洗車のプロに聞く、ロードバイクの洗車方法Part2
チェーン&ディレイラーのブラッシング編

洗車のプロに聞く、ロードバイクの洗車方法 #2/6

自転車の洗車、していますか? 普段から乗りっぱなしで、チェーンに注油をしていない人もいるのではないでしょうか? それはもったいない! 自転車はちゃんとメンテナンスしてあげないと、どんどん性能は落ちてしまいます。そこで今回は、車やバイク、自転車用のケミカル用品を数多く手がける和光ケミカルの山本さんにおこしいただき、プロの自転車の洗車方法をレクチャーしていただきました! プロ直伝のスーパーテクニックをどうぞごらんください!

チェーンの油を溶かしましょう

山本氏(以下、山本):今日は基本的に3点セットという形でお奨めをしてい来ます。チェーンの油を溶かすにはこのチェーンクリーナーを使っていきます。

このチェーンクリーナーの1特長として、非常に素材に優しく作ってあります。ゴム、樹脂をまったく侵さないように作ってあるんです。他のパーツクリーナーと違って、速乾性という乾いていく性能がない非乾燥なスプレーになっているので、スプレーしたところからじわじわと乾いていってしまって無くなるというものではなく、少しずつじわじわ汚れを溶かすものになっています。

水に溶かせる油になっているので、水洗いも可能です。水洗いしたあと、自然環境に流れて行きますけど、環境への影響もないように成分分解性という性質になっていて、自然負荷も少ない商品になっています。もし室内でやる場合でも匂いが少なく作ってありますので、安心してお使いいただけるかなと。使い方は非常に簡単です。ノズルを立てても畳んでもどちらでも噴射可能です。ぼくは立てないで噴射するほうが好きです。素材への影響が少ないですので、かなりざっくりで大丈夫です。

(チェーンリングに沿って)バーっと。

けんたさん:そんな感じでいいんですか。

山本:だいたいかけるところは5箇所と覚えていただければ。最初はチェーンリングをかけます。裏側からもかけるとなおいいです。次に2箇所め、フロントのディレイラー。

次にプーリー。

次にリアのディレイラーですね。

順番はどちらでもいいです。最後にチェーンにかけていきます。チェーンはこの曲がっているところをめがけて。

けんたさん:あ、ここから噴射するんですか。

山本:はい。チェーンの中に入るように入れていただいて、曲がっているところをめがけて。

けんたさん:そこから入れるんだ。

山本:チェーンの中に押し込んでいくような感じですね。表面は、湿ったなと思うぐらいの量で十分です。

けんたさん:ちょっと湿ったなぐらいな。

山本:そうですね。オイルがちょっとついているなという感じ。あまり多すぎてもよくないということはないんですけど、もったいないですので、なるべく少ない量でやっていただければいいと思います。

一般的なパーツクリーナーと比べて洗浄力自体はそんなに高い商品ではないです。なので、細かい隙間とかを、ちょっとブラッシングと言って汚れに刺激を与えていっていただきたいんです。そのときに、ちょっと毛先の長目のブラシを使っていただくとか、チェーンクリーナーに付属されているブラシを使ってブラッシングをかけていきます。

パーツをブラッシングする

山本:まずフロントから行きます。少し叩くように。

けんたさん:叩くようにトントンと。

山本:そうですね。ちょっと刺激を与えてあげます。

けんたさん:隙間をバババッと。

山本:本当に、触れるところはとにかくどんどん触ってあげるような形です。リアのディレイラーに関しては、ブラシが入りやすいようにクリアランスを拡げてあげて、中をきれいにする。

けんたさん:このブラシは毛先は柔らかいやつのほうがいいんですか。それとも別に硬くても問題ない?

山本:硬くても問題はないと思います。いろいろなブラシがありますので、使用感というか、まず買う前にブラシの硬さとかも見ていただいて。基本的に金属面だけブラッシングするようにしていただければ、傷つきやすいものではあるので、こういった金属面での使用にはなると思います。

あと、プーリーに汚れが溜まっています。こういったところは先ほどのチェーンクリーナーに付属されているブラシを使っていただいて、あてがうような形でやっていただいて回していただく。

これは上下2つとも必ずやるように。

けんたさん:なるほど、下の両方とも空けてやるんですね。

山本:プーリーにオイルが溜まっていると、その汚れが油を吸い取って、さらに汚れ自体が油ギッシュになるんですね。油ギッシュになった汚れがさらに汚れを呼ぶという悪循環になりやすいので、こういったところをしっかりと洗ってあげるとクオリティーが上がりますので、ぜひ忘れないようにやっていただければ。

チェーンブラッシングのコツ

山本:チェーンをブラッシングしていきます。

けんたさん:チェーンをブラッシング。

山本:はい。チェーンのブラッシングですけど、毎朝歯ブラシするとき、歯に刺激を与えないようにサーッとやさしくすると思うんですけど、自転車の場合、思っきり、というかテンションをかけるような形でグッと押し込んであげて。

けんたさん:自転車の場合、けっこう強めにやっちゃっていいんですね。

山本:そうですね。理由としては、チェーンというのは一つひとつローラーとピンが組み合わさってサイドブレードで挟み込んでいるような形になっているんですけど、そのローラーの中に溝が切ってあって油が溜まるような仕組みになっているんですね。

そこにどうしても汚れが溜まりやすくなってしまうのです。チェーンクリーナーに付属されているブラシはかなり細いんですけど、ブラシの毛先が中に入るわけではないので。じゃあどうやってこの汚れを出してあげるかと言うと、ローラーを強制的にグーッと回してあげてチェーンクリーナーの成分を中に押し込んであげて、中の油を溶かしつつ中から汚れを出してあげるという作業が全体的に必要になります。なので、ゴシゴシとやっちゃってください。

けんたさん:伸びたりはしないんですね。

山本:もちろんです。これぐらいじゃ全然伸びません。意外とサイドプレードの隙間にも汚れが溜まってますので、全体的に少し角度を変えてあげたりしながらブラッシングしてあげるとなおいいと思います。

BicyclefiL / けんたさん
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