見ると、ぜんぜん気にしなくていい?

山本:ぜんぜんいいです。青くていいですよ。夕方まで青くて大歓迎(笑)。

男性のほうが気にしてるんじゃないかなと思いますね。ぜんぜん女子は気にしてないと思うのです。あれ、みなさんどうですか?

MB:さっきからちょいちょい女性の顔見てるけど、「うんうん」という感じだったので、だいぶ勇気付けられました。ありがとうございます。

ネイビーですっきり見せるためには?

司会者:せっかくなので、今いらしている方からなにか質問があればと思うんですが、いかがですか?

質問者1:山本さんに質問なんですけども、レディースの高めのブランドで、2個目に紹介されたやつが聞き取れなくて。「スタニンなんとか」とか。もう1回聞いていいですか?

山本:STUNNING LURE(スタニングルアー)です。どちらかと言うと、シャープなものが多いんですけど、かたちがすごく女性らしかったりするので、ぜひおすすめです!

質問者2:MBさんに質問なんですけど、書籍を買わせていただいて、旦那さん改造計画を今やっているんですけど。

最速でおしゃれに見せる方法

MB:うれしいですね。

質問者2:黒とかモノトーンコーデを勧められてるんですけど、旦那はネイビー信仰派で、なかなかそちらに行けないんです。

MB:気持ちはわかります。

質問者2:黒とネイビーを合わせるとおかしいので、モノトーンコーデにはならないんですけど、うまくネイビーで、すっきりとできるにはどうしたらいいかということを聞きたいです。

黒のつもりでコーディネートしてみる

MB:意外とこういうお悩み多くて、よく言われることでもあるんですよ。僕の親族でもそんな人がいて、「お前はモノトーン勧めてるけど、俺、モノトーン怖いんだけど」みたいな(笑)

「ネイビーだとダメなの?」とよく言われるんですけど、ネイビーと黒を合わせてもぜんぜんいいんですよ。

ただ、ネイビーを着たときに、いったん、それを黒だと思って合わせてみてください。この本と一緒で、ネイビーのものを持ってきたとして、たとえば黒のシャツがいいとは書いてないけど、黒のシャツを着るのに、ネイビーを選んじゃったとか、黒のパンツを履くのにネイビーを選んじゃった。でも同じだと考えてください。黒だと思って考えてください。

そういうふうにコーディネートしてあげると、当然、ネイビーと黒だと、ネイビーのほうがカジュアルなんですよ。最後に、その分どこかをドレスにしてあげてください。

ネイビーを黒だと思って1回全部固めました。でも実際はネイビーだから、カジュアルになってるわけですよね。だから、ほんの少しだけどこかをドレスにしてあげる。

小物使いでドレス感を+

たとえば、バッグ。レザーのクラッチバッグとか1個持ってると、さっきプレゼントした3,500円くらいのやつ。あれを1個買ってあげてください。

山本:あれを買うのがいいですね。

MB:そうすると、ネイビーのバンツ履いても、あれ持つだけで、レザーだからドレス感が上がるんですよ。

質問者2:それは白?

MB:黒がいいかな。黒がいいです。3,500円で解決しますので、よかったら(笑)。

女性ファッションの鉄板理論はありますか?

司会者:ほかにいらっしゃいますか?

質問者3:MBさんの書籍を買って「ドレスとカジュアルのバランスは7対3」というのがすごくわかりやすかったんですけど。

MB:ありがとうございます。

質問者3:メルマガも購読して。

MB:おぉ、ありがとうございます! うれしいです。

質問者3:女性ファッションのことを聞きたいと思っていて、女性ファッションだったら7:3にすると、どうもドレス寄りになり過ぎるなと思って、女性ファッションをその理論で言うとすれば、それは何対何くらいがベストなのかなと。

もしかしたら、メンズはドレスカジュアルのバランスがとおっしゃっていましたが、女性のファッションはそれとは違う言い方で表されるのかなとも思って、もし適切な言い方があれば、MBさんでも山本さんでもいいんですけど、「女性ファッションはこれだよね」みたいなものがあれば、教えていただけたらすごくうれしいなと思います。

MB:なるほど。要するに「ドレスとカジュアルのバランスは7対3」というズバリがほしいわけですよね。そうなんですよね。難しいんですよ、それが!

