30社から40社ほどエントリー

水谷健彦氏(以下、水谷):就職活動では、キャビンアテンダント(以下、CA)を強く志望していたってことだよね。

CA内定者(以下、内定者):はい。

水谷:就職活動としては、何社エントリーしたの?

内定者:エントリーは、いろんな業界にしていて……30社から40社ぐらいです。

水谷:それぐらいの数は、エントリーしていたんだ。

内定者:はい、エントリーしていました。

水谷:実際に、エントリーシート出したのは何社ぐらい?

内定者:出したのは、20社ぐらい……でした。

水谷:CAの企業に出したのは、何社?

内定者:3社です。

水谷:3社ね。

内定者:はい。

水谷:3社出して、内定が出たのは?

内定者:1社です。

1次面接は「結論を出さずに、ただ話してください」

水谷:1社ね。内定が出た航空会社の話なんだけど、面接は何回あった?

内定者:3回ですね。

水谷:面接は3回。

内定者:はい、3回です。

水谷:最初の面接の時期は、いつ頃?

内定者:最初の面接は、4月中旬でした。

水谷:4月中旬。面接は、学生と面接官の1対1?

内定者:学生5人に対して、面接官2人でした。グループディスカッションが30分あって、そのあと、学生1人につき2問ぐらい質問をされました。

水谷:なるほどね。計1時間ぐらい?

内定者:40分ぐらいですかね。

水谷:40分。

内定者:はい。それが1次面接でした。

水谷:なるほどね。最初のグループディスカッションは、どんなことをテーマに議論したの?

内定者:「辛いと思うこと・楽しいと思うことの、どちらを先にしますか?」がテーマでした。「結論は出さなくていいから、ただ話して」と言われました。私は友達といるときもよく喋るので、グループディスカッションでもとにかく喋っていました。

水谷:それが1次面接だったんだ。

内定者:はい。

2次面接は「私の隣にいる面接官を褒めてください」

水谷:その次が2次面接だよね。1次面接から、どれぐらい期間が空いていたの?

内定者:10日か2週間ぐらいでした。

水谷:けっこう空くね。

内定者:そうですね。

水谷:2次面接はどんな内容だったの?

内定者:2次面接は学生が3人でした。それに対して、面接官はお2人いらっしゃって。

水谷:どんなことを聞かれるの?

内定者:志望動機を、直接は聞かれませんでした。学生の考え方を聞くような質問をされました。例えば「日頃気を付けていることはなんですか?」「私の隣にいる面接官を褒めてください」とか。会社への興味や志望度より、私たち自身を見ているようでした。

水谷:なるほどね。「隣の面接官を褒めてください」って言われたときはどうしたの?

内定者:面接が始まる前に、その面接官の方が私たちのところへ来てくださったんです。待っている私たちに「深呼吸・深呼吸・深呼吸!」と言ってくださって。そのおかげですごくリラックスできたので、そういうところが「本当に優しくて素敵な方だな」と感じていました。

そのことと、志望動機を聞かれなかった分、自分からアピールしなきゃ! という思いがあったので。「このような優しい方が社員として働かれている御社は、本当にすばらしい会社だなと、本日の選考を通して感じました」と答えました。

水谷:うまくアピールを入れるね!

内定者:入れました!