2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
中国の自撮りと進化する美顔美肌処理(全1記事)
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華岡千尋氏:はじめまして、ソシオネクストの華岡と申します。自己紹介をさせていただきます。弊社ソシオネクストは聞き慣れない社名だと思いますが、富士通とパナソニックのLSI事業を統合し、昨年3月にできたばかりの会社です。
ソシオネクストでは、富士通時代からさまざまな用途の半導体を作っているのですが、私が常日頃関わっているのはカメラの画質を高画質化するイメージングプロセッサで、Milbeaut(ミルビュー)というものです。
今日お話させていただくのも、Milbeautを搭載したスマホのカメラについてです。これがただのスマホではなくて、特殊な機能の入った自撮り専用のスマホになります。日本国内ではまだ知られてないと思うんですが、自撮り専用のスマートフォン、中国のMeituという会社が開発したものです。
Meituとソシオネクストが共同開発して、画質についてどのようにしたら美人に、きれいに、盛れて写るのか? 3年ぐらいかけて真剣に取り組んできた結果、今日お持ちしたので実際に見ていただきたいんですけど、普通のスマートフォンの自撮りとはわけが違うぐらい、驚くほど盛れた自撮りが可能になりました。今日はその秘密について、少しお話をさせていただきます。
サマリーですが、まず自撮りと中国。ここでは、中国のSNS事情について少しお話させていただきます。それから、自撮り専用スマートフォンがどういった経緯で登場したか? そのお話をさせていただきます。
続いて、進化する美顔美肌機能。これは、私たちのソシオネクストのMilbeautの技術とMeituの美顔美肌の機能をどうやって融合させているのか? また、先ほど稲垣(涼子)さんがおっしゃってましたけれども、理想の顏にどういった要素が求められているのか? ユーザーの声の分析について、お話させていただきます。
最後が、自撮りのもたらす効果。これは、私が開発するためにテスト撮影を、手が腱鞘炎になるほど、地道に自撮りをするんですけれども(笑)。そういったところと、それをMeituの女性たち、男性も、いっぱい撮ってきてくれるんです。そういう人たちの画像を分析しまして、自分なりの考えを述べさせていただきます。
まず自撮りと中国についてです。世界初の自撮りというのはカメラ開発者の試し撮りでして、1839年。そうとう昔です。ちょっとカッコ付けて写ってます(笑)。こんな感じで、されてます。
今や世界中で自撮りというものが行われてまして、これはSNSと結びついて一過性の流行ではなく、日常的な行為になってきました。Facebook 、Twitter、Instagramなど、ここ2〜3年で国内国外でも当たり前になりまして、画像をアップする頻度が高くなっています。
なぜ画像をいっぱい皆さんアップされるのかと言いますと、一瞬で何が写っているかわかる。また、人が写っているとそこに興味が向くというところがありまして、画像の役割は非常に大きくなっています。
自撮りに関しては、私がいろいろなものを見ていて、2つ種類があるのではないかと思いました。
1つは、手を伸ばして撮る。人物が小さめに写る。背景も写る。また、1人ではなくて大勢で撮っている。自撮り棒を使ったりして、現実の世界を写し出すセルフィー。
それから、ものすごく顔を近づけて撮る、バーチャルな世界を写し出す自撮り。この2種類があるのではないかと思っております。
1つ目のセルフィーについてですが、こちらは自分とか身の回りの家族とか、情報を紹介したい、その場の空気感を伝えたいといった、言葉よりも早く伝えることを目的として使われています。
今日お話するのは2つ目の、これは私の画像なんですけど、まったく自分ではないんじゃないかと思ってしまうほどなんですけど(笑)。Meituのスマホで撮った自分です。
見せたい自分を自己イメージとしてアップする、そういった自撮りです。これは女性同士の中で、「かわいいね」とか「いいね」といったコミュニケーションが生まれ、非常に活発にやりとりがされています。
日本では、少し若い世代はこういったことをしているのではないかと思われるんですが、中国ではどうでしょうか? 私が実際に中国に行ったり、中国の女の子たちに聞いたりしたところ、かなり幅広い年齢層に使われています。
まず、私たちはそういうものを目にする機会がないのですが、中国では独自のSNSがあります。Facebook、Twitterは制限されておりますので、中国独自のWeibo(ウェイボー)といったブログの役割を果たすもの。それからWeChat(ウィーチャット)、これは日本でいうLINEです。これらの中国独自のSNSでは頻繁に、こういったバーチャル的な自撮り画像が、どんどんアップされているということです。
「なぜ、そのように中国で自撮りが盛んになったのか?」ということを調べてみました。やはり、お国柄があります。自己表現が好きで、自己アピールが好きなところがあります。それから、SNS上に婚活や出会いの場という役割があるので、異性に向けて見せる顔という意味があります。
