2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会:質問はあと2問とさせていただきたいんですけれど。後ろのほうの赤い方。
質問者:渡辺先生にお願いいたします。私、甲状腺機能低下症がありまして、チラーヂンSを毎日飲んでおります。そのためか、LDLコレステロール値が常に200前後なんです。7月7日からこの処方を始めまして、5キログラム痩せました。
定期の血液検査しまして、LDLコレステロール値が380になって、「なにをしてる?」「卵を3個食べてる」「とんでもない」、「チーズ120グラム食べてる」「とんでもない」って言われまして。「でも、先生食べたい」って言ったら、「白身だけにしなさい」と。
そして、カッテージチーズだけにしたら、今までおなかいっぱいで食べたくないくらいだったのに、おなかがすいてしょうがないんです。
だから、このままでいいのか。もうちょっと痩せて健康になりたいので、渡辺先生に、安心して卵も食べていいって言っていただけると。
(会場笑)
カッテージチーズじゃなくても、カマンベールとか、ほかのチーズを食べていいか、教えていただきたいです。
渡辺信幸氏(以下、渡辺):わかりました。卵は、おなかいっぱい食べてもいいですよ。
(会場笑・拍手)
卵と血中コレステロール濃度は関係ない。これ、厚生労働省が認めました。それから、甲状腺機能低下症の方は、経験的に、穀物大豆製品(の摂取量)が多い方がいる。
もう、そのまま穀物は控えていてください。あと、甲状腺ホルモンの材料もコレステロールですね。コレステロールが増えてきたということは、甲状腺ホルモンを作り始めている可能性もあります。ですから、そのまま食べ続けてても大丈夫だと思います。チーズも。鶏は皮だけでいいです。
(会場笑)
もし、それでもご不安なことがありましたら、日帰りで沖縄のこくらクリニックへ。
(会場笑)
診察しますので、不安なことがあれば、お手紙なりメールをください。食べてください。
ただ、コレステロールが高い方は、高いことに関して多少不安がありますので、動脈硬化の検査だけはしておくことをお勧めします。
首の動脈の検査、それから、全身の動脈硬化の検査がありますから、渡辺があんなことを言ってるけど、どうしてもコレステロールが不安だって方は動脈硬化の検査を1回されたらいいかと思います。
司会:それでは、この辺で最後に質問にさせていただきたいんですけれども。手を一番に上げられたので、じゃあ。
質問者:渡辺先生にお願いしたいんですけれど、MECを知って、ちょっと痩せたいなと思っているんですけれど。昔、体重が10キロとか8キロとか減ったり増えたりしていて。
そういう人は、やっぱり増えるって聞いたことがあるんですけど、今、MEC食を始めてちょっと増えてしまって。その仕組みについて、これからも続けていきたいので、教えていただきたいです。
渡辺:わかりました。MECはまず、体に必要な栄養素を摂る食事法です。体に必要な栄養素を摂っていくと、不要なものを食べたくなくなります。
ちょっとだけお話しましたけど、肥満の原因は炭水化物、糖質。糖質の過剰が肥満ですから、摂らないようにするためには、動物性脂肪をたくさん食べる。
糖質の摂取量を減らす。これを続けていけば、まず健康になってダイエット効果も出てきます。あと、MECは筋肉が付いてきます。食べるだけで増えてきます。骨量も増えてきます。ですから、人によっては最初は体重が増えてきます。
それ以上筋肉が付かなくなったときに、脂肪が減ってるというのは、差が出てきますからね。体重減少にいきます。あともう1つは、人それぞれダイエットする人は目標のスタイルが違いますよね。
どこかのアイドルみたいにやつれて、幼稚園のお遊戯をしてるような人もいると思えば、アメリカのドラマに出てくるようなグラマラスでウエストが締まったスタイルがいいのか。
ですから、最初は体重にとらわれず、自分の体型。おなかがへこんで、くびれてきて、筋肉が付いてきたわ。私、こっちのスタイルのほうがいいわ、となりますから。
