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モテと非モテの境界線(全6記事)

モテの近道は、1人の女性を大事にすること 二村ヒトシ×川崎貴子

秘密の会場で行われた独身男性限定のイベント「モテと非モテの境界線 -魔女の夜会 for Men-」。モテについて悩みを持つ男性に向けて、AV監督の二村ヒトシ氏と株式会社ジョヤンテ代表の川崎貴子氏がアドバイスを行っていきます。「1人の女性に対して対話を進めていくことによって、他の女性にもモテるのか、それともその1人に対してもモテるようになるのか?」といった参加者からの質問に対し、二村氏は「女性は1人の女性にモテている男性が好き」「1人の女性と対話ができることは周りに伝わる」と回答。モテの近道は1人の女性を大事にすることだと語りました。

モテの近道は、1人の女性を大事にすること

川崎貴子氏(以下、川崎):いかがでしょう? 紺の方。

二村ヒトシ氏(以下、二村):なるべく全員の質問に答えたいけど、時間あるかな?

質問者:ありがとうございます。自分の中での土俵というか自分の中での理想像がありまして。僕は『クッキングパパ』が好きだみたいなことを言って、料理をしますという時に、相手の女性が最初は求めてたのかもしれないけど、段々と料理をすることが当たり前になってきて、それで快感を得られないとか。

ただ自分はそれになりたいとか。その自分の求めている姿と相手の求めている姿っていうのをどういうふうに調整させていくのかといわれているのかなって。

もう1つ、1人の女性に対して対話を進めていくことによって、他の女性に対してもモテるようになるのか。それとも、いろんな人と出会って会話をすることによって、その1人に対してもモテるようになるのか? どういうふうなプロセスで進むのかなっていうことをちょっとお聞きしたかった。

二村:後のほうから答えると、1人の女性にモテてる男性を女性は好きだよね。あんまりあっちこっちでどんな女性にも「いいね、いいね」って言ってまわってる俺みたいな男よりは(笑)。1人の女性とちゃんと対話ができていることは、他の女性にはわりと漏れ伝わるっていうか、バレてる感じがします。

いろんな女性から好かれることの早道は、1人の女性を大事にすることって言うと、いい話すぎて臭いし本当かよって感じがするんだけど、1人の女性と対話できる人間であることは、わりと周りにも伝わる。ちゃんとやってる人だなって思われる。

まるで浮気をしてはダメだって話になりかかっていますが、俺にはそんなこと言う資格はないので(笑)。

(会場笑)

二村:男性だけだったら偉そうなこと言いますけどね。今日取材の女性も入ってるし川崎さんもいるので、あんまり滅多なこと言えないです。さっきの『クッキングパパ』の話で言うと、『クッキングパパ』めちゃめちゃ格好いいじゃないですか。

あの主人公がなんで格好いいかというと、浮気をしない。それだけじゃなく、あの人は女への媚びや下心で料理をしないですよね。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)

女性向けの本『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』にも書いたけど、愛されるために料理を作っていたら、自分も相手も飽きてくるんですよ。自分の欲望の為にやらなくてはいけない。

料理をするのが好きだから料理してる男が作る料理は、女の人にとって魅力的だし、その欲望っていうのは尽きないはずなのね。とはいっても人間なので「あれ、最近俺の彼女、俺がこんなにマメに料理をするのに感謝がなくなってきた」って思うでしょう? さっきと逆のことを言いますよ、それにはね、バレないように浮気をすればいいんです。

(会場笑)

二村:セックスの浮気は問題をはらむので「体の浮気はダメ」って一応、公式には言いますけど。お料理の浮気は、したらいいんじゃないですか。他の女の子に作って食べさせてあげたりするのはいいんじゃないですか。

川崎:上手く逃げましたね。

(会場笑)

二村:それでまた元気になって本命の彼女に食べさせてあげてください。どうでしょう?

質問者:ありがとうございます。料理の(浮気の)ほうを頑張ります。

川崎:すみません。これで最後の質問になります。

AVの撮影風景を外部の人が見ることはできない

質問者:全く関係ない質問になってしまうんですけど、二村さんのAVを撮っているところって見ることができたりするんですか?