キャリアの女性とか、男性もそうなんですけれども、肌がツルツルで目がぱっちりしたプロフィール画像がビジネス的にも価値があるということで、中国では日本よりも自撮りしている人たちの年齢層が高めになってます。20代、30代、40代、そういった人たちが撮っています。
それから、中国の女性たちは日常生活ではスッピンの方が非常に多いです。これは化粧品が高価なこともありまして、すぐに日本の人たちのように安価で品質の良いものが手に入らないとか、いろいろありまして。そういったところも、スマートフォンの美顔美肌機能を使って変身を楽しんでいるのではないかと思います。
それから、プリクラが非常に少ないというのもあります。ちょっと高価で、日本の女の子たちのように簡単に撮ることができませんので、やはり若い女の子たちは変身を楽しむためにスマートフォンで自撮りをしているのではないかと思われます。
こういった中国の国民性とも結びつくんですけれども、自撮り専用スマホがどうやって登場したかということを私なりに考えまして、それを説明します。
2010年ごろ、すでに自分撮り、美人に盛れる、本当にかわいく撮れる、カシオさんのTRシリーズが、富裕層の女性を中心に大人気になっておりました。これは普通のデジカメの4~5倍ぐらいの値段がするんですけれども、“神器”と呼ばれるほど美しく撮れるということで、非常に話題になりました。ここに最近の機種も持ってきているので、後で見てください。
これは中国で非常に人気で、日本でも発売した過去があるんですが、おそらくあまり知られていないと思います。中国の人のほうが、このシリーズを非常に愛用しているということです。
その翌年、2011年ごろになりますと、スマートフォンの浸透がとても早くて、中国の皆さんはインカメラ(スマートフォンの内側に付いているカメラ)を非常によく使うようになりました。
撮っているうちに、SNSにアップすることが常習化し、実物よりもきれいな自分を見せたいという気持ちとが結び付きまして、美顔美肌機能の入ったカメラアプリの必要性が出てくるようになります。
日本のカメラアプリもよくできてはいるんですけれども、中国ではフォトショップ並みに盛れているのではないかと思われるアプリが出てきておりまして、独自の進化を遂げていると思っております。
「Meitu秀秀」という名前のアプリがあるんですけども、日本では「Beauty Plus」という名前で女子高生とか、かなりの女性が使っているのではないかと思われます。
今、Meituの名前が出てきたんですけれども、彼らは、このアプリが非常に好評だったために、すでにアプリの機能を入れたスマートフォンを作っちゃえばいいんじゃないかと考えまして。自撮り専用、ライブビュー、プレビューの時点で盛れている、かわいらしいきれいな自分を見ながら自撮りできる、そういった自撮りに特化したカメラ「Meitu Kiss」を誕生させます。これが2012年のことです。これはアプリいらずで簡単にかわいくなれるということで、非常に人気になりました。
ソシオネクストの、先ほど申しました半導体Milbeautですが、MilbeautはMeitu Kissの初代から今までずっと一緒に共同開発をしております。
搭載しているMilbeautのレベルも、年々アップさせていて。Meituはエンドユーザーからリクエストを吸い上げて、私たちにも情報を共有してくれるので、その時々のトレンドとか、求められているレベルが非常に高くなってくるのですが、そういったリクエストに応えるべくMilbeautも年々レベルアップしたものを搭載しています。
実際に私はいつも撮り比べをしているんですけれども、これは暗い社内のトイレのそばの通路で1人寂しく自撮りしてみました(笑)。Meitu Kiss、これが初代。Meitu2、Meitu M4、それから直近で発売しているMeitu V4です。
これは一例なんですけど、全部持ってきているので、後で実際に皆さんで試し撮りをしてみてください。好みはいろいろ分かれると思うのですが、先ほどの稲垣さんのお話ではないですけれども、トレンドが移り変わっているのはわかると思います。
それからカメラの画質も大事な部分です。明るさとか、肌色とか、そういった安定的に出していかなければならない機能をレベルアップさせています。
Meitu Kissの時は少し青白い肌色、病弱のような肌色が好まれていまして、そのように調節しています。
それからMeitu2になると、今度はちょっと健康的な肌色にしてほしいというリクエストが来まして、そういったところを気にして調整しておりました。
Meitu M4になりますと、画像がちょっと明るくなってきたと思うんですけど。暗いところで撮っても明るく、それから少し黄味がかった肌色が求められまして、健康的でもちょっと黄味がかった白っぽい肌色がいいということで、そういった肌色に調整していきました。
