2024.10.10
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第26回1周年記念ヒーロー特集第一弾! 『21世紀のヒーローはどこにいる!?~ニコニコ漫画の開拓者、春原ロビンソン初登場スペシャル!!』(全6記事)
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乙君氏(以下、乙君):山田玲司のヤングサンデー!
山田玲司氏(以下、山田):「セイ!」はいいですか!?
乙君氏(以下、乙):「セイ!」は、いいです(笑)。
山田:え、「セイ!」はもう冷めたんですか? 「セイ!」はいかなくていいんですか?
乙君:いえいえ。無事長渕ロスを乗り越えて、明日へ向かって。
山田:乗り越えたの? それ、何? ツール・ド・フランス行くの?
乙君:あ、これいじります?
山田:いじるよ、そりゃー。おかしいだろ、それ!
乙君:最近ちらちらコメントで「最近、乙君の服、普通になった」とかいう奴がいるんで(笑)。
山田:気にしてた、それ?(笑)
乙君:ちょっとだけね。そんな普通かなーと思って。ちょっと今日一発目なんでね。「1周年記念スペシャル」ということで! 今月、なんと今回から毎週やりますんで! 皆さん、なんだろうな、全裸で見ている方もいらっしゃるということで、全裸でね、見ていただいて(笑)。
山田:え~!(笑)
乙君:今日気合入れてね、『かもめ☆チャンス』っていう玉井雪雄先生の伝説のチャリ漫画のね。レーシングチームのユニフォーム。「BLUE SEAGULL」。
山田:え、なに!? ああ、そっか。
乙君:「TEAM BLUE SEAGULL」の、梶くん大好きなんだ、僕。
山田:俺ね、『スピリッツ』で同時期に連載してるんだけど、まったく知らないんだよ(笑)。本当申し訳ない! 本当に!(笑)。なんか、一生懸命絵を描く人だなというのはあって。俺、そういう人は「偉いなー」と思って。玉井(雪雄)先生にも「すごいなー」って。
乙君:皆さんね、どうですか? 夏、終わりまして今日ようやく晴れました。
山田:すごーい! ラジオみたい。
乙君:何!?
山田:TBSとかみたい!
乙君:えーっと。「女の子だけど全裸で座ってる」……、マジかよ!
山田:来たよ、どうする? 何? 今日、何なの!? 全裸祭りなの?
乙君:わかんない。全裸がいいの、みんな?
山田:春原ロビンソンが全裸で来るってことになってるの? そういう期待なの? みんな? 春原ロビンソンは初めて顔見せるらしいじゃない? 今日、ここで!
乙君:らしいですね。
山田:ナタリー見てる? ナタリー?
乙君:ナタリー、何してんだと。Yahoo!ニュース、何してんだと(笑)。
山田:ここで全裸で出たら、もうナタリーは放っとかないよ! もう、それは。
乙君:そうかな(笑)。
山田:違うな、きっとな。そういうんじゃないな(笑)。
乙君:ということで、今日のテーマがですね、あの大人気漫画家。
山田:だいにんま……、大人気漫画家ですよ!
乙君:なに噛んでるんですか?
山田:すいません。いろいろと。
乙君:春原ロビンソン先生をお迎えして、「ヒーロー」について語ろうかなということなんですね。今月は5回か。もう毎週やるんで、ガンガンやるんですけど。
山田:毎週やるよ、今回から!
乙君:1周年。本当に1周年、ありがとうございます、皆さん!
山田:ナタリーに喧嘩は売ってないですよ、僕。仲良くするのが好きです! 喧嘩は売りません(笑)。
乙君:なんだっけ。何話してたんだっけな。そうそう。
山田:長渕ロスからいきます?
乙君:長渕ロス? いや、長渕ロスの話はもういいでしょう!
山田:来週するんでしょ? 長渕の話。
乙君:毎週「中2ナイトニッポン」っていう、特集やるのがしんどいんで、流石に。隔週でね、来週は「中2ナイトニッポン」っていうコーナーをやるんですけど。
山田:チョットだけ。いい? 皆さんね、10万人集めた、富士山の長渕ナイトですが、我らが乙君も行っておりまして。
乙君:はい!
山田:一晩かけて「セイヤ! セイヤ!」と。
乙君:もうねー、一生分の「セイ!」をね。
山田:一生分の「セイ!」をやって。なんですか、あなたがなに? 朝日を引っ張りだしたんですか?
