KAIZENプラットホーム・須藤憲司氏の自己紹介

小野裕史氏(以下、小野):では、リクルートを出て、独立された須藤さんお願いします。

須藤憲司氏(以下、須藤):どうも皆さんこんにちは。KAIZENプラットホームの須藤と申します。私もちょっと簡単に自己紹介させていただくと、もともとリクルートにいまして、10年勤めました。

最後の後半はですね、アドテクノロジーの分野を担当していまして、その後もこのKAIZENプラットホームという会社を作って、今はA/Bテストが簡単にできるようなプラットフォームを作っております。

今ですね、我々A/Bテストっていっても、要はサイトをどう改善しようかというのを考えていて、マーケターが考えて作らないといけないと思うんですけど。それを実際にJavaScriptのコードを入れて自分でテストを作ることもできますし、今400人くらいデザイナーさんがいるので、例えば「我々のサイトを、どう良くしたらいいですか?」という提案をもらうことができます。

それもクリックで選んでいくだけで実際にパフォーマンスはどう変わるのか、ということを測っていくことができるようなサービスを作っています。お陰様で去年のLaunch padに出させていただいて、そこからまたサービスが伸びていまして、去年の7月にローンチしてから600社ぐらいに使っていただいて、世界で38カ国ぐらいからアクセスがあるということでございます。

サービスをつくったきっかけ

須藤:さっきちょっと自己紹介したんですけども、リクルートでどんなサービスを作っていたかというと、私は昔「Cチーム」というサービスを作っていまして。

バナー広告ですね。クラウドソーシングでいっぱいデザインしてもらえばいいじゃんと。リクルートで色々なサービスをやっていて、すさまじい勢いで広告を出すんですけれども。その中で、私R25というサービスを担当したときに、「とりあえず広告をやってくれ、人を集めたい」みたいな話になったときに、「とりあえずって言われても、何を訴求していいかわからないです」と。

デザインがいっぱい上がってきたんだけど、「どれがいいですか?」って許可を取ろうかなと思ってあげたときに、「いや何でもいいから、とりあえずやれ」と。こんな適当でいいのかなと思うことが、実は結構あって。

要は、全部試してみたいなっていう思いがすごくあって、それを持っていると、僕のアイデアって本当に大したことないからどうしょうかなっていうのがあって、いろんな人に作ってもらっていろいろ出したら効果が変わるんじゃないか、みたいなことを考えてやりました。

統計的に考えれば、数打ちゃ当たるって話なんですけれども、この数打ちゃ当たるって結構すごくて、ほんとに数を打つと、だいたいクリック率とかも2倍ぐらいになるよねとか、もう確率論で絶対に上がるみたいなことがわかったので、それをどうやってたくさん簡単にできるようにしようかなっていうのを思い立って、そういうサービスをつくりました。

広告の高度化に合わせたサービスづくり

須藤:その後、アドネットワークとかトレーニングデスクっていうサービスを作って、今RTBとかいろんな入札の技術とかがすごく増えているので、これも全部効率よくいろいろ試したら、もっとパフォーマンスをあげられるんじゃないか、みたいなこと考えてサービスを作っていて。

今、広告はすごく高度化したんですけど、結局さっきのラストワンマイルの、動くデジタル版だと思っていて。サイトのホームページに来たときに、やっぱりおもてなししてあげたいなっていうのがすごくあって、その人に合ったとか、その文脈に合ったページにしてあげたいということで、最後ラストワンマイル、オンライン上のラストワンマイルのサービスを作っております。

皆さん、ちょっと同情していただきたいんですけども、徳生さん、佐々木さん、大宮さんと来て、「僕、話すこと絶対にないわ」と思って、どうしようかなと思って、卑近な例をやっぱり出したほうがいいなと思って。僕はプロダクトでもなければ、あまりイノベーションでもないかなと思っています。

サービスをつくる際に重要視している3つのこと

須藤:やる時にすごく大事にしていることは、この3つなんですけど。1個は成熟している市場でやりたいと。バナー広告とか、その時すごく伸び悩んでいたので、要は枯れてる領域ってすごくいいなと思っていて、なぜかというとそこをイノベートすることで、インパクトがすごく大きいと思っていて、イノベーションをしようと仕掛けるんだったら大きいところとか、もうなんか伸びてないとか、もう終わってるよねって言われることをやりたいなと思っていて。

