輪行マイスターに聞く、パーフェクト輪行講座Part2
輪行袋の選び方&エンド金具の付け方編

輪行マイスターに聞く、完璧な輪行のやり方 #2/5

「輪行」。それは、自転車の可能性を広げる至高のテクニックです。輪行とは、公共交通機関を利用して自転車を運ぶ行為のことを指します。日本では、自転車を分解して専用の袋に収納することで、鉄道会社などで輪行が認められています。遠くのサイクリングスポットに自走して行かずに済んだり、もしくは遠くへ走りに行って、帰りは電車で帰ってきたり。輪行をマスターすることによって自転車の行動範囲は格段に広がります。そこで今回は、自転車系YouTuberのけんたさんが、自称輪行マイスターの岩田さんに、完璧な輪行のやり方をレクチャーしてもらいます! これであなたも輪行マイスターになれること間違いなし! 前回はこちら

輪行袋の選び方

けんたさん:いよいよじゃあ、輪行袋に入れていくっていう感じですよね。

岩田氏(以下、岩田):そうですね。

けんたさん:ちなみに輪行袋は、何かおすすめとかあるんですか?

岩田:輪行袋はですね、縦型。

けんたさん:縦型?

岩田:縦型。前後輪を外して縦型に収納するタイプで、中に仕切りとかいりません。巾着だけ。巾着タイプ。

けんたさん:へえー。

岩田:もうそれの一択。

けんたさん:僕、仕切りついてるやつです。

岩田:仕切りついてると、上側しか固定しないですよね。

けんたさん:そうそう。

岩田:下側はガサガサする。すぐずれるんですよね。

けんたさん:そうです。そうなんですよ。僕が使ってるのが、今、ホイールを入れる仕切りが2つあって。その真ん中にフレームを入れるタイプです。あれじゃなくていい、と。

岩田:そう。

けんたさん:これはなんていうメーカーですか? ちなみに。

岩田:これはね。GUEEっていうメーカーの。

けんたさん:グイー。

岩田:縦型の輪行袋。ジッパーのもう1つあんまりよくないのが、ジッパーは噛むかもしれない。

けんたさん:そう。めっちゃ噛むんですよ、僕の。

岩田:巾着だと紐がついてるんですよね。その紐で、電車の手すりにそのまんまつけられる。

けんたさん:へえー。じゃあジッパーじゃない巾着タイプで、かつ仕切りがない、縦型のやつ。

岩田:そう。それが1番シンプル。

けんたさん:解決しましたね、みなさん(笑)。わかりました。じゃあさっそくちょっと、輪行の手順を。

岩田:はい。

立ち位置とフレームカバーの付け方

けんたさん:いいですかね。そしたら、やっていきましょう。

けんたさん:僕のいる位置が。

岩田:そこから作業をする。そのとき目線が重要で、必ず「ハンドルが右側」と覚えてください。

けんたさん:ハンドルが右側にくるように。

岩田:まず1番最初に、フレームカバーをつけます。フレームカバーってね、別売りで買うと、3枚セットとか、4枚セットで売ってるんですけど。1枚で十分です。

けんたさん:1枚で十分。

岩田:たくさんあるといろんなところ巻きたくなるじゃないですか。大切なカーボンフレームに傷がついたらいやだと。でも実際傷がつくのって、このへんだけです。

けんたさん:あれですか? スプロケがこう……当たったりとか?

岩田:そうそう。車輪の中心に、このへんだけなんですよね。このへん傷がつきますか? と。こういうとこって。

けんたさん:それはつかないですよね。

岩田:これね、タイヤが当たってるんで。パンクしない限り、ついてもゴムの汚れだけです。

けんたさん:なるほど。

岩田:だからこんなところ巻く必要はまったくないです。巻かないといけないのは、このシートチューブとトップチューブの交点だけです。この角に巻きます。

けんたさん:これで1枚でいけますもんね。

岩田:1枚です。3枚も4枚も持っていく必要はありません。1枚で十分です。

エンド金具の取り付け方

岩田:スプロケットですね。これにカバーかぶせるんですが、先にクイックレバーを外しておいてください。あとでエンド金具をつけるのに使います。

けんたさん:そうですね。

岩田:そして、エンド金具を買うとクイックレバーもついてたりするんですけど、これってさっき外したものと寸法がまったくいっしょなんですよね。だからわざわざ持ち歩く必要はないです。

けんたさん:エンド金具用に、もう1個これ買わなくていいってことですよね。

岩田:そうそう。走ってるときは使いませんから、これを使えばいいと。……じゃあエンド金具をつけます。

けんたさん:はい。

岩田:エンド金具を普通につけると、先にこう組み立てといて、ここにカチャッとはめるんですけど。

岩田:普通にアウタートップだと、チェーンステーにチェーンが当たってるんですよね。傷がつくんですよ。

岩田:傷がつくので、このチェーンをここに通しちゃいましょう。

けんたさん:ん? どこに通すんですか? あ、ここに?

