ついに牛久大仏の中へ
スタッフ:お待たせいたしました。1分間暗くなりますね。こちらは「無明」と言いまして、お話を聞いていただくところです。お話が終わりましたら正面の扉が開きますから、前を見てお待ちください。
(まず、真っ暗な中で心を無にするそうです)
アナウンス:この空間は、私たちの目が欲望に覆われている闇を〜(中略)私たちは浄土に往生することが決まるのです。
スタッフ:はいどうぞ、前に進んでいただきます。
ご参拝いただきまして、前へ進んでいただきます。矢印の方へどうぞ。お二階よりエレベーターになります。
レオナ:ラテン人はこういう霊的な、神秘的なのダメなんだよな……。
フローリ:人間の手かと思ったけど、大仏のやったんやな。
フローリ:この窓から超遠くまで見えるで。近づくと地面も見える。
レオナ:お家に帰りたい……。
高い所から景色見ても面白くねぇよ(レオは高所恐怖症)。
フローリ:(笑)、あんま近くで見んほうがええで。
レオナ:これ以上近づいたらアカンて。
フローリ:ちょっと試してみるか? 無理かいな。もし見たら、どうなるん?
レオナ:ゲロるに決まってんだろ。
フローリ:マジかいな。靴に吐かれたらたまらん。そうとうビビリやな(笑)。
レオナ:なにこれ?
フローリ:全部仏像? こういうのムリやわ一。
レオナ:ちょっと待って、名前が書かれてあるわ。もしかしてお墓?
フローリ:寄付した人の名前ちゃう?
レオナ:大仏の中はとても美しかったわ。
フローリ:“印象的”って言葉がぴったりやな。
レオナ:でもちょっと怖かったわ。
フローリ:ウチもや。とくに最後のほうでな。最初は外の景色とか見てウチ的にはよかったんやけど、 高所恐怖症のレオには地獄やな。素敵な所やったわ。 天気が曇りだったのが悔やまれるけどな。いつもなら富士山やスカイツリーが見れたんやで。世界観には圧倒されたわ。
レオナ:とにかく本当にきれいでおもしろい所だったわよ。ここは本当に日本でもディープな場所ね。
フローリ:だからみんな来てみて。
レオナ:日本に来たらぜひ寄ってみて。
フローリ:見る価値はあると思うで。
つづく