2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
リンクをコピー
記事をブックマーク
山田玲司氏(以下、山田):今回、「メンヘラブートキャンプ」っていうタイトルで番組やっていこうと思うんですけど、何でかっていうと、世界には2種類の人間しかいない。これですね。
おっくん氏(以下、おっくん):いきなり(笑)。
山田:「医者に行っているメンヘラ」と「医者に行っていないメンヘラ」しかいない。僕の説では……。
おっくん:皆、字が小さい、見えないよって(笑)。
山田:な!
おっくん:じゃあ、アップにします?
山田:すみません、ごめんなさーい。そうなんですよ、読めない。もうちょっと考えろよな。
おっくん:(笑)。あー、おもしろい。
山田:(ニコニコ動画のコメントにて)「余白多め」「紙の無駄遣い」って、いいね。ほんとごめんねー、いろいろと。ちゃんと絵とか描きます、この後(笑)。
スタッフ:(笑)。
山田:そうそう。個々にネームとか描きます(笑)。
おっくん:これがもうメンヘラですよね。
山田:そう、余白の感じがもう。岡田さん、躁鬱とか言ってたよ。すぐ死にたくなるか、超ハイになるかどっちかだって言ってたから、似たようなものだよ。
おっくん:しりあがり寿さんの感じですよね、ちょっと(笑)。
山田:そうかもね。すみません、もうちょっと何とかしたほうがいいよねーちょっと。
おっくん:次回からね。
山田:そう、この国ではね、生まれてすぐにとっても嫌なことが起こる。親が教育を失敗するっていうのと、学校が教育を失敗するっていうので、だいたい15歳くらいで取り返しのつかないトラウマを抱えながら生きるっていうことになってしまってるんじゃないかと、僕は思うんですよ。
それで、それをどうしたらいいかっていうと、後遺症からいかに脱するかによって、その後の人生が何とかなるっていうような気がする。
いきなりこんな国で恋愛しろって無理でしょって。最初の段階であんな教育を受けて、学校でめちゃくちゃにされて、スクールカーストでボロボロにされるわけじゃない。スクールカーストでいい思いをするのは全体の1パーセントだけだから。
残りの99パーセントっていうのは完全に女子にスルーされる人生。女子たちもそうだよね、男子にいないことになっている女にされる人生、みたいな。男たちもそうね。
この状況からいかに明るく脱していくことができるか、みたいなことが、この国のテーマなんじゃないかなと思って。それであらゆる意味でメンヘラを笑い飛ばせるようになるために、いろんなことをやっていこうかなと思っています。
おっくん:っていうのを目指す、メンヘラブートキャンプね。
山田:そう、それでいろんなことやろうかなと思って。うん。
おっくん:で、最初に話すのが?
山田:つーかね、岡田(斗司夫)さんに「おかしな話をするほうがいいよ」って言われて(笑)。「真面目な話しをするよりも、『俺の好きなお菓子は?』とか、『最近セブンイレブンでこんなの出たよね』とかいう話のほうが、皆見るんだよね」とか言って、ああニコ動ってそうかなって。
そういう普通感っていうか、「俺も知ってる感」があったほうがいいなと思って。で、今年の夏ですよ、おっくん。
おっくん:え? は、はい。
山田:今年の夏流行ったものは何でしょうって考えたんですよ。
おっくん:僕がですか?
山田:君はちょっと変わってるからね。
おっくん:そうですね、僕の中で流行ったのはイスラム教ですね。
スタッフ:(笑)。
山田:そうだよね(笑)。
おっくん:だいぶ流行りましたね(笑)。
山田:インシャラ!(アラビア語で「アラーの神の心のままに」という意味)
おっくん:インシャラ! で全部いけるんだなって。
山田:インシャラ、ですね。
おっくん:俺の話はいいんですよ。玲司さんはどうですか?