なるほどね。

岩田:通すためには、ちょっと1回外しておいて。

けんたさん:はい。ちょっと片方だけ外しておいて。

岩田:そして、このへんに通すんですよね。

けんたさん:なるほど! そうすれば。

岩田:そうそう。それで、ツル巻バネの向きも間違えないように。細いほうが内側です。

けんたさん:細いほうが内側。

岩田:はい。そして、軽くしめときます。

けんたさん:はい。

岩田:この状態で1番長いところを持って、まっすぐ引きます。

けんたさん:お、これなら傷もつかない。

岩田:すると、車輪がはまったような感じになります。

岩田:ただ、これ、手離すとすぐゆるむんですよ。

けんたさん:そうですね。

岩田:チェーンで引っ張ってますから。これをゆるまないように手で押さえながら、ナットを調整して、ちょうどいい強さで、クイックレバーを……しめる。

けんたさん:向きはここがいいですね、やっぱり。

岩田:チェーンステーとだいたい一直線。

けんたさん:はあ、なるほど。

岩田:はい。もうひと工夫。これね、よく立ちごけして変速機が壊れたっていう人がいるんですけど。あれ原因は、ここが当たるんですよね、倒れたときに。

岩田:このラインの3点にディレイラーがいるんですよね。そうならないように、変速機をちょっと動かします。

けんたさん:この状態で動かすんですか。なるほど。

岩田:そうそう。そうすると、倒れたときって、ここが当たるんですよね。

岩田:ここは当たらないんですよ。そうすると、ディレイラーは曲がらない。

けんたさん:曲がらないってことですね。

岩田:記念撮影とかしてるときに、アウタートップで写真撮ったりするほうがきれいじゃないですか。

けんたさん:僕そうしてます。

岩田:でもそのとき倒れたら……1番最悪なことになると(笑)。

けんたさん:そうですね。めにゃってなっちゃいますよね(笑)。しかもまわしても……。

岩田:まわります。

けんたさん:うわ……知らなかった(笑)。まじか。

岩田:1番最後まで、ローギアまでいっておきましょう。そして、スプロケットカバーをかぶせると。クイックレバーがないほうがすっきりはまります。クイックレバーはわりとはみ出しているので。このほうがすっきりはまります。

この状態で今、ハンドルが向かって右側にあるので、左に90度こかします。

岩田:こかすと、ちょうどエンド金具が、垂直くらいがちょうどいいので。いまこれちょっと傾いてる。ちょっと傾いているので、いちいちゆるめなくて、ちょっとグイッと。

けんたさん:ちょっと調節してあげると。そして、また倒してあげると……。

岩田:ピタッと立つと。

けんたさん:すげえや。なるほどねー。

ペダルの正しい位置は?

岩田:この状態で、車輪でフレームを挟みます。

けんたさん:はい。

岩田:このときまた重要なことがありまして。ペダルの位置はどこにしましょうか?

けんたさん:ペダルの位置ですよね……僕、まさにこれに近い状態。というのも、こうだと、なんて言うんでしょう、張っちゃうじゃないですか。

岩田:そうですね、この状態が1番よくないですね。これと、この逆。袋の外のラインが、変速機からこうきてここにくると飛び出します。

けんたさん:そうですよね。

岩田:さらに反対のペダルを……こんなようにキュッキュッと……(笑)。

けんたさん:なるほど。

岩田:こう入れないといけないので、よろしくない。ガチャガチャすると。それで、こっちはなんでだめか。輪行袋に収納したときは、自転車の左側を持ちます。

けんたさん:痛い痛い(笑)。

岩田:こっちは? ひろい。

けんたさん:ひろいですね。そういうことだったんですね。

岩田:ということで、こっちですね。

けんたさん:これは……マイスターなだけのことはあるな(笑)。さすがですね。

ハンドルはどっちに倒す?

岩田:これで挟むんですけど、もう1つ向きが重要なものがありまして。

けんたさん:はい。

岩田:ハンドルはどっちに倒しますか?

けんたさん:ああ……っていうことだと多分こっち。いわば、岩田さん向き? なのかな。ようは、担ぐときがいい……ハンドルが邪魔にならない向き?

岩田:今まっすぐですよね。こっちに倒しますよ。

けんたさん:こっちに倒す。

岩田:バランス悪いなあ。

けんたさん:ああ、倒れちゃう。

岩田:じゃあ反対は?

けんたさん:倒れない(笑)。すげえ。

岩田:なんででしょう。

けんたさん:これ(チェーンリング)のせいでしょ?

岩田:そう、こっちの方が重いですよね、自転車って。

けんたさん:まじか、なるほどね……。

岩田:どっちが立てやすいですか? って言ったら、バランスがいい方が立てやすい。だからこっち。それで、さっきの質問にはひっかけがあって、なんか体側って邪魔な気がするじゃないですか。でもそんなに邪魔じゃないんですよね。

けんたさん:本当だ。

岩田:そんな邪魔じゃないんですよ。

けんたさん:意外に、そうですね。

岩田:そうそう。逆に反対にしたほうがすごい困ることがあって。

けんたさん:はい。

岩田:担ぐでしょ? よく、大きい荷物持ったときに壁に当たったりしません?

けんたさん:します、します。

岩田:これまさにその状態。

けんたさん:ああ、いわゆるハンドルがガチャガチャ当たっちゃうっていう。

岩田:そうそう。自分の幅より右に出てるんで、まっすぐ歩いていくつもりで、右側の柱にぶつかったりとか。最悪人にぶつかっちゃう。あれ!? みたいな。しかも自分の後ろのぜんぜん見えないところで。これはすごく危ない。すごく危ないので、こっち側。

けんたさん:そのほうがぜんぜんいいですね。体のラインに沿ってハンドルがきてるし。

岩田:1番出っ張りの少ない持ち方になってます。

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