一時期一緒に仕事をしていた河上氏と小田嶋氏

河上純二氏(以下、河上):今日はエッジオブのファウンダーCEO、小田嶋Alexさんです。

(一同拍手)

小田嶋Alex太輔氏(以下、小田嶋):よろしくお願いします。

河上:来ました、来ました。初めて見る方、外国人じゃありません。純粋な日本人でいいんでしたっけ?

小田嶋:いや、母がフランス人です。

河上:母がフランス人。ハーフということ。ご無沙汰だね?

小田嶋:いやもう、相当久しぶりですね。

河上:そうだよね。けっこう久しぶりだと思う。

小田嶋:一時ずっと仕事してたんですけど、一緒に。そう。懐かしいっすね。

河上:会うたび会うたび、形変わってくね。

小田嶋:やってることは、びっくりするぐらい変わりましたからね。

河上:そうだよね。とりあえず乾杯する?

及川真一朗氏(以下、及川):そうですね。よろしくお願いしまーす。

小田嶋:お願いします。

河上:よろしくどうぞ。まず驚いたこと、この2人、同い年っていうね。

及川:同い年でしたね、びっくりしましたね(笑)。

河上:38?

及川:38。

小田嶋:38です。

及川:80年生まれ?

小田嶋:はい。

河上:48。

及川:10個違いですね。

河上:10個違い。この世代間をね、ちょっと埋めるトークしたいよね。そう。朝までやる?

及川?:朝までやりますか? 大変だ(笑)。がんばりますか。

プロジェクトの種を持つ者同士がつながる場「エッジオブ」

河上:それは冗談でね。そうそう。まずさ、オダジと言えばね、今話題のね、この「エッジオブとは何ぞや」って。

及川:そこ興味ありますよね。

河上:そう。俺はもう、「おもしろいこと、また始まんな」と思って、すぐ話聞きにいって。いろいろ聞かせてもらったり、見せてもらったりして。外観も把握していて、活動も見させてもらってるんだけど。たぶんね、見てる人も、「エッジオブって何ぞや」って人、けっこう多いと思うのよ、まだ。だからせっかくオダジに来てもらったから、まず「エッジオブって何? 一体」っていうのを、軽く話してもらってから行こうと思うんだけど。

小田嶋:はい。

河上:まず、エッジオブって何?

小田嶋:事業体としては、ゲームチェンジャーズスタジオっていうふうに言ってて。で、どういうこと? っていう話なんですけど。スタジオっていうのが、映画スタジオとか、ゲームスタジオ、アニメーションスタジオみたいに、いろんなプロジェクト・プロダクトを世に送り出していく組織体、って意味なんですね。ゲームチェンジャーっていうのは、ゲームの流れを変えるだったりとか、世の中を新しい方向に持ってくっていう意味なんで、端的に言っちゃうと、イノベーションをいっぱい起こしていく集団なんですよ。

河上:うん、うん。

小田嶋:それがエッジオブです。やり方として、「ハリウッドモデル」って僕ら言ってるんですけど、ハリウッドで映画作るときって、自分たちの会社の社内リソースでやるんじゃなくて、役者だったりカメラマンだったりとかを、ハリウッドのコミュニティからこう引っ張ってきて。プロジェクトチーム作って、終わったら解散してっていう。会社化しないで、どんどんプロジェクトで回していくんですよね。

そこが僕らがやってるかたちで、イノベーションのプロジェクトの種を持ってきたら、いろんな人たち繋がってるところからこう、「じゃあこのプロジェクトならこの人、この人、この人」ってのを集めてきて、実行して回していく、ってやり方でやってますと。なんで、エッジオブ自体は、プロデューサーの集団みたいな感じですね。その渋谷のビルばっかり目立つんで。

河上:まあ、そうだね。

地下に茶室も 「おもしろそう!」を誘発する装置としてのビル

小田嶋:目立つためにやってるんですけど。なのでその、タワーレコードの道路渡った反対側に、地下1階、屋上まで8階あるビルで。そこがもう、オフィスなんですよ。よくコワーキングスペースと誤解されるんですけど、本当にオフィスで。外部には貸出してないですし、誰からも家賃も取ってないよっていう。みんなびっくりするんですけど、そういう業態でやってて。あれは、イノベーションのプロジェクトをやるために、必要な機能が詰まったビルなんですよ。