山田:考えた。夏が終わるなって思って。今年の夏はすごいネームで苦しんで、本当に毎日「死のうかな」って感じの夏が終わっていったわけなんですけど。ちょっとずつ見えてきたかなって感じだったんだけど。世の中的には、今年は妖怪ウォッチの年なんだろうなと思って。
そしたら、この間iPhone 6が発売されて。ここでおもしろかったのが、iPhoneよりもiWatchがおもしろいなと思って(笑)。iWatchの何がおもしろいかって、やっぱりデザインでしょ。
おっくん:あー。
山田:iWatchって主にこういうウォッチでしょ。
スタッフ:(笑)。
山田:で、これ、スティーブ・ジョブズはなんて言ったかなって話じゃない。これ多分ここ(右側のつまみ)がポイントなんだと思うだけど、ここを回すんでしょ。これを「あえて」って言ったんだと思うんだよ、会議で絶対。
スタッフ:(笑)。
山田:「あえて感」出したんだと思うんだよね。それで、何がおもしろいってこのタイミングでジョブズがいなくなって、迷走が始まっておもしろいなと思ってるんだけど。iPhoneの何がおもしろいかって、iPad miniとiPhone 6が揃うと、「すべての大きさが揃いました」みたいになって、あとは「早さが早くなりました」っていうバージョンアップしかしてないように見えちゃう。
本当は俺、使ってないからわからないけど、多分いろいろ(特徴が)あるんだろうけど、iPadの衝撃とか、ジョブズがいたときにびっくりしたような何かが次に訪れることはないんじゃないか。みたいなときに、iWatch(笑)。そして、このデザイン。
僕、多分モノリスになってるんじゃないかと思って、最終的に。
おっくん:あー。
山田:2001年(宇宙の旅)のときに、ベッドの前にモノリス(映画『2001年宇宙の旅』に登場する黒い石板のような謎の物体)が浮いてるのあるじゃん、あれは多分キューブリックが見た未来のiPadなんじゃないかっていうことを考えたりしてたわけなんですよ(笑)。
山田:それで、妖怪ウォッチなんだけど、レベルファイブっていうところが出してて、調べたら。段ボール戦記とイナズマイレブンつくってるのね。
おっくん:そうですね。っていうか、レベルファイブ知りませんか?
山田:レベルファイブ、あんまり知らなかった。妖怪ウォッチっていうので、そうなんだ、こういうことやってたんだって。
おっくん:……そうかぁ(苦笑)。
山田:ホントごめん、ホントごめん。
おっくん:いや、大丈夫ですよ(笑)。
山田:俺、去年まで印象派のことばっかり考えてたんで、バリにいたんで。
おっくん:ガンダムでやらかしたところなんですよ。
山田:そうなんだ!
おっくん:ガンダムは観ましたよね。
山田:ガンダムは……ファーストはちょっと観た。富野(由悠季)さんにも会った。富野さんに会うからZの映画もちょっとだけ観た。Gacktが歌ってた。
おっくん:新しいやつだ、しかも全然おもしろくないやつだ(笑)。
スタッフ:(笑)。
山田:そうなの? でもガンダムはしょうがないよね。俺の世代でちょい下の世代がドはまりしてるのと、ちょい上の岡田さんたちの世代が大学生で大騒ぎするっていう。だから、ファーストガンダムは、俺高校生のときにものすごく嵐が吹き荒れてた。再放送でブレイクするタイミングで。
妖怪ウォッチっておもしろかったのが、ここでポケモンとの世代のあれ(境界線)ができますよね。だから、ポケモン世代と妖怪ウォッチ世代が分かれることになるっていうのがおもしろいなと思って。
それでね、ポケモンとの違いがすごいおもしろいんだけどね、トップを目指す気ないのね、あの人たち。だからコンクールとかコンテストとかないの。それで町内にいるの。「僕は普通だー」ってところから始まるの。
おっくん:へー。
山田:テレビのほうでは「普通なのはちょっと」って思ってるシーンが出てくるかもしれないけど、マンガのほうは全開で普通でオッケーみたいな。特別じゃないの。主人公が選ばれてないの。ただゲーム好きなだけで。でもゲーム弱いんだって。
ヒロインもすごい普通なの。ヒロインもメンヘラ感ないの。何ていうかすごい普通感というか、頑張らない感っていうところがあって、ここがポケモンの旅をして、トップを目指して、ポケモンマスターになるっていう目標を持って、あちこちにいる野生動物を搾取しては自分の代わりに戦わせるっていう、何とも言えない感じだったんだけど。
おっくん:何とも言えない……(笑)。
山田:今回はあっちこっちにいる妖怪を自分のウォッチに入れるんだけど、だからこれあれだよね、真・女神転生の系譜っていうか、ハンドコンピュータがあったじゃん。あのパターンで、召喚獣とかいろいろ(出てきたけど)、あの系譜の中にあるんだろうと思うんだけど、旅をしないし、戦わない、上を目指さないっていうのがちょっとおもしろい。
問題は、全部妖怪が取り憑いているから起こるっていうところもおもしろい。
おっくん:はいはい。
山田:だから、責任は全部妖怪っていうのが(笑)。それで、この国で起きている問題について、大人は誰も責任を取らない、全部妖怪のせいみたいになってて。
スタッフ:(笑)
山田:「なんか大きな事故が起こりました!」ってなっても「妖怪のせいなんじゃない?」みたいな空気を子供たちが感じてるとしたら、すっごいなこれって感じ。だから、今「子供が全部妖怪のせいにしちゃうんです」っていって困っているお母さんがいる、っていうのが出てくるね。そういうのって。
おっくん:へー! そんなのなんですか?