乙君:俺とね、剛……。俺というか、「俺たち」と剛が。
山田:俺と剛!? 俺たちと!?(笑)
乙君:富士山の向こう側から朝日を引き釣り出したんで!
山田:引き釣り出したわけですよね!
乙君:俺がねー、富士山降りてきたらね、秋になっちゃったっていう。「あー、季節変わちゃったー」っていう、そんな感じで。
山田:あー、季節変えちゃいましたか!
山田:これ、あなたが……。
乙君:何で、写真あるの!? 何、それ?(笑)
山田:あなたが着いた時の会場の模様ですね、これね。
乙君:そうそうそう。「メタル富士山」ね、これ。
山田:それであなたはこのあと、自分で指定チケット取った、1万5000円のチケット買って……。
乙君:取るの遅かったんでねー、だいぶ端っこの。
山田:Aの4という場所に。皆さんにもおっしゃいましたね。そこに行ったら、こういう状況になったということを報告してまして。これどういう状態かっていいますとね。乙くんの場所から、ちょうどステージのところに。いい感じですよね、これ。
乙君:非常にね。もう完璧な遠近法!
山田:これはいったい何を見に行ったんでしょうね(笑)。
乙君:てっぺんからね、日の丸がちょこんと出てるのかわいいんだなー、またなー(笑)。
山田:あなたこれ、朝まで木を見るっていう、そういう。
乙君:そう。そういうふうになりかけたんで、さすがに「ちょっと」と思って、俺、正面のフリースペースに移動して、バッチリね。「うらー!」つって。最高のね!
山田:そんでもうね、大騒ぎですわ。
乙君:大騒ぎですよ、もう!
山田:そして、あなたは僕に7万人のやつを持ってきましたよね?
乙君:7万5000人ね、桜島の。
山田:それを俺に勉強しろと?
乙君:まあ、長渕会やるんで。やるとなったら……。
山田:もう、やるとなったらですよ!
乙君:焚きつけたのはそっちですからね!
山田:なんでだよー?
乙君:俺は長渕ロスで「これはもう語るに語れないなー」みたいな。「言葉ではないものをもらってしまったなー」っていう時にさ、「長渕やんなよ、長渕やんなよー、長渕やろーぜ!」ってしみちゃんとがっつり来るから。
「じゃあ、やりますか!」と。「その代わり、これ、はい!」つって。
山田:「これ、見てください」つって。
乙君:初めての「長渕剛」ですよ。
山田:4枚組み(笑)。
乙君:4枚組DVD、9時間のね。北村龍平が撮った(笑)。
山田:もう仕事しながらずっと、俺まで「セイヤ!」ですわ!(笑)。なんですか、これ! なんの苦行ですか! 本当ありがたいっすよ!(笑)。それはいいんですけど!
乙君:それはいいんだ(笑)。
山田:前回の終わりの頃にね、俺、コメント見てたら「『マッドマックス(怒りのデス・ロード)』は見てないの?」っていう、見てくれよ、みたいなのが来てたの。
乙君:あ、前回の?
山田:前回の。
俺、そのコメントに対して返しましたよ。「ああ、行く行く」って、軽く。
乙君:あ、マッドマックス?
山田:そう。マッドマックスいかなきゃいけないなと思ってたし、約束したんで、行ってきましたよ、マッドマックス。もうね、祭りもすっかり冷めて。皆さんね、夏の初めにお祭りしてたんだけど。夏の終わりに「1人マッドマックス祭り」みたいな。
乙君:え、マッドマックスみんな見たの? 見た人?
山田:そりゃみんな見てるでしょう。
乙君:みんな見てるの?
山田:見てるでしょう。うん。
でさ、俺さ、これ、言いたいこと山ほどあんだけど……。
乙君:「見てない」「見たよ」「いいえ」「2回見た」。2回見た!?
山田:ほら。見てこれ。「最高」つってんじゃん。
乙君:「見逃した」。まだやってるよね?
山田:うん。俺、さかなクンの友達の鳥くんっていう人が言ってたんだけど。
乙君:ちょっと待って。さかなクンの友達の鳥くん?
