2024.10.10
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おおしまりえ氏(以下、おおしま):じゃあ、Juliさん。
Juli氏(以下、Juli):この後に私、何の話したらいいか……。
おおしま:これよりすごいのは、ないですよね(笑)。
Juli:そうなんですよね。私がだめなほうなんですよね、女の子と付き合うと。先ほどもお話したように、恋愛至上主義なので。「何で連絡くれないの?」とか、「何で会ってくれないの?」とか……。別れ際は、必ず泣いたりとか。
おおしま:へー、意外!
Juli:すごくめんどくさい女ではあるんですけども。1人挙げるとすれば、指を折られそうになった女の子。そういう性癖の子で、私もMなので、最初は合ってるなと思ってたんですよ。攻めてくれる感じとか。
ただセックスの最中に、「ねぇ、指折っていい?」って言われた時は、「ごめんなさい……」って言って、ちょっとずつフェードアウトしました。急に切るの、怖かったので。
杉沢志乃氏(以下、杉沢):そういう性癖の人いるんですよね、骨折させるのが好きな。
おおしま:あの某俳優とか。
Juli:あの有名な(笑)。ちょっと、噛み跡とかはいいんですけど、後を引きずる怪我は怖いなと思いましたね。
おおしま:それは、きれいにフェードアウトできたんですか?
Juli:その方は社長なんです、女性なんですけど。すごく私のことを考えてくれていて。っていうところで、友達だとうまくやってますね、今は。
小野麻衣子氏(以下、小野):今は。
Juli:はい。レズビアンって、別れると友達になる方が多いんですよ。なので、歴代の彼女でも、今は友けっこういますね。
おおしま:へー。それは見習いたい!
小野:何で見習うんですか?
おおしま:私は、元彼とは一切連絡取らない、ってか取れない。別にそういう意識があるわけじゃないですけど、1人も取ってないんですよ。
Juli:やっぱそこは、同性だからっていうのがあるのかもしれないですね。話が合うし、お互いのそれこそ性癖とか知ってるので。例えば、相手に彼女ができた時も、「あんた、あの時あーした方がいいよ」ってアドバイスができるっていう。
一同:へー!
Juli:他にも、いいこといっぱいあるんですよ。全然関係ない話になっちゃうんですけど。やっぱ女の子同士なので、レディースデーが使えるとか、デートで。私が、細かい話でいいなって思うのが、一緒にトイレに行けるんですよ。
小野:連れション。
Juli:はい。男の人って、待たせちゃうじゃないですか。ちょっと気になったりするじゃないですか。そうじゃなくて、一緒にトイレに入って、一緒に髪の毛乱れてるよってできたりするのは嬉しいですね。
勝部元気氏(以下、勝部):個室の中には一緒に入るんですか?
Juli:それは……。そういう時もありましたけど(笑)。普通にデパートとかで一緒に入ってみたいな感じでありますね。それは男の人とはできないので、ちょっと嬉しいです。すみません、大した話じゃなくて。
小野:わりと美しい思い出で。
Juli:そうなんですよ。女の子、本当に大好きなので。しかも、私も好き好き好きってなっちゃうんで、嫌な思い出ってあんまりないです。
小野:JuliさんはMなんですよね? Mだと、相手は……。
Juli:Sですね、皆。レズビアンの子って、きっぱり分かれているので。「タチ」、「ネコ」って言うんですけど。
小野:見た目は、男っぽいほうがいいんですか?
Juli:私、だめなんです。男の人はもうセフレっていう関係なので、ちゃんと好きになるのは、髪の毛が長くてお化粧しててみたいな。ちゃんとスカートとか履ける女の子が好きなんです。
小野:好みでいうと?
Juli:壇蜜! 黒髪のきれいなお姉さん。
小野:だって、すでに(Juli氏が)壇蜜っぽいじゃないですか。
Juli:それは言われますね。
小野:それは、さっきの勝部さんと一緒で、ちょっと相手と近づきたい、みたいな感覚に近いんですか?
Juli:単純に黒髪が好きなんですかね。私はもう、黒以外には考えられないっていう人なので。なので、女性にもそれを求めているのかもしれないです。
おおしま:今日も黒髪の女性が多いですね!
Juli:そうなんですよ! すごい私嬉しくて(笑)。
おおしま:(観客席に向かって)帰り道、気をつけてくださいよ?(笑)
おおしま:帰り道気をつけてくださいみたいなの、何か違うイメージになっちゃう。レズビアンの。
Juli:けっこう、肉食の人多いですからね、やっぱり。普段出会える機会が少ないので、この人だって決めると一直線って人多いですよ。なので、重い恋愛になりがちなんですよね。
おおしま:前、Juliさんが言ってたと思うんですけど、ノンケの女性も高い確率でレズビアンになる可能性があるんですよね?
