2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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山田玲司氏(以下、山田):こんにちは。山田玲司です。今日から、ヤングサンデー1発目ということで。
(会場拍手)
山田:最初に、僕が山田玲司と申します。あなたは?
おっくん氏(以下、おっくん):僕はオクノと申します。玲司さんが1人で番組をやるのは心細いということで、構成と、アシスタントをやらせていただきます。宜しくお願いします。
(会場拍手)
おっくん:独り立ちできるようになるまで、しばらくお付き合いをさせていただきます。
山田:僕はメンヘラなんで……。
おっくん:そうですね。
山田:すぐなんかもう、やんなっちゃうんで。すぐ「死にたい」とか言い出すんで(笑)。死なないようにするために、おっくんに協力してもらおうかなと思ってます! しかも、今回のテーマソングは我々の友達、『the dresscodes』の志磨遼平が作ったメンヘラソングですね。
おっくん:2、3日前にメンバー全員のクビを切ったというあの……。
(会場笑)
山田:業界で最も悪い男とされているらしいでしょ?
おっくん:平沢進か、志磨遼平は業界の暴君として君臨しているという話もちらほら聞いたりとか……。
山田:俺たちの友達は業界の暴君(笑)。
(会場笑)
おっくん:ネロみたいな(笑)。
山田:(笑)。ということで彼の協力もあり、さらにキング(レコード)さんがOKしてくれたということで、テーマソングが『the dresscodes』になったというね。もう最高!
おっくん:キングレコードさんありがとうございます。
山田:キングレコードさんありがとうございます。もうAKB48の悪口は言いません!
(会場笑)
山田:では皆さん、山田玲司はこういうのとか(『Bバージン』)描いていたって、ざっくり言っていい?
山田:あと『ゼブラーマン』描いていました。
山田:あとこれはご存知ですかね? インタビュー漫画(『絶望に効くクスリ』)やってました。
山田:そして最近だと、美大受験漫画(『アリエネ』)というのを最近まで描いていたということですね。
山田:そして、何故「ヤングサンデー」なのかという話へ絶対ツッコミがあるよね?
これ『ヤングサンデー』の創刊号なんですけど。
おっくん:これ何年前の物なんですか?
山田:1987年です。僕が21歳の時に、ここからスタートしているんですよ。ここに岡崎京子さんや、あだち(充)先生もいらっしゃる。
おっくん:これメンバーすごいですよね?
山田:もうメンバーすごいですよ。冒頭あだち(充)先生ですからね。内田春菊さんも描いていて、小山ゆう先生、六田登先生、細野(不二彦)先生からすごいラインアップではいっていて、しかも『ヤングサンデー』が休刊するまでずっと描いているんです。見て、島崎和歌子(笑)。
おっくん:(笑)。
山田:グラビアが島崎和歌子! 最高だよね本当に。そして、これが(酒井)若菜さんですね。
おっくん:あ~酒井若菜さんね。
山田:この雰囲気が『ヤングサンデー』って感じだよね。
おっくん:ここまでくれば僕は世代ですね。
山田:あと千葉麗子さんとかね。
おっくん:あ~。
山田:僕は90年代のこの頃、ガンガン描いていたんですよ。次はこれですよ。
おっくん:あっ! これは表紙じゃないですか。これ『アガペイズ』ですか?
山田:これは「大漫王」(増刊号)に載っている『アガペイズ』の外伝です。それで、僕が血気盛んな頃に「『Bバージン』なんてラブコメばっか書いてちゃ俺は終わっちゃうぜ」と思って、「ちょっとロックなやつ描かなくちゃやばい」と思って描き下ろしたのが『ストリッパー』という漫画。
この漫画を「同時に載せてくれ」とヤングサンデーにお願いしたら、丁寧に断られたんだけど、ちゃんと「おまえのために増刊号を作ってやる」と、わざわざ作っていただいたのがこれなんですよ。
おっくん:へ~!山田:だから、これには『ストリッパー』単行本1冊分載ってるっていう。すごいの。しかもね、俺がグラビアになってる(笑)。
おっくん:(笑)。
山田:しかも当時いろいろ語ってるんだ。もう若い頃は語ろうね! さらに当時、俺が描いてた絵をバックにしてロケとかしちゃってるの。いろいろ偉そうに語って、最後がまた「人生変わりますよ漫画で」(笑)。
おっくん:(笑)。
山田:こんな恥をかこうねっていう。
おっくん:永ちゃん(矢沢永吉)みたいですね。
山田:永ちゃんみたいです。だから、本当にいろんなこと謝罪しなきゃいけないなと思って。こういうイタいことも、ずいぶんやってきたよっていうことです。
これが、漫画の挑戦をしようという目的の増刊で「大漫王」を出してくれていたんですよね~。それで「ヤングサンデー」というのは僕にとって思い入れがあるので、今休刊しているけど、勝手に俺が復刊! ここで(笑)。
おっくん:あ、あれは休刊なんですね。廃刊ではなくて?
