『えんとつ町のプペル』発売後の反響

西野亮廣氏(以下、西野):間に合った!

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):おめでとうございます。

西野:いえいえいえ。ありがとうございます。ようやく出ましたよ。

山口トンボ氏(以下、トンボ):ついに発売! おめでとうございます。

西野:ありがとうございます。『えんとつ町のプペル』。

のぶみ:すごーいよね。トンボさん、これ今どうなってますか?

トンボ:Amazonランキング、カテゴリー別ではもちろん1位!

西野:やったなぁ。

のぶみ:これ1位って、すごいことなんだよ! 総合でも1位になったんですよね?

トンボ:そうですよね。

西野:ありがたいなぁ。

のぶみ:『アメトーーク!』の2日後くらいですか。総合で1位になったのは。

西野:そうです。そうです。

のぶみ:うわぁ、きたー。

トンボ:すばらしい。

のぶみ:何て言われてます? 観た人から。

西野に嫉妬しているのは絵描きの卵?

西野:評判はいいのと……あとは絵描きの嫉妬ですね。

のぶみ:あぁ〜。

西野:絵描きの卵の人の嫉妬です。

トンボ:なるほど、それは具体的はどういう?

西野:例えば俺、「これ誰なんかなぁ……」と思ってるんですよ。要は、「『えんとつ町のプペル』はゴーストライターがいる!」「西野が書いてないらしい!」みたいな。

トンボ:あ〜、はいはい。

西野:これ言ってるの、誰なんかなとか思って、気になって調べていったら、やっぱり全員絵描きですね。

トンボ:すげぇ(笑)。おもしろいですね(笑)。

西野:ことごとく絵描きですね。若手の絵描き。

のぶみ:実は、絵のうまい人はいっぱいるんですよ。だけど、絵がうまくても上にいけないんですよね。アイデアがないと、うまく生きていけないんですよ。

西野:実は漫画家の人とかも……。

トンボ:そういうことで始まった絵本なんですよね。

西野:そういうことです! そもそも! そういうことで始まった絵本なんです。「1人で作らないよ」と言って、分業制で作るという話をしたんですけど。

トンボ:そうですよね。

西野:そういうことをやったんですけど。

のぶみ:それはもうお手の物ですよね。そういう人の扱いは(笑)。

西野:それはちゃんとリツイートするし、そういう人がいてくれたほうが広がるから、いてくれたほうがいいんですけど。

トンボ:そうだよね。

大人が泣ける名シーン

のぶみ:すごいですよ。これ特色って、印刷で4色分解で出ない色を足す場合があるんですけども、特色もすごく使われてそうですよね。

西野:実は、蛍光ピンクを入れてるんですよ。星空のところでピンクが綺麗に出るみたいな。どこだっけな? 星空とか、もうオチを言っちゃてるんですけど。結局、星空へ行く話なんですけど。もうちょっと手前かな。

トンボ:あ〜!

のぶみ:ここね!

西野:こことかは、銀河っぽいところは意外とピンクが効いてくるみたいな。

のぶみ:ここで見開きにするのを我慢してたっていうのがね。

西野:あ〜、我慢してた、我慢してた。

のぶみ:なんかこれが顔に見えるって言ってた人もいましたね。

西野:そうですね。笑ってる顔ね。

のぶみ:僕これ、自分の子供に読み聞かせたんですよ。

西野:え〜!

のぶみ:あんちゃんって言うんだけど。あんちゃんはもう0歳児くらいから、本当にすごい量の絵本を読んでる子供なんですよ(笑)。

西野:すごいなぁ。そっか、のぶみさんの作品全部読んでるから。

のぶみ:でもすごい見てました。つまんないとどっか行っちゃう子だから、「これ大丈夫なんだ」って思いましたね。

西野:へ〜。

のぶみ:西野さんが、「これを読み聞かせると長い」って言ってたけど、けっこう最後のほうになるとテンポが良くなってくるんですよ。ぽんぽん、ぽんぽん。だから、すごくこうやって(覗き込んで)見てましたね。

西野:どうなるかなぁ。

のぶみ:「映画みたい」って言ってた。それでここらへんで泣きそうになるんですよ。読んでると泣きそうになるの。これ、「泣いた」っていうお母さんがいたら、コメントで書き込んでください。

西野:ありがたいなぁ。

のぶみ:よくできてるわ。

トンボ:すごいですよね、雲がボワっと。

「えんとつ町のプペル展」の全国開催

西野:いや、でもここからですよ。

のぶみ:もう、これは間違いないんじゃないですか?

西野:いやぁ、どうでしょう! ここからですね!

のぶみ:ここから!?

西野:ここから次、何を仕掛けるかみたいな。

のぶみ:だけど僕、去年、『ママがおばけになっちゃった』がものすごく売れすぎて、いつも20万とかで引き受けてる講演会とかワークショップを、「5万で引き受けます」って言っちゃったんですよ。

それで土日バーッと入ったんですよ。と思ったら、その直後から売れ出して、なんで入れてしまったんだっていうくらい(笑)。あとでスケジュールが死ぬ感じになりましたよね。西野さんもインタビューとかすごく来ると思いますけどね。

西野:そうですよね〜。しかもムズイのが、コンビなので、土日をあまり押さえすぎちゃうと、梶原が活動できなくなるというところもあるので。そこは見てですけど。

のぶみ:だって「プペル展」がもうすごく入ってるじゃないですか? どのくらい入ったんですか?

西野:人ですか?

のぶみ:開催する場所の数。

西野:そういうことですね。全国ですね。20、30ヶ所やるんじゃないですかね。

トンボ:あれ行かないとダメですよね?

のぶみ:行くんですよね?

西野:行きます、行きます。だから全国20、30ヶ所は絶対に回るっていう。

のぶみ:もう完全にバンドですよね(笑)。

西野:いや、そうですよね〜。どうなるかなぁ。