それから直近で出ているV4ですが、ここでは少し「Rosyに」「Airyに」という言葉が出てきます。難しいキーワードになるとお話をしましたけれども、Rosyというのは、ファンデーションのピンクオークルのような色でで、女性はファンデーションでよく使っているのでわかると思うんですけれども、黃味を少し抑えた肌色です。黄色人種の人でも、どんな人が撮っても、だいたいこのような黃味が抑えられ、赤すぎないRosyという理想の肌色になるように調整しております。
それから色はやはり三次元ですので、明るさも一緒に調整しておりまして。Airyと呼ばれるようにふんわり明るく、顔の階調の一体感とか、肌の透明感とか、鼻がすっきりと高く見えるとか、目の下にクマがないとか、気を付けて調整しています。
それからピントの機能をよくしたことによって、キラキラと輝く瞳、それからサラサラの髪の毛が満足いくレベルに達しました。大きく分けて3つの理想の顔に求められる要素がありますが、ソシオネクストとMeituがどうやって理想の顔を作っていくのか、役割分担をお話していなかったので、ここでさせていただきます。
ソシオネクストはデコレーションケーキの例えで言いますと、スポンジの部分です。土台を作っています。そこにMeituの機能、見栄えがよくなる技術が乗っかりまして、1つの画像ができ上がります。
具体的に言いますと、上に乗っているのは肌がツルツルスベスベになる美肌、それから目が大きくなる、あごが小さくなるといった美顔の機能、これがMeituの作っているところです。
これは7レベルから選べる仕様になっておりまして、デフォルトではレベル4というちょうどいい設定が入っていて、これはスマートフォンの出荷設定に入っておりますので、お客様はレベル4から始められる。
電源を入れ、自分を写した瞬間に、すでにナチュラルに加工された、いい具合に盛れている自分というものが、すぐに目に入るようになっています。バーチャルの世界に、すぐに飛び込めるようになっています。
私どもはそういったMeituの技術が乗っかる前のカメラの画質の基本的なところ、顔色とか、顔の明るさとか、瞳のきらめき、髪のサラサラ感とか、そういった基本的なところを独自の技術で作っております。これを「3Auto」と呼ばせていただいています。
これはカメラをやっている方ならよく知っていると思うのですが、ここでわからない方もいらっしゃると思うので、恥ずかしながらちょっと説明させていただきます。
3Autoは上のほうに小さく書いてあるんですけど、AWB(オートホワイトバランス)、これは色合いを調整する機能です。AE(オートエクスポージャー)、明るさを調整する機能です。AF(オートフォーカス)、ピントを合わせる機能です。
この3つの機能でいつも調整しているんですが、これはソフトとハードの兼ね合いで担っているんですけれども、まずRosyを作るために何をしているのか? 学習型AWB、それから顔に特化したAEというものを使ってRosyを仕上げております。
「学習型AWBとは何?」という感じだと思うんですが、ここで簡単に説明させていただきます。
3年間で4000枚を超える現地の撮影データを学習させて、照明とか、ここ(会場)もちょっとオレンジっぽい光だと思うんですけど、太陽光の下とか……。そういったデータを学習させることによって、中国独自の黃味を帯びた照明とか、ミックス光、これは外光とインドアの照明の混ざった光です。そういった難しい光源に対しても安定した肌色、Rosyを導き出すことができるようになりました。
これをやるために現地で(たくさん自撮りをして)、もちろん私も日本で自撮りをたくさんするんですけど。撮影するデータは、顔がメインになっています。
もう1つ大事なことが、このRosyというのは二次元的な色味の調整だけで導き出せるものではなく、明るさもかなり重要です。一緒に明るさも調整しないとどうしても作り出すことができないということで、肌色の彩度を薄すぎず最適に保つ、顔に特化したAE。これとうまく組み合わせて、Rosyを作ってます。
それから、先ほどお話ししたAiryです。Airyは完全に顔に特化したAEになっています。逆光とか直光とかさまざまな環境で、暗いところ、明るいところ、いろいろあると思うんですけど、顔に最適な明るさを算出し、明るいのに飛ばない、透明感のある肌色をキープすることができるようになりました。
目の下にクマができていると一気に老け顔になってしまうので、こういったクマなど不要な影は薄くして、逆に顔の立体感は出すという絶妙な調整が可能になっています。
3つ目です。ここではキラキラ輝く瞳とサラサラヘアということですが、顔に特化したAE と位相差AFを用いて実現しています。一眼デジカメと同等の位相差AFを搭載しましたので、非常にすばやくピントが合って、女の子たちがパッとここで撮りたいと思った時に撮ることができるようになります。
やはり顔だけの情報ですとAFは非常に難しいので、今回は位相差AF を用いて非常に顔のパーツの先鋭感が出たと思っています。ピントが合わないと瞳の中のキラッとした虹彩がくっきりしないので、これは非常に大事になります。髪の毛についても、ピントが合ってないとサラサラ感が出ませんので、非常に重要な機能になっています。