二村:それは難しいですね。モザイクがかかっていない状態をお見せすることは、それを許すとわいせつ物公然陳列罪に僕が問われてしまうので皆さんを撮影現場に入れることはできない。

ソフト・オン・デマンドとかMOODYZのホームページを見ていただくと、ちょこっと出演する男性ってわりと常に募集しているので、性病検査受けて来てください。チンコを出すリスクを背負う気があれば撮影現場に参加できます。

質問者:ありがとうございました。

川崎:皆さんの質問を沢山聞きたいんですけど時間の関係で申し訳ございません。今日は魔王のほうからいろいろお話いただきました。また引き続きいろんなイベントをやっていきたいと思いますので、皆さんにぜひ参加していただきたいなと思います。

ここでちょっと耳寄りな情報が。実は、二村さんとこういう対談をやってきておりまして、そこに白魔女もいるんですけど、3人で「恋愛はこうだ」「男女はもっとこういうふうになったほうがいい」とかしていたんですが。これを何とか具体的にマッチングできないかと思いまして、合コンやったりしたんですけどそれじゃあ甘いと。

そういうところで、じゃあもう結構相談所サイトを作っちゃうおうと。それもいわゆる、普通に年齢や年収といったスペックでマッチングするものではなくて、お互いの人生の価値観でマッチングできるものを。

価値観というと当然会わないと分からない部分もありますから、面談必須です。その代わり男性は完全無料です。そして女性が有料会員になります。一般的な婚活サービスとは全く逆です。

男性側は女性を検索したりすることができません。女性側が好みに感じる男性にアクセスする。もちろん拒否権はあります。女性からアクセスされて、この人タイプじゃないと思ったら「ごめんなさい」と返せばいいだけ。男性は女性からのアクセスを待っているだけです。

どんな男性をそこに登録していきたいかというと、まず、いい人がいたら結婚したい人と思ってる男性です。そして普通に働いている人。「俺半年に1回しか働いてないんです」という男性だとちゃんと働こうねっていう。もう1つは独身の人。

出会いの場には遊び人の既婚者が数多く紛れ込んでいる

川崎:これを何でやろうと思ったかというと、女子向けのイベントや勉強会では「皆、行動を変えなきゃダメよ。あなたに合う結婚相手はあなたがいつも通る道を変えるだけで出会えるかもしれないのよ。だから婚活サイトとかも行ってみなさい。合コンも新しいのに行ってみなさい」と話をするんですね。

そして皆行動を変えて動くんですけど、動いてみると実はそこに遊び人の既婚者とか、独身と偽って彼女が欲しいという人たちがたくさん紛れ込んでいるんですよ。

それで初めて婚活やってみようとか、そういうサイトに行ってみようとか、合コン行ってみようって女性たちのけっこうな数の人がもういいやっていう思いをしているのを見まして。これはいけないと。

それで、女性たちが安全に出会える場を小規模だけど作っていきたいなと考えたんです。男性たちは一度私たちと話していただいて、「本当に結婚してないのね」「結婚する気あるのね」っていう審査を受けていただいて。会員だけがアクセスできるページにお顔は載せさせていただきますが、ハンドルネームだけで個人を特定する情報は出ません。

それよりもその方の価値観がしっかりと分かる情報を掲載します。会員になった女性が、それぞれの男性の価値観をきちんと見定められる。自分と合っているか合っていないかがわかるような、そういうシステムを組んでいます。

(2015年)12月にシステムが組み終がる予定なので1月くらいから本スタートになるじゃないかなと、今男性の面談を進めています。

二村:あと男性が登録する条件としては、俺が書いた本を読んできてくださいっていう。

(会場笑)

川崎:基本的に共働きみたいなカップルを想定しています。女の人を養わなきゃとか逆に養われたいとかじゃなくて、2人とも働いてお互い話し合って子供を作るなりお家を買うなりいろんなビジョンがあると思うんですけど。さっき二村さんが対話って言ってましたけど、本当にその対話ができるような夫婦が沢山生まれればいいな、なんて思っています。

この中で最初のお話じゃないですけど「女性をはべらせたい」と思っている男性たちは難しいと思います。あとはそもそも本当に「いい人いたら結婚したいんだよね?」と疑問符が浮かぶ人。

二村:男性の中で、僕は結婚願望が強いと思っている方がいたら挙手していただけますか?

川崎:ありがとうございます。システム登録に必要な価値観シートと呼ばれるシートなどを記入していただくことになりますが、ぜひ私と二村さんにもう1回会っていただいて、そのサイトのお話もさせてください。別日に。そこの方々、(手を)挙げましたよね? 見ましたよ。

(会場笑)

川崎:その人たちは帰りに受付の所で私か二村さん、白魔女と会っていろいろとお話しさせてください。幸せなカップル幸せな夫婦が沢山生まれることを期待してサービスを立ち上げますので、ご協力どうぞよろしくお願いいたしします。

川崎:そして二村監督、今日は本当にありがとうございました。

(会場拍手)

川崎:手を上げられなかった方も婚活に興味のある方はこちらのアンケートよりお知らせください。後日事務局より連絡します。それでは、お気をつけてお帰りください。本日はありがとうございました。

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