Juli:そうなんです。ゲイの方っていうのは、実害もあるといいますか、怪我をする可能性があるじゃないですか、セックスの時に。でも女の人って、もうすでに男性にされていることなので、何も傷はおきないし。
一緒に寝ようとか、一緒にお風呂入ろうとか、友達でもやったりするので。自然な流れでなりやすいっていう。私は受ける方なので、できないんですけど。そういう話は聞きますね。
おおしま:じゃあ、誰でも女性はレズビアンに開眼する可能性がある?
Juli:はい。最近なんですけど、どっか外国の研究で、ほぼ98パーセントとか95パーセントの女性はレズビアンになるっていう研究結果が出ていますね。
小野:それは、何かのささいなきっかけで?
Juli:そうです。だから、誘われてっていうのが多いんでしょうね、きっと。すみません、話がずれました。
おおしま:いえいえ。じゃあ、勝部さん。
勝部:その話を聞いて、今パーッと思ったのが。ボノボってわかります?
Juli:あのゴリラみたいなやつですか?
勝部:ピグミーチンパンジーとも言われていて、メス同士で性器をこすり合わせたりするコミュニケーション(ホカホカ)をするんですよね。でも、やっぱりそれってメスがメインなんですよねぇ。やっぱりメス同士っていうのはくっつきやすいのかなって、何となく思いました。
Juli:けっこう、同性愛の動物って多いんですよね。ストレスがあって同性愛にはしるっていう動物もあるんですけど。自然と女の子が好きって、それこそ人間のレズビアンと似た感情で同性愛にはしるっていう動物もいるみたいなので。
決して悪いことではないんだなって、自分でも思いますね。人間だけがおかしな見方をしているというか、タブー視してしているような感じがします。
おおしま:やっぱ、秘密の花園のイメージなんですよね。
Juli:漫画とかでもそういうふうに銘打ってますからね。
おおしま:すばらしく美しく、内緒なものみたいなイメージが、レズビアンにはちょっとあるかもしれないですね。
Juli:実際、中に飛び込むとドロドロしてますけどね。
勝部:それは、男性側からのイメージが強いからじゃないですか。男性がそういう、秘密の花園みたいなきれいな絵ばっかり描きがち。
おおしま:まあ、男ってことですかね(笑)。
勝部:やっぱり、世の情報は男性からの発信が多いから。
おおしま:百合系の漫画とかアニメとかも、けっこう美しく描かれたりするじゃないですか。そういうイメージは、多分強いかもしれないですね。
Juli:私も、あれ見て憧れちゃうんですけどね。あの美しさは憧れますけど、なかなかないですね、実際は。
おおしま:そうなんですね。ドロドロ。
Juli:はい。
おおしま:最後、勝部さんの今まで一番残念というか、地雷だった女。いやだった苦い思い出の恋愛。
勝部:それは、私には愚問ですね。
おおしま:愚問!?(笑)上からきますね。
勝部:いやいや。やっぱり自分の付き合ってきた人っていうのは、くさいこと言ったら、世界で一番いい人だと思ってるので、あんまり悪口言うことがない。
おおしま:えー! すごい。
勝部:っていう思いはあります。
おおしま:すごい。悪口言わせたら止まんないよ(笑)。
勝部:だから全然ないですね、そういう話。
小野:別れたらお友達になれる?
勝部:なる人もいますし、もちろんならない人もいますけど。あんまり気にしないですし。だいたい私はフられることのほうが多いから、自分から嫌いにならないですね。
杉沢:別れ方にもよりますよね。例えば、どっちかの浮気とかで別れると苦い思い出になりますし。いつもどうやってフられてるんですか?(笑)
勝部:だいたい、あーなんか離れてるな、心が離れてるなーで。フェードアウトしていくパターンが多いかな。
杉沢:それはもう、他にいますね! 離れてるなって思った時にはもう、相手が誰かいますよね。きっと。
勝部:だからそこは、「いいんじゃないですか、それで」って思ってます。気っていうのは、離れたら離れたでもうどうしようもないんで。
杉沢:そうですね。もう1回離れたらくっつかないですね。
Juli:私、それだめです。焦っちゃうんですよ。離れてる……、どうしようって。
杉沢:それって一番だめなやつじゃん。
Juli:そうなんですか!? だから、焦って「好き好きー」って、「何で会ってくれないのー?」とかなって、ドツボにはまるっていう。
小野:それ、女の子?
Juli:そうです。でも、浮気してると思ってないので、私は。仕事が忙しいんだとか、ちょっと頭の中お花畑なんで。
小野:今日はシチューでも作って待っていよう、みたいな感じになってる?