それから顔に特化したAEで、顔だけと言いましたけれども、もちろん髪の毛にも効果がありまして。まだ黒髪の方が多いので、髪がベターッと黒く潰れているのを非常に嫌います。そこでちょっとだけ髪の毛の階調、明るさを少しもち上げることによってサラサラな感じが出るということで、微調整を常にしております。
実際の画像は私で申しわけないですけれども、本当はお見せしたくないんですけれどもお見せします。左側は美顔をオフにしたもの。ここはソシオネクストが作った土台の部分です。
ここに美顔をオンすると右側の画像になりまして、瞳がキラキラでAiryで、Rosyでクマもなくて、顔の立体感があるなと自分で思っているんですけれども(笑)。そういった画像が完成します。
下に参考のために載せたのは他社の、これも中国の非常に進んだ自撮りができるスマートフォンですけれども、載せてみました。これでも美顔のオン・オフができるので、ちょっと撮ってみたのですが。この会社はMeituにはちょっとたどり着かないかもしれないのですが、かなり美顔美肌の技術がいいです。
デコレーションの部分はいいんですけれども、土台がちょっと手薄になっておりまして。肌色があまり出なかったりとか、ピントがあまり合わなかったりとか、そういったことがありますので、ナチュラルに盛れている画像を出すために、かわいらしく写るのには土台の部分が大事だなということを示すために、この例を使わせていただきました。
長々と説明させていただいたんですが、美顔美肌の技術の進化はまだまだ続いており、今も来年に向けて中国のモデルさんとか、一般の人たちもそうですけど、実際のユーザーの声を汲み取って、私たちソシオネクストとMeituが一緒に共同開発しています。一つひとつ問題点を潰すような地道な作業になっています。
そういった事情で常に自撮りのテスト撮影も続けておりまして、今回もこのシンデレラテクノロジーということで、私も3年続けてどんなことが起こってるんだろうと真剣に考えてみました。実体験1として、自撮りも1日数百枚も撮っていると、手が痛くなってしまうんですけど(笑)。口角が上がって目付きが優しそうになるなと鏡を見て思いました。
これは作られた理想の顏、キラキラとかわいくなっていることを、リアルタイムで常に見ることができます。嘘の鏡みたいな感じに思われてしまうと思うんですけれども、自分の気持ちが非常に心地よく、ノリノリで撮ることができるんです。それで自分のいいところを必死で探そうとしますので、顔の筋肉が自分のベストの位置を覚えていくのではないかと思っています。
逆にふだんはMeituのスマホを使ってませんので、自分のプライベート用のスマートフォンで自撮りをやってみようかなと思って、今日やってみたんですけども。全然盛れないので、あまり笑顔になれないなと。そんな実体験があります(笑)。
それからもう1つ、AWBのためのデータを4000枚とか撮るために、Meituの社員の女性たちもたくさん自撮りを送ってきてくれます。この3年間で、もちろん彼女たち、非常に美しくなってきていて。
画像だけだと思っていたんですけれども、実際に中国に行って会ってみると、こちらにもたまに来てくれることがありますので、久々にお会いすると、「あっ、きれいになってる!」と。すごく不思議な感覚です。また、社内の人たちが集団できれいになっています。彼女たちは仕事以外にSNSにもアップしますし、常にその画像をいろんなところに出していますので、やっぱり客観的に自分を見ることが多くその影響なのかなと思っています。
自撮りをしてSNSにアップする人は、客観的に自己分析をして、自分にしかない魅力を発見し、見せ方を研究し、それを続けること。SNSは常に流れていきますから、1回奇跡的な写りができても、それをさらに超えないといけないという。そういった、続けるということがとても重要になってきます。
(画像を)出し続けるので、他者に向けた自己イメージをバーチャルな媒体で具現化する技術を身につけていくことができます。これは常に更新されていきます。
しつこいようですけれども、SNS上で自分の自己イメージが不特定多数の人の目にさらされ、評価され、具体的なフィードバックを得ることが可能になります。これは、私もInstagramで自分の画像をやってみたんですけれども。自分がいいなと思った画像じゃないものに「いいね」がいっぱいつくとか、票が入ったりすると、こういうのがウケるのかと思って見直したりして、今度はそっち系で撮ってみようとか、そういうことを考えるようになります。
第三者から見た自分の長所・短所がはっきりと認識されて、自己イメージというのはおのずとアップデートされていきます。
1回、目に見えるかたちにすることが大きいと思っています。単に空想の世界で遊んでいるわけではないところがとても大きくて、願望を自覚できる状態にしたこと、それが現実への大きな一歩になっていると考えています。
自己イメージを今度は目標として、現実の自分を正しい方向で磨いていくことができる、そんなふうに思っております。
以上で、ソシオネクストのプレゼンを終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
(会場拍手)
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