イベントスペースがあったりとか、ワークショップができたり。プロジェクトに携わってる人たちが共同作業できる、コワーキングスペースみたいのがあったりとか。あとは、変わり種だとキッチンだったり、屋上がルーフトップバーだったりとか、地下には茶室があったりしますね。その建物使って、いろんな世界中のおもしろいことやってる人たちが、遊びにきて、「それ、おもしろいじゃん?」っていろんな新しいことが始まっていって、っていうのを、誘発する装置みたいなのが、あのビル。

河上:そうだね。なんていうのかな、俺もいろんなベンチャーとか、スタートアップと付き合い長いけれど、ちょっと珍しいっていうか、いまだにないんじゃない? この取り組みって。

小田嶋:僕らも見たことないです。

河上:ないよね? ないと思うんだよ。

及川:確かに。

人の強みをつなげて生み出す化学反応

小田嶋:ないですし、競合しえないっていう、僕らの強みで。っていうのが、いろんな人の強みを、他の人の強みとくっつけて、新しい化学反応を起こすってことをやってるんで。本当に、僕らとまったく同じことをやってる人がいたら、それは世界最高のパートナーだっていって。

及川:確かに、そうかも。

小田嶋:だから競合不可能っていうのは1個、おもしろいなっていう。始めてから気づきました(笑)。

河上:そうなんだ。今もう、かなりイベントもさ、多種多様なイベントも始まってるじゃない?

小田嶋:やってますね。

河上:たぶん、最近行けてないんだけど、あの建物の中にはもう、さまざまなさ、人種含め、扱ってるモデル含め、いろんな人が今集まってると思うんだよ。今、どれくらいの人? チーム? が出入りし始めてるの?

小田嶋:イベントって観点だと、ものすごい頻度でやってるので、イベントに来てくれた人たちは2、3,000人はいってると思います。

河上:もう? すごいね。

及川:すごいな。

小田嶋:ただ、入居って概念があんまないので。社員? 運営のスタッフは、15、6人です。定期的に来ていろいろ作業してくれてる人たちだったりとか、僕らのプロジェクトに関わってくれてるような人たちが、たぶん15から20人ぐらい。あのビルを定期的に使ってる人は、5・60人ですかね、多くて。そんなもんです。

人が集まりたくなる雰囲気づくり

河上:なるほどね。ほら、そういうスタートアップやベンチャー、日本も、海外のも含めて、応援する対応を取ってるわけじゃない? 今実際に応援しているチームみたいなのってのは、けっこう増えてきてるの?

小田嶋:そこも実は、アクセラレーターとか、インキュベーターっていう言葉があるので、みんなそういうふうに捉えるんですけど、僕らは「応援」ってのはやってないんですよ。

及川:応援じゃないんだ。

小田嶋:そう。あくまで、いろんなプロジェクトのかたちで機会を作って、そこに「参加してください」っていうお願いをする立場で。参加したくなるようにがんばって、イベントやったりとか、集まりたくなるような雰囲気作りとかをやってて。その一環で、例えば、事業計画をまとめなきゃいけないっていうところを、タイミングが合えば、できる限りでサポートはしますけれども、お金入れて後押ししてっていう、アクセラレーターとかってのは、まったくモデルが違うので。

河上:そうか。少しニュアンスが違うんだよな。あくまでも、そういう場だったりとか、コーディネートが主体な感じなんだと思うんだよね、たぶんね。

小田嶋:そうですね。だから、アクセラレーターって結局は、「俺が後押ししてやるぞ」ですよね、ところなんですけど、僕らはそんな偉そうなポジションじゃないので。どっちかっていうと、「おもしろい、新しい、けどどうなるかわからない、だいぶむちゃくちゃな冒険に行くぞ!」って言ってるのに、「いいよ、付き合ってあげても」って言ってくれてる人たちと、どうにか一緒にやってこうっていうので。

「おもしろそうだからいいよ、やってあげても」って来てくれてるスタートアップの人たちと、じゃあ「こういう技術持ってるんだね」って僕は覚えておいて。なんか別のところで動きがあったら、「これちょっとくっつけたら、おもしろいんじゃないかな」って思ったら、「こんなんあるんで、どうですか?」って紹介してやってったりとか。こんな感じです。