2024.10.10
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自信のない自分を変えてキャリアアップする方法(全1記事)
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和田裕美氏(以下、和田):和田裕美の「WADA CAFE」。それでは番組に届いたメールをご紹介します。ラジオネーム「まる」さんです。
リスナー:私は卒業してから始めた仕事が11年目になりました。日々、自分の適正や能力に悩みながらやって来られたのは、周りの先輩たちのおかげだったと改めて先輩方の存在の大きさを感じています。
最近上司から管理職の試験を受けるように言われたのですが、私は周りの人と比べても中の中から下ぐらいに思っていたので「自分にできるわけない。なんで私なの?」と戸惑っております。
自信とはどんなふうに自分の中に育つものなのでしょうか?
和田:ということですね。ありがとうございます。
まるさん、自信って、私自身もこちらに来てくださってる、いろんなゲストの方とかも含め、自信満々に見える人でも、100パーセントの自信なんて誰も持っていないんですよ。
自信が(あるように)見える行動とか言動をして、周りの人から「あの人、自信ありそうだね」と思わせるのが上手なんだと思いますね。
だから、何かあったり、誹謗中傷されたり、思ったような結果が出ない時というのは、どんな人でもスポーツ選手でも、いろんな芸能界で活躍してる方でもけっこう落ち込むと思うんです。
例えば、ビートたけしさんでも一番最初にお笑いの映画を作った時に売れなくて「おもしろくない」と言われたことをずっと引きずられてた。そして、最近おもしろいお笑い中心の映画をまた作るまで何年もかかったということをお話されてましたけど。
どんな人でも「ダメかも。わたしなんか」と思う時があるんですね。まずその前提を置いてもらって、それでも「じゃあ、やる」という人はなんなのかということなんですけど。やってみなくちゃわからない。
結局自信ってどうやってついてくるのかというと、挑戦するからついてくるんですよ。何もやらなかったら、やっぱり経験がついていかないので。要は「自信がないから何もやらない、何もやらないから自信が作れない」という負のスパイラルにはまっちゃうんだと思うんですね。
「管理職やってみないか」と言われた時は、みんな最初自信がないですよ。だって「わたしなんか」って思ってるわけですもん。その謙虚さが生きるんですよ。
「私だと思ってました」というより、「私なんかでいいんでしょうか」という気持ちから、部下の話を聞けたり、人にちゃんと教えて下さいと言えたり、「ありがとうございます」とか、そういう質問を投げかけることができたりとか、いろんなことができるようになるんじゃないでしょうか。
だから、その自信のなさは「謙虚さ」という言葉に変えて、その上でやってみなくちゃわからない。自分がもっと成長したいと思えば、目の前に来たチャンスは全部つかんでいこうと思う気持ちで、ぜひつかんでいっていただきたいと思います。自信は行動から生まれるものだと思います。
それからもう1つ。わたしが自信喪失になる時は、もうこれは100パーセント言えることなんですけど、自信のない世界に行った時なんですよ。例えばアウェイに行くと自信なくなりますよ。「ああ、もう、なんか私こんなすごい人に囲まれて……」みたいな。
自信をあげようと思うとどうするかというと、例えば講演会とかして、「ああ、和田さんの話よかったです」とか「結果出ました」というと自信つきますよね。だから、自分のことを褒めてくれる人を周りに置くと自尊心って上がるんです。ただ、それだけのことです。
だから、もし周りで親しい人とかいたら、その声をかけてくださった上司に「わたしって大丈夫でしょうか?」「大丈夫だよ、君」「本当に大丈夫でしょうか?」「大丈夫だよ」というふうに大丈夫を10回言ってもらったり、背中を叩いてもらったらいいんじゃないでしょうか?
何より声をかけてくださった上司が「まるさん」の力を見込んでいるってことです。なので、自分が駄目だと思うのは自分だけですから。
だから駄目かどうかを、自分でやってもみないうちに決めてしまうよりは、やってみて、その上でできなかったら、どういうところが向いてなかったのか、どういうところが苦手だったのかをもう1回探ればいいんじゃないですかね。それだけでも、1歩前進していくと思うんです。
誰だって人と比べたら自信なくなっちゃうんですが、人との比較って本当無意味です。無意味です。
だから、自分の中で自分のやってきた経験値だけをみて、声をかけてきてくれたという事実だけを見て、その中だけで自分の人生を作っていく。比較の中では自分の人生はまったく作れないと思います。
そういう意味で自信って作って、比較をなくすことと、大丈夫と言ってくれる人を側に置くこと。そして挑戦の数を増やすこと。それで自信って私は生まれていくんじゃないのかなって思います。
数多く行動していれば必ず結果がついてくるし、知識だって増えるし、行動量だって増えていく。
そういう中でまた更なる結果が出た時に「私ってすごい」ってもっともっと思える未来がやってくると思いますので。ぜひ目の前のチャンスつかんで、前に進んでいただければと思います。ぜひ頑張ってください。
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