山田:そう。だから、ポケモンの次なんじゃんって、ちゃんと小学館がやってるじゃない。だから、ポケモンのバージョン違いかなと思ったら、ここは一気にラインを引かれたなって。ポケモンについていかなかった人たちがジバニャンに行った感じっていうか。その感じがすごいおもしろいなと思って。
そこで、この国は妖怪だらけの国なんじゃないのってなってる感っていうのが、この夏っていうか。それがすごいおもしろいなって思って。
おっくん:ほー、妖怪だからけの夏。
山田:そう。諸々妖怪的なことが起こってるんだけど、そうそうそうそう。妖怪ウォッチはヒットしたんだけど、iWatchの問題ね、今度ね(笑)。
おっくん:今のところこれ……。
山田:ごめんね、ウォッチつながり? ていうか、同じタイミングでウォッチが話題になってるっていうのが、俺はおもしろかったの!
スタッフ:(笑)。
山田:そんで、ここ言わして! ジョブズ妖怪について言いたいの。
おっくん:え?
山田:だからApple、リンゴ信者はスティーブの妖怪に取り憑かれてるの、皆。
スタッフ:(笑)。
山田:わかった? 言いたいこと。
おっくん:う、うん。
山田:スティーブ、妖怪になってんだよ、今。
おっくん:皆さんわかりますかね、この理論。
山田:そんで、「スティーブ!」と思って皆並んだんだよ。そしたら、「スティーブいないし!」って感じになってる。それで、スティーブはどういう人でしたか? 己を曲げない人だったですよね? なのに、このタイミングでiPhone 6が曲がったっていうことが、これまたおもしろいなと思って。
曲がっちゃったよ、スティーブいなくなったら。
おっくん:あー。
山田:でも、強度調べたら曲がんないっていう話もあって、いろんな話題になってる。
おっくん:でも、実際曲げてる動画ありましたよね。
山田:うん。「鉛筆4本分くらいの強度はある」っていって、鉛筆を折ろうってやってる、すごい感じになってるリンゴ信者(笑)。俺もリンゴ好きなんで、みんな大好きスティーブがいなくなって、ホンダとかパナソニックとか、カリスマいなくなった後どうすんの? みたいな夏。みたいな感じ?(笑)
おっくん:そういえば、夏の話から入ったんですね(笑)。
山田:そう(笑)。それで考えたよ、これだよ。
山田:俺が考えたiWatch。
スタッフ:(笑)。
おっくん:ほーほーほー。はいはい。
山田:時々止まる。
おっくん:え?
山田:時々止まるんだよ。完全にフリーズして、文字が出る。すごいシンプルな文字で「Stay Hungry. Stay Foolish.」(笑)。
これ、ジョブズモデル。
おっくん:「Stay Gold.」みたいな。
山田:「Stay Gold.」もまぁOKだけど。これで、妖怪取り憑かれた人も満足かな、みたいな(笑)。そういうことを考えてた夏(笑)。
スタッフ:(笑)。
おっくん:いやー……。
山田:ダメこれ? 俺これ、すごいおもしろなーと思ったんだけど。
おっくん&スタッフ:(爆笑)。
おっくん:こんな番組ですよ!(笑)。
山田:ごめーん。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.21
40代〜50代の管理職が「部下を承認する」のに苦戦するわけ 職場での「傷つき」をこじらせた世代に必要なこと
2024.11.20
成果が目立つ「攻めのタイプ」ばかり採用しがちな職場 「優秀な人材」を求める人がスルーしているもの
2024.11.20
「元エースの管理職」が若手営業を育てる時に陥りがちな罠 順調なチーム・苦戦するチームの違いから見る、育成のポイント
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.19
がんばっているのに伸び悩む営業・成果を出す営業の違い 『無敗営業』著者が教える、つい陥りがちな「思い込み」の罠
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.15
好きなことで起業、赤字を膨らませても引くに引けない理由 倒産リスクが一気に高まる、起業でありがちな失敗
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.21
40代〜50代の管理職が「部下を承認する」のに苦戦するわけ 職場での「傷つき」をこじらせた世代に必要なこと
2024.11.20
成果が目立つ「攻めのタイプ」ばかり採用しがちな職場 「優秀な人材」を求める人がスルーしているもの
2024.11.20
「元エースの管理職」が若手営業を育てる時に陥りがちな罠 順調なチーム・苦戦するチームの違いから見る、育成のポイント
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.19
がんばっているのに伸び悩む営業・成果を出す営業の違い 『無敗営業』著者が教える、つい陥りがちな「思い込み」の罠
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.15
好きなことで起業、赤字を膨らませても引くに引けない理由 倒産リスクが一気に高まる、起業でありがちな失敗