今A/Bテストとかやっているんですけど、だから例えばその次にいくんだったら、ネイティブのアプリケーションとかよりも、僕らEメールをやりたいなとか、Eメールってすごいよねみたいな、すさまじいぐらい来るけど、なんかもうちょっと何とかできるんじゃないかとかですね。そういう、もう成熟している市場を何か変えれるといいんじゃないか、みたいなことをよく考えたりしてます。

あと2番目は皆「面倒くさがり」ということですね。さっきのバナーのやつとかもそうなんですけど、僕に考えろと言われて、めちゃくちゃ面倒くさくてですね。要は、自分じゃない人からいっぱい知恵が欲しいって思うことってやっぱりたくさんあって。

自分のアイデア、さっきの徳生さんが1+1=2以上って言いましたけど、要はこれをどうしたらいいかっていうふうにアイデアを募っていくってすごく大事だなと思っていて。

よくエンジニアとかでも、いいエンジニアの条件の中に「怠惰」って入っていたりすると思うんですけれども、要は面倒くさいからこれを何とかしたいと。なので、そのサービスをいかにシンプルにするか、みたいなのは本当にすごく考えていまして、「改善するんだけど、面倒くさいことをなるべく抑えたい」みたいな、そういうことはすごく僕らも考えていたりします。

あと3番目ですね、原理原則には勝てないっていうか、さっきの数打ちゃ当たるですね。ああいう本当シンプルな原理原則ってやっぱりすごく強いんで、成熟している市場を変えていく時に、結構「原理、原則ってなんだっけ?」みたいなことをすごく考えていて。この3つをですね。結構大事にしてやっていたりします。

登壇者4名による「開発のプロセス」について

小野:ありがとうございました。今ですね、いろいろなテーマでお話いただいたんですが、ここから先はぜひインタラクティブにやりたいなと思っていますので、オーディエンスの皆さんには手を挙げていただきたいんですが。

今まで出てきた4名のお話の中で、いろんなテーマがあるんですが、そもそも「すぐれたプロダクトとは何か」という、そういった考え方についての話、例えば「異議のあるミッションがものをいう」っていう先ほどの話というのは、そもそものすぐれたものに対するコンセプト、考え方のベースの部分って話も1つありました。

一方で、今度は開発のプロセス面での話、例えば「百聞は一デモに如かず」といった、freeeも言っていました「まずは手を動かす」ですとか、皆さん共通して言っていたんですが。まずは「ものを出してみないとわからないよね」といった開発でのプロセス面、優れたプロダクトを生み出すための開発のプロセス面っていう視点での話も出ました。

3つ目にですね、大宮さんの方から出た「人×制度」という話がありましたけれども、人事制度も絡むかもしれませんが、もしかしたら社内の文化かもしれませんけれども、どういう組織であればすぐれたプロダクトを生み出しやすいのか、という組織面の話もありました。

この3つ、そもそも優れたプロダクトを生み出すための考え方という話と、その優れたプロダクトを生み出すためのプロセスのあり方という実務的な面と、あとはそれを組み立てるための、特に経営者の皆さん方多いので、組織はどうあるべきかという、その3つでここの話はぜひ聞いてみたいというのを。それぞれ考え方、プロセス面、開発プロセス面、それぞれ手を挙げていただければ。

じゃあ、そもそもの、すぐれたプロダクトを生み出すための考え方という点についてディスカッションを聞いてみたいなっていう方、手を挙げていただければ。

(会場挙手)

はい、1番多かったのは、開発のプロセス面。これ4名の方の話を聞いていても1番僕のメモも多いんですけれども、「柱を立てて、やらないことを決める」というのも、ひとつ開発のプロセスの中での考え方ですし。

大宮さんも「まずやろうぜ」って話から生まれたっていうのは、全く同じようなことをやっていたと思うんですが、優れたプロダクトを生み出すための開発のプロセスのあり方は、ぜひそれぞれの工夫をしていることですとか、今出た話以外に工夫されていること、気にされていること、考え方などあったらぜひシェアさせていただきたいんですけども。