山田:廃刊していませんよ。
おっくん:俺がいる限りヤングサンデーはつぶさないと?
山田:つぶさない!(笑)。そして小学館に何も言わずに、勝手にここで勝手に復刊!(笑)。
(会場笑)
山田:だから「山田玲司の」ってちゃんとつけたから!
おっくん:あ~……。
山田:ごめんなさいね小学館の皆さん(笑)。でも大丈夫! 誰よりも愛しているので。では今回開催する「メンヘラブートキャンプ」のお品書きをやっていきましょうか?
おっくん:そうですね!
山田:「メンヘラブートキャンプ」なのですが、いろいろなことをやろうと思っているんですけど。
おっくん:まず8時、流行りの時事ネタの話も含めて「オープニング」ですね。8時15分頃に「メンヘラブートキャンプ開始」。
山田:その後人生相談とかやって、次にメインの企画。
おっくん:そうそう。大体8時45分?
山田:時間はいいや!
おっくん:時間は適当にして、『進撃の巨人』。その後に、「漫画家のハウツー」。
山田:漫画家になる方法っていうのは皆書いているけど、漫画家を続けるほうが難しいので、いろいろなコツも含めて両方教えようと思って。僕は28年目なので。漫画家のハウツーですね。今回は「編集者に打ちのめされた時のメンタルの持ち方」というのをやります。
おっくん:「シリーズ裏バクマン」ね。
山田:そう。漫画家というのは、「打ちのめされる」とセットだということなので、そのことについてどうしたら良いか。集英社で打ちのめされた時のパターンと。講談社で打ちのめされた時のパターン。
おっくん:いろんな巨人(進撃の巨人にちなんで)がいるから。
山田:どこに食われても大丈夫なような方法というのをやってみようと。
おっくん:そして最後あたりに「君に届かない」というコーナーがありまして。
山田:僕が「考えているんだけど全然届かないな」って思っていることを言おうかなって(笑)。
おっくん:これは見て頂ければわかりますね。
山田:そうそう。ポイントは、僕は売れているものが大っ嫌いだったので、いろんなものをスルーして、無いことにしてきました。売れている物がもしつまらなかったら、「やばいぞこの国、ダメじゃん」って思っちゃうかもしれないから。
あまり見ないようにしてきたのですが、それも良くないと思って。ラピュタ(『天空の城ラピュタ』)とかもみたことないので。
おっくん:そう、この間リストだしたんです。ちょっと言ったほうが良いですかね?
山田:いいですね。
おっくん:「山田玲司はじめての○○」の候補なんですけど、まず『天空の城ラピュタ』。
山田:見たことないです。
おっくん:『エヴァンゲリオン』。
山田:ないです。
おっくん:エヴァない?
山田:ないです、すみません(笑)。
おっくん:『魔法少女まどか☆マギカ』。
山田:ないです、すみません。
おっくん:『涼宮ハルヒの憂鬱』。
山田:ないんです。
おっくん:EXILE。
山田:EXILEもないな~。近くのラーメン屋にATSUSHIが来るっていう話は聞いたことある(笑)。
おっくん:(笑)。
山田:唯一それがEXILEとの接点。あと確か、さかなクンがEXILEのメンバーと仲良いんじゃないかな? それぐらい。
おっくん:さかなクンとEXILEですか?
山田:さかなクンとEXILEのリーダーのHIROさん? 仲良くて、銀座で一緒に魚食べたりしているよ。
おっくん:え?
山田:俺に写真送ってくれて、「今EXILEのHIROさんといま~す」とかやってくれるよ。すごいよ、さかなクンって。
おっくん:もうコメントがしづらい……(笑)。
山田:まあいいです。それぐらいしかEXILEさんのことはわかっていないですね。
おっくん:まあいっぱいありますね、AKB48もそうだし、ももクロ(ももいろクローバーZ)。
山田:AKB48は全然ダメ。ももクロはテレビでちらっとライブ見たことあるね。それぐらい。
おっくん:『三国志』。
山田:まったく知らない!