MECを続けていけば、考え方も変わってきます。あまり体重にとらわれず、まず続けて、不安なことがあったら、これから名刺をお渡ししますから、こくらクリニックまで。
(会場笑)
司会:もう1問だけ大丈夫だと、運営の砂川(伸彦)さんがおっしゃっているので、どなたか。
質問者:渡辺先生におうかがいしたいんですけれど、2月からMEC食に切り替えて、割と厳格にきっちりMECっていう感じで、ほとんどほかのものを食べなかったんです。
そうしたら、ものすごい便秘になりまして、脂を多く使おうと思って、ラードがちょっと苦手なものですから、バターを多めに摂ったんですが、一向に改善されなかったんです。私的には、やっぱり若干の野菜を摂ったほうが自分の体にはちょうどよくて、便通も安定してきた感じなんです。
腸内細菌って話を見たり読んだりするんですけれど、腸内細菌のエサはやっぱり食物繊維なのかな、って素人なりに考えたりしたんです。便秘と野菜、食物繊維。これについて、簡単に教えていただきたいと思います。
渡辺:わかりました。便秘、よく聞きますね。おなかが張った感じはありました? その当時。まず、便秘の原因は、消化できない食物繊維の摂りすぎです。
先ほど、キャベツと肉の実験でありましたね。だから、きのこ、海藻、昆布、豆腐、野菜。これらを食べすぎますと、食物繊維が大きくなりますから。便が大きくなります。
その大きな便を1日1回分、う~ん、スポーンと出して気持ちいい人は、食物繊維をたくさん摂ってください。つまり、昔の日本人です。昔の日本人は、米食べて、野菜食べてるから、毎日しないと苦しいです。
だから、う~ん、スポーンが当たり前だと思ってるわけです。これがまず1つ。あと完全なMECを続けていきますと、食物繊維がないですから、便が少なくなります。だから、砂川さんなんて、3、4日に1回だと思います。
(会場笑)
違う? 1週間に1回。僕も2、3日に1回。細いのがにょろにょろにょろって、ぽっと出て、おしまいなんです。
だから、僕は2、3日に1回、にょろにょろって出したほうが楽だし、人によっては、ある程度かたちをつけて、規則正しく出したいって方は、自分で食物繊維を増やしていけば、大丈夫だと思います。
それからあと、MECやるとたんぱく質の消化吸収に水をいっぱい使いますから、普段より水を飲む量は増えます。僕は、炭酸水を1日2リットルくらいは最低飲みます。水分はまず多めに2、3リットル。
それから善玉菌、悪玉菌というのは、あれは牛の話であって、草を食べる。おなかのなかで草を発酵させるのが、牛なんですよ。
牛は草の栄養で生きていくわけではなくて、牛は自分で菌を飼ってるんです。その菌が食べた草を発酵させて、その菌が草で増えていくんです。その菌がたんぱく質、ビタミンを作るんです。その菌が脂肪酸作ってくれるんですね。
それで吸収していくのが、牛なんです。だから、牛も草で生きていくわけではない。じゃあ、人間はその牛みたいに4つの胃袋を持って、こんな長い腸があるかっていったら、持ってないから、人間の体は野菜を発酵させることができない。
だから、善玉菌、悪玉菌なんて、あんまり関係ないわけです。直接に肉を食べちゃえば、菌はいらないです。
だけど、一部の肉を食べない人、野菜だけを食べる人は、たまたま牛の糞を食べたら、牛の菌が住み着いちゃってね、草をショリショリ、炭水化物、繊維を消化して、そこから、脂肪酸を作る特異体質の人もあるとは思いますけど(笑)。
(会場笑)
お通じの問題は、今言ったように、たんぱく質をいっぱい食べる人は、水を増やす。
脂は、食べすぎた脂は吸収できなくて、つるっと下痢になっちゃいますから、下痢するまでバターをいっぱい食べる(笑)。
それから、便の正常が気になる人は、適宜、食物繊維を増やしていけばいい。こう考えてください。
大丈夫ですか? これ以上はこくらクリニックまで来てね。
(会場笑)
司会:それでは皆さん、本当に今日は長い時間、どうもありがとうございました。お話しくださった、渡辺先生をはじめとする先生方と、企画してくださった砂川さんに、拍手をよろしくお願いします。
(会場拍手)
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