Juli:なってる感じです。本当に誕生日に何あげようとか、全然関係ない日でも、これあの子に似合うかも……、とか思っちゃうんです。
小野:いい話!
Juli:でも相手がいないんですよ、今。
おおしま:わかるわかる、とか言っても、そこまでじゃないかも……。
Juli:本当に、頭の中それだけになっちゃうんです。大人になるとすべてそれぞれのバランスをとっているじゃないですか、仕事も趣味も恋愛も。私はそれができないので、何となく相手の恋愛に対する、私に対する感情が薄いように感じてしまって、焦っちゃう感じが多いですね。
おおしま:そういう時は、どうしたらいいんですかね? 私もそこまでじゃないですけど、わりと好きな人と空ぶったりとかしてると(何も)手につかなくなるほうなんですよ。どうしたらいいんだろうなって思うんですけど。どうしたらいいんですか?
勝部:恋愛至上主義になっちゃうパターンですよね。
おおしま:抑え方……、抑えなくていいのかな?
勝部:抑えなくていいと思いますし。人にもよるんでしょうですけど、今は抑える時期じゃないんじゃないかな。個人差はあれど、年とれば、みんな多少は収まってくると思いますし。今そんなふうになっちゃうんだったら、それを楽しめばいいんじゃないかなって思っちゃいますね。
おおしま:楽しんだ結果、重くなってフラれっちゃたらしょうがないじゃないですか。彼女というか、パートナーとよりを戻したいなってワーッとなってる人に対しては、それを楽しめって言っても、楽しんだら壊れちゃうじゃない。
Juli:病んでるんですよ(笑)。
勝部:病んでるんですか?
Juli:その時は病みますね。何で私のほう見てくれないのかしらとか。
おおしま:病みますよね。プチ病み(笑)。
勝部:それは、病む前の段階でどんなことが病みそうなきっかけになるんですかね? 例えば、その心が離れてるって気付いたりとか。その時にどんな対処法やってます?
Juli:例えば、LINEが来なくなったとしたら、それを待てずに何回も送ります……(笑)。「忙しいの?」とか。
おおしま:典型的な、追っかけちゃだめなパターン。
小野:でも、それはわかっててやるんでしょ?
Juli:うーん、でも我慢できない(笑)。すみません、私の相談みたいになっちゃって。
そうなんですよ、だから。それこそいろんな友達に相談して言われるのは、もっと他に目を向けたほうがいいよって。至上主義だから、趣味を持てって言われるんですけど、それも難しいですね。その人しか見えなくなっちゃうので。
勝部:何かあってもそんなふうになっちゃうんですよね。もし他に向いてても、全部一気に集中しちゃう?
Juli:そうですね。やるべきなんでしょうね、新しい何かを。
おおしま:それって、例えばワーッてなった時に、それこそセフレの人と会ってセックスしてたら紛れたりしないんですか?
Juli:それとこれと、全然別ですね。本当に全く切り離してるんで、恋愛とは。そこで解消するってことはないですね。
おおしま:最中も忘れられない? ずっと頭の中にあったりするんですか?
Juli:その最中はさすがに、あー気持ちいいぐらいな感じで思ってると思いますけど(笑)。でも、それと寂しさが解消されるのはちょっと違うような気がします。
おおしま:どうしたらいいんですかね?
杉沢:やっぱ女性に多いですよね。仕事にも支障をきたしたり。最近何でしたっけ、山形テレビのお天気お姉さん泣いたんだって? あれ恋愛じゃないかなって個人的に。昨日何かあったんじゃないかなと思いましたけど(笑)。
Juli:そうならないように気をつけないとですね。
杉沢:そうなったら、仕事に逃げようが友達に愚痴ろうが、何しようが収まんないだろうから。とにかく、連絡しないように携帯を1週間くらいどっかに置いてみたほうがいいと思いますよ。携帯持ってるからだめなんですよ。
Juli:携帯ずっと見てます……。
杉沢:とりあえず、携帯を1週間誰かに預けて、連絡をしないようにする。
Juli:いいかもしれない、それ。本当ずっと見ちゃうので。もう気になっちゃう。1日経った、2日経った……、みたいな。カウントしちゃいますもん。
おおしま:携帯の連絡先消して、意識的に連絡とれないようにするじゃないですか。手紙とか書いちゃう……(笑)。
Juli:届かない手紙を!?(笑)
おおしま:いや、届かすんですよ!
