地元愛を活かすことが地方のチャンス

水野雄介氏(以下、水野):山口さんの話で、地域のアイデンティティみたいな話があったじゃないですか。すごく重要だと思っています。(会場の奥を指して)あそこにいる彼は、もともと徳島の銀行に勤めていて、教育を変えたいと言って、3年くらいライフイズテックで働いてくれて。めちゃめちゃ成長して、ここからというときに、辞めると言うんですよ。

徳島のベンチャーに行って、やっぱり徳島が好きだから、徳島のベンチャーで上場するとか、地方でイケてるスタートアップを作りたいという……それには勝てないというか、すごく徳島愛があるんですよね。

まさにそのアイデンティティみたいなところで、どうやったら地元が愛されるようになるのかというところが、僕はまだ方程式になっていないんですけど、そこはすごく1つのチャンス。30歳を過ぎて、これからどういう人生にするのかをみんなが考え出すときに、そういう選択をする彼……もちろん応援するけれども、つまり、それは地方にチャンスがある部分なんじゃないかなと。

猪熊真理子氏(以下、猪熊):私も香川県出身で、同じ四国ですね。やっぱり東京の大学を出るのは、すごく大層なことというイメージでした。でも、東京に来てみたら東京出身の子は、みんな高校や大学で海外の学校を検討していたりしました。

教育やテクノロジーが変わっていくと、香川にいたままでもいろいろな教育を受けたりすることもできるでしょうし、もしくは地域のためになにかやりたい、事業を起こしたいと思ったときに、実際に大学に行かずにそのまま事業を起こして、起業した地域に寄付金を還元していくとか。

将来的にも価値を還元していくとか、そういうことも可能性としてできる未来もあり得るし、一方で現実化させていく課題も非常に大きいと、お話を聞きながら思いました。では、会場のみなさんから質疑応答をお受けしたいと思います。なにかご質問はございますでしょうか。ディベートお願いします。

東京と地方の情報格差の原因

質問者1:いいお話をありがとうございます。とても難しいなと思うんですけど、テクノロジー、オンライン教育みたいなお話があったり、シリコンバレーみたいなお話がありましたが、地方という観点で見たときに、やっぱり場所性というか……でも、みなさん東京にいますよねと。

東京は情報が入ってきて、こういうイベントとか対面でのコミュニケーションとかも多かったり、あるいは情報格差みたいなものなど、やっぱり格差が大きいなと思う一方で、リモートやオンラインみたいなもので、地方でも負けない人材ができてくるのかなとも思います。

この両方を考えたときに、オンライン、テクノロジーを本当の地方活性化のために、もう一歩、どう使っていくのがいいのかなというところをお聞かせ願いたいなと思います。

佐藤昌宏氏(以下、佐藤):誰か……まあいいか。ちょっと繋ぎますね(笑)。

(会場笑)

おうかがいしていて「ん?」 と思ったのは、地方は情報格差が大きいのかということで、おっしゃるとおり、対面やこうしたイベントの数でいうと、本当にそうだと思います。東京だと、どこに行ってもありますもんね。

ですが、こういったものも議事録がWebに載ったりもします。もっと言うと、どういう人たちをフォローしているか。東京にいる人と地方にいる人たちが、ちゃんと同じ人の情報源をオンライン上でフォローしていたとしたら、本当にその情報量は大きく変わるんだろうかというところが、ちょっと疑問です。

それ以前に、ちゃんとその情報源にリーチする方法を知っているのか、ちゃんとやっているのかという基本的なことの差じゃないかなと思っています。つまり、なにが言いたいかというと、やっぱりテクノロジーはあくまでもツールですから。そのツールの使い方を東京の人がよく知っているだけであって、それを地方の人も知れば、その差はかなり縮まるんじゃないかと思っています。すごくシンプルなことかなと。

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