(会場笑)

女性ファッションは複雑でむずかしい

本当に女性のファッションはむずかしい。実は、今こういうふうにメルマガとかで情報発信をやって、1人で会社をやっているわけですけど、その前は、レディースのブランドのマネジメントをずっとやっていたんです。

レディースの洋服の買い付けとかマネジメントとかやってると、本当にメンズと比べると複雑で、メイクも入ってくるし、アイテムの数も複雑だし、装飾品も男性よりもっともっと重要になってくるし。

それこそ、「ドレスとカジュアルのバランスは7対3」というのを当てはめてしまうと、地味になっちゃうんですよ。女性はすごく難しくて、ドンズバの言葉があれば、今すぐにでも教えてあげたいんですけど、なかなかそうもいかなくて。

ただ1つ言えるのは、大まかには一緒なんです。山本あきこさんの書籍と僕の書籍、どっちもおそらく読んでいただいていると思うのですが、同じようなことが書いてあるじゃないですか。だから、女性のファッションも男性のファッションも、基本のロジックとしては一緒なんですけど、1つだけ違うとすれば、女性は「女性らしさ」が必要なんですよ。

男性は、ドレスとカジュアルのバランスとか、それだけで成り立つものなんですけど、女性は女性らしさが必要で、ドレスとカジュアルのバランスだけで考えていくと、モノトーンできめた格好が地味になっちゃうんですね。

そこに、女性的な要素を入れなければいけないので、たとえばアクセサリー、ネックレスや、ピアスで、それをプラスだったりとかでもいいですし、今流行りのとろみ素材とかで、素材感で女性的なものを表現するでもいいですし、パンプスの色だったり、バッグの色だったり、そういうものが必要になってくるんです。

だから、ドレスとカジュアルのバランスにプラスして、「女性的なもの」をどこかに加えないと、バランスというか、ロジックが成立しないと思ってもらえると、少し正解に近づくのかなと思います。

すみません、ズバリの答えがなくて。

「服はシンプル、小物で味付け」

山本:私も考えてきました! アンケートくださった方ですよね。めっちゃ考えたんですが、ズバリの言葉というか、私的に女性ファッションという言葉で考えたのが、「服はシンプル、小物で味付け」です。

MB:おぉ、今言ったこと、すごいシンクロニティー! すごい。そういうこと、そういうこと!

山本:「服はシンプル、小物で味付け」。本当におっしゃる通り。どうしても女性の場合は、7対3は決めるのもむずかしかったりするし、ある日は6対4になったりとか、ある日は8対2にしてみたりとか。

先ほどおっしゃってましたけど、メイクもあるし、ヘアもあるし、アイテムが多いんですね。アクセサリーの数も多くて。そういった意味では、何対何って言うのはTPOにもよるのでむずかしいと思うんです。

でも、ファッションとして考えると、先ほどからずっと言ってる、シンプル。アイテムをシンプルにするということがおしゃれの近道なのかなと思うので、その代わり、私は小物で遊ぶのがいいよということを伝えています。

小物でいかようにもなるんですね。同じ、白Tにデニムでも、かごバッグと、ペタンコサンダルを履くのか、黒のクラッチバッグに黒のヒールを履くのかだけでも、かなり印象って変わるので、それくらい小物の威力というのは強いよ、ということで考えてみました。 司会者:ちょうど時間になりましたので、こちらのトークは終わらせていただきます。お二方、ありがとうございました!

山本:ありがとうございました。

MB:ありがとうございました。

(会場拍手)

毎朝、服に迷わない

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