山田:さかなクンの事務所に鳥くんっていう人もいるんだよ(笑)。その鳥くんが「本気で3回勧められたことは、俺やるんだ」って言ってたのね、誰かが。俺、カッキー(天才編集者・柿内芳文氏)に勧められ、いろんな人にマッドマックス勧められて、岡田さんだけが「あんなもの花火だ」って言ってて。「え、そうなの、どっちなの?」って思ってたの。
だけど、この間のコメントが最後の一押しになりまして。これ行くしかねーなといって行ったよ。これさー……。ちょっと、ごめんね。ロビンソン待ちでごめんなさいね(笑)。あとでちょっと、これ来週言うかもしれないけど。
乙君:まあまあまあ。ちょっとマッドマックスの話。
山田:『北斗の拳』ってさ、マッドマックスフィーチャーだって知ってたけど、あのルックがね。だから、北斗の拳って、マッドマックス最初に出た時に「マッドマックスの世界観そのまま使ったよね」って話題になってたの。ケンシロウ。
乙君:あ、そうなんですか!?
山田:うん。そんで……。
乙君:『北斗の拳』が最初じゃないの?
山田:違う違う違う違う。おいおいおい(笑)。もう、どっから説明しなきゃいけない? めんどくさいわ! そうなの! だからさ、今回本当に、ゴーグル、革ジャン、そして女、そしていい感じみたいになった瞬間に、もうなんか、北斗の拳が被るくらい北斗の拳だった。そのルックが。
乙君:北斗の拳が被るくらい北斗の拳だった!?
山田:いやいや、違う(笑)。だから、「これ、そのまんま実写版『北斗の拳』じゃないの?」みたいなカットがいくつか入ってて。「これ、監督どうなの?」みたいな。でも、あれ明らかにマッドマックスが好きで、北斗の拳ってルックになってるんで、絶対あっちが先なんだけど。それってみんな言わないなと思って、ちょっと言いたくなったんだけど(笑)。
乙君:へ~。
山田:そんでさ、荒木先生ですわ。ジョジョの荒木(飛呂彦)先生。荒木先生が言うおもしろい漫画の書き方、王道マンガ論(『荒木飛呂彦の漫画術』)ってやつあったじゃん。あれで、「絶対に(ジャンプ漫画は)マイナスにしてはいけない」っていうさ、すごいこと言ってたじゃん。
ジャンプ漫画は、マイナスから始まって、プラス、プラス、プラスでいって、いつまでもプラスにいき続けるんだ。そのための工夫をしろ、っていうのが荒木イズムだったんだけど、マッドマックスがまさにそう。
「もう最悪でしょ」ってところから始まって、「最高でしょ」ってとこまでひたすら上がり続ける。
乙君:ああ! その振れ幅があるから。
山田:もちろん、1回ちょっと折れそうになるんだけど、マックスは折れませんから!
乙君:マックスは折れない?
山田:マックスは折れないんだよ!
乙君:マックスって人なの?
山田:マックスって主人公。おーい! マッドなマックスの話!
乙君:あ、そういうことなの?
山田:そうそうそうそう。
乙君:マッドさがすごいということじゃなくて?
山田:いや、そうじゃ、ないの(笑)。
乙君:「Maximum Mad」じゃなくて(笑)。
山田:いろんな人怒ってるぞ~(笑)。お前、イモータン様が怒るからな、そういうこと言ってるとな。
乙君:何?
山田:わかんないよね。イモータン様は、まあいいんだけど。「いや、これすげーな」と思って、俺、メルマガにも思わず書いちゃったんだけど。「ここではないどこか問題」。
乙君:はいはい。
山田:「ここではないどこか」をみんな目指すじゃない。それで、90年代後半から0年代、みんながみんな「ここではないどこか」に行こうとしてたじゃない? そして、その残像を追っかけてんじゃん。マッドマックスですわ~。
ここではないどこかを目指す。いいや、目指さないっていう、そういう映画なの。
乙君:目指さない?
山田:ない! 「ここではないどこかなんかねぇー!」っていう中盤の展開があるんですよ。
乙君:中盤なの、そこ?
山田:そう。それまでは逃亡してますから。それで「ここではないどこかとか、言ってんじゃねーぞ」っていう、一発ガーンとくらわせてから、問題解決に動き出す、命をかけてっていう映画なの、これ。「やっべーな、こりゃあ」と思っちゃって。
もちろん、それだけじゃないの。語り尽くせないんで。大変なことになっちゃいました、みたいな。だから、見てから、みんな騒いでたのわかった! しばらくずっと「イモータン!」ってなっちゃうんだよ。
乙君:ちょっと、ちょっと待って。それ、じゃあ、来週にしましょう。
山田:そうしましょう。ごめんなさい。
乙君:俺、見てくるんで。マッドマックス。
山田:そうですね。
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