おっくん:『黒子のバスケ』。
山田:申し訳ないけど本当すみません。何も知らないです。何か事件があったという話は……。
おっくん:事件ありましたね。
山田:嫉妬されるぐらい良い漫画なんでしょ?
おっくん:どうなんでしょうね?
山田:そうらしいね(笑)。
おっくん:『ワンピース』。
山田:1巻だけ読みました。
おっくん:『鋼の錬金術師』。
山田:知らないです。読んだことないですね。
おっくん:『HUNTER×HUNTER』。
山田:ごめんなさい(笑)。
おっくん:『刃牙』。
山田:ごめんなさい。
おっくん:『カリオストロの城』。
山田:ごめんなさい。カリオストロのエンディングがすごいっていう話は聞いてます。
おっくん:でもスパゲティのシーン作った人と友達なんでしょ?
山田:そう。あのシーンはみた。あの動画を描いた人は知っています(笑)。
おっくん:普通、逆ですけどね(笑)。
山田:はい、すみません。本当、ジブリには申し訳ない。いろいろ言いすぎました。ごめんなさい。
おっくん:いっぱいありますよね。『ルパン三世』もそうだし『クローズ』。
山田:クローズ見たことない。
おっくん:『半沢直樹』。
山田:ないね。
おっくん:『相棒』。
山田:見てないね。『あまちゃん』も見てないね。
おっくん:あまちゃん見てない?
山田:見てないね。
おっくん:『NANA』。
山田:NANAは1巻読んだよ。
おっくん:『ベルサイユのばら』。
山田:なんとなくは聞いたことあるけど……。
おっくん:(ニコニコ動画のコメントより)「逆に見たことあるアニメを挙げた方が早い」確かに(笑)。
山田:本当、申し訳ないね。そこでいろいろ反省して、今回の『進撃の巨人』です。全く知らない『進撃の巨人』を読んで、分析するという暴挙にでます。
そして次回は、『黒子のバスケ』。今日から読んで、3日後にやるという挑戦をします。今回の進撃の巨人、頑張ってきたよ。もうボロボロだよ。もうクタクタだよもう本当に。
おっくん:(ニコニコ動画のコメントより)「刑務所にいたの?」っていうのがあるんだけど(笑)。
山田:刑務所?
おっくん:要するに、それぐらい何も知らないということですね。タイムスリップしてきたんじゃないかみたいな。
山田:本当だよね~。というか、自分の漫画の事しかあまり興味がなかったというのと、自分が漫画家になる前の漫画はよく知っている。
おっくん:あ~。「手塚治虫以外で」っていう質問が先ほどあったんですけど。
山田:うんうん。
おっくん:手塚治虫さん以外で影響受けた、というのはありますか?
山田:今の人全然知らないだろうと思うけど、『軽井沢シンドローム』っていうのにはやられたよね。
おっくん:……。
山田:知らないよね(笑)。トキワ荘世代とか石ノ森章太郎。あのあたりまでOKなの。僕は『チャンピオン』黄金期に漫画家目指そうとしているから、『ブラックジャック』が載っている頃のチャンピオンはよく知っている。でも『ジャンプ』はあまり好きではなかったからあまり知らないね。
だから、何か知らないけど気が付いたら描く側にまわっていた、というのが本当の所で。そうすると友達の漫画だけ読むみたいな(笑)。
おっくん:あ~。井上(雄彦)さんとか?
山田:そう。井上雄彦とか、きたがわ翔とか。友達が贈ってくれる最新刊というのを全部見て「お~、最近のおもしろそうじゃん」とか偉そうに言っているみたいな、だんだんそういう感じになってくるの。
おっくん:では、最初に誰のアシスタントをしていたのかなど、経歴を紹介してください。
山田:僕は江川達也さんという人の所へ、アシスタントにいきまして、その当時のチーフが藤島康介さんです。そして、僕の下にいたのが『GTO』の著者ですよ。
おっくん:藤沢とおるさん?
山田:そうそう。僕のすぐ下に藤沢さんですよ。
おっくん:え!?
山田:俺すごくない? それで江川達也さんの上は、本宮ひろ志先生だから。俺は本宮派閥。全然本宮感ない?(笑)。
(会場笑)
おっくん:ないな~。「メンヘラなめんじゃねぇ!」みたいな?(笑)。
山田:いや~(笑)。だから、江川さんの影響は相当受けているかもしれないですね。
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