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福島情報処理センター 大久保仁氏(全1記事)

2019.04.26

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モノづくりの原点「楽しい!」に立ち戻れる、kintoneを使ったアプリ開発事例

提供:サイボウズ株式会社

2019年3月15日、仙台Rensaにてkintone公式ユーザーズイベント「kintone hive 2019 sendai vol.2」が開催されました。kintone hiveは、日々の業務でkintoneを活用しているユーザーが一堂に会し、業務改善プロジェクトの成功の秘訣を共有するリアルイベントです。この中で、「ここまでできるkintone」をコンセプトに、kintoneの可能性を広げるショートセッションを行う「kintone hack」を開催。本記事では、株式会社福島情報処理センターの大久保仁氏が登壇。「モノづくりの楽しさ」をテーマに、官民共同で認知症高齢者とその家族を支えるアプリ開発にチャレンジした事例について語りました。

初めて書いたプログラムが動いたときの感動を思い出してほしい

大久保仁氏:みなさん、こんにちは。私からは「モノづくりの楽しさがここに kintoneをHackせよ!」ということで、お話しさせていただきたいと思います。

最初に自己紹介をします。大久保仁といいます。福島情報処理センターと、福島コンピューターシステムの共同事業「FF Project」を担当しております。

この「FF Project」についてご紹介させてください。「FF Project」はこのメンバーと共に新規プロダクトを開発するチームです。

私たちのビジョンは「東北を元気にしたい」という想いから、地方からイノベーションを起こしたいと考えております。

昨今ではAIやIoTが私たちの生活を大きく変えてきています。そして、ITというものが私たちのインフラになっております。世界はコードやプログラムでできているとすら言われています。

こちらに開発者の方は少ないとは思いますが、子どもの頃に初めてパソコンに触ったときのワクワク感であったり、作ったプログラムが動いたときのあの感動を思い出してほしいなと思います。

私たちはkintoneを使って、このモノづくりの原点である「楽しい」というところを再認識しております。

官民共同で認知症高齢者とその家族を支えるアプリ開発

2016年から私たちは開発を始めまして、現在は自治体と共創しております。そちらの事例を何点か紹介したいと思います。

まず1つ目が、AIスピーカーを使った「ガイどん」というものになります。

ガイどん、覚えましたか? じゃあみんなで「ガイどん!」って呼んでみたいと思います。

(会場笑)

……と言いたいところですが、ちょっとここは時間がありませんので次に進みたいと思います。

このようなかたちのAIスピーカーで、音とビジュアルによって施設内を案内するというものです。福島市では実証試験ということで、AIと音声が私たちの生活の中にどれだけ溶け込めるかという検証をしております。

次に認知症高齢者の見守りサービスです。日本はこれから超高齢化社会を迎えます。その中で、官民共同で認知症高齢者とその家族を支えるアプリを作っております。

こちらもkintoneを使ってまして、簡単に説明したいと思います。

行方不明者の方が出ましたら、通知が私たちの手元に届きます。そしてその人を街中や仕事の中で見かけたりしたら、その情報をアプリから情報提供します。

すると職員の方であったり警察が素早い保護に当たることができるということで、みんなで住みよい街づくりを進めることに取り組んでおります。

このような事例の中から、kintoneを使って良かったなという話をしていきたいと思います。

まず私たち住民の立場からしますと、「より良い住民サービスを受けたい」と考えます。そして自治体の職員の方は、「使いやすくて手間がかからない」アプリを入れたいなと思っています。

そこで私たちは、この職員向けのところにkintoneを使ってます。

実はここを作るのに、一番時間がかかります。ここをkintoneでサクッと作りました。私たち開発者が最も開発していて楽しいところ、つまりスマートフォンだったり最新のデバイスを使ったところの開発を楽しくつくっています。ここがkintoneの1つのメリットだと思ってます。

kintoneの導入・3つのメリット

その他にも、職員の方に実際にkintoneを使っていただいて、「とても良いな」と言っていただいた機能について、3つお話ししたいと思います。

まず1つ目が「すごいよ、変更履歴&メモ」です。私たちアプリケーションを提供する側としては、ここまでの機能ってだいたいは作らないんです。ただ、これがkintoneには最初から備わっているんです。すごいですね。

次に、従来は電話で問い合わせを受けていたものを、スレッドを使って対応するようにしました。時間に余裕が生まれましたし、履歴も残りますので、とても便利だなと感じてます。

最後にグラフです。こういったものを私たちは一つひとつ苦行のように作っていたんですけども、これがkintoneだとサクッとできてしまいます。

このようにコスト削減と、そしてお客様の満足度アップを図ることができました。

なにより私たち開発者が、とても楽しくモノづくりをすることができています。「LOVE kintone」私たちは社会をより良いものにしていくため、kintoneをこれからも使っていきたいと思います。私からのお話は以上で終わりたいと思います、ご清聴ありがとうございました。

(会場拍手)

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