小野:おおしまさんも、けっこう重症ですよ。
Juli:すみません、どんな内容なんですか、それは。
おおしま:それは、自分1人で書くとただのポエムになっちゃうから、ちゃんと指導が入っていて。オネエの指導のもと。連絡先消しちゃって……、ってか何でこんな話してる!?(笑)
もう連絡先も消しちゃって、連絡もとれない。私がカーッとなって、怒って後悔してって状態なんですけど。で、どうしようどうしようってワーッてなってて。
オネエの指導のもと、それは手紙を書いて、気持ちをきちっとまとめて伝えて手放しなさいって。それで書いて、読んで、「これだめ、あれだめ」って添削入ったのち、出したんですよ。
杉沢:それで、その気持ちは成仏できたんですか?
おおしま:できなかったですけど(笑)。
(一同笑)
おおしま:結果、その話はきれいにまとまったんですけど。手紙を出したことで気持ちは成仏しなかったです。だから「手放しなさい」って、確かに出した時は一瞬手放せたんですけど。2日くらい経つと、また元に戻っちゃうんですよね。
Juli:今度、一緒にお酒飲みましょうか。
小野:何かが芽生えようとしている!
Juli:2人なら、どこまでも沈めるかなって。
杉沢:じゃあ2丁目あたりでどうぞ。
Juli:1回思いっきり沈んじゃえば、もうそれ以下は沈むことはないかなと思って。
おおしま:体質なんですかね? 重くなっちゃうっていうか、恋愛がワーッてなるとそっちに意識が完全にいっちゃうっていうのは。
杉沢:でもそれ、勝部さんが言ってましたけど、歳とると変わりますよ。絶対。
Juli:ちなみにおおしまさんと私、同い年なんです。あと数年で変わるはずですね。志乃さんの年齢になれば、私たちももうちょっと大人になっているはずだよね(笑)。
勝部:あと1つは、すごい一途って言ったじゃないですか? 女性だけに限ると。それは昔から一途なんですか?
Juli:そうですね。親に公認もらってるくらい、一途ですね。付き合う子とかを連れてくると、「この子は絶対浮気しない子だから、安心して」って相手に伝えるくらい。
勝部:一途がいいっていうのは、昔から思ってたことですか?
Juli:いいも何も、そうなっちゃうんですよね。強制的にその人しか見えなくなっちゃうので。もう一途になっちゃう。
勝部:(同時に)2人とか、好きになったことないんですか?
Juli:2人……。ないですね。ちょっと自分の気持ちが離れてる時に、この人優しくしてくれるかもしれないって思うことはありますけど。
でもやっぱり「私にはこっちがいるし」みたいな感じで。頭切り替えられるというか、やっぱその人しか見えないっていうか……。何を引き出そうとしてるんですか?(笑)
勝部:白黒激しなと思いまして。
Juli:激しいです。
勝部:だから、白黒激しくない人って、その辺がもう少しゆるやかというか。もちろん、浮気を推奨してるわけじゃないですよ。何か好きになる、好きじゃないっていうのを分けすぎちゃってるのかなって、聞いてて思ったんですよね。
Juli:だから、中途半端な関係の時も私から言っちゃうんですよ。「これは付き合ってるの? 付き合ってないの?」って。ハッキリさせたい。
勝部:本当は好きって、いろいろグラデーションでバラバラだと思うんですけど。そこを白黒、白黒ってやっちゃうと、やっぱりそういうふうに気になっちゃいますし。
別に「この人が100好きで、この人がお付き合いしてる人」だけども、お付き合いしてないけど20くらい好きな人が別に他にいたって、いいわけじゃないですか。
おおしま:どうしたら、白黒ハッキリつけるタイプの人がグラデーション方式というか、そういう思考になれるんですか? 歳とかもあるとは思うんですけど。
勝部:なりたいんですか!?
Juli:ぜひ、なりたいですよね。
勝部:えー……。
(一同笑)
Juli:私たち、多分だめなんだ(笑)。
勝部:実際、そういう関係をやってみるってところからじゃないですか。
おおしま:グレーな関係。
勝部:だから、絶対20くらいいいなって思ってる人はいると思うんですよ。そこを肯定していいんじゃないかなって思います。
100の人の話だけじゃなくて、20好きなことを誰かに口に出したりしていくうちに、もう少し分散ができてくるのかな、実際。趣味とかも、もちろんそうですけど。
Juli:他にも目を向けてみろってことですね。そうですね、ちょっと努力してみないとだめですね。
おおしま:でも私、彼氏いてもいいなって思った人、何人かいますけどね(笑)。
Juli:えー!(笑)
小野:この話は、終わってから飲み行って……。この辺で第2部は終了です。まだまだ勝部さん、丸裸にしきれてない。何となくモヤモヤするところがあるので、お配りしている紙に……。
これ任意なんで、ご提出いただける方から集めさせていただきたいと思います。
10分休憩の後、第3部。その質問を元に、トークをしたいと思います。第2部は終了でございます。ありがとうございます。
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